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七十七話 【学園再開まで】
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何を血迷って首輪など買ってきたのだろうか。
最初は首輪を付けた状態で外になど恥ずかしくて出られない!
と思っていたのだが、よくよく冷静になって考えてみると、
チョーカーの様にお洒落アイテムだと思えば別に不思議な事ではないではないか!
ウルエはそう思い込み、首輪の事は気にしないようにした。
実際にベアデたちに会った際にウルエがこういうと――
「みてみて!この首輪お洒落でしょ?」
「く、首輪!?そ、そうだねぇ、お洒落だねぇ……」
「よ、良いと思いますよ」
「……ウルエ、頑張れよ」
と言った声を掛けられ、ウルエは満足そうにその場を去っていった。
この反応は明らかに正常とは言えないもので、皆ウルエを傷つけない様に気を使っているのだ。
当の本人は気を使われているなど思っても居ないため、
本当に首輪の事をお洒落だと褒めてくれたと勘違いしている。
……本人がそれで幸せならそれでも良いのだろう。
それにしてもこの少年、まだ十歳なのにも関わらずアクセサリーを身に着け過ぎではないか。
首輪、ネックレス、複数の指輪……すこしチャラチャラとしていて将来が心配だ。
それに、悪い大人に目を付けられないか不安だ。
と言っても魔王城で育った彼を倒せる人間などそうそういないだろうが。
「お姉ちゃん、なにしてるの?」
特に目的も無く、魔王城の周辺をぶらぶらと散歩していると、
何やら遠くを見て手のひらを向けているフェルの姿が目に入り、
不思議に思ったウルエは声を掛けた。
「身の程知らずがこちらを覗いているからちょっと懲らしめてあげていたところよ」
「え、怖い、誰がそんな事してたの?」
四六時中あらゆる人物から監視を受けているウルエからすれば
誰かに覗かれているなど気にもならない程度の事だったのだが、
怪しまれない様に此処はごく普通の反応をフェルに見せる。
「分からないわ、だけどもう怖がらなくても大丈夫よ……きっと今頃は――」
フェルが先ほど言ったように此方を覗いていた輩は今ひどい目にあっている。
魔法で強化されていた目が潰れ、そこからワーム型の魔物が溢れんばかりに飛び出し、
外側から輩の身体を喰いちぎり、内側に潜入にして彼方此方から皮膚を破ったりしている。
やられている本人は目が潰され、激痛と共に命を落としている為、
何がどうなっているのかは分からないが、傍から見ると、
その光景はまさに地獄絵図。
今回その輩の周りには数人の人影があったのだが、
仲間を助けようとはせずに一目散に彼を見捨てて姿を消していた。
魔王城、魔王関連に手を出すと如何にあうのか身に染みて分かっただろう。
「そうなんだ、流石お姉ちゃんだね!安心安心!!」
フェルが何かをしたことは感じているウルエだったが、
まさかそんな地獄の様な事になっているとは知る由もないウルエは、
無垢な笑顔を浮かべる。
その笑顔を見たフェルは一瞬気を失いそうになったが、
はっと我に返ってウルエの事を抱きしめる。
「ああ、可愛い可愛い可愛い!!
どうしてそんなに可愛いのかしら!!今すぐ食べちゃいたいぐらいよ!」
「え」
この姉が食べてしまいたいと言うと本気で喰われてしまうのではないかと
思わず身構えてしまうウルエ。
「ほら食べちゃうぞ!!あむ」
「!?!?!?!?!?」
耳を甘噛みされ、全身に電流が走ったかのように体をビクリと震わせる。
耳を噛まれているだけで全身の力が抜けて行き、
抵抗しようにも抵抗できずにウルエは只々フェルの悪戯を虚ろな目になりながらも
必死に耐えるのであった。
そんな平和な日々が続きあっと言う間に一か月が経った。
フェルが仕入れてくれた情報ではあと五日で学園が再開するらしい。
学園は崩壊しているらしいのだが、復旧が急ピッチで進められており、
今ではもう元通りになっているらしい。
予想よりも早い復旧にフェルは再び学園を壊してやろうかと思ったが、
もう十分にウルエと触れ合う事が出来たので今回は見逃すことにした。
まだ五日もあると言うのにウルエは今からそわそわとしており、落ち着きがない。
それも仕方がないだろう、一か月ぶりに友達と会うのだから、
多少緊張してもおかしくはない。
それに、首輪というアクセサリーもおまけで付いているのだから。
魔王と大魔王はウルエから五日後に学園が再開すると聞き、
何かサプライズでも出来ないかと悪魔たちを集めて考えてたりする。
最初は首輪を付けた状態で外になど恥ずかしくて出られない!
