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ミッション12 舞台と遠征
523 スッキリはしたか?
翌日。予定通り、領主一家は王都へと護送されることになった。よって、領民達に広く今回の領主捕縛の件についての説明をする必要があった。
領主邸の前に領民達を集めたのは、昼前の事。
「え? 本当に領主達が捕まったの?」
「土地代が高かったのはやっぱり!」
「税も取って更にとか、ふざけんなよ!」
怒るのは当然だろう。
「今までのツケ! 払ってもらわないとっ!」
「ウチの子は、使用人として働いていたのに、理不尽に解雇されたわっ。退職金を払いたくないからって!」
領主一家に手錠をかけ、一列に並べたのだが、石が飛んできてもおかしくない状況だった。
そこで、フィルズが前に出て一度強く手を叩く。
「静かに。ここの領主達が金にがめつく、性格が悪いことは間違いない」
これには突然何を言い出したのかと、静かになる。
「先ず、先代は頭が悪い」
「なっ」
フラメラの父である先代が顔を真っ赤にしたが、フィルズは目も向けない。ただし、フラメラが吹き出したのは見た。
「だから、他の貴族達にも馬鹿にされ、利用されていた。金さえもらえれば勝ちだと勘違いしたバカだ」
「……そうなんだ……」
「でも騙されそうな顔してるものね」
「アレだ。上手くやってるつもりで、転がされてるって感じの顔してる」
「っ、なっ、なっ、わ、わたしを誰だとっ」
「黙ってろ。その状態で喚くと、みっともないぞ」
「くっ……」
言われて素直に口を閉じるくらい騙されやすい。
「その夫人は嫉妬深い勘違い女だ」
「っ、なんてことをっ」
「自分や夫がモテると思ってたんだ。男の使用人は自分を誘惑する。女の使用人は夫を誘惑すると……使っていた鏡は歪んでいたようだな」
「マジ? それで使用人達が酷い目に?」
「好きになると? 本当に……? あり得ない……」
「貴族の第二夫人? 全然、まったく興味なくない?」
「あの人の……無理」
「罰ゲーム?」
「なっ、なんて無礼なっ!!」
先代夫人は酷く顔を歪ませて叫んでいた。
「そんな顔してると、皺増えるぜ? あとな? ダメ男好きなら、もうちょっとしっかりしろよ。支えるどころか共倒れって……周りが迷惑なだけだからな?」
「っ、それっ、わたくしに言って……」
「あんたに言ってるけど? おばさん。平民だったら一日でヤベエ女認定されて誰も目も向けないからな? 貴族で良かったなあ。あ、けど、もう違うか。生きていけるといいな……」
「ひっ……」
生きていけないと言っただけなのに、殺されるとでも思ったのか、先代夫人はカタカタ震えていた。
フラメラはもう、腹を抱えて笑っている。どうやら、マグナが気を利かせて内側からの音を遮断する結界をフラメラの周りに張ったらしい。リュブランが呆れたように見ている。
次にフィルズが視線を向けたのは当代の当主夫妻。フラメラの兄夫婦だ。
「こんな両親から生まれたにしては、まともに育った方か。とはいえ、かなり歪んでいるようだし、嫁に来たのが嫌味しか言えない女とか、変わった趣味だな」
「っ、なんてっ」
「わ、わたしが!?」
「隣国に友達がいるみたいだな。それも王族らしき者に」
これに、領民達が反応する。
「え!? 王族と?」
「隣の? 王族……」
「友達なんて……」
「らしき?」
これを、兄夫婦達は良いように解釈した。
「ふんっ。その通りだっ。私の友人は王弟。この国で認められなくても、あちらに行けば、侯爵の位ももらえるんだっ。コレを外すなら今のうちだぞ!」
「そうよっ。私たちにこんなことをして! あの国が黙っていないんだからっ」
「証言は取れたな」
「バッチリ! すごいねこんなあっさり!」
