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仕事を終えたトムは、早々に事務所を出ようとした。するとミカが向かいのカフェから駆けてくる。
「チェイス!彼女、1人で行くつもりなの」
「誰が、どこに?」
アンディも帰宅の準備を終え、トムの横に並んだ。
「ジュリアよ。さっき私が連れて来た子。1人でこの夜道を電気屋に行くんだって!」
「それは危険だよ。是非付き添ってあげないと。もう22時だしね」
「はぁ?成人してるだろ。子供じゃあるまいし。第一、何故俺を見るんだ」
不愉快だ。トムはリュックを背負い直すと、アンディを押し退けて帰ろうとした。その背中にミカの声がする。
「もしレイプされたら……可哀想に……あまつさえ、殺されちゃったりしたら!あぁ、私、すっごく心配だわぁ」
お前が行け、と言われている気分だ。何故自分が、と思いながらも、もしミカが言うような事になれば後味も悪い。
「くそっ!何で俺が!」
悪態を吐きながらも、トムは店を飛び出した。
街灯がほとんどない夜道を、ジュリアは1人歩いていた。彼女はこの街が安全だと信じていたし、暴漢に襲われても大丈夫だと思っていた。
ミカによると、電気屋はカフェから10分程行ったところにあるらしい。そこでプリンターを購入するつもりだった。
昨日からの迷子の為に、貼り紙をしようと決めていた。それには写真もいる。携帯でグレッグの写真を撮り、ノートパソコンに保存したまではいい。だが、肝心のプリンターが壊れてしまっていたのだ。痛い出費だが仕方がない。
ふと、背後からついてくる足音に気付いた。暴漢だろうか、と緊張を走らせる。もし掴まれたら、投げ飛ばしてやろう。そう考えていると、足音が早くなった。やられる前にやってやろうと、ジュリアは思いきって拳を握り、勢いよく振り返りながらパンチを繰り出した。
「うおっ!」
拳は大きな手に受け止められてしまった。だが、相手は暴漢などではなく、隣人のチェイスだった。
「あぁ、ビックリした!どうかしたんですか?」
「別に。俺もこっちに用があるんだ」
すっと手を放したチェイスは、相変わらずぶっすりしている。
「そうなんですか?」
並んで歩き出したのはいいが、会話がない。ジュリアはどうしたものかと思案していた。
「あの、本屋さんで働いてらしたんですね。本がお好きなんですか?」
「いや。あそこしか雇ってくれなかっただけだ」
──そうかしら……
こんなに体格がいいのだ、もっと他に働く場所はあっただろうに、と思う。だがすぐに、話したくない事情があるのだと思った。
「私は、今日から本屋さんの向かいにあるカフェでバイトを始めたんです」
手提げのバッグには、制服が入っている。白いブラウスの胸元に、ヒラヒラとしたレースがあり、スカートは赤いフワフワとしたやつだ。
「そうか」
返事はそれだけだったが、目的の電気屋に到着した為、ジュリアははにかんだ。
「それじゃあ、私、ここに用があるので……」
そう言って店に入ると、チェイスも入ってきた。彼も家電を買いにきたのだろうか、と考えている間に、チェイスはプリンターコーナーで、ジュリアと同じ様に足を止めた。
「プリンターがいるってミカに聞いた」
「えぇ、そうですけど……」
何故ついてくるのかは聞けなかった。
「何に使うんだ?」
「私用です。前まで使ってたやつが壊れてしまったので」
プリンターと言えど、色々な種類があり、値段もまちまちだ。取り敢えずプリントアウト出来ればいいのだが。
「それなら、これはどうだ?」
そう言ってチェイスが指で示したのは、値段も手頃な機種だった。ジュリアは頷いて、それを購入する事にした。
会計を済ませると、梱包されたプリンターをチェイスが担いでくれた。
「ありがとうございます。あの……聞いてもいいですか?」
「何だ」
再び夜道を並んで歩く。
「どうして私に付き合って下さるんですか?」
そう尋ねると、チェイスの耳が僅かに紅潮した。
「ミカに言われたからだ」
それきり、チェイスは黙ってしまった。
──何て言われたんだろう?
きっと、夜道は危ないからとか言われたのだろう。それだけでこうして付き合ってくれるなんて、チェイスはぶっきらぼうだが優しい人なんだと感じた。
やがて家の前までくると、チェイスは荷物を下ろした。部屋の中まで運ぶと言われたが、ジュリアはそれを丁寧に断った。
「ありがとうございます、本当に……」
「いいんだ」
言葉少なにそう言うと、チェイスはさっさと自室に入って行ってしまった。ジュリアは明かりの灯った隣室を見遣りながら、まだ胸がドキドキしていた。
鍵を棚の上に置き、ふっと息をつく。
女は何かと聞きたがる連中だと思っていたが、どうやらバートンは違うようだ。
いや、まだ親しくないからそうなだけかも知れない。
トムは、過去の苦い体験を思い出した。
恋は何度かした事がある。付き合いもあった。だが、どれも深い関係になろうとすると、どうにも相手が面倒な事ばかり要求してくるのだ。
まず過去を知りたがる。次いで職業に口を出してくる。あまつさえ、性格にまで難色を示し出し、結果、顔や見た目が暑苦しいと言われ、破局する。
一体、何がいけなかったのか分からずじまいだ。
他人を変えようとする、それがトムには耐えられない。
──今の自分で何が悪い?そんな自分を好いてくれていたのではなかったろうか?
いや、もういい。過去は済んだ事なのだから。
冷凍パスタを冷蔵庫から取り出して、レンジに放り込む。そしてパソコンを起動させると、隣の部屋から何か重い物が落ちる音がした。
──何を暴れているんだ?
そう思ったが、次の瞬間には食器の割れる音と短い悲鳴が聞こえ、バートンが何かに対して暴れているのだと感じた。急いで引き出しから銃を取り出し、そっと部屋を出る。バートンの部屋は、帰宅しているにも関わらず真っ暗だ。
壁に背をあてながら、少し扉を押してみる。僅かに開いたのを確認し、足音と気配を殺して忍び込んだ。すると影が2つフラフラとしていて、あと1つは床に倒れていた。
部屋の配置は自分の部屋と同じ筈だ、と思い、トムは指を伸ばして明かりのスッチをまさぐる。そして部屋が照らされるなり、銃を構えた。
「何をしている!」
1人の黒ずくめの人間が、倒れているバートンに掴みかかっている。もう1人は部屋を荒らしていた。だが部屋の明かりが灯ったのと、トムが現れたのと同時に、黒ずくめの2人は窓を突き破って逃げて行った。慌てて後を追おうとしたが、体を起こしたバートンがしがみついてきて、出来なくなった。
小さな体が震えている。
「アイツらは何だ?」
銃を尻ポケットに仕舞うと、背中に感じる震えと温もりに体が緊張していた。
「知らない!部屋に入ったら、いきなり飛びかかられたの!」
声まで震えている。トムは暫く荒れた部屋を見回した。
とくに目を惹く金品はない。だが不意に、トムの足元で何かが動いた。視線を落とすと、背中にハートの柄が入ったハムスターがモゾモゾとしていた。
──このハムスターは!
睨むように見据えると、ハムスターはチョコチョコとバートンの方へ歩み寄り、その手の中におさまった。
「そのハムスター……」
漸くバートンの腕が放れ、トムは彼女に向き直った。黒ずくめに殴られたのだろう、唇ら血が出ている。
「グレッグって言います。昨日迷子になってたのを拾って……預かってますって、貼り紙を作ろうかと……」
バートンが狙われた理由が分かった。だがこのハムスターに、どれだけの価値があると言うのだろうか?
「チェイス!彼女、1人で行くつもりなの」
「誰が、どこに?」
アンディも帰宅の準備を終え、トムの横に並んだ。
「ジュリアよ。さっき私が連れて来た子。1人でこの夜道を電気屋に行くんだって!」
「それは危険だよ。是非付き添ってあげないと。もう22時だしね」
「はぁ?成人してるだろ。子供じゃあるまいし。第一、何故俺を見るんだ」
不愉快だ。トムはリュックを背負い直すと、アンディを押し退けて帰ろうとした。その背中にミカの声がする。
「もしレイプされたら……可哀想に……あまつさえ、殺されちゃったりしたら!あぁ、私、すっごく心配だわぁ」
お前が行け、と言われている気分だ。何故自分が、と思いながらも、もしミカが言うような事になれば後味も悪い。
「くそっ!何で俺が!」
悪態を吐きながらも、トムは店を飛び出した。
街灯がほとんどない夜道を、ジュリアは1人歩いていた。彼女はこの街が安全だと信じていたし、暴漢に襲われても大丈夫だと思っていた。
ミカによると、電気屋はカフェから10分程行ったところにあるらしい。そこでプリンターを購入するつもりだった。
昨日からの迷子の為に、貼り紙をしようと決めていた。それには写真もいる。携帯でグレッグの写真を撮り、ノートパソコンに保存したまではいい。だが、肝心のプリンターが壊れてしまっていたのだ。痛い出費だが仕方がない。
ふと、背後からついてくる足音に気付いた。暴漢だろうか、と緊張を走らせる。もし掴まれたら、投げ飛ばしてやろう。そう考えていると、足音が早くなった。やられる前にやってやろうと、ジュリアは思いきって拳を握り、勢いよく振り返りながらパンチを繰り出した。
「うおっ!」
拳は大きな手に受け止められてしまった。だが、相手は暴漢などではなく、隣人のチェイスだった。
「あぁ、ビックリした!どうかしたんですか?」
「別に。俺もこっちに用があるんだ」
すっと手を放したチェイスは、相変わらずぶっすりしている。
「そうなんですか?」
並んで歩き出したのはいいが、会話がない。ジュリアはどうしたものかと思案していた。
「あの、本屋さんで働いてらしたんですね。本がお好きなんですか?」
「いや。あそこしか雇ってくれなかっただけだ」
──そうかしら……
こんなに体格がいいのだ、もっと他に働く場所はあっただろうに、と思う。だがすぐに、話したくない事情があるのだと思った。
「私は、今日から本屋さんの向かいにあるカフェでバイトを始めたんです」
手提げのバッグには、制服が入っている。白いブラウスの胸元に、ヒラヒラとしたレースがあり、スカートは赤いフワフワとしたやつだ。
「そうか」
返事はそれだけだったが、目的の電気屋に到着した為、ジュリアははにかんだ。
「それじゃあ、私、ここに用があるので……」
そう言って店に入ると、チェイスも入ってきた。彼も家電を買いにきたのだろうか、と考えている間に、チェイスはプリンターコーナーで、ジュリアと同じ様に足を止めた。
「プリンターがいるってミカに聞いた」
「えぇ、そうですけど……」
何故ついてくるのかは聞けなかった。
「何に使うんだ?」
「私用です。前まで使ってたやつが壊れてしまったので」
プリンターと言えど、色々な種類があり、値段もまちまちだ。取り敢えずプリントアウト出来ればいいのだが。
「それなら、これはどうだ?」
そう言ってチェイスが指で示したのは、値段も手頃な機種だった。ジュリアは頷いて、それを購入する事にした。
会計を済ませると、梱包されたプリンターをチェイスが担いでくれた。
「ありがとうございます。あの……聞いてもいいですか?」
「何だ」
再び夜道を並んで歩く。
「どうして私に付き合って下さるんですか?」
そう尋ねると、チェイスの耳が僅かに紅潮した。
「ミカに言われたからだ」
それきり、チェイスは黙ってしまった。
──何て言われたんだろう?
きっと、夜道は危ないからとか言われたのだろう。それだけでこうして付き合ってくれるなんて、チェイスはぶっきらぼうだが優しい人なんだと感じた。
やがて家の前までくると、チェイスは荷物を下ろした。部屋の中まで運ぶと言われたが、ジュリアはそれを丁寧に断った。
「ありがとうございます、本当に……」
「いいんだ」
言葉少なにそう言うと、チェイスはさっさと自室に入って行ってしまった。ジュリアは明かりの灯った隣室を見遣りながら、まだ胸がドキドキしていた。
鍵を棚の上に置き、ふっと息をつく。
女は何かと聞きたがる連中だと思っていたが、どうやらバートンは違うようだ。
いや、まだ親しくないからそうなだけかも知れない。
トムは、過去の苦い体験を思い出した。
恋は何度かした事がある。付き合いもあった。だが、どれも深い関係になろうとすると、どうにも相手が面倒な事ばかり要求してくるのだ。
まず過去を知りたがる。次いで職業に口を出してくる。あまつさえ、性格にまで難色を示し出し、結果、顔や見た目が暑苦しいと言われ、破局する。
一体、何がいけなかったのか分からずじまいだ。
他人を変えようとする、それがトムには耐えられない。
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いや、もういい。過去は済んだ事なのだから。
冷凍パスタを冷蔵庫から取り出して、レンジに放り込む。そしてパソコンを起動させると、隣の部屋から何か重い物が落ちる音がした。
──何を暴れているんだ?
そう思ったが、次の瞬間には食器の割れる音と短い悲鳴が聞こえ、バートンが何かに対して暴れているのだと感じた。急いで引き出しから銃を取り出し、そっと部屋を出る。バートンの部屋は、帰宅しているにも関わらず真っ暗だ。
壁に背をあてながら、少し扉を押してみる。僅かに開いたのを確認し、足音と気配を殺して忍び込んだ。すると影が2つフラフラとしていて、あと1つは床に倒れていた。
部屋の配置は自分の部屋と同じ筈だ、と思い、トムは指を伸ばして明かりのスッチをまさぐる。そして部屋が照らされるなり、銃を構えた。
「何をしている!」
1人の黒ずくめの人間が、倒れているバートンに掴みかかっている。もう1人は部屋を荒らしていた。だが部屋の明かりが灯ったのと、トムが現れたのと同時に、黒ずくめの2人は窓を突き破って逃げて行った。慌てて後を追おうとしたが、体を起こしたバートンがしがみついてきて、出来なくなった。
小さな体が震えている。
「アイツらは何だ?」
銃を尻ポケットに仕舞うと、背中に感じる震えと温もりに体が緊張していた。
「知らない!部屋に入ったら、いきなり飛びかかられたの!」
声まで震えている。トムは暫く荒れた部屋を見回した。
とくに目を惹く金品はない。だが不意に、トムの足元で何かが動いた。視線を落とすと、背中にハートの柄が入ったハムスターがモゾモゾとしていた。
──このハムスターは!
睨むように見据えると、ハムスターはチョコチョコとバートンの方へ歩み寄り、その手の中におさまった。
「そのハムスター……」
漸くバートンの腕が放れ、トムは彼女に向き直った。黒ずくめに殴られたのだろう、唇ら血が出ている。
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