謎解きは今日中に

Clown

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古い屋敷(3)

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『愛理姉さん!!!』


『んー……( ゚д゚)ハッ!』




愛理姉さん……ずっと寝てたw人の家のソファーでw



『私ったらつい……/////
で、なあに?』




『ああ!!ブリっゼって葉なんですけど、知ってますか?』



『あー知ってるよ?ブリっゼティーとかのブリッゼだよね?』






お茶になるってことは毒ではないってことか






『それはそうとね!遺体から面白い事がわかったの』



『面白いこと?!』








『遺体の胃の中には確かに何も見つからなかった
でも首には爪で引っ掻いたような跡が残っていたよね?』




『そうなんですよ』






『体内を、毒が巡った形跡があるの』



『やっぱり……』



『それと……ね?』























『京くん、この家の全員を集めてください』



『え?!全員を?!分かりました』



























『この度は忙しい中、私などの推理のために
お集まりいただけたことを光栄に思います』



『で、犯人はわかったのかい?』



『下別府様、その屋敷を出ると、広大な庭が広がっていますね?』



『ああ、広がっているねえ』



『あれは下別府様が管理されていますか?』




『いいや、あれは山下がずっと管理してきているよ』





『はい。私が管理しております……』





『素晴らしい庭でした。
花や木などどれも美しく、暖かかった』




『ありがとうございます……』






『じゃあ山下さん、それをご存知ですか?』




今日とったアーリバに似た葉の写真を見せる




『それはブリッゼの葉ですね……』





『その通りです』







『じゃあ、これも知っていますよね?』




そして私はある薬が入ったビニール袋を見せた





『……それは何でしょうか……』





『嘘はやめましょう』






山下さんは軽く鼻を触った


嘘をついているのは明らかにわかる







『料理人の……薬ですね?……』





『はい!その通りなんですよ』








『ではこの薬はどんな薬なのか、あなたは知っていた』




『知りませんね……』













『皆さん、この薬は鎮静作用があります。』




『下別府様、料理人は怒りっぽい方では無かったでしょうか?』



『ああ、そういえばそうだったねえ』






『包丁を壁に投げてしまうほど起こりっぽかった。そうですね?山下さん』



『ええ、そうです……』





『このアーリバという葉とブリッゼという葉はティーなどに用いられるような葉です』





『ここで問題を出しましょう。』










『二つを合わせることによって、アーリバとブリッゼは毒に変わります

誰かがそれを料理人に飲ませた。そこまでは確実なんです

でも、ただ一つ、謎がありました




料理人の遺体の胃の中には、毒を飲んだような形跡がなかったんです』





『さて、それはなぜでしょう』










『わからないな』




『では下別府様、
下別府様は食事をする時、サラダはいつ食べますか?』




『一番最初に食べるよ』



『なぜです?』



『消化が良くなるからだよ』








『正解です。それが胃の中に何も残らない意味なんです』



















犯人は料理人に何かしら恨みがあった


それはもう長い間恨み続けたものだろう


何年何10年と月日が過ぎ、やっとこの時が来た



それが久々に料理人が怒った時だろう







料理人は常備薬としていつも鎮静剤をもっていた

それに消化を助ける薬草が含まれている事を犯人は知っていた




だからその時を狙った








鎮静剤を飲んだ直後を











アーリバとブリッゼの葉を混ぜたお茶を飲ませることなど難しい事じゃないはず



それが毒入りということもすべて知っていた










これは計画的な犯罪で何10年も昔からこの日のために育て上げた庭には
アーリバとブリッゼの葉が少しずつ育っている




新鮮な空気、つまり緑の茂った所で育てれば、
薬草というのはより良く育つものだから




この日、この時のために用意してきた








『そうですよね?山下さん?』





『ははははは……そのとうりですよ……』





『私と料理人は良き理解者であり、ライバルでした……

だがある日から料理人はやけに怒りっぽくなりましてね……

その不満をぶつけられるのはいつも私でした……』








『ある日、私は庭にある薬草を植えることにしたのです……
それがアーリバとブリッゼ……。
二つを合わせると毒になることなんて私は知っていた……


その時からずっと思っていました……

いつかお前を殺してやると……。

そしてやっと来たのです……。その時が……』








『私は彼を殺しましたよ……』
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