162 / 463
第四章 秘伝と導く音色
162 相談は後ほどお願いします
しおりを挟む
山の天辺にその別荘はあった。
山向こうは海があるので、きっと別荘の裏の方はその海が見えることだろう。
「良いところだね。残念、晴れていたらとても気持ちがいいだろうに」
「本当ですね」
曇天とまではいかないが、灰色の雲が多い今日。晴れていれば、白い外壁が輝いていたことだろう。これも霊穴の影響だ。仮に晴れていたとしてもどこか暗く感じるのだ。
「私ももったいないと思っていた所だよ。もし、この物件を売るなら、天気は重要だね。反対側から見える海の景色も晴れているかどうかで見え方が格段に変わるから」
陽は不動産屋らしく、そんな考察を口にしていた。
「確かに、晴れていたら私も思わず買いそうです。どうだい? 高耶君、一緒に」
「ここを買ったら珀豪達がきっと怒りますよ。まだ全部泊まってませんし、現在進行形でまた新しいのが建ってますから」
「高耶君って、ものすごく贅沢してるよね」
瑶迦の作った世界にある、式神達監修の別荘の数々。それをまだ全部回れていない。その上、エルラントから設計図が週一で届くらしく、また新しい別荘やホテルが建設中だ。これで外に用意したら怒るだろう。
ひとしきり建物と風景を眺めて、高耶は左手にそびえる山を見上げる。そこに霊穴が開いているようだ。
「【綺翔】」
《ん……》
人化した姿で現れた綺翔は、他に自分以外が召喚されてないと確認して、どこか満足気に高耶へ視線を向けた。
「悪い。霊穴の関係で、この山も影響を受けているらしい。少し掃除して来てくれ」
《諾……調査も》
「ああ。無理しない程度にな」
《是》
知らない人が居るからか、以前のように口数が少なくなっている。綺翔はちらりと驚いているらしい陽に視線やると、本来の獅子の姿に転変し、下へ飛ぶ様に駆けて行った。
「……た、高耶くん……アレは……」
「式神です。少し妖が出て来ていたので、その掃除を頼みました。帰りは崖崩れのあった場所も直っていると思います。そういうの、気にするんで」
「はあ……すごいんだね……」
「頼りになります」
高耶の態度から、これが常だと理解したらしい陽は、これ以上の説明は求められないと察していた。
「そ、そう……じゃあ、ここでは話も進まないからね。依頼人も待っている。中へ」
「はい」
「お邪魔します」
陽に続き、高耶と源龍は別荘の中へと入ったのだが、玄関をくぐったその時、ふと高耶は違和感を感じた。
「ん?」
「……高耶君も感じた?」
「ええ……」
源龍も感じたらしく、屋敷内に素早く視線を巡らせていた。小声での会話のため、陽は気付いていない。奥へと進んで行くのを、一歩遅れながら高耶と源龍はついて行った。
「悪いのではないですね」
「そう。私ではそこまで確定できないけど」
「座敷わらしみたいな感じです。屋敷を守っているんでしょう。部外者を入れる時の抵抗感のような手応えでしたから」
「へえ。高耶君って、そういうのも敏感なんだねえ」
心底感心したように源龍がこちらを向く。普通は感じた違和感でそこまで予想できない。しかし、高耶が分かる理由は単純だった。
「いえ……昔、瑶迦さんに座敷わらし化した精霊の回収をよく頼まれたんです……」
「瑶姫に?」
「瑶迦さんの所の式、半分くらいそれです。ほとんど姿見せないですけど」
「それは……知らなかったな」
瑶迦の屋敷は、座敷わらし達の終の住処となっている。現代では生まれても永らえられない座敷わらし達。あそこは、最後の砦だった。
表で動く藤達の裏で、忙しく働いてくれているのだ。
「俺には、存在を忘れた頃に姿を見せるんですけど、最近どうも、優希には姿を見せるようになったらしくて困ってるんです」
「良く……ないね。アレって、影響力あるから外でも普通に視えるようになるよね」
「そうなんですよね……霊感が上がるアレだけはどうにもできなくて……」
