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第七章 秘伝と任されたもの
404 衝撃第一弾?
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先ずはと喚んだのは、珀豪、清晶、天柳、綺翔、黒艶、常盤だった。それも人型で桂花の前に並んだ。
「人? いや、あのような髪色はさすがに……」
「突然現れたということは、これが人型の式神……」
「ん? だが、四人ではないのか? 四神だろう?」
「あの二人は違うのではないか? 明らかに雰囲気が……」
「魔王と勇者みたいだ……っ、あ、すみません……っ」
誰を見てそう思ったのかは、誰もが理解できた。物語を読まなくても、そのイメージは、不思議と誰でも持っているのだから。
『ええ~……紹介いたしますね。先ほど、大陸の方では、精霊と呼ばれるとご説明いたしました。彼らは、あちらの大陸では、精霊王とも呼ばれて崇められております』
「精霊王……っ」
「王とはまた……」
「はっ! それなら、火、風、水、土以外に、闇と光がある……?」
『その通りです。こちらの二神は、闇と光を司るものになります』
「なるほどっ」
どうやら、そちらの知識が豊富な若い子が居るようだ。話を進めやすい。
『そして、姿は様々であるとも申しました。お願いできますか?』
《うむ。本来の姿だな。だが、黒と常盤はここでは無理だ》
『あ……はい。分かりました』
《では》
珀豪に止められ、黒艶と常盤はそのままの姿で、四神だけが変わった。とはいえ、驚くことになる。
「っ、大きいっ!」
「え? ユニコーン?」
「あれは! 獅子ではないか!?」
「九尾!! なんと! 大きい!!」
「大きい狼だろうか? 毛並みが素晴らしいが……」
《我が一番普通の反応だな》
「「「「「喋った!!」」」」」
《先ほどから喋っておるが?》
一気にざわついた。珀豪が微妙に拗ねている。
『あ~、その。ではまず、こちらの九尾の姿の方が、火を司るものです』
《天柳です。お見知り置きを》
「おおっ。なんと、妖として認識しておりましたが、これは、神々しくも美しい」
《あら、お上手ですわね》
天柳はゆるりと大きな尻尾を揺らして嬉しそうに答えていた。
『続いて、こちらは、水を司る方ですが、姿はユニコーンです』
《清晶だ。見られるのはいいけど、ベタベタ触らないでよね》
「水晶のようだが……なるほど、生きているのだな……なんとも不思議で、美しい。いや、指紋を付けそうで触れぬわ」
「触ったら凍りそう……」
《凍らないよ。一応、低いけど体温みたいなのはあるから》
「「「「「ほおっ」」」」」
目が少年のように輝いているのが分かった。未知のもので不安はあるが、興味の方が強いらしい。
『そして、こちらは土を司っておられます。姿は獅子です』
《……綺翔……よろしく……》
「っ、懐かない猫のようだなっ」
「あの毛並み、淡く光っているようなっ」
「美人猫ですなっ」
《……恥ずかしい……っ》
「「「「「っ、かわいいっ」」」」」
猫好きが多いのかもしれない。おじさん達はメロメロだ。
『では、最後にこちらは風を司る方です。姿はフェンリルになります』
「「「「「フェンリル!」」」」」
《うむ》
「私でも知っておる! なんとっ! ただの犬や狼ではないのか!」
「ファンタジーですな!」
《うむ。良い反応だな》
珀豪の機嫌は回復したようだ。
「あの。では、そちらのお二方はどのような姿なのですか?」
『こちらは、光の方で、鳳凰。そして、こちらが闇で……ドラゴンです』
「「「「「っ!! ドラゴン!?」」」」」
「っ! それは西洋系ですか!?」
『そうです。翼の生えた、大きく優美な姿をしておられます』
《ほほっ。褒めてくれるではないか。のお、主殿。どうだろうか。扉で、外に繋げてくれれば、見えるのではないか? せっかくのお客様なのだからな》
『……高耶さん、どうされます?』
「……分かりました。こういう機会でもないと無理ですし……」
遥迦の所の小屋に扉を繋げて、そこから見てもらうことにした。それも、テーマパーク並みに開発が進んでいる所ではなく、まだ未開発の所に建てた仮の休憩できる小屋にだ。
そこで、大きな黒いドラゴンと美しい鳳凰が空を舞う様を、神職の者達だけでなく、初見の首領達も並んで口をポカンと開けながら見たのだ。
