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帰還の成否と犠牲の先に
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「うっ、くっ…」
眩い光が俺たちの視界を奪う。
少しずつ視力が戻ってくるとアキラだけ黒いゴーグルをつけていのが見えた。
そして、魔法陣の中心にいたはずのユートリアの姿は消えていた。
「せ…成功…したのか?」
「…ユウト、王女に連絡を繋いで確認して」
「わ、わかった。」
俺は言われままにチワワに渡していた虫電話を起動する。
今日のはトンボ型で、持ち手が細い。
「もしもし?チワワのおっちゃん応答してくれ」
「…おっ?これは、聞こえておるのか?」
「おっちゃん、転送は成功したっぽいんだ。王女にユートリアと繋がるか確認してくれ。」
電話の奥でチワワと王女が会話しているのが小さく聞こえてくる。
周りにいる仲間達も電話の向こうに集中しているようで、辺りはシンと静まり返っていた。
カサカサと風が木の葉を揺らす音が大きく耳を打つ。
「あ~、王女様の問い掛けに反応があったようだぞ?何でも小さな部屋の中に居て、男が一人机に突っ伏しとるそうだ。」
「それで、他には何が見える?日本の…異世界の様子が分かる物は無いのか?」
俺の反応と漏れ聞こえるチワワの声に、仲間達がザワザワと反応しているのが聞こえる。
俺も緊張しているのか、トンボの体を持つ手が汗ばんでいた。
チワワ経由なのが若干面倒だけど、直接魔道具を使うのが嫌だと言う王女の為もあって、一問一答に時間が掛かっている。
「何やら光る石版があって、文字の書かれたブロックの集合体が目の前にあるそうだ。それに、変な文字と絵がかかれた本が棚に整列しとるらしい。」
「…多分、パソコンとキーボードの事だろう。天井に光を発する物やベッドなんかも置いてないか?」
俺が尋ねたのは平均的な日本人の一人暮らし部屋にある一般的な装備品だ。
すると、どちらも完備されているようで、コンビニの袋に入った食料も確認できた。
「…間違いないね。そこは日本だろう?これでボクの実験が成功したのは疑いようのない事実さっ」
ゴーグルを上にずらし両手を握り締めながらアキラは呟く。
今まで成功しそうな気配が無かっただけに、彼女としても思う所はあるのだろう。
珍しく感情的だし、嬉しそうに見える。
「本当に、そんな事ができましたのね……ユウト様は帰ってしまわれたりしませんわよね?」
「ん?あ、あぁ…俺は大丈夫だよ。」
「ごしゅ…さま、帰るのダメ…レアの…ごはんいる」
「お兄ちゃん、大丈夫だよね?」
「ユウト様…」
アキラの成功宣言を受けて、現実味を帯びてきた『現世への帰還』を仲間達が心配し始める。
…俺は当然、帰りたいなど1ミリたりとも思わないが、こうやって心配してくれるのは嬉しいな。
後ろを見ると唯一言葉を発していないシャルの顔が真っ青になっていた。
後ろ手になっている腕から小刻みな震えも感じる。
昨日のやり取りはあったけど、やはり現実問題としては受け入れにくいんだろうな。
「…さぁ、次は変態に連絡を取ってアイツを送り返してやろう。」
「えっ!?そ、そんな!まだ本当に安全か分かりませんし、急いで伝えなくても…」
「そ、そうだな。アキラとレアがいれば、いつでも転移させられる訳だしさ」
「では、何時頃伝えますの?それはどなたの判断で誰の人生に影響を与えるのかしら。」
アキラこ提案に煮え切らない、俺とシャルに対してメリーが正論を突きつけてくる。
「……そうだな。伝えるのは当然か、だけど帰還のタイミングはレン次第だよな?」
「…そうですね。もちろん彼の準備もあるでしょうし。」
呟きのような俺の質問にティファが応える。
心では割り切れないが、メリーの言葉に俺も伝えるべきだと観念するしかなかった。
しかし、レンだってこちらの世界での清算があるはずだ。
だから、成功を伝えるのは少しだけ時間を空ける事を伝えた。
皆の反応はマチマチだったが、一応理解を示してくれたので、即報告は一旦保留となった。
…レンの事もあるけど、やっぱりシャルの事が心配だよな。
話がひと段落ついた辺りで、電話の向こうで何か慌ただしくなっていることに気付く。