セルジュが楽しそうに録音の魔導具を握ってフィルズを褒める。
「王の前じゃ、言えんことも、下に見てるやつらの前じゃな。まったく……嘘は吐けなくしてるが、黙っていることはできるから面倒なことだ」
「な、なにを……」
今更、まずかったのではないかと気付いたらしい。余裕ある表情から焦ったものに変わった。
「気にしなくていいさ。結果は変わらん。だが、一つ教えておいてやるよ。あちらの王弟? にとってお前は友人ではなく、ただの金蔓みたいなものだ」
「は?」
「お前は処分したいものがあって、あちらに売っていた。けど、あちらは売れるものが欲しかった。友達だろう? と言えば、少しまけてくれるお前達は、扱いやすかっただろうな」
「……何を言って……」
「あの国に何人もいる一応王弟という者の一人だ。そもそもが庶子だから、爵位をやれるような権限はない。ましてや侯爵位? 功績を立てて進言したとしても、男爵位が精々だろ」
「う、うそだ……」
「王弟はだって、二人しかいない……」
夫妻は揃って青くなる。話はよく聞くようだ。喚かないだけ良い。
「国に認められているのが二人いるが、実際は五人。お前達が関係を持ったのは、認められていない三番目だ。実に中途半端な位置の奴でな。兄を立てたり、弟達を立てたり、父を立てたりと、ふらふらしていた。生き残るためだ。まあ大目に見てやれ」
「ど、どういう……」
「目の付け所は良い奴だ。お前から買い取ったものを、更に隣の国に売って食料と交換していた。貴族達が飢えなかったのは、その王弟のお陰だ。まあ、庶子なのに民は見捨てるクズなのは変わらんが」
周りに感謝され、自分がいい思いをできるならそれで良いという人物。だが、立場が弱いのだ。仕方がないところもある。とはいえ、ほぼ庶民であるのにも関わらず、王弟だということをかなり鼻にかけているようだ。商家の生まれということもあり、平民の中でも立場は上だと思っているようだ。
「けど、良かったな。あの国がダメになって。王族は民達の暴動に恐れをなして逃げ出したらしい。そんなことがなければ、お前達は暗殺されていただろうよ」
「っ、う、うそだ……」
「なぜ……っ」
「そりゃあ、その王弟が力を付けることになるからだ。多くの貴族家を食糧支援という形で味方につけた。これが民にも広がれば、王位も転がって来る。大多数の民意は強いからな」
「あ……」
「気付いたか? お前達が危ない橋を渡っていたことに」
「っ……」
兄夫妻は腰を抜かしたようにふらりと座り込んだ。
「散々、フラメラに頭が悪いとか言ってバカにしたらしいが、考えが及ばない頭を持ってるのはどっちだろうな? そっちの方が、頭が悪いと言えるんじゃないか?」
「確かに。それに気づかないって……なあ」
「私たちでも危ないって分かるわ……」
「っ!!」
「あ……」
領民達が兄夫妻を見る目は、非難するようでもあり、可哀想な者を見るようでもあった。これには堪えたらしい。もう言葉も出なくなっていた。
「それじゃあ、王都に運んでくれ。今後、この領はしばらく王家が預かることになる。だが、領主は先代の王が後見を務める人物だ。今よりはずっと良くなる。期待してくれ」
「「「「「おおっ!」」」」」
リュブランがとは言わなかった。まだ未成年ということもある。代官を置き、領地経営の基礎を学びながら成人を待つことになる。
「それと、セイスフィア商会は、ここに支店を置く予定だ。近々、工事に入る。場所はこの隣だ。こちらも期待してくれていいぜ」
「「「「「っ、おおっ!!」」」」」
領民達が目を輝かせる中、領主達は護送車に乗せられていった。
「メルさん……スッキリはしたか?」
「まあまあね!」
この時にフラメラは、地獄に堕ちろと親指を下に向けるサムズダウンを振り向いた領主達に見せつけていた。
**********
読んでくださりありがとうございます◎
領主邸の前に領民達を集めたのは、昼前の事。
「え? 本当に領主達が捕まったの?」
「土地代が高かったのはやっぱり!」
「税も取って更にとか、ふざけんなよ!」
怒るのは当然だろう。
「今までのツケ! 払ってもらわないとっ!」
「ウチの子は、使用人として働いていたのに、理不尽に解雇されたわっ。退職金を払いたくないからって!」
領主一家に手錠をかけ、一列に並べたのだが、石が飛んできてもおかしくない状況だった。
そこで、フィルズが前に出て一度強く手を叩く。
「静かに。ここの領主達が金にがめつく、性格が悪いことは間違いない」
これには突然何を言い出したのかと、静かになる。
「先ず、先代は頭が悪い」
「なっ」
フラメラの父である先代が顔を真っ赤にしたが、フィルズは目も向けない。ただし、フラメラが吹き出したのは見た。
「だから、他の貴族達にも馬鹿にされ、利用されていた。金さえもらえれば勝ちだと勘違いしたバカだ」
「……そうなんだ……」
「でも騙されそうな顔してるものね」
「アレだ。上手くやってるつもりで、転がされてるって感じの顔してる」
「っ、なっ、なっ、わ、わたしを誰だとっ」
「黙ってろ。その状態で喚くと、みっともないぞ」
「くっ……」
言われて素直に口を閉じるくらい騙されやすい。
「その夫人は嫉妬深い勘違い女だ」
「っ、なんてことをっ」
「自分や夫がモテると思ってたんだ。男の使用人は自分を誘惑する。女の使用人は夫を誘惑すると……使っていた鏡は歪んでいたようだな」
「マジ? それで使用人達が酷い目に?」
「好きになると? 本当に……? あり得ない……」
「貴族の第二夫人? 全然、まったく興味なくない?」
「あの人の……無理」
「罰ゲーム?」
「なっ、なんて無礼なっ!!」
先代夫人は酷く顔を歪ませて叫んでいた。
「そんな顔してると、皺増えるぜ? あとな? ダメ男好きなら、もうちょっとしっかりしろよ。支えるどころか共倒れって……周りが迷惑なだけだからな?」
「っ、それっ、わたくしに言って……」
「あんたに言ってるけど? おばさん。平民だったら一日でヤベエ女認定されて誰も目も向けないからな? 貴族で良かったなあ。あ、けど、もう違うか。生きていけるといいな……」
「ひっ……」
生きていけないと言っただけなのに、殺されるとでも思ったのか、先代夫人はカタカタ震えていた。
フラメラはもう、腹を抱えて笑っている。どうやら、マグナが気を利かせて内側からの音を遮断する結界をフラメラの周りに張ったらしい。リュブランが呆れたように見ている。
次にフィルズが視線を向けたのは当代の当主夫妻。フラメラの兄夫婦だ。
「こんな両親から生まれたにしては、まともに育った方か。とはいえ、かなり歪んでいるようだし、嫁に来たのが嫌味しか言えない女とか、変わった趣味だな」
「っ、なんてっ」
「わ、わたしが!?」
「隣国に友達がいるみたいだな。それも王族らしき者に」
これに、領民達が反応する。
「え!? 王族と?」
「隣の? 王族……」
「友達なんて……」
「らしき?」
これを、兄夫婦達は良いように解釈した。
「ふんっ。その通りだっ。私の友人は王弟。この国で認められなくても、あちらに行けば、侯爵の位ももらえるんだっ。コレを外すなら今のうちだぞ!」
「そうよっ。私たちにこんなことをして! あの国が黙っていないんだからっ」
「証言は取れたな」
「バッチリ! すごいねこんなあっさり!」
セルジュが楽しそうに録音の魔導具を握ってフィルズを褒める。
「王の前じゃ、言えんことも、下に見てるやつらの前じゃな。まったく……嘘は吐けなくしてるが、黙っていることはできるから面倒なことだ」
「な、なにを……」
今更、まずかったのではないかと気付いたらしい。余裕ある表情から焦ったものに変わった。
「気にしなくていいさ。結果は変わらん。だが、一つ教えておいてやるよ。あちらの王弟? にとってお前は友人ではなく、ただの金蔓みたいなものだ」
「は?」
「お前は処分したいものがあって、あちらに売っていた。けど、あちらは売れるものが欲しかった。友達だろう? と言えば、少しまけてくれるお前達は、扱いやすかっただろうな」
「……何を言って……」
「あの国に何人もいる一応王弟という者の一人だ。そもそもが庶子だから、爵位をやれるような権限はない。ましてや侯爵位? 功績を立てて進言したとしても、男爵位が精々だろ」
「う、うそだ……」
「王弟はだって、二人しかいない……」
夫妻は揃って青くなる。話はよく聞くようだ。喚かないだけ良い。
「国に認められているのが二人いるが、実際は五人。お前達が関係を持ったのは、認められていない三番目だ。実に中途半端な位置の奴でな。兄を立てたり、弟達を立てたり、父を立てたりと、ふらふらしていた。生き残るためだ。まあ大目に見てやれ」
「ど、どういう……」
「目の付け所は良い奴だ。お前から買い取ったものを、更に隣の国に売って食料と交換していた。貴族達が飢えなかったのは、その王弟のお陰だ。まあ、庶子なのに民は見捨てるクズなのは変わらんが」
周りに感謝され、自分がいい思いをできるならそれで良いという人物。だが、立場が弱いのだ。仕方がないところもある。とはいえ、ほぼ庶民であるのにも関わらず、王弟だということをかなり鼻にかけているようだ。商家の生まれということもあり、平民の中でも立場は上だと思っているようだ。
「けど、良かったな。あの国がダメになって。王族は民達の暴動に恐れをなして逃げ出したらしい。そんなことがなければ、お前達は暗殺されていただろうよ」
「っ、う、うそだ……」
「なぜ……っ」
「そりゃあ、その王弟が力を付けることになるからだ。多くの貴族家を食糧支援という形で味方につけた。これが民にも広がれば、王位も転がって来る。大多数の民意は強いからな」
「あ……」
「気付いたか? お前達が危ない橋を渡っていたことに」
「っ……」
兄夫妻は腰を抜かしたようにふらりと座り込んだ。
「散々、フラメラに頭が悪いとか言ってバカにしたらしいが、考えが及ばない頭を持ってるのはどっちだろうな? そっちの方が、頭が悪いと言えるんじゃないか?」
「確かに。それに気づかないって……なあ」
「私たちでも危ないって分かるわ……」
「っ!!」
「あ……」
領民達が兄夫妻を見る目は、非難するようでもあり、可哀想な者を見るようでもあった。これには堪えたらしい。もう言葉も出なくなっていた。
「それじゃあ、王都に運んでくれ。今後、この領はしばらく王家が預かることになる。だが、領主は先代の王が後見を務める人物だ。今よりはずっと良くなる。期待してくれ」
「「「「「おおっ!」」」」」
リュブランがとは言わなかった。まだ未成年ということもある。代官を置き、領地経営の基礎を学びながら成人を待つことになる。
「それと、セイスフィア商会は、ここに支店を置く予定だ。近々、工事に入る。場所はこの隣だ。こちらも期待してくれていいぜ」
「「「「「っ、おおっ!!」」」」」
領民達が目を輝かせる中、領主達は護送車に乗せられていった。
「メルさん……スッキリはしたか?」
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この時にフラメラは、地獄に堕ちろと親指を下に向けるサムズダウンを振り向いた領主達に見せつけていた。
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