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第三章:助力を求めて
困惑①
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フロアールと共に自分達の部屋に向かったルゥナは、部屋の前まで来てふと足を止める。
「ねえ、フロアール。少し外に行ってきてもいい?」
「え?」
扉に手をかけた格好で振り返ったフロアールが、小さく首をかしげた。
「外って……こんな時間に? もう暗くてよ?」
そう言いながら、眉根を寄せる。
「どうしてもとおっしゃるなら、サビエを呼んできて――」
すぐさま方向転換しようとしたフロアールを、ルゥナは慌てて引き留める。
「だいじょうぶ、ピシカもいるから。遠くには行かないよ。ちょっと一人になって外の空気を吸いたいだけなの」
「でも……」
「だいじょうぶ」
繰り返したルゥナの腕の中で、ピシカがしたり顔でにゃあと鳴く。フロアールはしげしげとルゥナとピシカを交互に見やり、やがて小さな息をついた。
「わかりました。でも……気を付けてくださいね?」
「うん。先に寝ててね?」
「あなたが戻ってくるまで起きていますわ。あんまり遅くなるようなら、サビエを捜しに行かせますから」
年下なのに心配してくれるフロアールが何となくくすぐったくて、ルゥナは小さく微笑んだ。じゃあねと声をかけて、階下につながる階段へと向かう。
宿から出てみると意外に月の明かりが強くて、周囲の様子はそれだけで充分に見て取れた。
グルリと宿の裏手に回り、辺りに誰もいないことを確認してルゥナは積んである木箱の一つに腰を下ろした。抱いていたピシカを膝の上に下ろすと、早速彼女はひげをヒクつかせて口を開く。
「あんたもさっさと寝なさいよ。アタシだって眠いわ」
「ごめんね、久し振りにお話したかったの。ずっと、みんなと一緒だったから……」
当然、道中は何をするにもルゥナとフロアールの傍には誰かしらが一緒にいた。万一はぐれたら捜すのに一苦労だし、獣が襲ってくる可能性もあったからだ。
「まったく、あんたってのんきよね」
つんけんしたピシカの声を耳で聞くのも久し振りで、なんだか懐かしい。思わず微笑んでしまったルゥナを、彼女は呆れ返った眼差しで見上げてくる。
「で、ホントにただのおしゃべりしたくて抜け出してきたわけじゃないんでしょうね」
半分はピシカの言葉通り、もう半分は違った。これでも、ルゥナも色々と考えてはいるのだ。
「えぇっと、エディ、何だかピリピリしてたね」
「当たり前でしょ、にっくい相手を背中にして遠ざかってるんだから」
「憎い……でも、マギクだよ?」
「もう、だから、あんたの知るあいつらとは違うの――って、何度言ったら判るのよ」
ギロリと金色の目で睨み上げられ、ルゥナは視線を逸らす。
「そうだけど……それは判ってるけど……何だか、あんなエディを見てると、悲しい」
普段は、まだいい。普段のエディは、ぶっきらぼうだけれどもルゥナやフロアールを気遣ってくれる。けれど、マギクや魔物の話題がチラリとでも出ると、途端に変わってしまう。触れたら火傷するのではないだろうかと思うほど、目に見えてまとう空気が変わるのだ。
そんな彼に、フロアールは呆れた視線を注ぎ、トールは折に触れてはっきりとした宥めの声をかけ、スクートは見て見ぬふりをし、サビエは軽口を叩いて気を紛らわせようとする。
ルゥナだけが、どんなふうにしたらいいのかが判らなかった。何か声をかけたい、何か手助けしたいと思いつつ、結局言葉が思い浮かばない。だから必然的に、彼を避けがちになる。目が合うととっさに逸らしてしまうことにエディが気付いているのは判っているけれど、ルゥナはいつもそうしてしまう。
「エディは、マギクが、『憎い』んだよね……憎いっていう気持ちが、わたしにはあんまりよく解からないよ」
ルゥナは唇を噛んで言う。
理解できないから、助けることもできない。
「あんたはソワレにがっつり守られていたもんね」
項垂れた彼女の耳に、ポツリとこぼしたピシカの声が入った。
「え……?」
膝の上の仔猫を見つめると、長いひげがひくひくと動く。
「普通に生きてたら、嫌いとか憎いとか、普通にあるよ。あんたは、ソワレがそういうのを見ずに済むようにしてくれてただけ」
淡々としたピシカの言葉がルゥナの胸をチクチクと刺す。
(ピシカの、言うとおりだ……)
きっとソワレには、ルゥナに見えていなかったものが見えていたのだろう。彼女の感じていなかったものを感じていて、だから、離れていってしまった――あんなことをした。
(ソワレに、会いたい)
会って、どんなつらい思いをしていたのか、しているのか、ちゃんと教えて欲しい。
ピシカは頑として口を割らないけれど、以前、彼が生きているということはほのめかしていた。何故生きているのかは判らないけれど、ピシカがそう言うのなら、それは真実なのだ。
邪神の近くに、ソワレはいるに違いない。きっと、邪神に近付けばソワレにも会える。
それには『印』を持つ者たちの協力が必要なのだけれども。
「ピシカ、最初にわたしたちのことをみんなに内緒にしておこうって言ったでしょう? あの意味が解かってきたよ」
唐突な話題転換に、ピシカが耳をピクリとさせて顔を上げる。
「へえ?」
「トールはそうじゃないけど、エディは、『印』のこと、あんまりよく思ってないよね。意味がない、要らないものだと思ってる」
「ああ、そうみたいね」
「ホントに、昔のみんなとは、違うんだ」
かつての『印』を刻まれた者たちは、自らの使命を受け止め、誇りを持っていた。
けれど、今の彼らは、マギクは仲間である筈のエデストルの国に攻め込んで、エデストルの『印』を引き継ぐエディはマギクを憎んでいる。
(わたしが、ちゃんとやれていれば良かったのに)
回り回って考えれば、あんなふうにエディがギラギラした目でマギクを呪うのも、ルゥナのせいなのだ。百五十年前にルゥナが為すべきことを果たせなかったから、今の彼にあんな目をさせてしまっている。
「ヤンダルムとかシュリータの『印』を持っている人はどうなんだろう。ヤンダルムは、シュリータと戦おうとしてるんだよね。『印』のことはどう思ってるのかな」
「まあ、エディ寄りかトール寄りかと言われれば、ね……」
最後は曖昧に濁したピシカの台詞の続きは、鈍いルゥナにも判った。
「みんなバラバラ、だね」
ため息を漏らしたルゥナの腕を、ポフポフとピシカの尻尾が叩く。
「まあ、いざとなったら他の奴に『印』を移したらいいんだけどね。適性もあるからまた探さなくちゃいけないのが面倒だけどさ」
「だけど、それじゃぁまた時間がかかっちゃう」
「魔物がドワァッと押し寄せてきたら、みんなその気になるかもよ? 適合者を探すのも楽になるんじゃない?」
「そんなのダメだよ」
ルゥナは唇を尖らせた。ピシカは彼女とは全然関係のないこの世界の人間を助ける為にわざわざやって来てくれた『神様』だ。関係ないのに助けようとするなんて、優しい神様の筈なのだけれども、時々、何となく冷たい。
神様だから感じ方や考え方が人間とは違うせいだろうか。
そっと彼女の背中を撫でると、普通の猫のように喉をゴロゴロと鳴らす。
温かくて滑らかな毛皮の感触を手のひらで感じながら、ルゥナはふと思った。
ピシカは、この世界のことをどう思っているのだろう、と。
ルゥナは、この世界が好きだ。色々なこともあるけれど、ヒトも、動物も、木々も、好きだ。だから、護りたいと思う。
(ピシカだって、好きだと思ってくれてるから、助けようとしてくれるんだよね?)
心の中で、そう囁く。
と、まるでそれが聞こえたかのように、ピシカの耳がピクリと動いた。
思わずルゥナが手を止めると同時に、後ろの方からジャリ、と足音がする。
「ねえ、フロアール。少し外に行ってきてもいい?」
「え?」
扉に手をかけた格好で振り返ったフロアールが、小さく首をかしげた。
「外って……こんな時間に? もう暗くてよ?」
そう言いながら、眉根を寄せる。
「どうしてもとおっしゃるなら、サビエを呼んできて――」
すぐさま方向転換しようとしたフロアールを、ルゥナは慌てて引き留める。
「だいじょうぶ、ピシカもいるから。遠くには行かないよ。ちょっと一人になって外の空気を吸いたいだけなの」
「でも……」
「だいじょうぶ」
繰り返したルゥナの腕の中で、ピシカがしたり顔でにゃあと鳴く。フロアールはしげしげとルゥナとピシカを交互に見やり、やがて小さな息をついた。
「わかりました。でも……気を付けてくださいね?」
「うん。先に寝ててね?」
「あなたが戻ってくるまで起きていますわ。あんまり遅くなるようなら、サビエを捜しに行かせますから」
年下なのに心配してくれるフロアールが何となくくすぐったくて、ルゥナは小さく微笑んだ。じゃあねと声をかけて、階下につながる階段へと向かう。
宿から出てみると意外に月の明かりが強くて、周囲の様子はそれだけで充分に見て取れた。
グルリと宿の裏手に回り、辺りに誰もいないことを確認してルゥナは積んである木箱の一つに腰を下ろした。抱いていたピシカを膝の上に下ろすと、早速彼女はひげをヒクつかせて口を開く。
「あんたもさっさと寝なさいよ。アタシだって眠いわ」
「ごめんね、久し振りにお話したかったの。ずっと、みんなと一緒だったから……」
当然、道中は何をするにもルゥナとフロアールの傍には誰かしらが一緒にいた。万一はぐれたら捜すのに一苦労だし、獣が襲ってくる可能性もあったからだ。
「まったく、あんたってのんきよね」
つんけんしたピシカの声を耳で聞くのも久し振りで、なんだか懐かしい。思わず微笑んでしまったルゥナを、彼女は呆れ返った眼差しで見上げてくる。
「で、ホントにただのおしゃべりしたくて抜け出してきたわけじゃないんでしょうね」
半分はピシカの言葉通り、もう半分は違った。これでも、ルゥナも色々と考えてはいるのだ。
「えぇっと、エディ、何だかピリピリしてたね」
「当たり前でしょ、にっくい相手を背中にして遠ざかってるんだから」
「憎い……でも、マギクだよ?」
「もう、だから、あんたの知るあいつらとは違うの――って、何度言ったら判るのよ」
ギロリと金色の目で睨み上げられ、ルゥナは視線を逸らす。
「そうだけど……それは判ってるけど……何だか、あんなエディを見てると、悲しい」
普段は、まだいい。普段のエディは、ぶっきらぼうだけれどもルゥナやフロアールを気遣ってくれる。けれど、マギクや魔物の話題がチラリとでも出ると、途端に変わってしまう。触れたら火傷するのではないだろうかと思うほど、目に見えてまとう空気が変わるのだ。
そんな彼に、フロアールは呆れた視線を注ぎ、トールは折に触れてはっきりとした宥めの声をかけ、スクートは見て見ぬふりをし、サビエは軽口を叩いて気を紛らわせようとする。
ルゥナだけが、どんなふうにしたらいいのかが判らなかった。何か声をかけたい、何か手助けしたいと思いつつ、結局言葉が思い浮かばない。だから必然的に、彼を避けがちになる。目が合うととっさに逸らしてしまうことにエディが気付いているのは判っているけれど、ルゥナはいつもそうしてしまう。
「エディは、マギクが、『憎い』んだよね……憎いっていう気持ちが、わたしにはあんまりよく解からないよ」
ルゥナは唇を噛んで言う。
理解できないから、助けることもできない。
「あんたはソワレにがっつり守られていたもんね」
項垂れた彼女の耳に、ポツリとこぼしたピシカの声が入った。
「え……?」
膝の上の仔猫を見つめると、長いひげがひくひくと動く。
「普通に生きてたら、嫌いとか憎いとか、普通にあるよ。あんたは、ソワレがそういうのを見ずに済むようにしてくれてただけ」
淡々としたピシカの言葉がルゥナの胸をチクチクと刺す。
(ピシカの、言うとおりだ……)
きっとソワレには、ルゥナに見えていなかったものが見えていたのだろう。彼女の感じていなかったものを感じていて、だから、離れていってしまった――あんなことをした。
(ソワレに、会いたい)
会って、どんなつらい思いをしていたのか、しているのか、ちゃんと教えて欲しい。
ピシカは頑として口を割らないけれど、以前、彼が生きているということはほのめかしていた。何故生きているのかは判らないけれど、ピシカがそう言うのなら、それは真実なのだ。
邪神の近くに、ソワレはいるに違いない。きっと、邪神に近付けばソワレにも会える。
それには『印』を持つ者たちの協力が必要なのだけれども。
「ピシカ、最初にわたしたちのことをみんなに内緒にしておこうって言ったでしょう? あの意味が解かってきたよ」
唐突な話題転換に、ピシカが耳をピクリとさせて顔を上げる。
「へえ?」
「トールはそうじゃないけど、エディは、『印』のこと、あんまりよく思ってないよね。意味がない、要らないものだと思ってる」
「ああ、そうみたいね」
「ホントに、昔のみんなとは、違うんだ」
かつての『印』を刻まれた者たちは、自らの使命を受け止め、誇りを持っていた。
けれど、今の彼らは、マギクは仲間である筈のエデストルの国に攻め込んで、エデストルの『印』を引き継ぐエディはマギクを憎んでいる。
(わたしが、ちゃんとやれていれば良かったのに)
回り回って考えれば、あんなふうにエディがギラギラした目でマギクを呪うのも、ルゥナのせいなのだ。百五十年前にルゥナが為すべきことを果たせなかったから、今の彼にあんな目をさせてしまっている。
「ヤンダルムとかシュリータの『印』を持っている人はどうなんだろう。ヤンダルムは、シュリータと戦おうとしてるんだよね。『印』のことはどう思ってるのかな」
「まあ、エディ寄りかトール寄りかと言われれば、ね……」
最後は曖昧に濁したピシカの台詞の続きは、鈍いルゥナにも判った。
「みんなバラバラ、だね」
ため息を漏らしたルゥナの腕を、ポフポフとピシカの尻尾が叩く。
「まあ、いざとなったら他の奴に『印』を移したらいいんだけどね。適性もあるからまた探さなくちゃいけないのが面倒だけどさ」
「だけど、それじゃぁまた時間がかかっちゃう」
「魔物がドワァッと押し寄せてきたら、みんなその気になるかもよ? 適合者を探すのも楽になるんじゃない?」
「そんなのダメだよ」
ルゥナは唇を尖らせた。ピシカは彼女とは全然関係のないこの世界の人間を助ける為にわざわざやって来てくれた『神様』だ。関係ないのに助けようとするなんて、優しい神様の筈なのだけれども、時々、何となく冷たい。
神様だから感じ方や考え方が人間とは違うせいだろうか。
そっと彼女の背中を撫でると、普通の猫のように喉をゴロゴロと鳴らす。
温かくて滑らかな毛皮の感触を手のひらで感じながら、ルゥナはふと思った。
ピシカは、この世界のことをどう思っているのだろう、と。
ルゥナは、この世界が好きだ。色々なこともあるけれど、ヒトも、動物も、木々も、好きだ。だから、護りたいと思う。
(ピシカだって、好きだと思ってくれてるから、助けようとしてくれるんだよね?)
心の中で、そう囁く。
と、まるでそれが聞こえたかのように、ピシカの耳がピクリと動いた。
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