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356 驚きましたか?
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2016. 2. 28
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そこには、既にゲイルやザラン、サクヤも揃っているようだ。
ティア達が近付くと、それまで家の中にいたベリアローズ達もぞろぞろと出てきた。
全員の姿を確認し、その手前でマティが急ブレーキをかける。
《ただいま~っ!》
「お待たせ」
そう言ってティアがマティの背から、ひらりと飛び降りると、ザランが呆然とした表情で尋ねた。
「……誰だ?」
「うん?」
見れば、全員が揃ってポカンと口を開いてティアを見ていた。
そこでティアは、そういえば姿を変えていたんだったと思い出す。
腰に片手を当てて少々首を傾げながら、先ずはと、ザランへ言った。
「誰だとは失礼な。サラちゃんってば、学習能力が衰えてきてるんじゃない?想像、推察、状況判断。どれが欠けても、冒険者には致命的だよ?」
これは鍛え直す必要があるんじゃないかと続けるティアに、ザランは頬を痙攣させていた。
「なっ、ま、まさか……ティア……なのかっ?」
この状況で分からない筈がないだろうと、ティアはわざとらしくため息をついて見せる。
「はぁ……どこからどう見ても、私にしか見えないでしょ?ちょっと大きくなっただけじゃん。どうよ。大人の魅力を感じる?」
「……いや、不安が増した」
「なんですって?」
「うっ……⁉︎」
目を細め、鋭い視線をザランへと向けるティア。普段よりも凄味が増していた為、ザランは数歩急速に後退さり、ティアから距離を取る。
「ティア……それくらいにしなさい。女の子が凄むもんじゃないわ」
「だって、サクヤ姐さん……」
「私だって驚いたんだもの……彼は初めて見たんでしょ?普通はそんな風に姿が変えられるわけじゃないんだから、仕方ないわよ」
突然十歳の女の子の姿から、二十歳前後の姿になって現れたのだ。驚くなという方が無茶だろう。
何より、魔術であってもこうして成長させた姿へと変わるなんて事は、普通出来っこないのだ。
「む~……まぁ、いいわ。今日、明日はちょっと、このままの姿で維持してみようと思ってるから、そのうち慣れるでしょ」
ティアは最近、また魔力量が増えたように感じていた。
ダンジョンの中では、豊富な魔素によって魔力の回復が早い。その為、先日は無理もなく、かなりの長い時間を大人の姿で過ごす事が出来たのだ。
今回も行くのはダンジョン。一日や二日なら、余裕で魔力を保たせる事ができるだろう。
「それじゃぁ、先ずは赤白の宮殿ね」
こうして、ティア達はダンジョンへと出発した。
御者にはゲイルとザラン。馬車に並走するのが、赤茶色の毛色のまま大きくなっているマティに乗ったルクスだ。広い馬車の荷台には、ティア達学生組とサクヤが乗った。
ティアは動き出した馬車の荷台に乗せられていた食材を、せっせとアイテムボックスに詰め込んでいく。
これは、ダンジョンへ行くティア達の食事用にラキアが用意してくれたらしい。本当に気の利くメイドだ。
そうして次々と食材を詰め込んでいくティアに、アデルは少々羨ましそうに、そのアイテムボックスを見つめて言った。
「すごい量が入るんだね……」
これに、アデルの横で未だに固まったまま視線を向けてくるキルシュをちらりと一度見てから、ティアはなんでもないことのように答える。
「まぁね。限界量まで入れた事がないから分かんないけど、まだまだ余裕だよ」
すると、サクヤが呆れたように言った。
「ティアは本当に自重するって事を覚えないわよね」
「何事にも真剣に、全力を注ぐっていうのが私の信条だからね」
「ものは言いようだわね……」
とことん『自重』という言葉を避けるティアだ。
二人の会話を聞いていたエルヴァストが、キルシュの様子を気にしながらもティアのフォローに入る。
「ですが、私達に用意してくれたアイテムボックスは、一般的に流通している物と同じくらいの容量なのですよ?」
ベリアローズとエルヴァストが腰につけている小さなポーチ。それは、ティアが作って贈ったアイテムボックスだった。
勿論、厳密に言えば、一般的に市販されているアイテムボックスよりも少々容量は多いようだが、そこはまだ、自信を持って一般的だと言える性能に抑えられていた。
しかし、ティアには不本意なものだ。
「お兄様達のも同じにしようとしたら、ルクスに止められたんだよ……」
「そうなのか?ティアを思い留まらせるとは、さすがは師匠」
「実際、ティアが聞いて考えを改めるのは、ルクスの言葉ぐらいだからな。助かった」
エルヴァストとベリアローズがそう言って笑い、胸を撫で下ろすのを見て、ティアは眉を寄せた。
「なんか私に失礼……」
不機嫌をあらわにするティアに、サクヤが言った。
「あら、ティアの夫候補なだけあるじゃない。いざという時の助言は聞くべきよ?傍にいてくれる人には感謝しなきゃ。それに、ティアが話を聞くって事は、信頼してるんでしょ?」
「……それは……そうだけど……」
「あの陰険エルフとか、カルなんかはあんたと一緒に調子に乗っちゃうしね。あの人は貴重だわ」
「う~ん……それは否定しない」
不貞腐れながらも、ティアは外にいるルクスへと意識を向ける。
沈黙したところで、どうやら皆が気にしているらしいキルシュへと、肩を落としながら目を向けたのだった。
************************************************
舞台裏のお話。
ルクス「ティア、学園街を突っ切った方があそこには近くないか?」
ティア「いいの、いいの。マティならそんなの関係ないから」
ルクス「そうか?街から大分離れて大回りしてるが?」
ティア「大丈夫、大丈夫」
ルクス「……ティア、何を隠している?」
ティア「べ、べつに」
マティ《近付き過ぎると見つかっちゃうもんね》
ティア「あ、マティ!」
ルクス「見つかる?誰にだ?」
マティ《騎士さん達》
ルクス「騎士……紅翼のか……成る程」
ティア「っ~……さ、さぁ、マティ。全速力でお願いね!」
マティ《任せて!騎士なんかに追い付かれないよっ》
ティア「いや……う、うん……お願いね……」
ルクス「ティア……」
ティア「言わないで……やつら、本当にこれくらいの速さなら、マティの足に追い付きそうなんだ……」
ルクス「それは……もう人じゃないな……」
ティア「じ、人族の可能性ってスゴイよね」
ルクス「自業自得だ。誤魔化すな」
ティア「……はい……」
つづく?
なんて事が起こってましたとさ☆
読んでくださりありがとうございます◎
ティアちゃんは新たな人類を誕生させたかもしれません。
今度はみんなでダンジョンへ。
まずは赤白の宮殿です。
アデルにあげるアレも、そろそろ出来ていそうですしね。
サラちゃんはなんとかなりましたが……そういえば、キルシュに色々まだ打ち明けていませんでした。
サクヤ姐さんの事もですね。
目的地に到着するまでに何とかしなくては。
では次回、また明日です。
よろしくお願いします◎
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そこには、既にゲイルやザラン、サクヤも揃っているようだ。
ティア達が近付くと、それまで家の中にいたベリアローズ達もぞろぞろと出てきた。
全員の姿を確認し、その手前でマティが急ブレーキをかける。
《ただいま~っ!》
「お待たせ」
そう言ってティアがマティの背から、ひらりと飛び降りると、ザランが呆然とした表情で尋ねた。
「……誰だ?」
「うん?」
見れば、全員が揃ってポカンと口を開いてティアを見ていた。
そこでティアは、そういえば姿を変えていたんだったと思い出す。
腰に片手を当てて少々首を傾げながら、先ずはと、ザランへ言った。
「誰だとは失礼な。サラちゃんってば、学習能力が衰えてきてるんじゃない?想像、推察、状況判断。どれが欠けても、冒険者には致命的だよ?」
これは鍛え直す必要があるんじゃないかと続けるティアに、ザランは頬を痙攣させていた。
「なっ、ま、まさか……ティア……なのかっ?」
この状況で分からない筈がないだろうと、ティアはわざとらしくため息をついて見せる。
「はぁ……どこからどう見ても、私にしか見えないでしょ?ちょっと大きくなっただけじゃん。どうよ。大人の魅力を感じる?」
「……いや、不安が増した」
「なんですって?」
「うっ……⁉︎」
目を細め、鋭い視線をザランへと向けるティア。普段よりも凄味が増していた為、ザランは数歩急速に後退さり、ティアから距離を取る。
「ティア……それくらいにしなさい。女の子が凄むもんじゃないわ」
「だって、サクヤ姐さん……」
「私だって驚いたんだもの……彼は初めて見たんでしょ?普通はそんな風に姿が変えられるわけじゃないんだから、仕方ないわよ」
突然十歳の女の子の姿から、二十歳前後の姿になって現れたのだ。驚くなという方が無茶だろう。
何より、魔術であってもこうして成長させた姿へと変わるなんて事は、普通出来っこないのだ。
「む~……まぁ、いいわ。今日、明日はちょっと、このままの姿で維持してみようと思ってるから、そのうち慣れるでしょ」
ティアは最近、また魔力量が増えたように感じていた。
ダンジョンの中では、豊富な魔素によって魔力の回復が早い。その為、先日は無理もなく、かなりの長い時間を大人の姿で過ごす事が出来たのだ。
今回も行くのはダンジョン。一日や二日なら、余裕で魔力を保たせる事ができるだろう。
「それじゃぁ、先ずは赤白の宮殿ね」
こうして、ティア達はダンジョンへと出発した。
御者にはゲイルとザラン。馬車に並走するのが、赤茶色の毛色のまま大きくなっているマティに乗ったルクスだ。広い馬車の荷台には、ティア達学生組とサクヤが乗った。
ティアは動き出した馬車の荷台に乗せられていた食材を、せっせとアイテムボックスに詰め込んでいく。
これは、ダンジョンへ行くティア達の食事用にラキアが用意してくれたらしい。本当に気の利くメイドだ。
そうして次々と食材を詰め込んでいくティアに、アデルは少々羨ましそうに、そのアイテムボックスを見つめて言った。
「すごい量が入るんだね……」
これに、アデルの横で未だに固まったまま視線を向けてくるキルシュをちらりと一度見てから、ティアはなんでもないことのように答える。
「まぁね。限界量まで入れた事がないから分かんないけど、まだまだ余裕だよ」
すると、サクヤが呆れたように言った。
「ティアは本当に自重するって事を覚えないわよね」
「何事にも真剣に、全力を注ぐっていうのが私の信条だからね」
「ものは言いようだわね……」
とことん『自重』という言葉を避けるティアだ。
二人の会話を聞いていたエルヴァストが、キルシュの様子を気にしながらもティアのフォローに入る。
「ですが、私達に用意してくれたアイテムボックスは、一般的に流通している物と同じくらいの容量なのですよ?」
ベリアローズとエルヴァストが腰につけている小さなポーチ。それは、ティアが作って贈ったアイテムボックスだった。
勿論、厳密に言えば、一般的に市販されているアイテムボックスよりも少々容量は多いようだが、そこはまだ、自信を持って一般的だと言える性能に抑えられていた。
しかし、ティアには不本意なものだ。
「お兄様達のも同じにしようとしたら、ルクスに止められたんだよ……」
「そうなのか?ティアを思い留まらせるとは、さすがは師匠」
「実際、ティアが聞いて考えを改めるのは、ルクスの言葉ぐらいだからな。助かった」
エルヴァストとベリアローズがそう言って笑い、胸を撫で下ろすのを見て、ティアは眉を寄せた。
「なんか私に失礼……」
不機嫌をあらわにするティアに、サクヤが言った。
「あら、ティアの夫候補なだけあるじゃない。いざという時の助言は聞くべきよ?傍にいてくれる人には感謝しなきゃ。それに、ティアが話を聞くって事は、信頼してるんでしょ?」
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沈黙したところで、どうやら皆が気にしているらしいキルシュへと、肩を落としながら目を向けたのだった。
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ルクス「ティア、学園街を突っ切った方があそこには近くないか?」
ティア「いいの、いいの。マティならそんなの関係ないから」
ルクス「そうか?街から大分離れて大回りしてるが?」
ティア「大丈夫、大丈夫」
ルクス「……ティア、何を隠している?」
ティア「べ、べつに」
マティ《近付き過ぎると見つかっちゃうもんね》
ティア「あ、マティ!」
ルクス「見つかる?誰にだ?」
マティ《騎士さん達》
ルクス「騎士……紅翼のか……成る程」
ティア「っ~……さ、さぁ、マティ。全速力でお願いね!」
マティ《任せて!騎士なんかに追い付かれないよっ》
ティア「いや……う、うん……お願いね……」
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ティア「言わないで……やつら、本当にこれくらいの速さなら、マティの足に追い付きそうなんだ……」
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ティア「……はい……」
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ティアちゃんは新たな人類を誕生させたかもしれません。
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アデルにあげるアレも、そろそろ出来ていそうですしね。
サラちゃんはなんとかなりましたが……そういえば、キルシュに色々まだ打ち明けていませんでした。
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