彼らが視えるということは、他も視えるということ。優希の霊感は日に日に強くなっている。
「護符で誤魔化していますけど、元々の素質が高いみたいで……」
「それは羨ましい。あ、でもそうか。秘伝家の血ではないんだよね?」
「ええ。これも最近気付いたんですけど、優希に憑いている守護霊が強いんです……珀豪達に言わせれば、同等みたいですけど……」
「……それ、相当だよ?」
「だから困ってます」
「……今聞きたくなかったよ。うん。この辺の全部終わったら安倍の当主に相談に行こうね」
「はい……」
焔泉に相談する程かと再認識した所で、広いリビングに着いた。
そこでは霧矢修と野木崎仁が立ち上がって出迎えてくれた。
その時、視線を感じたのだが、そこにはあえて高耶も源龍も顔を向けないように気を付けるのだった。
************
読んでくださりありがとうございます◎
山向こうは海があるので、きっと別荘の裏の方はその海が見えることだろう。
「良いところだね。残念、晴れていたらとても気持ちがいいだろうに」
「本当ですね」
曇天とまではいかないが、灰色の雲が多い今日。晴れていれば、白い外壁が輝いていたことだろう。これも霊穴の影響だ。仮に晴れていたとしてもどこか暗く感じるのだ。
「私ももったいないと思っていた所だよ。もし、この物件を売るなら、天気は重要だね。反対側から見える海の景色も晴れているかどうかで見え方が格段に変わるから」
陽は不動産屋らしく、そんな考察を口にしていた。
「確かに、晴れていたら私も思わず買いそうです。どうだい? 高耶君、一緒に」
「ここを買ったら珀豪達がきっと怒りますよ。まだ全部泊まってませんし、現在進行形でまた新しいのが建ってますから」
「高耶君って、ものすごく贅沢してるよね」
瑶迦の作った世界にある、式神達監修の別荘の数々。それをまだ全部回れていない。その上、エルラントから設計図が週一で届くらしく、また新しい別荘やホテルが建設中だ。これで外に用意したら怒るだろう。
ひとしきり建物と風景を眺めて、高耶は左手にそびえる山を見上げる。そこに霊穴が開いているようだ。
「【綺翔】」
《ん……》
人化した姿で現れた綺翔は、他に自分以外が召喚されてないと確認して、どこか満足気に高耶へ視線を向けた。
「悪い。霊穴の関係で、この山も影響を受けているらしい。少し掃除して来てくれ」
《諾……調査も》
「ああ。無理しない程度にな」
《是》
知らない人が居るからか、以前のように口数が少なくなっている。綺翔はちらりと驚いているらしい陽に視線やると、本来の獅子の姿に転変し、下へ飛ぶ様に駆けて行った。
「……た、高耶くん……アレは……」
「式神です。少し妖が出て来ていたので、その掃除を頼みました。帰りは崖崩れのあった場所も直っていると思います。そういうの、気にするんで」
「はあ……すごいんだね……」
「頼りになります」
高耶の態度から、これが常だと理解したらしい陽は、これ以上の説明は求められないと察していた。
「そ、そう……じゃあ、ここでは話も進まないからね。依頼人も待っている。中へ」
「はい」
「お邪魔します」
陽に続き、高耶と源龍は別荘の中へと入ったのだが、玄関をくぐったその時、ふと高耶は違和感を感じた。
「ん?」
「……高耶君も感じた?」
「ええ……」
源龍も感じたらしく、屋敷内に素早く視線を巡らせていた。小声での会話のため、陽は気付いていない。奥へと進んで行くのを、一歩遅れながら高耶と源龍はついて行った。
「悪いのではないですね」
「そう。私ではそこまで確定できないけど」
「座敷わらしみたいな感じです。屋敷を守っているんでしょう。部外者を入れる時の抵抗感のような手応えでしたから」
「へえ。高耶君って、そういうのも敏感なんだねえ」
心底感心したように源龍がこちらを向く。普通は感じた違和感でそこまで予想できない。しかし、高耶が分かる理由は単純だった。
