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Ⅲ:捨てられ王子の綺羅星
橋渡し:決意
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「分厚い報告書には、お前が毎日いかに楽しげで幸せそうかと、事細かく書かれていたからだよ」
目を伏せたジーノの前で、アレッサンドロがハッと息を呑んだ。
アレッサンドロの中にある、彼の心をぐるりと取り囲む分厚く高い壁。ジーノの言葉でその壁に生まれた小さなひびが、ステラの目には確かに見えた。
(ジーノさまは、アレックスのことを裏切ってなんてなかった。ずっと、アレックスのことを想ってた)
アレッサンドロを見つけてすぐに城に連れ戻すこともできたのに、彼の幸せを優先して、見守っていたのだ。アレッサンドロのことがどうでも良かったわけではなく、彼の幸せを願ったからこそ、放っておいてくれたのだ。
(アレックスがそれを知ったのだから、きっと、これから変わっていける)
元のように仲の良い兄弟に、戻れるはず。
(わたしなんて、いなくても)
黙り込んでしまったアレッサンドロとジーノを残し、ステラはそっと部屋を出る。
二人の間にはまだぎこちなさがあったけれども、漂う空気からヒリヒリとしたものは失せていて、もう、仲介者である自分がそこに居る必要はないのだと、ステラは思えたのだ。
後ろ手に閉じた扉に寄り掛かり、ステラは小さく息をつく。
(これで、終わり)
ステラがここにいる理由は、これでもうなくなった。
そう思った瞬間身体の中心がズキリと痛んで、ステラは胸元をきつく握り締める。
これからは、この痛みにも慣れていかなければならない。
ステラは深くうなだれたが。
「ステラ殿」
不意に届いた呼びかけに、ハッと顔を上げる。廊下の少し先に立っているのはリナルドだ。
「リナルド、さま。あ、えと、いらっしゃったんですね」
笑顔を作ったステラを、白髭の老宰相がジッと見つめてきた。彼女の奥底まで見透かされてしまいそうなその眼差しから眼を逸らしたくなるのを、懸命に堪える。
ゆっくりと歩み寄ってきたリナルドはステラの前で足を止め、応接間の扉に目を向けた。
「お二人はいかがですか」
淡々とした声に滲む案じる響きに、ステラは微笑む。今度は、心底からの笑みだ。
「お話、されました。今はまだもじもじしてますけど、多分、これからゆっくり変わっていけるのだと思います」
瞬きを一つしたリナルドがふと目を伏せ、雫を落とすように呟く。
「そうですか」
短いけれど、重い一言。
そのたった一言に込められた彼の思いが、ステラには痛いほど伝わってきた。
十三年前のあの場所に、この人もいたはずだ。
追われるアレッサンドロ親子の心情も、彼らを見送るしかなかったジーノの心情も、リナルドは理解していたに違いない。ここに戻ってきてからも頑なに打ち解けようとしないアレッサンドロに、そんな弟を見守るジーノに、歯がゆい思いをしていたことだろう。
「お辛かったですね」
ステラがこぼしたその言葉に、リナルドは虚を衝かれたように顔を上げた。彼は彼女を見て、ほんの一瞬、何か眩しいものでも目にしたかのように目尻を歪めた。が、すぐに柔らかな笑みを浮かべる。
「それは、私が抱いてよい感情ではないのですよ」
「そんなこと――」
咄嗟に上げかけたステラの否定の言葉を、ジーノは静かにかぶりを振って遮った。
「私の役割は、正しい道を示すこと。相手が王であろうと――王妃であろうと。あの時、私はそれをしなかった。為すべきことを為さなかった私に、同情は不要です」
「リナルドさま……」
ステラは、己を赦そうとしないリナルドを弁護したかった。けれど、彼女が何を言っても無駄なのだろう。
「きっとまた、仲の良い二人に戻れますよ」
リナルドを見つめ、ステラは微笑んだ。彼は一つ二つ瞬きをして、頷く。
「そうですな。きっと、そうなるでしょう。――貴女のお陰だ。お二人の間にあった厚い氷に、貴女が一石を投じてくださった。ありがとうございます」
