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502 説明するのって大変
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2016. 10. 7
**********
笑顔で提案するティア。こんな事は、誰も予想していなかっただろう。
「それは頼もしい。是非お願いしよう」
「父上っ!?」
嬉しそうに提案を呑む王に、エルヴァストは慌てた。レイナルートに至っては、完全に思考を停止しているようだ。
「ティア、何を考えてるんだっ! マスターが知ったら、王宮が一瞬にして吹っ飛ぶっ」
エルヴァストが危惧するのは、これを知ったシェリスが引き起こすであろう惨事についてだ。
「所詮は仮だし、この後説得してくるから大丈夫……大丈夫だよ」
「全く大丈夫に感じないぞ!」
目を逸らし、二度も同じ事を言うティアに、信用などない。それでも、ここはこの作戦でいきたいのだ。
「努力するから。それに、今の婚約者候補達の中に、あの組織の息がかかったのを相手に出来るような令嬢はいないでしょ?」
「ま、まぁ、そうだろうが……しかし……」
エルヴァストは何とかならないものかと考えているようだ。だが、ティアも引くわけにはいかない。最も効率の良い接触方法を思いついてしまったのだ。これ以上の案はないだろう。
「任せて。ちゃんと王太子さんも守ってあげるし、国にも手出しさせないよ」
そう言われて、しぶしぶだが、エルヴァストが引き下がる。
「それは……ティアなら間違いはないと分かっているさ……」
これ以上頼もしい者はいないと、エルヴァストは良く分かっているのだ。
「ならば、良いか? コリアート、聞いたな。バトラール・フィスマをレイナルートの婚約者候補に追加してくれ」
「か、畏まりました」
「ついでに他の令嬢達の見定めも頼もうか」
「いいよ。それじゃぁ、そういう事で、シェリーをサクッと説得してくるね」
ティアはそうして、王宮を後にしたのだ。
◆◆◆◆◆
火王との散歩から帰って来たフラムに乗って、ティアは一人サルバへ飛んだ。
理由は勿論、仮ではあるが、レイナルートの婚約者候補になったとシェリスに説明するためだ。
「やっぱり、どんな人か気になるんだよね」
ティアは、サティアの生まれ変わりだと名乗るローズ・リザラントに会ってみたいと思っていた。
「……」
「王太子妃になるのを狙ってるなら、絶対接触できるでしょ? 敵対関係にあった方が人となりって遠慮なく調べやすいしさぁ」
「……」
「シェリ~……聞いてる~?」
「……」
話し始めてから、シェリスの表情が消えていた。理由は分かっているのだが、今の所、対応策が見当たらない。
「シェリー……ちゃんと仮のだよ? 嘘の婚約者。本当じゃないから」
「当然です!」
「っ!? う、うん……」
聞こえていたようで安心した。ただ、その他の問題が明るみに出てしまったようだ。
「仮だとしても、許したくはありませんね。あなたの事です。舞踏会などにもそうして出席するつもりなのでしょう?」
「そこが重要だと思うからね」
「……ティアに触れられないよう、今のうちに両腕を切り落として……」
「……落ち着いてね、シェリー……」
やはり、すぐに説明に来て良かった。これを他人の口から聞かされていたら、間違いなくレイナルートは消えていただろう。
それでなくとも、物騒な言葉と空気が飛び出してきているのだ。ここは慎重に、丁寧に説得しなくてはならない。
「ティアがそのような立場を取らずとも、寧ろ王太子に接触させて調べるように命じれば良いでしょう」
つまりシェリスは、王太子にローズへ近付き、身辺調査をさせろと言っているのだ。しかし、それは難しいだろう。
「これがエル兄様だったら単独調査も任せられたんだけど、王太子はね……性格的に難しいと思ったの。真面目過ぎて、あれは駆け引きとか無理なタイプだわ」
「次期王がそれでどうするんです」
「だよねぇ。そこの問題もあるけど、だからって、今回のはハードルが高過ぎるんだよ。また肝心な所で尻尾を切られるのは困るもの」
腹芸なんてものは、少しずつ人生経験を重ねて会得していくものだ。王宮なんて、環境的にはもってこいだが、だからといって、それが出来るようになるまで待つ時間はない。
