考察

久手堅悠作

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師匠「お前さん、漫画家にとって必要なものは何だと思う?」

弟子「圧倒的な絵のセンス、面白くて飽きないストーリー展開、魅力的なキャラクターです」

師匠「ああ、そうだ。だが、あと1つとても重要なものがある」

弟子「何ですか?」

師匠「それは友達だ」

弟子「友達?」

師匠「お前さんの父親の漫画は確かに面白かった。今でもジャンプで打ち切られるべきでなかった打ち切り漫画として名前が上がっている。でも、打ち切られてしまった。なぜだかわかるか?」

弟子「……」

師匠「アンケート数が少なかったからだ。だから、お前さんは友達をたくさん作れ。ジャンプ漫画ではアンケート数だけが正義だ」

弟子「わかったよ、師匠。僕、友達をたくさん作って絶対に打ち切られない漫画を描くよ」






「はい。ということで、僕たちの班では『1年生になったら』でなぜ主人公が友達を100人も作ることに固執しているのかについての理由は以上のことだと考えます」
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