と思っていたのだが、よくよく冷静になって考えてみると、
チョーカーの様にお洒落アイテムだと思えば別に不思議な事ではないではないか!
ウルエはそう思い込み、首輪の事は気にしないようにした。
実際にベアデたちに会った際にウルエがこういうと――
「みてみて!この首輪お洒落でしょ?」
「く、首輪!?そ、そうだねぇ、お洒落だねぇ……」
「よ、良いと思いますよ」
「……ウルエ、頑張れよ」
と言った声を掛けられ、ウルエは満足そうにその場を去っていった。
この反応は明らかに正常とは言えないもので、皆ウルエを傷つけない様に気を使っているのだ。
当の本人は気を使われているなど思っても居ないため、
本当に首輪の事をお洒落だと褒めてくれたと勘違いしている。
……本人がそれで幸せならそれでも良いのだろう。
それにしてもこの少年、まだ十歳なのにも関わらずアクセサリーを身に着け過ぎではないか。
首輪、ネックレス、複数の指輪……すこしチャラチャラとしていて将来が心配だ。
それに、悪い大人に目を付けられないか不安だ。
と言っても魔王城で育った彼を倒せる人間などそうそういないだろうが。
「お姉ちゃん、なにしてるの?」
特に目的も無く、魔王城の周辺をぶらぶらと散歩していると、
何やら遠くを見て手のひらを向けているフェルの姿が目に入り、
不思議に思ったウルエは声を掛けた。
「身の程知らずがこちらを覗いているからちょっと懲らしめてあげていたところよ」
「え、怖い、誰がそんな事してたの?」
四六時中あらゆる人物から監視を受けているウルエからすれば
誰かに覗かれているなど気にもならない程度の事だったのだが、
怪しまれない様に此処はごく普通の反応をフェルに見せる。
「分からないわ、だけどもう怖がらなくても大丈夫よ……きっと今頃は――」
フェルが先ほど言ったように此方を覗いていた輩は今ひどい目にあっている。
魔法で強化されていた目が潰れ、そこからワーム型の魔物が溢れんばかりに飛び出し、
外側から輩の身体を喰いちぎり、内側に潜入にして彼方此方から皮膚を破ったりしている。
やられている本人は目が潰され、激痛と共に命を落としている為、
何がどうなっているのかは分からないが、傍から見ると、
その光景はまさに地獄絵図。
今回その輩の周りには数人の人影があったのだが、
仲間を助けようとはせずに一目散に彼を見捨てて姿を消していた。
魔王城、魔王関連に手を出すと如何にあうのか身に染みて分かっただろう。
「そうなんだ、流石お姉ちゃんだね!安心安心!!」
フェルが何かをしたことは感じているウルエだったが、
まさかそんな地獄の様な事になっているとは知る由もないウルエは、
無垢な笑顔を浮かべる。
その笑顔を見たフェルは一瞬気を失いそうになったが、
はっと我に返ってウルエの事を抱きしめる。
「ああ、可愛い可愛い可愛い!!
どうしてそんなに可愛いのかしら!!今すぐ食べちゃいたいぐらいよ!」
「え」
この姉が食べてしまいたいと言うと本気で喰われてしまうのではないかと
思わず身構えてしまうウルエ。
「ほら食べちゃうぞ!!あむ」
「!?!?!?!?!?」
耳を甘噛みされ、全身に電流が走ったかのように体をビクリと震わせる。
耳を噛まれているだけで全身の力が抜けて行き、
抵抗しようにも抵抗できずにウルエは只々フェルの悪戯を虚ろな目になりながらも
必死に耐えるのであった。
そんな平和な日々が続きあっと言う間に一か月が経った。
フェルが仕入れてくれた情報ではあと五日で学園が再開するらしい。
学園は崩壊しているらしいのだが、復旧が急ピッチで進められており、
今ではもう元通りになっているらしい。
予想よりも早い復旧にフェルは再び学園を壊してやろうかと思ったが、
もう十分にウルエと触れ合う事が出来たので今回は見逃すことにした。
まだ五日もあると言うのにウルエは今からそわそわとしており、落ち着きがない。
それも仕方がないだろう、一か月ぶりに友達と会うのだから、
多少緊張してもおかしくはない。
それに、首輪というアクセサリーもおまけで付いているのだから。
魔王と大魔王はウルエから五日後に学園が再開すると聞き、
何かサプライズでも出来ないかと悪魔たちを集めて考えてたりする。
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