今のレイナルートでは、今回のようにいきなりラスボスに当たるような真似をすれば、確実に潰れる。
「婚約者候補っていうより、教師って感じだと思ってよ。学ぶのに補佐が必要って事。その補佐役をするのに婚約者候補って肩書きが一番効率がいいんだ。ついでに、王太子の婚約者に相応しい令嬢を見定めて欲しいって王様に言われたしね」
「あなたが決めるんですか?」
「そういう事。ねっ、本当に仮の候補でしょ?」
婚約者に相応しいかを見定めろという事は、ティアは本当の候補の中にはいないという事なのだ。これならば良いだろうと笑顔で畳み掛けるが、シェリスの嫉妬心は底なしだった。
「それでも、一時、仮とはいえ、ティアを婚約者にするなど、おこがましいにもほどがあります!」
「……えっと……」
思わず、笑顔のまま固まってしまう。
「しかし、一時の夢を見させてもらうと思ってという事ならば、私も目を瞑りましょう」
「あ、うん……そうだね~……」
意外と早く納得してくれたぞと胸を撫で下ろす。
「それに、ティアではなくバトラールとしてですからね。本当のあなたではないのですし」
「うんうん。それこそ、夢か幻かって感じかな?」
これならば問題ない。王太子にもクィーグから護衛を数人つける。万が一、シェリスの逆鱗に触れても、察知はできるだろう。
準備は万全に。対策に抜かりなどあってはならない。だが、シェリスはそう甘くない。
「そうですね。では、この機会に、正式に結婚しておきましょう」
「……へ……?」
なぜだろうか。婚約者候補と言っているのに、結婚までいってしまった。
「そうすれば、王太子も手を出すべきではないと自覚するでしょうしね」
「……えっと、待ってね……結婚んん!?」
これは、あれではないのか。お久しぶりの暴走モードなのではないのか。
「ええ。ただ……ドレスがあと数年先の最も似合うサイズで用意してしまったのですよね……仕方がありません。ティアとの結婚は私の悲願、夢ですからね。バトラールの姿でお願いします。大丈夫ですよね? 最近は何日でも力を保てるのですものね?」
「う、うん……それはそう……だけど……」
非常にマズイ。大変マズイ状況だ。
「ちょっ、ちょっと落ち着こうか?」
「おや。私はとても落ち着いていますよ? 寧ろ、これほど心穏やかなのは何百年ぶりでしょう……」
「へ、へぇ~……」
どうすれば良いのだろうか。こんな状態のシェリスは初めてだ。
「っ、か、母様助けてください……っ」
「そうですっ、いっそ、里に来てくださいっ。世界樹の前で誓いましょうっ」
「うぅっ……誰か……助け……」
こんなにも誰かの気迫に押されたのは初めてだ。真っ先に頭に浮かんだのはかつての母、マティアス。そしてその後に、煌めく光が見える。
「さぁ、ティアっ、結婚しましょう」
「っ……!」
前のめりなシェリスに、迫られた経験をした事がないティアは、どう返したらいいのかと焦る。その時だった。
「ちょっと待ったぁぁぁぁっ!」
窓から白い固まりが飛び込んできたのだ。
**********
舞台裏のお話。
ルクス「……ティアが危ない……」
ビアン「なぜ着いていかなかったんだ
」
ルクス「話がややこしくなるだろう。ただでさえ、あいつはティアに執着しているんだ。絶対に反対する」
ビアン「反対するから良いと思ったのか?」
ルクス「いや。その後に自分も正式に婚約するだのなんだのと言い出すに決まっている。そうなると、俺がいれば話が進まなくなるだろう」
エル「さすがは師匠……ですが、それでは考えが甘いかと」
ルクス「そうか?」
エル「はい。何より、ティアはそれほど色恋の経験はないでしょう。父上を見て過去の婚約者の姿を重ね、頬を染めていたくらいです。迫られた事もないのでは?」
ルクス「……た、確かに……」
エル「マスターなら、この機会にと本気で結婚まで漕ぎ着けようとするかもしれませんよ?」
ルクス「っ、ティ、ティアっ!!」
エル「大丈夫です。応援は既に向かっています」
ルクス「え?」
つづく?
なんて事が起こってましたとさ☆
読んでくださりありがとうございます◎
予見? それとも?
今まで大人しかっただけに、一気に爆発中です。
情熱が時を経ても変わらずにあるというのは尊敬しますが、何事にも節度がありますよね。
ピンチは脱した?
では次回、一日空けて9日です。
よろしくお願いします◎
**********
笑顔で提案するティア。こんな事は、誰も予想していなかっただろう。
「それは頼もしい。是非お願いしよう」
「父上っ!?」
嬉しそうに提案を呑む王に、エルヴァストは慌てた。レイナルートに至っては、完全に思考を停止しているようだ。
「ティア、何を考えてるんだっ! マスターが知ったら、王宮が一瞬にして吹っ飛ぶっ」
エルヴァストが危惧するのは、これを知ったシェリスが引き起こすであろう惨事についてだ。
「所詮は仮だし、この後説得してくるから大丈夫……大丈夫だよ」
「全く大丈夫に感じないぞ!」
目を逸らし、二度も同じ事を言うティアに、信用などない。それでも、ここはこの作戦でいきたいのだ。
「努力するから。それに、今の婚約者候補達の中に、あの組織の息がかかったのを相手に出来るような令嬢はいないでしょ?」
「ま、まぁ、そうだろうが……しかし……」
エルヴァストは何とかならないものかと考えているようだ。だが、ティアも引くわけにはいかない。最も効率の良い接触方法を思いついてしまったのだ。これ以上の案はないだろう。
「任せて。ちゃんと王太子さんも守ってあげるし、国にも手出しさせないよ」
そう言われて、しぶしぶだが、エルヴァストが引き下がる。
「それは……ティアなら間違いはないと分かっているさ……」
これ以上頼もしい者はいないと、エルヴァストは良く分かっているのだ。
「ならば、良いか? コリアート、聞いたな。バトラール・フィスマをレイナルートの婚約者候補に追加してくれ」
「か、畏まりました」
「ついでに他の令嬢達の見定めも頼もうか」
「いいよ。それじゃぁ、そういう事で、シェリーをサクッと説得してくるね」
ティアはそうして、王宮を後にしたのだ。
◆◆◆◆◆
火王との散歩から帰って来たフラムに乗って、ティアは一人サルバへ飛んだ。
理由は勿論、仮ではあるが、レイナルートの婚約者候補になったとシェリスに説明するためだ。
「やっぱり、どんな人か気になるんだよね」
ティアは、サティアの生まれ変わりだと名乗るローズ・リザラントに会ってみたいと思っていた。
「……」
「王太子妃になるのを狙ってるなら、絶対接触できるでしょ? 敵対関係にあった方が人となりって遠慮なく調べやすいしさぁ」
「……」
「シェリ~……聞いてる~?」
「……」
話し始めてから、シェリスの表情が消えていた。理由は分かっているのだが、今の所、対応策が見当たらない。
「シェリー……ちゃんと仮のだよ? 嘘の婚約者。本当じゃないから」
「当然です!」
「っ!? う、うん……」
聞こえていたようで安心した。ただ、その他の問題が明るみに出てしまったようだ。
「仮だとしても、許したくはありませんね。あなたの事です。舞踏会などにもそうして出席するつもりなのでしょう?」
「そこが重要だと思うからね」
「……ティアに触れられないよう、今のうちに両腕を切り落として……」
「……落ち着いてね、シェリー……」
やはり、すぐに説明に来て良かった。これを他人の口から聞かされていたら、間違いなくレイナルートは消えていただろう。
それでなくとも、物騒な言葉と空気が飛び出してきているのだ。ここは慎重に、丁寧に説得しなくてはならない。
「ティアがそのような立場を取らずとも、寧ろ王太子に接触させて調べるように命じれば良いでしょう」
つまりシェリスは、王太子にローズへ近付き、身辺調査をさせろと言っているのだ。しかし、それは難しいだろう。
「これがエル兄様だったら単独調査も任せられたんだけど、王太子はね……性格的に難しいと思ったの。真面目過ぎて、あれは駆け引きとか無理なタイプだわ」
「次期王がそれでどうするんです」
「だよねぇ。そこの問題もあるけど、だからって、今回のはハードルが高過ぎるんだよ。また肝心な所で尻尾を切られるのは困るもの」
腹芸なんてものは、少しずつ人生経験を重ねて会得していくものだ。王宮なんて、環境的にはもってこいだが、だからといって、それが出来るようになるまで待つ時間はない。
今のレイナルートでは、今回のようにいきなりラスボスに当たるような真似をすれば、確実に潰れる。
「婚約者候補っていうより、教師って感じだと思ってよ。学ぶのに補佐が必要って事。その補佐役をするのに婚約者候補って肩書きが一番効率がいいんだ。ついでに、王太子の婚約者に相応しい令嬢を見定めて欲しいって王様に言われたしね」