「いえ……昔、瑶迦さんに座敷わらし化した精霊の回収をよく頼まれたんです……」
「瑶姫に?」
「瑶迦さんの所の式、半分くらいそれです。ほとんど姿見せないですけど」
「それは……知らなかったな」
瑶迦の屋敷は、座敷わらし達の終の住処となっている。現代では生まれても永らえられない座敷わらし達。あそこは、最後の砦だった。
表で動く藤達の裏で、忙しく働いてくれているのだ。
「俺には、存在を忘れた頃に姿を見せるんですけど、最近どうも、優希には姿を見せるようになったらしくて困ってるんです」
「良く……ないね。アレって、影響力あるから外でも普通に視えるようになるよね」
「そうなんですよね……霊感が上がるアレだけはどうにもできなくて……」
彼らが視えるということは、他も視えるということ。優希の霊感は日に日に強くなっている。
「護符で誤魔化していますけど、元々の素質が高いみたいで……」
「それは羨ましい。あ、でもそうか。秘伝家の血ではないんだよね?」
「ええ。これも最近気付いたんですけど、優希に憑いている守護霊が強いんです……珀豪達に言わせれば、同等みたいですけど……」
「……それ、相当だよ?」
「だから困ってます」
「……今聞きたくなかったよ。うん。この辺の全部終わったら安倍の当主に相談に行こうね」
「はい……」
焔泉に相談する程かと再認識した所で、広いリビングに着いた。
そこでは霧矢修と野木崎仁が立ち上がって出迎えてくれた。
その時、視線を感じたのだが、そこにはあえて高耶も源龍も顔を向けないように気を付けるのだった。
************
読んでくださりありがとうございます◎
209
あなたにおすすめの小説
母は何処? 父はだぁれ?
穂村満月
ファンタジー
うちは、父3人母2人妹1人の7人家族だ。
産みの母は誰だかわかるが、実父は誰だかわからない。
妹も、実妹なのか不明だ。
そんなよくわからない家族の中で暮らしていたが、ある日突然、実母がいなくなってしまった。
父たちに聞いても、母のことを教えてはくれない。
母は、どこへ行ってしまったんだろう!
というところからスタートする、
さて、実父は誰でしょう? というクイズ小説です。
変な家族に揉まれて、主人公が成長する物語でもなく、
家族とのふれあいを描くヒューマンドラマでもありません。
意味のわからない展開から、誰の子なのか想像してもらえたらいいなぁ、と思っております。
前作「死んでないのに異世界転生? 三重苦だけど頑張ります」の完結記念ssの「誰の子産むの?」のアンサーストーリーになります。
もう伏線は回収しきっているので、変なことは起きても謎は何もありません。
単体でも楽しめるように書けたらいいな、と思っておりますが、前作の設定とキャラクターが意味不明すぎて、説明するのが難しすぎました。嫁の夫をお父さんお母さん呼びするのを諦めたり、いろんな変更を行っております。設定全ては持ってこれないことを先にお詫びします。
また、先にこちらを読むと、1話目から前作のネタバレが大量に飛び出すことも、お詫び致します。
「小説家になろう」で連載していたものです。
【完結】男爵令嬢は冒険者生活を満喫する
影清
ファンタジー
英雄の両親を持つ男爵令嬢のサラは、十歳の頃から冒険者として活動している。優秀な両親、優秀な兄に恥じない娘であろうと努力するサラの前に、たくさんのメイドや護衛に囲まれた侯爵令嬢が現れた。「卒業イベントまでに、立派な冒険者になっておきたいの」。一人でも生きていけるようにだとか、追放なんてごめんだわなど、意味の分からぬことを言う令嬢と関わりたくないサラだが、同じ学園に入学することになって――。
※残酷な描写は予告なく出てきます。
※小説家になろう、アルファポリス、カクヨムに掲載中です。
※106話完結。
我が家に子犬がやって来た!
もも野はち助
ファンタジー
【あらすじ】ラテール伯爵家の令嬢フィリアナは、仕事で帰宅できない父の状況に不満を抱きながら、自身の6歳の誕生日を迎えていた。すると、遅くに帰宅した父が白黒でフワフワな毛をした足の太い子犬を連れ帰る。子犬の飼い主はある高貴な人物らしいが、訳あってラテール家で面倒を見る事になったそうだ。その子犬を自身の誕生日プレゼントだと勘違いしたフィリアナは、兄ロアルドと取り合いながら、可愛がり始める。子犬はすでに名前が決まっており『アルス』といった。
アルスは当初かなり周囲の人間を警戒していたのだが、フィリアナとロアルドが甲斐甲斐しく世話をする事で、すぐに二人と打ち解ける。
だがそんな子犬のアルスには、ある重大な秘密があって……。
この話は、子犬と戯れながら巻き込まれ成長をしていく兄妹の物語。
※全102話で完結済。
★『小説家になろう』でも読めます★
巻き込まれ召喚・途中下車~幼女神の加護でチート?
サクラ近衛将監
ファンタジー
商社勤務の社会人一年生リューマが、偶然、勇者候補のヤンキーな連中の近くに居たことから、一緒に巻き込まれて異世界へ強制的に召喚された。万が一そのまま召喚されれば勇者候補ではないために何の力も与えられず悲惨な結末を迎える恐れが多分にあったのだが、その召喚に気づいた被召喚側世界(地球)の神様と召喚側世界(異世界)の神様である幼女神のお陰で助けられて、一旦狭間の世界に留め置かれ、改めて幼女神の加護等を貰ってから、異世界ではあるものの召喚場所とは異なる場所に無事に転移を果たすことができた。リューマは、幼女神の加護と付与された能力のおかげでチートな成長が促され、紆余曲折はありながらも異世界生活を満喫するために生きて行くことになる。
*この作品は「カクヨム」様にも投稿しています。
**週1(土曜日午後9時)の投稿を予定しています。**
神々の愛し子って何したらいいの?とりあえずのんびり過ごします
夜明シスカ
ファンタジー
アリュールという世界の中にある一国。
アール国で国の端っこの海に面した田舎領地に神々の寵愛を受けし者として生を受けた子。
いわゆる"神々の愛し子"というもの。
神々の寵愛を受けているというからには、大事にしましょうね。
そういうことだ。
そう、大事にしていれば国も繁栄するだけ。
簡単でしょう?
えぇ、なんなら周りも巻き込んでみーんな幸せになりませんか??
−−−−−−
新連載始まりました。
私としては初の挑戦になる内容のため、至らぬところもあると思いますが、温めで見守って下さいませ。
会話の「」前に人物の名称入れてみることにしました。
余計読みにくいかなぁ?と思いつつ。
会話がわからない!となるよりは・・
試みですね。
誤字・脱字・文章修正 随時行います。
短編タグが長編に変更になることがございます。
*タイトルの「神々の寵愛者」→「神々の愛し子」に変更しました。
転生令嬢の食いしん坊万罪!