「ほんの少しでもお役に立てたならうれしいです」
彼の感謝の言葉を、ステラは目を伏せ受け止める。
(そう、きっとこれがわたしのここでの役割だった)
その役割を、終えてしまった。
役割を終えたなら、退場しなければ。
ステラはそっと息をつき、リナルドを見上げた。
「わたし、もうお城を出ようと思います」
ステラが静かに告げると、リナルドが細い目をわずかに広げた。
「城を、ですか?」
「はい」
「何故でしょう? 何か、不備がありましたでしょうか」
「いいえ。ただ、その時が来ただけです」
「居ていただきたいと申し上げても、ですか?」
「……わたしは、多分、もういない方が良いと思います」
ステラの言葉に、リナルドが眉を上げた。もの問いたげなその眼差しから、彼女は目を伏せることで逃れる。
自分は、もうここにいない方が良い。
何故なら、彼女はアレッサンドロにとって『過去』だから。記憶の中で美化された、良い『思い出』。
ステラが傍にいたら、アレッサンドロはその過去に縛られてしまうだろう。それでは、彼女はここに必要がない存在であるどころか、仇にすらなってしまうかもしれない。
幸せだった記憶をたまに取り出して懐かしむのはいい。
けれど、それが『今』に――『未来』に、影響してはいけない。
(だから、わたしはもうここにいるべきではない)
ステラは、アレッサンドロを惑わす存在になってしまうから。惑わして、『今』の良さを見えなくしてしまうから。
それに、と思った。
それに、今のように届く距離にいたら、どうしても、アレッサンドロに手を伸ばしたくなってしまう。手を伸ばして、教会での日々を、あの頃のようなつながりを保ちたいと、取り戻したいと、思ってしまう。
(それは、ダメだから)
アレッサンドロに対して独占欲めいたものを抱いてしまう自分は、間違っている。間違っている自分は、彼の傍にいてはいけないのだ。
唇を噛み締めたステラは、名を呼ばれて物思いから引き上げられる。
「ステラ殿には、村に待っておられる方でも? 将来を約束した方が?」
問うたリナルドの目が、ほんの一瞬鋭い光を放った。眼差しで答えを迫る彼に、ステラはそっとかぶりを振る。
「いいえ。そんな人はいません。それに、教会にはもう人手がありますから……」
城は、出る。
けれども、ディアスタ村に、ステラはもう必要ない。だから村には戻らず、ラムバルディアに留まるつもりだった。
(ううん、それだけが理由じゃない)
ここに留まるのは、ステラがそうしたいから。
アレッサンドロの隣にはいられなくても、彼の近くで、彼が築き上げていくものを見守っていきたかった。
ステラの中にあるアレッサンドロへの気持ちが肉親の情に近いものなのか、あるいはそれ以外の何かなのか。彼女自身にもそれがどういう想いに基づくものかは判らない。けれど、想いの名前など、関係ない。多分もうずっと前から、ステラにとって『一緒にいたいひと』はアレッサンドロだけだったのだ。
――他の誰かをそこに入れようという気になれなかったのは、とうの昔にアレッサンドロが入っていたからだったのだ。
ステラは、アレッサンドロの傍にいたいと思う。傍にいて、かつてのように彼と一緒に笑っていられたら、ただそれだけで幸せになれると思う。
(でも……)
アレッサンドロがこの場所で本来得るべきだった幸せを取り戻すには、ステラはいない方が良い。
(今のアレッサンドロにとって、わたしは必要な存在じゃない)
むしろ、これからの彼にとっては、ステラは邪魔な存在になる。
両手を握り締めたステラを、リナルドが見つめてきた。ステラも彼を黙って見返したが、その銀色の瞳の奥で何を思っているのかを知ることは、できない。
束の間そうしていてから、リナルドが口を開いた。
「……わかりました。では、このラムバルディアで当座のお住まいと働き口を手配させてください。街を見て、他に何かしたいことが見つかれば、そちらを始めればいい。もしもラムバルディアをお発ちになりたいと思われたなら、それもお手伝いをいたします」
リナルドの提案に、ステラは心の中で微笑む。
ラムバルディアを離れる日は、きっと来ないだろうけど。
「そうですね、そうしたいです。助かります」
答えて頭を下げたステラに、リナルドは無言で頷いた。
目を伏せたジーノの前で、アレッサンドロがハッと息を呑んだ。
アレッサンドロの中にある、彼の心をぐるりと取り囲む分厚く高い壁。ジーノの言葉でその壁に生まれた小さなひびが、ステラの目には確かに見えた。
(ジーノさまは、アレックスのことを裏切ってなんてなかった。ずっと、アレックスのことを想ってた)
アレッサンドロを見つけてすぐに城に連れ戻すこともできたのに、彼の幸せを優先して、見守っていたのだ。アレッサンドロのことがどうでも良かったわけではなく、彼の幸せを願ったからこそ、放っておいてくれたのだ。
(アレックスがそれを知ったのだから、きっと、これから変わっていける)
元のように仲の良い兄弟に、戻れるはず。
(わたしなんて、いなくても)
黙り込んでしまったアレッサンドロとジーノを残し、ステラはそっと部屋を出る。
二人の間にはまだぎこちなさがあったけれども、漂う空気からヒリヒリとしたものは失せていて、もう、仲介者である自分がそこに居る必要はないのだと、ステラは思えたのだ。
後ろ手に閉じた扉に寄り掛かり、ステラは小さく息をつく。
(これで、終わり)
ステラがここにいる理由は、これでもうなくなった。
そう思った瞬間身体の中心がズキリと痛んで、ステラは胸元をきつく握り締める。
これからは、この痛みにも慣れていかなければならない。
ステラは深くうなだれたが。
「ステラ殿」
不意に届いた呼びかけに、ハッと顔を上げる。廊下の少し先に立っているのはリナルドだ。
「リナルド、さま。あ、えと、いらっしゃったんですね」
笑顔を作ったステラを、白髭の老宰相がジッと見つめてきた。彼女の奥底まで見透かされてしまいそうなその眼差しから眼を逸らしたくなるのを、懸命に堪える。
ゆっくりと歩み寄ってきたリナルドはステラの前で足を止め、応接間の扉に目を向けた。
「お二人はいかがですか」
淡々とした声に滲む案じる響きに、ステラは微笑む。今度は、心底からの笑みだ。
「お話、されました。今はまだもじもじしてますけど、多分、これからゆっくり変わっていけるのだと思います」
瞬きを一つしたリナルドがふと目を伏せ、雫を落とすように呟く。
「そうですか」
短いけれど、重い一言。
そのたった一言に込められた彼の思いが、ステラには痛いほど伝わってきた。
十三年前のあの場所に、この人もいたはずだ。
追われるアレッサンドロ親子の心情も、彼らを見送るしかなかったジーノの心情も、リナルドは理解していたに違いない。ここに戻ってきてからも頑なに打ち解けようとしないアレッサンドロに、そんな弟を見守るジーノに、歯がゆい思いをしていたことだろう。
「お辛かったですね」
ステラがこぼしたその言葉に、リナルドは虚を衝かれたように顔を上げた。彼は彼女を見て、ほんの一瞬、何か眩しいものでも目にしたかのように目尻を歪めた。が、すぐに柔らかな笑みを浮かべる。
「それは、私が抱いてよい感情ではないのですよ」
「そんなこと――」
咄嗟に上げかけたステラの否定の言葉を、ジーノは静かにかぶりを振って遮った。
「私の役割は、正しい道を示すこと。相手が王であろうと――王妃であろうと。あの時、私はそれをしなかった。為すべきことを為さなかった私に、同情は不要です」
「リナルドさま……」
ステラは、己を赦そうとしないリナルドを弁護したかった。けれど、彼女が何を言っても無駄なのだろう。
「きっとまた、仲の良い二人に戻れますよ」
リナルドを見つめ、ステラは微笑んだ。彼は一つ二つ瞬きをして、頷く。
「そうですな。きっと、そうなるでしょう。――貴女のお陰だ。お二人の間にあった厚い氷に、貴女が一石を投じてくださった。ありがとうございます」
「ほんの少しでもお役に立てたならうれしいです」
彼の感謝の言葉を、ステラは目を伏せ受け止める。
(そう、きっとこれがわたしのここでの役割だった)
その役割を、終えてしまった。
役割を終えたなら、退場しなければ。
ステラはそっと息をつき、リナルドを見上げた。
「わたし、もうお城を出ようと思います」
ステラが静かに告げると、リナルドが細い目をわずかに広げた。
「城を、ですか?」
「はい」
「何故でしょう? 何か、不備がありましたでしょうか」
「いいえ。ただ、その時が来ただけです」
「居ていただきたいと申し上げても、ですか?」
「……わたしは、多分、もういない方が良いと思います」
ステラの言葉に、リナルドが眉を上げた。もの問いたげなその眼差しから、彼女は目を伏せることで逃れる。
自分は、もうここにいない方が良い。
何故なら、彼女はアレッサンドロにとって『過去』だから。記憶の中で美化された、良い『思い出』。
ステラが傍にいたら、アレッサンドロはその過去に縛られてしまうだろう。それでは、彼女はここに必要がない存在であるどころか、仇にすらなってしまうかもしれない。
幸せだった記憶をたまに取り出して懐かしむのはいい。
けれど、それが『今』に――『未来』に、影響してはいけない。
(だから、わたしはもうここにいるべきではない)
ステラは、アレッサンドロを惑わす存在になってしまうから。惑わして、『今』の良さを見えなくしてしまうから。
それに、と思った。
それに、今のように届く距離にいたら、どうしても、アレッサンドロに手を伸ばしたくなってしまう。手を伸ばして、教会での日々を、あの頃のようなつながりを保ちたいと、取り戻したいと、思ってしまう。
(それは、ダメだから)
アレッサンドロに対して独占欲めいたものを抱いてしまう自分は、間違っている。間違っている自分は、彼の傍にいてはいけないのだ。
唇を噛み締めたステラは、名を呼ばれて物思いから引き上げられる。
「ステラ殿には、村に待っておられる方でも? 将来を約束した方が?」
問うたリナルドの目が、ほんの一瞬鋭い光を放った。眼差しで答えを迫る彼に、ステラはそっとかぶりを振る。
「いいえ。そんな人はいません。それに、教会にはもう人手がありますから……」
城は、出る。
けれども、ディアスタ村に、ステラはもう必要ない。だから村には戻らず、ラムバルディアに留まるつもりだった。
(ううん、それだけが理由じゃない)
ここに留まるのは、ステラがそうしたいから。
アレッサンドロの隣にはいられなくても、彼の近くで、彼が築き上げていくものを見守っていきたかった。
ステラの中にあるアレッサンドロへの気持ちが肉親の情に近いものなのか、あるいはそれ以外の何かなのか。彼女自身にもそれがどういう想いに基づくものかは判らない。けれど、想いの名前など、関係ない。多分もうずっと前から、ステラにとって『一緒にいたいひと』はアレッサンドロだけだったのだ。
――他の誰かをそこに入れようという気になれなかったのは、とうの昔にアレッサンドロが入っていたからだったのだ。
ステラは、アレッサンドロの傍にいたいと思う。傍にいて、かつてのように彼と一緒に笑っていられたら、ただそれだけで幸せになれると思う。
(でも……)
アレッサンドロがこの場所で本来得るべきだった幸せを取り戻すには、ステラはいない方が良い。
(今のアレッサンドロにとって、わたしは必要な存在じゃない)
むしろ、これからの彼にとっては、ステラは邪魔な存在になる。
両手を握り締めたステラを、リナルドが見つめてきた。ステラも彼を黙って見返したが、その銀色の瞳の奥で何を思っているのかを知ることは、できない。
束の間そうしていてから、リナルドが口を開いた。
「……わかりました。では、このラムバルディアで当座のお住まいと働き口を手配させてください。街を見て、他に何かしたいことが見つかれば、そちらを始めればいい。もしもラムバルディアをお発ちになりたいと思われたなら、それもお手伝いをいたします」
リナルドの提案に、ステラは心の中で微笑む。
ラムバルディアを離れる日は、きっと来ないだろうけど。
「そうですね、そうしたいです。助かります」
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