「どうした、おっちゃん?何かあったのか?」
「すまぬ、どうやらユートリアが向こうの世界で実態を維持するのが難しくなっているそうなのだ。
「なっ!?ユートリアが消えるってのか?何か、何か方法は無いのか?」
「「…えっ!?」」
俺のやり取りにユートリアと仲の良かった、ティファやシャルが動揺する。
チワワが言うには、地球でも微精霊としては生きていけるそうだが、自我は無くなり風の粒子みたいな存在になってしまうそうだ。
「お兄ちゃん、なんとかできないの?」
ルサリィも俺の服を掴み、心配そうに見上げてくる。
「分かってる…なんとか、なんとかするさ!」
「…方法ならあるんじゃない?もう一度起動させて、こちらの世界に呼び戻そせば良いよ」
アキラはポンポンと装置を叩きながら、そう提案してきた。
「…迷ってる暇は無いか。分かった、やろう!」
「ゔぇっ…ま、また…やる…の?」
皆も頷いて賛成してくれる中、魔力供給源であるレアが跪き唸る。
「後で何でも好きなもん食わせてやるから頑張れ!取り敢えずコレ飲んどけっ」
放り投げられたマインドポーションをゴクゴクと飲み干し、ため息をつくとレアは立ち上がり魔力を練り始める。
「…いくよ、3.2.1…GO!」
「…はぁぁっっ!」
アキラの合図に反応してレアから魔力が魔法陣に流れ込み光の柱を作る。
辺りを眩い光が包み、また目が眩む。
「ユートリアッ!」
「ユートリアちゃんっ!」
いち早く反応したティファとルサリィが、魔法時の中心で浮かぶユートリアの元へと駆け寄り声を掛けた。
「すみません。あまりお役に立てませんでした。それに、せっかく戻して頂いたのですが…」
「あの子…様子がヘンですわ。」
「かっ…身体が透けてる?」
メリーが指摘するように、申し訳無さそうにしているユートリアの身体は半透明になっている。
「ユウト様、回復を!」
「あ、あぁ、分かった!」
ティファに呼ばれ魔法陣へ向かおうと駆け出した。
「ごめんなさい…もうダメみたいです。でも、微精霊に戻るだけですから、皆さんの側には居ますから。」
ユートリアの言葉に駆け出した足が止まる。
彼の身体は既に消えかかっており、光の粒子が身体中から漏れ始めていた。
「こちらの世界に戻れて良かったです。おそらく、人の体でも二度の転移は耐えられないでしょう…良く考えて…くだ…さい。」
「「ユートリアッ!!」」
誰に似たのか、俺と似た顔を持つくせに真面目な事しか言わないユートリア
皆が何とか消失を止めようと、あたふたと手を出しては身体をすり抜けている。
…短い付き合いだったけど、そんなに簡単に諦められるかよ!
俺はアイテムボックスを召喚すると、何か無いかと中身を必死に漁った。
露天アイテムでも、クエストアイテムでも、課金アイテムでも何でも良いんだ。
こんな時の為のチートアイテムだろうがっ。
「ありがとう…ご…ます。皆さんと……たのし…です。さい…に、僕がみた…を皆さんに」
「まっ、待ってくれ!何か…何か無いのかよっ」
俺の手が掴む物は、この状況を覆せるような物では無く、焦りと時間だけが無情に過ぎた。
頭の中を過去のトラウマがフラッシュバックする。
ルサリィの母親を助ける事が出来なかった、あの時の記憶が…
「…うっ」
「なっ!」
「あっ…」
アイテムボックスに手を突っ込んだまま、無力さに膝を折った俺や、泣きながらユートリアを見送るルサリィやシャル。
辛そうな表情のティファやメリー。
バツの悪そうなレアやアキラ。
皆が一斉に唸ると、頭の中に映像が映った。
ユートリアが言っていた「皆に見せる」と言うのがコレの事なんだろう。
…
ユートリアが地球で見てきた映像。
何処にでもあるような一人部屋。
おそらく一人暮らしでは無く、実家の一室と言う感じだろう。
まぁ、控えめに言ってもヲタクよりな部屋だ。
フィギュアや漫画、萌えアニメのDVDなんかが乱雑に並んでいた。
パソコンの前には、眼鏡を掛けた小太りな男性がうつ伏せで眠っている
お世辞にも良い男とは言いにくい外見だ。
きっと、コミュ障を患っていて、一日で人と話をする時間なんてほとんど無いのだろう。
朝起きて仕事に行って、コンビニで食料を買いゲームと課金に時間を費やすような惰民
…そう。