だが、この後もまだまだ未知のものを見ることになるということを、彼らは知らない。
**********
読んでくださりありがとうございます◎
「人? いや、あのような髪色はさすがに……」
「突然現れたということは、これが人型の式神……」
「ん? だが、四人ではないのか? 四神だろう?」
「あの二人は違うのではないか? 明らかに雰囲気が……」
「魔王と勇者みたいだ……っ、あ、すみません……っ」
誰を見てそう思ったのかは、誰もが理解できた。物語を読まなくても、そのイメージは、不思議と誰でも持っているのだから。
『ええ~……紹介いたしますね。先ほど、大陸の方では、精霊と呼ばれるとご説明いたしました。彼らは、あちらの大陸では、精霊王とも呼ばれて崇められております』
「精霊王……っ」
「王とはまた……」
「はっ! それなら、火、風、水、土以外に、闇と光がある……?」
『その通りです。こちらの二神は、闇と光を司るものになります』
「なるほどっ」
どうやら、そちらの知識が豊富な若い子が居るようだ。話を進めやすい。
『そして、姿は様々であるとも申しました。お願いできますか?』
《うむ。本来の姿だな。だが、黒と常盤はここでは無理だ》
『あ……はい。分かりました』
《では》
珀豪に止められ、黒艶と常盤はそのままの姿で、四神だけが変わった。とはいえ、驚くことになる。
「っ、大きいっ!」
「え? ユニコーン?」
「あれは! 獅子ではないか!?」
「九尾!! なんと! 大きい!!」
「大きい狼だろうか? 毛並みが素晴らしいが……」
《我が一番普通の反応だな》
「「「「「喋った!!」」」」」
《先ほどから喋っておるが?》
一気にざわついた。珀豪が微妙に拗ねている。
『あ~、その。ではまず、こちらの九尾の姿の方が、火を司るものです』
《天柳です。お見知り置きを》
「おおっ。なんと、妖として認識しておりましたが、これは、神々しくも美しい」
《あら、お上手ですわね》
天柳はゆるりと大きな尻尾を揺らして嬉しそうに答えていた。
『続いて、こちらは、水を司る方ですが、姿はユニコーンです』
《清晶だ。見られるのはいいけど、ベタベタ触らないでよね》
「水晶のようだが……なるほど、生きているのだな……なんとも不思議で、美しい。いや、指紋を付けそうで触れぬわ」
「触ったら凍りそう……」
《凍らないよ。一応、低いけど体温みたいなのはあるから》
「「「「「ほおっ」」」」」
目が少年のように輝いているのが分かった。未知のもので不安はあるが、興味の方が強いらしい。
『そして、こちらは土を司っておられます。姿は獅子です』
《……綺翔……よろしく……》
「っ、懐かない猫のようだなっ」
「あの毛並み、淡く光っているようなっ」
「美人猫ですなっ」
《……恥ずかしい……っ》
「「「「「っ、かわいいっ」」」」」
猫好きが多いのかもしれない。おじさん達はメロメロだ。
『では、最後にこちらは風を司る方です。姿はフェンリルになります』
「「「「「フェンリル!」」」」」
《うむ》
「私でも知っておる! なんとっ! ただの犬や狼ではないのか!」
「ファンタジーですな!」
《うむ。良い反応だな》
珀豪の機嫌は回復したようだ。
「あの。では、そちらのお二方はどのような姿なのですか?」
『こちらは、光の方で、鳳凰。そして、こちらが闇で……ドラゴンです』
「「「「「っ!! ドラゴン!?」」」」」
「っ! それは西洋系ですか!?」
『そうです。翼の生えた、大きく優美な姿をしておられます』
《ほほっ。褒めてくれるではないか。のお、主殿。どうだろうか。扉で、外に繋げてくれれば、見えるのではないか? せっかくのお客様なのだからな》
『……高耶さん、どうされます?』
「……分かりました。こういう機会でもないと無理ですし……」
遥迦の所の小屋に扉を繋げて、そこから見てもらうことにした。それも、テーマパーク並みに開発が進んでいる所ではなく、まだ未開発の所に建てた仮の休憩できる小屋にだ。
そこで、大きな黒いドラゴンと美しい鳳凰が空を舞う様を、神職の者達だけでなく、初見の首領達も並んで口をポカンと開けながら見たのだ。
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