ねこたま本店
ファンタジー
訳も分からないまま命を落とし、訳の分からない神様の手によって、別の世界の公爵令嬢・プリムローズとして転生した、美味しい物好きな元ヤンアラサー女は、自分に無関心なバカ父が後妻に迎えた、典型的なシンデレラ系継母と、我が儘で性格の悪い妹にイビられたり、事故物件王太子の中継ぎ婚約者にされたりつつも、しぶとく図太く生きていた。
そんなある日、プリムローズは王侯貴族の子女が6~10歳の間に受ける『スキル鑑定の儀』の際、邪悪とされる大罪系スキルの所有者であると判定されてしまう。
プリムローズはその日のうちに、同じ判定を受けた唯一の友人、美少女と見まごうばかりの気弱な第二王子・リトス共々捕えられた挙句、国境近くの山中に捨てられてしまうのだった。
しかし、中身が元ヤンアラサー女の図太い少女は諦めない。
プリムローズは時に気弱な友の手を引き、時に引いたその手を勢い余ってブン回しながらも、邪悪と断じられたスキルを駆使して生き残りを図っていく。
これは、図太くて口の悪い、ちょっと(?)食いしん坊な転生令嬢が、自分なりの幸せを自分の力で掴み取るまでの物語。
こちらの作品は、2023年12月28日から、カクヨム様でも掲載を開始しました。
今後、カクヨム様掲載用にほんのちょっとだけ内容を手直しし、1話ごとの文章量を増やす事でトータルの話数を減らした改訂版を、1日に2回のペースで投稿していく予定です。多量の加筆修正はしておりませんが、もしよろしければ、カクヨム版の方もご笑覧下さい。
※作者が適当にでっち上げた、完全ご都合主義的世界です。細かいツッコミはご遠慮頂ければ幸いです。もし、目に余るような誤字脱字を発見された際には、コメント欄などで優しく教えてやって下さい。
※検討の結果、「ざまぁ要素あり」タグを追加しました。
救世の結界師マールちゃん~無能だと廃棄されましたが、敵国で傭兵のおっさん達に餌付けされてるので、今さら必要と言われても戻りません~
ぽんぽこ@3/28新作発売!!
ファンタジー
「ウチの子、可愛いうえに最強すぎるんだが――!?」
魔の森の隣、辺境伯家。 そこで八歳のメイド・マールは、食事も与えられず“要らない人間”として扱われていた。
――そしてある日ついに、毒と魔獣の禁忌領域《魔の森》へ捨てられてしまう。
「ここ……どこ?」
現れた魔獣に襲われかけたその瞬間。
救いに現れたのは――敵国の”イケオジ”傭兵隊だった。
「ほら、食え」
「……いいの?」
焚き火のそばで差し出された“温かいお粥”は、マールに初めての「安心」と「ごはん」を教えてくれた。
行き場を失った幼女は、強面のおじさん傭兵たちに餌付けされ、守られ、少しずつ笑えるようになる―― そんなシナリオだったはずなのに。
旅の途中、マールは無意識に結界を張り、猛毒の果実を「安全な食べ物」に変えてしまう。
「これもおいしいよ、おじさん!食べて食べて!」
「ウチの子は天才か!?」
ただ食べたいだけ。 だけどその力は、国境も常識もくつがえす。
これは、捨てられた欠食幼女が、敵国でお腹いっぱい幸せになりながら、秘められた力で世界を巻き込んでいく物語。
※若干の百合風味を含みます。
【完結】不協和音を奏で続ける二人の関係
つくも茄子
ファンタジー
留学から戻られた王太子からの突然の婚約破棄宣言をされた公爵令嬢。王太子は婚約者の悪事を告発する始末。賄賂?不正?一体何のことなのか周囲も理解できずに途方にくれる。冤罪だと静かに諭す公爵令嬢と激昂する王太子。相反する二人の仲は実は出会った当初からのものだった。王弟を父に帝国皇女を母に持つ血統書付きの公爵令嬢と成り上がりの側妃を母に持つ王太子。貴族然とした計算高く浪費家の婚約者と嫌悪する王太子は公爵令嬢の価値を理解できなかった。それは八年前も今も同じ。二人は互いに理解できない。何故そうなってしまったのか。婚約が白紙となった時、どのような結末がまっているのかは誰にも分からない。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる