2 / 5
◆呪符と海坊主
しおりを挟む
パンッ!
「召喚、管狐!玉藻を助けろ!」
俺は懐から呪符と呼ばれる、キョンシーの額に貼るような札を懐から取り出すと、即座に両手で挟み封印された妖怪を召喚する。
すると、俺の手の隙間からニュルリと妖怪『管狐(くだぎつね)』が現れ、その名の通り狐の幽霊みたいな姿をくねらせて、瓦礫の下敷きになろうする玉藻の元へ一直線に飛んで行くと、玉藻を突き飛ばすように建物の奥へと消えて行った。
「テン君!あれっ!」
伊吹が指差す方を見て目を凝らすと、目や口が一つしか無い、巨人のような坊主頭の妖怪『海坊主』が、建物へ打ち込んだ右腕を引き抜く所だった。
「あれは、海坊主!?なんでこんな所に出るんだ?海坊主は海の妖怪だろ!」
「うぁぁあぁ…」
普通は海上で現れる事がある妖怪の海坊主が、何故か陸地の…しかも街中に出た事に俺が動揺していると、叫びながら引き抜いた右腕で、そのまま俺を狙った一撃を放ってくる
…ドスーンッ!
「あっぶねぇ!くっそ…」
なんとか横っ飛びで右ストレートをかわすと、さっきまで俺がいた地面が陥没している。
「テン君、大丈夫!?」
「伊吹、お前は離れてろ!」
「ゔぅぁぁあぁ…」
…ドォン!ダァーン!
俺が拳を避けたのが気に入らなかったのか、叫び声をあげながら1mはありそうな足の裏で踏みつけてきたり、大玉転がしのボールくらいある拳でぶん殴ってくる…
…パンッ!
一撃でも喰らえば死んでしまいそうな攻撃を避けながら、管狐を召喚した呪符を懐に仕舞うと、別の呪符を取り出し両手で挟み込む。
「テン君足を狙って!」
「召喚!鴉天狗、あいつの足を斬れ!」
「…御意」
俺の手の間から生まれ出たのは、修験者のような服を着た、背中から鴉の翼を生やした、身長2mくらいある大男で、腰に差した日本刀を抜き放つと海坊主に向かって翼を広げ突撃する。
「あぁっ!ゔごおぉおぉ!」
海坊主は、斬り裂かれた足から灰色の煙と呻き声を上げるが、5m近い巨大は簡単に倒れそうにない。
「はぁ…はぁっ…」
妖怪を召喚すると、精神的な疲労が蓄積されるので、頭がクラクラしてくる…
…鴉天狗は善戦しているけど、決定打が無い
それに、相手のリーチが長くてスピードで翻弄はできても、まぐれで一発当たると消されてしまいかねない。
俺は全身に感じる気怠さを押して、懐からもう一枚の呪符を取り出す。
今までの白色の呪符とは色が違う、赤色をした札でサイズも一回り大きい特別なヤツだ。
「やるか。鴉天狗戻れ!…召喚!鬼の腕!!」
海坊主の拳があたろうとする瞬間に、鴉天狗は煙となって消え去り、瞬時に呪符へと煙が吸い込まれる。
それと入れ代わりに、海坊主の目の前の何もない空間には時空の切れ目が出現し、中から巨大で真っ赤な鬼の腕が、手に大きな鉈を持って狭間からゆっくりと現れる…
「あゔぁぅあぁあ!」
表情は読み取れないが、焦っているか恐怖に怯えるような大声を出し、鬼の腕に殴りかかろうとする海坊主
ジャキーン!……ドンッ
海坊主が振り上げた右腕は、鬼の持つ鉈に切り落とされて地面に転がると煙になって消えて行く。
「あ゛ぁあっごぅゔぁあ!!」
煙が吹き出す右腕の付け根を押さえながら、ドンドンと動き回る海坊主は、鬼の腕と俺を交互に睨んだ後、全身が煙となり消えてしまった。
…ズズズッ
「…ヤバイ、鬼の腕よ戻れ!封!」
空間の割れ目からさらに身体を乗り出そうとする鬼の動きを見て、慌てて両拳を合わせ封印を行う。
…ズズズッ
すると、外に出ていた腕は空間の切れ目の中へとゆっくり戻って行く。
「はぁ…はぁ、た、玉藻が…」
ドサッ…
俺は意識を失った。
「テン君!」
伊織は妖力の使い過ぎで倒れた俺の身体を抱き起こす。
そして、顔が真っ青になりグッタリとする俺の様子を見て、伊織は躊躇する事なく俺の唇と自分の唇を…重ね合わせ、自分の妖力を俺の身体へと流し込んでいく
「……ぷはぁっ!?」
「テン君!良かったぁ、大丈夫みたいだね?」
「ちょ、おまっ!突然、何してんの!?無抵抗な男にキスして…」
自分の唇を指で触りながら俺が目覚めた事にはにかんだ笑顔で安堵する伊織に、ナニしてくれんだ、と文句を言うと、昔ウチのクソ親父から聞いた方法で自分の妖力を分けただけだと、当たり前の事みたいに言われる…
「…それより、玉藻さん大丈夫なんだよね?」
「あぁ、管狐が守ってるから心配無い筈だけど…」
俺は口を手で庇いながら、瓦礫の方を見る伊織に答えると、玉藻の救出に向かった。
海坊主が創り出した空間…中と外の世界を切り離し中で起こっている事や音を外に漏れなくする『結界』は、いつのまにか消え去ってしまっていた。
なので、野次馬が来る前に手早く助ける必要があって、俺は玉藻を背中におぶってその場を退散した。
……
「はぁ…全く、酷い目に合ったわ!」
「いや、生きてるだけましだから!そして俺に感謝は!?」
「あははは~ほんとに皆、無事で良かったねぇ~」
帰っている途中で目を覚ました玉藻に、エッチやら変態やら謂れのない罪を着せられて、俺の背中から下ろした後も例の一言も無い事に文句を言っていると…
「じゃあ、また学校でね!」
そう言って伊織は一人、角を曲がって帰って行った。
…
「ぁ、ぁりが…ぅ」
「ふぇっ!?」
二人で歩き始めると会話が無くなって、無言で歩いていると突然、玉藻が何かを呟いた。
「い、一応、助けてもらったから、ありがとうって言ってあげたのよ!何も言わないのも失礼でしょ!!…じゃ、じゃあね!」
何が恥ずかしかったのか、ツンデレっぽい台詞を残して玉藻は顔を真っ赤にして帰って行ってしまう…
「ツンデレかよっ……しかし、アレは凄かったなぁ。まだ高1であれ程とは…」
俺はジンジンと背中に残る、玉藻の双丘の感触を思い出しながらニヤニヤする。
…警察が見ていたら職務質問受けるレベルだっただろう事は確実だ。
そして…
「はぁ、また毎日ココを登るのか…」
目の前にそびえる長い石階段を見てげっそりする。
なぜここを登るかと言うと、俺の家は寺の裏にある為、煩悩の数を示していると言われる108ある石段を、学校が始まると毎日登り降りする事になるのだ…
お陰で、足腰は鍛えられて体育や部活では活躍できる体になったけど、正直な話、毎日はうんざりする。
「はぁ…はぁ…」
俺はなんとか石段を登りきると、親父に気付かれないよう、こっそりと母屋に入り部屋にこもる。
「…今日は身体よりも、精神的に疲れたな。」
部屋でスウェットに着替えると、今日一日の事を思い出しながら横になって呟く。
そして…これからの高校生活が、穏やかなものになる事を頭の中で願いながら目を閉じた。
「召喚、管狐!玉藻を助けろ!」
俺は懐から呪符と呼ばれる、キョンシーの額に貼るような札を懐から取り出すと、即座に両手で挟み封印された妖怪を召喚する。
すると、俺の手の隙間からニュルリと妖怪『管狐(くだぎつね)』が現れ、その名の通り狐の幽霊みたいな姿をくねらせて、瓦礫の下敷きになろうする玉藻の元へ一直線に飛んで行くと、玉藻を突き飛ばすように建物の奥へと消えて行った。
「テン君!あれっ!」
伊吹が指差す方を見て目を凝らすと、目や口が一つしか無い、巨人のような坊主頭の妖怪『海坊主』が、建物へ打ち込んだ右腕を引き抜く所だった。
「あれは、海坊主!?なんでこんな所に出るんだ?海坊主は海の妖怪だろ!」
「うぁぁあぁ…」
普通は海上で現れる事がある妖怪の海坊主が、何故か陸地の…しかも街中に出た事に俺が動揺していると、叫びながら引き抜いた右腕で、そのまま俺を狙った一撃を放ってくる
…ドスーンッ!
「あっぶねぇ!くっそ…」
なんとか横っ飛びで右ストレートをかわすと、さっきまで俺がいた地面が陥没している。
「テン君、大丈夫!?」
「伊吹、お前は離れてろ!」
「ゔぅぁぁあぁ…」
…ドォン!ダァーン!
俺が拳を避けたのが気に入らなかったのか、叫び声をあげながら1mはありそうな足の裏で踏みつけてきたり、大玉転がしのボールくらいある拳でぶん殴ってくる…
…パンッ!
一撃でも喰らえば死んでしまいそうな攻撃を避けながら、管狐を召喚した呪符を懐に仕舞うと、別の呪符を取り出し両手で挟み込む。
「テン君足を狙って!」
「召喚!鴉天狗、あいつの足を斬れ!」
「…御意」
俺の手の間から生まれ出たのは、修験者のような服を着た、背中から鴉の翼を生やした、身長2mくらいある大男で、腰に差した日本刀を抜き放つと海坊主に向かって翼を広げ突撃する。
「あぁっ!ゔごおぉおぉ!」
海坊主は、斬り裂かれた足から灰色の煙と呻き声を上げるが、5m近い巨大は簡単に倒れそうにない。
「はぁ…はぁっ…」
妖怪を召喚すると、精神的な疲労が蓄積されるので、頭がクラクラしてくる…
…鴉天狗は善戦しているけど、決定打が無い
それに、相手のリーチが長くてスピードで翻弄はできても、まぐれで一発当たると消されてしまいかねない。
俺は全身に感じる気怠さを押して、懐からもう一枚の呪符を取り出す。
今までの白色の呪符とは色が違う、赤色をした札でサイズも一回り大きい特別なヤツだ。
「やるか。鴉天狗戻れ!…召喚!鬼の腕!!」
海坊主の拳があたろうとする瞬間に、鴉天狗は煙となって消え去り、瞬時に呪符へと煙が吸い込まれる。
それと入れ代わりに、海坊主の目の前の何もない空間には時空の切れ目が出現し、中から巨大で真っ赤な鬼の腕が、手に大きな鉈を持って狭間からゆっくりと現れる…
「あゔぁぅあぁあ!」
表情は読み取れないが、焦っているか恐怖に怯えるような大声を出し、鬼の腕に殴りかかろうとする海坊主
ジャキーン!……ドンッ
海坊主が振り上げた右腕は、鬼の持つ鉈に切り落とされて地面に転がると煙になって消えて行く。
「あ゛ぁあっごぅゔぁあ!!」
煙が吹き出す右腕の付け根を押さえながら、ドンドンと動き回る海坊主は、鬼の腕と俺を交互に睨んだ後、全身が煙となり消えてしまった。
…ズズズッ
「…ヤバイ、鬼の腕よ戻れ!封!」
空間の割れ目からさらに身体を乗り出そうとする鬼の動きを見て、慌てて両拳を合わせ封印を行う。
…ズズズッ
すると、外に出ていた腕は空間の切れ目の中へとゆっくり戻って行く。
「はぁ…はぁ、た、玉藻が…」
ドサッ…
俺は意識を失った。
「テン君!」
伊織は妖力の使い過ぎで倒れた俺の身体を抱き起こす。
そして、顔が真っ青になりグッタリとする俺の様子を見て、伊織は躊躇する事なく俺の唇と自分の唇を…重ね合わせ、自分の妖力を俺の身体へと流し込んでいく
「……ぷはぁっ!?」
「テン君!良かったぁ、大丈夫みたいだね?」
「ちょ、おまっ!突然、何してんの!?無抵抗な男にキスして…」
自分の唇を指で触りながら俺が目覚めた事にはにかんだ笑顔で安堵する伊織に、ナニしてくれんだ、と文句を言うと、昔ウチのクソ親父から聞いた方法で自分の妖力を分けただけだと、当たり前の事みたいに言われる…
「…それより、玉藻さん大丈夫なんだよね?」
「あぁ、管狐が守ってるから心配無い筈だけど…」
俺は口を手で庇いながら、瓦礫の方を見る伊織に答えると、玉藻の救出に向かった。
海坊主が創り出した空間…中と外の世界を切り離し中で起こっている事や音を外に漏れなくする『結界』は、いつのまにか消え去ってしまっていた。
なので、野次馬が来る前に手早く助ける必要があって、俺は玉藻を背中におぶってその場を退散した。
……
「はぁ…全く、酷い目に合ったわ!」
「いや、生きてるだけましだから!そして俺に感謝は!?」
「あははは~ほんとに皆、無事で良かったねぇ~」
帰っている途中で目を覚ました玉藻に、エッチやら変態やら謂れのない罪を着せられて、俺の背中から下ろした後も例の一言も無い事に文句を言っていると…
「じゃあ、また学校でね!」
そう言って伊織は一人、角を曲がって帰って行った。
…
「ぁ、ぁりが…ぅ」
「ふぇっ!?」
二人で歩き始めると会話が無くなって、無言で歩いていると突然、玉藻が何かを呟いた。
「い、一応、助けてもらったから、ありがとうって言ってあげたのよ!何も言わないのも失礼でしょ!!…じゃ、じゃあね!」
何が恥ずかしかったのか、ツンデレっぽい台詞を残して玉藻は顔を真っ赤にして帰って行ってしまう…
「ツンデレかよっ……しかし、アレは凄かったなぁ。まだ高1であれ程とは…」
俺はジンジンと背中に残る、玉藻の双丘の感触を思い出しながらニヤニヤする。
…警察が見ていたら職務質問受けるレベルだっただろう事は確実だ。
そして…
「はぁ、また毎日ココを登るのか…」
目の前にそびえる長い石階段を見てげっそりする。
なぜここを登るかと言うと、俺の家は寺の裏にある為、煩悩の数を示していると言われる108ある石段を、学校が始まると毎日登り降りする事になるのだ…
お陰で、足腰は鍛えられて体育や部活では活躍できる体になったけど、正直な話、毎日はうんざりする。
「はぁ…はぁ…」
俺はなんとか石段を登りきると、親父に気付かれないよう、こっそりと母屋に入り部屋にこもる。
「…今日は身体よりも、精神的に疲れたな。」
部屋でスウェットに着替えると、今日一日の事を思い出しながら横になって呟く。
そして…これからの高校生活が、穏やかなものになる事を頭の中で願いながら目を閉じた。
0
あなたにおすすめの小説
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
陰キャの俺が学園のアイドルがびしょびしょに濡れているのを見てしまった件
暁ノ鳥
キャラ文芸
陰キャの俺は見てしまった。雨の日、校舎裏で制服を濡らし恍惚とする学園アイドルの姿を。「見ちゃったのね」――その日から俺は彼女の“秘密の共犯者”に!? 特殊な性癖を持つ彼女の無茶な「実験」に振り回され、身も心も支配される日々の始まり。二人の禁断の関係の行方は?。二人の禁断の関係が今、始まる!
むっつり金持ち高校生、巨乳美少女たちに囲まれて学園ハーレム
ピコサイクス
青春
顔は普通、性格も地味。
けれど実は金持ちな高校一年生――俺、朝倉健斗。
学校では埋もれキャラのはずなのに、なぜか周りは巨乳美女ばかり!?
大学生の家庭教師、年上メイド、同級生ギャルに清楚系美少女……。
真面目な御曹司を演じつつ、内心はむっつりスケベ。
大好きな幼なじみが超イケメンの彼女になったので諦めたって話
家紋武範
青春
大好きな幼なじみの奈都(なつ)。
高校に入ったら告白してラブラブカップルになる予定だったのに、超イケメンのサッカー部の柊斗(シュート)の彼女になっちまった。
全く勝ち目がないこの恋。
潔く諦めることにした。
隣に住んでいる後輩の『彼女』面がガチすぎて、オレの知ってるラブコメとはかなり違う気がする
夕姫
青春
【『白石夏帆』こいつには何を言っても無駄なようだ……】
主人公の神原秋人は、高校二年生。特別なことなど何もない、静かな一人暮らしを愛する少年だった。東京の私立高校に通い、誰とも深く関わらずただ平凡に過ごす日々。
そんな彼の日常は、ある春の日、突如現れた隣人によって塗り替えられる。後輩の白石夏帆。そしてとんでもないことを言い出したのだ。
「え?私たち、付き合ってますよね?」
なぜ?どうして?全く身に覚えのない主張に秋人は混乱し激しく否定する。だが、夏帆はまるで聞いていないかのように、秋人に猛烈に迫ってくる。何を言っても、どんな態度をとっても、その鋼のような意思は揺るがない。
「付き合っている」という謎の確信を持つ夏帆と、彼女に振り回されながらも憎めない(?)と思ってしまう秋人。これは、一人の後輩による一方的な「好き」が、平凡な先輩の日常を侵略する、予測不能な押しかけラブコメディ。
中1でEカップって巨乳だから熱く甘く生きたいと思う真理(マリー)と小説家を目指す男子、光(みつ)のラブな日常物語
jun( ̄▽ ̄)ノ
大衆娯楽
中1でバスト92cmのブラはEカップというマリーと小説家を目指す男子、光の日常ラブ
★作品はマリーの語り、一人称で進行します。
同じアパートに住む年上未亡人美女は甘すぎる。
ピコサイクス
青春
大学生の翔太は、一人暮らしを始めたばかり。
真下の階に住むのは、落ち着いた色気と優しさを併せ持つ大人の女性・水無瀬紗夜。
引っ越しの挨拶で出会った瞬間、翔太は心を奪われてしまう。
偶然にもアルバイト先のスーパーで再会した彼女は、翔太をすぐに採用し、温かく仕事を教えてくれる存在だった。
ある日の仕事帰り、ふたりで過ごす時間が増えていき――そして気づけば紗夜の部屋でご飯をご馳走になるほど親密に。
優しくて穏やかで――その色気に触れるたび、翔太の心は揺れていく。
大人の女性と大学生、甘くちょっぴり刺激的な同居生活(?)がはじまる。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる