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5章 ミゼリア王国編
始まる戦い
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さて
準備はした
「ウルナ、頼んだよ、合図をしたらよろしくね」
「わかったのじゃ、それにしても本当にやるのか?」
「ん?やるよ、その方が楽しそうだろ?」
ウルナが呆れな顔をする。
まぁこれからやる事はなぁ…
ぶっちゃけやる必要なんてない。
無駄な事だ、だが必要かもしれない、だからやる。
「る、ルリちゃんも…やっていいの…?」
「いいぞ、ギリギリまでやると思うし」
俺とセルフィはやる気満々だしな。
「3人で何分持つと思う?」
「30~40分位かと」
「じゃあ1時間位は頑張るか」
前回出会った時は30分位だったしな。
今回は3人とも全力で最初からやる訳だし。
楽しみだ、勇者と戦うのが。
――――――――――――――――――――
いつこの悪夢は終わる。
いつ誰が僕を殺してくれる。
早く終わらせてくれ…眠らせてくれ……
もう戦いたくないんだ…僕は…こんな事の為に力をつけたんじゃない…
リリカ…ビリル…ウォード…すまない…
こんな不甲斐ない僕で…必ず僕もそっちへ行く…
天国に行けるかは分からないけど…君たちの所へ…
行きたいなぁ…
誰かが来た…
3人いる。
前に会った少年たちだ…逃げるんだ…逃げてくれ…
僕はもう…誰も傷つけたくないんだ…
早く…殺してくれ…
―――――――――――――――――――――――
正面から城に入るとすぐに目にする光景。
所々にある死体…磔にされている5人…あれがおそらく王族だろう…。
そこにいる勇者と…おそらくあれが大臣か…。
「お前達は誰じゃ、ガキがこんな所にまで来おって」
「バーンレシア様を探しているんだろう?」
この一言で大臣が反応する。
振り向き、気色の悪い笑顔をこちらに向けてくる。
「どこじゃ…何処にいる!!場所を教えろ!代わりに命は助けてやろう」
テンプレだな…
「言うわけないだろ、アホが」
「ありえませんね」
「ねぇな!そんな事より早く戦おうぜ!」
ルリが待ちきれてないな…
「くっ…ワシをバカにするなぁァ!やれ!勇者!」
その言葉を合図に、始まろうとする戦い
「じゃあ…こっちも…やりますか」
あぁ…わかる…
絶対に楽しい、さぁ…始めようか!!
意味の無い!ただの殺し合いを!!
「覚醒」
セルフィが1歩踏み出し
「解放」
ルリが己の大剣を2本構え
「時の加速」
俺の新しいスキルが展開される
そうしてぶつかり合う4つの影
カウントが始まった
残り時間60分
準備はした
「ウルナ、頼んだよ、合図をしたらよろしくね」
「わかったのじゃ、それにしても本当にやるのか?」
「ん?やるよ、その方が楽しそうだろ?」
ウルナが呆れな顔をする。
まぁこれからやる事はなぁ…
ぶっちゃけやる必要なんてない。
無駄な事だ、だが必要かもしれない、だからやる。
「る、ルリちゃんも…やっていいの…?」
「いいぞ、ギリギリまでやると思うし」
俺とセルフィはやる気満々だしな。
「3人で何分持つと思う?」
「30~40分位かと」
「じゃあ1時間位は頑張るか」
前回出会った時は30分位だったしな。
今回は3人とも全力で最初からやる訳だし。
楽しみだ、勇者と戦うのが。
――――――――――――――――――――
いつこの悪夢は終わる。
いつ誰が僕を殺してくれる。
早く終わらせてくれ…眠らせてくれ……
もう戦いたくないんだ…僕は…こんな事の為に力をつけたんじゃない…
リリカ…ビリル…ウォード…すまない…
こんな不甲斐ない僕で…必ず僕もそっちへ行く…
天国に行けるかは分からないけど…君たちの所へ…
行きたいなぁ…
誰かが来た…
3人いる。
前に会った少年たちだ…逃げるんだ…逃げてくれ…
僕はもう…誰も傷つけたくないんだ…
早く…殺してくれ…
―――――――――――――――――――――――
正面から城に入るとすぐに目にする光景。
所々にある死体…磔にされている5人…あれがおそらく王族だろう…。
そこにいる勇者と…おそらくあれが大臣か…。
「お前達は誰じゃ、ガキがこんな所にまで来おって」
「バーンレシア様を探しているんだろう?」
この一言で大臣が反応する。
振り向き、気色の悪い笑顔をこちらに向けてくる。
「どこじゃ…何処にいる!!場所を教えろ!代わりに命は助けてやろう」
テンプレだな…
「言うわけないだろ、アホが」
「ありえませんね」
「ねぇな!そんな事より早く戦おうぜ!」
ルリが待ちきれてないな…
「くっ…ワシをバカにするなぁァ!やれ!勇者!」
その言葉を合図に、始まろうとする戦い
「じゃあ…こっちも…やりますか」
あぁ…わかる…
絶対に楽しい、さぁ…始めようか!!
意味の無い!ただの殺し合いを!!
「覚醒」
セルフィが1歩踏み出し
「解放」
ルリが己の大剣を2本構え
「時の加速」
俺の新しいスキルが展開される
そうしてぶつかり合う4つの影
カウントが始まった
残り時間60分
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