「あなたが決めるんですか?」
「そういう事。ねっ、本当に仮の候補でしょ?」
婚約者に相応しいかを見定めろという事は、ティアは本当の候補の中にはいないという事なのだ。これならば良いだろうと笑顔で畳み掛けるが、シェリスの嫉妬心は底なしだった。
「それでも、一時、仮とはいえ、ティアを婚約者にするなど、おこがましいにもほどがあります!」
「……えっと……」
思わず、笑顔のまま固まってしまう。
「しかし、一時の夢を見させてもらうと思ってという事ならば、私も目を瞑りましょう」
「あ、うん……そうだね~……」
意外と早く納得してくれたぞと胸を撫で下ろす。
「それに、ティアではなくバトラールとしてですからね。本当のあなたではないのですし」
「うんうん。それこそ、夢か幻かって感じかな?」
これならば問題ない。王太子にもクィーグから護衛を数人つける。万が一、シェリスの逆鱗に触れても、察知はできるだろう。
準備は万全に。対策に抜かりなどあってはならない。だが、シェリスはそう甘くない。
「そうですね。では、この機会に、正式に結婚しておきましょう」
「……へ……?」
なぜだろうか。婚約者候補と言っているのに、結婚までいってしまった。
「そうすれば、王太子も手を出すべきではないと自覚するでしょうしね」
「……えっと、待ってね……結婚んん!?」
これは、あれではないのか。お久しぶりの暴走モードなのではないのか。
「ええ。ただ……ドレスがあと数年先の最も似合うサイズで用意してしまったのですよね……仕方がありません。ティアとの結婚は私の悲願、夢ですからね。バトラールの姿でお願いします。大丈夫ですよね? 最近は何日でも力を保てるのですものね?」
「う、うん……それはそう……だけど……」
非常にマズイ。大変マズイ状況だ。
「ちょっ、ちょっと落ち着こうか?」
「おや。私はとても落ち着いていますよ? 寧ろ、これほど心穏やかなのは何百年ぶりでしょう……」
「へ、へぇ~……」
どうすれば良いのだろうか。こんな状態のシェリスは初めてだ。
「っ、か、母様助けてください……っ」
「そうですっ、いっそ、里に来てくださいっ。世界樹の前で誓いましょうっ」
「うぅっ……誰か……助け……」
こんなにも誰かの気迫に押されたのは初めてだ。真っ先に頭に浮かんだのはかつての母、マティアス。そしてその後に、煌めく光が見える。
「さぁ、ティアっ、結婚しましょう」
「っ……!」
前のめりなシェリスに、迫られた経験をした事がないティアは、どう返したらいいのかと焦る。その時だった。
「ちょっと待ったぁぁぁぁっ!」
窓から白い固まりが飛び込んできたのだ。
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舞台裏のお話。
ルクス「……ティアが危ない……」
ビアン「なぜ着いていかなかったんだ
」
ルクス「話がややこしくなるだろう。ただでさえ、あいつはティアに執着しているんだ。絶対に反対する」
ビアン「反対するから良いと思ったのか?」
ルクス「いや。その後に自分も正式に婚約するだのなんだのと言い出すに決まっている。そうなると、俺がいれば話が進まなくなるだろう」
エル「さすがは師匠……ですが、それでは考えが甘いかと」
ルクス「そうか?」
エル「はい。何より、ティアはそれほど色恋の経験はないでしょう。父上を見て過去の婚約者の姿を重ね、頬を染めていたくらいです。迫られた事もないのでは?」
ルクス「……た、確かに……」
エル「マスターなら、この機会にと本気で結婚まで漕ぎ着けようとするかもしれませんよ?」
ルクス「っ、ティ、ティアっ!!」
エル「大丈夫です。応援は既に向かっています」
ルクス「え?」
つづく?
なんて事が起こってましたとさ☆
読んでくださりありがとうございます◎
予見? それとも?
今まで大人しかっただけに、一気に爆発中です。
情熱が時を経ても変わらずにあるというのは尊敬しますが、何事にも節度がありますよね。
ピンチは脱した?
では次回、一日空けて9日です。
よろしくお願いします◎
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