自重を忘れた転生者ネットショップで世界の危機を救う

あかさたな

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商業ギルドと交渉

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 ジルさん達が帰ってきたから三日がたった。今は談話室でパリスから報告を受けていた。



「商業国のリーダの救出無事成功いたしました」



  よかった。失敗したら大問題になる所だったからな



「フゥ~ 僕は力を抜いて体制を崩した。成功してなによりだ。実行部隊には、なにか褒美を渡さないとな」



「はい。早くて今日の夕方、遅くても明日には帰還しますので、その時にお願いします」



「わかった」



「商人の引き抜きの件ですが、リストに載った最優先の人材は、全て引き抜きに成功しました」



「そうか!! ご苦労様」



  フゥ~これで商店街を更にでかくできるな。



    僕は安堵し内心ものすごく喜んでいた



「商人はいつ頃つく?」



「三、四日後かと」



「わかった」



  商人のことはペックさんに任せるかな。そしてエルに手伝いをさせて、ゆくゆくはエルをトップに据えたいな



「では、報告は以上になりますので、帰って休ませていただきます」



「うん。お酒でも飲んでゆっくりとしてよ」



「は、ありがとうございます。この間頂いたお酒さっそくいただきます」



「うん。楽しんでね」



「はい。それでは失礼します」



  パリスはドアを開けて外に出ていった



  さて、ペックさんの所に行きますかね。僕は談話室を出てペックさんのお店に向かった。



「すいません。ペックさんいらっしゃいますか?」



  誰もいなかったので入り口からペックさんを呼んだ



「はい。あ、ユリス様どうなさいましたか?」



「後三、四日すれば商業国の商人が来ますので、その取りまとめ役をお願いしたいのですが?」



  ペックさんは少し考えると



「わかりました。引受させていただきます」



  と答えてくれた。



「後、エルを鍛えてやってくれませんか?」



  これは対価なしには難しいかな? と思っていると



「わかりました。お任せください。ユリス様としてはエル君に自分の右腕になって欲しいのですよね?」



  了承してもらっただけではなく目的も看破されてしまった。



「いや、バレましたか」



「これでも長年商人をやっておりますので」



「確かにそうですね。ではまとめ役とエルのことよろしくお願いします」



「はい。ユリス様にはあんなことがありながら稼がせて頂いてますので、全力で頑張らせていただきます」



  うん。たのもしい返事だな。僕はペックさんのお店を出ると、アリシア姉さんの所に顔をだした。



「姉さんいる?」



「どうしたユリス?」



「この街に商業ギルドを出すように説得に行くから、ついでに何か売るものないかと思って」



「なら、魔物の素材と、魔道具、属性魔石があるから売ってきてくれ」



「了解」



  僕は商品を受け取りアイテムボックスに仕舞いアストリアに転移した。



  裏道から人通りの多い表通りにでて商業ギルドを目指した。



  ドアを開けて入ると前回と同じくニアさんが受付をしておりニアさんの列に並んだ。



「お、ようやく来たね!!」



 ようやく来た? なんかあったけ?



「その顔は忘れてるやがったな。属性魔石の代金だよ」



「あ、そうだ。すっかり忘れてた」



「たく。ここじゃあ、あれだから商談室に行くぞ」



  ニアさんの案内で商談室に向かった。中に入りソファーに座るとニアさんがドアを開けて外に出てお金を持ってきてくれた。



「ほいよ。白金貨六五枚入っている。魔石としは過去最高額だとさ」



  ハァ~ 僕はあまりの金額に呆然としてしまった。



「それで今日来たのは、どんな用件だい?」



  ニアさんはわくわくしている様子だった。商人の勘が働いたのかな?



「実はこれらを売りに来たんです」



  そう言って僕はアイテムボックスから預かった商品をテーブルの上にだした。



「な、また、属性魔石を持ってくるなんて、、、」



「大丈夫ですか? ニアさん」



「これが大丈夫なように見えるかい?」



「すいません」



「この魔物素材一体どこで手に入れたんだい?」



「それはこれから話すことを、ニアさんが了承してくれたら話します」



「一体なんなんだい。その話てのは? 勿体ぶらず話してくれ」



  ニアさんはかなり焦れてる様子だ。焦らす話でもない話すかな。



「実はうちの領地に商業ギルドを出してほしいのです」



「え? ギルドをかい? それは即答できないね。利益が上がるかわからないし」



「ここにある品がもっとてに入るとしてもですか?」



「え?、、、」



 ニアさんは驚き固まってしまった



「ニアさん。大丈夫ですか?」



  僕が声をかけるとようやく正気に戻った



「本当なのかい?!! この品がもっと手に入るなんて」



  ニアさんは半信半疑と言った様子だ



「本当です。 今から視察に来られますか?」



「あ、あ頼むよ」



「わかりました。では、まずはこれらの品を買い取っていただけませんか?」



「ああ、属性魔石以外は構わないが、どうせなら全部オークションに出さないか? そのほうが金になるぞ?」



  マジか。姉さんからの預かり物だから少しでも高く売ったほうがいいよな。



「わかりました。全てオークションでお願いします」



 僕がそう答えるとニアさんは出品のため準備を始めてくれた。



 少し待つと準備が終わり、商業ギルドをでた



「どうやって領地まで行くんだい?」



「それはお楽しみです」



裏道に入ると僕はニアさんを連れて転移した。





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