そこに寝ていたのは現世の『俺』だった。
眩い光が俺たちの視界を奪う。
少しずつ視力が戻ってくるとアキラだけ黒いゴーグルをつけていのが見えた。
そして、魔法陣の中心にいたはずのユートリアの姿は消えていた。
「せ…成功…したのか?」
「…ユウト、王女に連絡を繋いで確認して」
「わ、わかった。」
俺は言われままにチワワに渡していた虫電話を起動する。
今日のはトンボ型で、持ち手が細い。
「もしもし?チワワのおっちゃん応答してくれ」
「…おっ?これは、聞こえておるのか?」
「おっちゃん、転送は成功したっぽいんだ。王女にユートリアと繋がるか確認してくれ。」
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周りにいる仲間達も電話の向こうに集中しているようで、辺りはシンと静まり返っていた。
カサカサと風が木の葉を揺らす音が大きく耳を打つ。
「あ~、王女様の問い掛けに反応があったようだぞ?何でも小さな部屋の中に居て、男が一人机に突っ伏しとるそうだ。」
「それで、他には何が見える?日本の…異世界の様子が分かる物は無いのか?」
俺の反応と漏れ聞こえるチワワの声に、仲間達がザワザワと反応しているのが聞こえる。
俺も緊張しているのか、トンボの体を持つ手が汗ばんでいた。
チワワ経由なのが若干面倒だけど、直接魔道具を使うのが嫌だと言う王女の為もあって、一問一答に時間が掛かっている。
「何やら光る石版があって、文字の書かれたブロックの集合体が目の前にあるそうだ。それに、変な文字と絵がかかれた本が棚に整列しとるらしい。」
「…多分、パソコンとキーボードの事だろう。天井に光を発する物やベッドなんかも置いてないか?」
俺が尋ねたのは平均的な日本人の一人暮らし部屋にある一般的な装備品だ。
すると、どちらも完備されているようで、コンビニの袋に入った食料も確認できた。
「…間違いないね。そこは日本だろう?これでボクの実験が成功したのは疑いようのない事実さっ」
ゴーグルを上にずらし両手を握り締めながらアキラは呟く。
今まで成功しそうな気配が無かっただけに、彼女としても思う所はあるのだろう。
珍しく感情的だし、嬉しそうに見える。
「本当に、そんな事ができましたのね……ユウト様は帰ってしまわれたりしませんわよね?」
「ん?あ、あぁ…俺は大丈夫だよ。」
「ごしゅ…さま、帰るのダメ…レアの…ごはんいる」
「お兄ちゃん、大丈夫だよね?」
「ユウト様…」
アキラの成功宣言を受けて、現実味を帯びてきた『現世への帰還』を仲間達が心配し始める。
…俺は当然、帰りたいなど1ミリたりとも思わないが、こうやって心配してくれるのは嬉しいな。
後ろを見ると唯一言葉を発していないシャルの顔が真っ青になっていた。
後ろ手になっている腕から小刻みな震えも感じる。
昨日のやり取りはあったけど、やはり現実問題としては受け入れにくいんだろうな。
「…さぁ、次は変態に連絡を取ってアイツを送り返してやろう。」
「えっ!?そ、そんな!まだ本当に安全か分かりませんし、急いで伝えなくても…」
「そ、そうだな。アキラとレアがいれば、いつでも転移させられる訳だしさ」
「では、何時頃伝えますの?それはどなたの判断で誰の人生に影響を与えるのかしら。」
アキラこ提案に煮え切らない、俺とシャルに対してメリーが正論を突きつけてくる。
「……そうだな。伝えるのは当然か、だけど帰還のタイミングはレン次第だよな?」
「…そうですね。もちろん彼の準備もあるでしょうし。」
呟きのような俺の質問にティファが応える。
心では割り切れないが、メリーの言葉に俺も伝えるべきだと観念するしかなかった。
しかし、レンだってこちらの世界での清算があるはずだ。
だから、成功を伝えるのは少しだけ時間を空ける事を伝えた。
皆の反応はマチマチだったが、一応理解を示してくれたので、即報告は一旦保留となった。
…レンの事もあるけど、やっぱりシャルの事が心配だよな。
話がひと段落ついた辺りで、電話の向こうで何か慌ただしくなっていることに気付く。
「どうした、おっちゃん?何かあったのか?」
「すまぬ、どうやらユートリアが向こうの世界で実態を維持するのが難しくなっているそうなのだ。
「なっ!?ユートリアが消えるってのか?何か、何か方法は無いのか?」
「「…えっ!?」」
俺のやり取りにユートリアと仲の良かった、ティファやシャルが動揺する。
チワワが言うには、地球でも微精霊としては生きていけるそうだが、自我は無くなり風の粒子みたいな存在になってしまうそうだ。
「お兄ちゃん、なんとかできないの?」
ルサリィも俺の服を掴み、心配そうに見上げてくる。
「分かってる…なんとか、なんとかするさ!」
「…方法ならあるんじゃない?もう一度起動させて、こちらの世界に呼び戻そせば良いよ」
アキラはポンポンと装置を叩きながら、そう提案してきた。
「…迷ってる暇は無いか。分かった、やろう!」
「ゔぇっ…ま、また…やる…の?」
皆も頷いて賛成してくれる中、魔力供給源であるレアが跪き唸る。
「後で何でも好きなもん食わせてやるから頑張れ!取り敢えずコレ飲んどけっ」
放り投げられたマインドポーションをゴクゴクと飲み干し、ため息をつくとレアは立ち上がり魔力を練り始める。
「…いくよ、3.2.1…GO!」
「…はぁぁっっ!」
アキラの合図に反応してレアから魔力が魔法陣に流れ込み光の柱を作る。
辺りを眩い光が包み、また目が眩む。
「ユートリアッ!」
「ユートリアちゃんっ!」
いち早く反応したティファとルサリィが、魔法時の中心で浮かぶユートリアの元へと駆け寄り声を掛けた。
「すみません。あまりお役に立てませんでした。それに、せっかく戻して頂いたのですが…」
「あの子…様子がヘンですわ。」
「かっ…身体が透けてる?」
メリーが指摘するように、申し訳無さそうにしているユートリアの身体は半透明になっている。
「ユウト様、回復を!」
「あ、あぁ、分かった!」
ティファに呼ばれ魔法陣へ向かおうと駆け出した。
「ごめんなさい…もうダメみたいです。でも、微精霊に戻るだけですから、皆さんの側には居ますから。」
ユートリアの言葉に駆け出した足が止まる。
彼の身体は既に消えかかっており、光の粒子が身体中から漏れ始めていた。
「こちらの世界に戻れて良かったです。おそらく、人の体でも二度の転移は耐えられないでしょう…良く考えて…くだ…さい。」
「「ユートリアッ!!」」
誰に似たのか、俺と似た顔を持つくせに真面目な事しか言わないユートリア
皆が何とか消失を止めようと、あたふたと手を出しては身体をすり抜けている。
…短い付き合いだったけど、そんなに簡単に諦められるかよ!
俺はアイテムボックスを召喚すると、何か無いかと中身を必死に漁った。
露天アイテムでも、クエストアイテムでも、課金アイテムでも何でも良いんだ。
こんな時の為のチートアイテムだろうがっ。
「ありがとう…ご…ます。皆さんと……たのし…です。さい…に、僕がみた…を皆さんに」
「まっ、待ってくれ!何か…何か無いのかよっ」
俺の手が掴む物は、この状況を覆せるような物では無く、焦りと時間だけが無情に過ぎた。
頭の中を過去のトラウマがフラッシュバックする。
ルサリィの母親を助ける事が出来なかった、あの時の記憶が…
「…うっ」
「なっ!」
「あっ…」
アイテムボックスに手を突っ込んだまま、無力さに膝を折った俺や、泣きながらユートリアを見送るルサリィやシャル。
辛そうな表情のティファやメリー。
バツの悪そうなレアやアキラ。
皆が一斉に唸ると、頭の中に映像が映った。
ユートリアが言っていた「皆に見せる」と言うのがコレの事なんだろう。
…
ユートリアが地球で見てきた映像。
何処にでもあるような一人部屋。
おそらく一人暮らしでは無く、実家の一室と言う感じだろう。
まぁ、控えめに言ってもヲタクよりな部屋だ。
フィギュアや漫画、萌えアニメのDVDなんかが乱雑に並んでいた。
パソコンの前には、眼鏡を掛けた小太りな男性がうつ伏せで眠っている
お世辞にも良い男とは言いにくい外見だ。
きっと、コミュ障を患っていて、一日で人と話をする時間なんてほとんど無いのだろう。
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そこに寝ていたのは現世の『俺』だった。
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