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第1章 立身篇
第14話 村人 再対戦をうける
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思ったより成果がなかった。やはり自前の騎士団を中心に戦うしかないかと考え込んでいるゴーンだった。期待していたDランク試合では、雑魚キャラの村人が勝ってしまう始末、しかもゴーンが見た限り、何にも取り柄がない。
決勝戦もベルファーストの胸当てが外れなければあんな簡単に負けているはずもなく、実質は彼女が優勝ということになっていたはずだった。しかし、妙なのはミネルバとサマンサだ。あの二人は、驚くどころか呆れていた感じだった。
あのやっぱりと言った感じは一体何なのだ?気になる。しかし、彼女たちがくれた村人についての情報は全ての偏差値が30以下のFランクで、数合わせの為しかたなくDランクでいれたというだけだった。
確かに人手不足なのは事実、今はFランクであろうと人はいる状態だ。
継母(ははうえ)の動向も気になる。街道筋の山賊バスクへも根回しをしているが所詮山賊、いつ裏切るかわからない。あれこれ問題だらけだ。とりあえず、編成は予定通りで行くしかない。
***
一方、継母アントニアの前には黒の騎士がいた。
「アントニア様、これでゴーン様の作戦も失敗いたします」
その作戦とは、簡単なことだった。南の杜の古代神殿へは南街道をからセントポール山へ向かう道へ行くしかないのだが、そこは、山賊の巣窟だという特にバスクは有名だ。
「バスクとは連絡はとれたのか?」
「御意」
「ならよい。あいつらに兵糧を襲わせればいいことだ」
アントニアは、不敵な笑みを浮かべた。黒騎士が更にある仕掛けをしていたのだった。これで、ゴーンが失敗すれば、我が息子、ジャッカルに領主への道が開ける。ふふふ・・・
***
山賊のバスク達は困っていた。
「お頭!!両方から依頼が来たぞ。どうする?」
「両方とも領主様絡みか~厄介だな~」
「お頭!!新入りにやらしてみては?」
バスクはぼりぼりと股間を掻きながら、思い出したかのようにいった。
「ああ・・そうだな・・・失敗したら、奴らが勝手にやったことにすればいいしな・・」
***
一方、俺はというと、寄宿舎の自分の部屋でちょうど目を覚ましたところだった。そして、なんだかんだあったが、横ではスヤスヤとラークが寝たている。ちょっとちょっかいをしてみようかなと思っている朝のラブラブタイムを切り裂き、部屋をノックする音が鳴り響いた。
「村人!!起きろ!!」
俺の横でどうしたのと寝ぼけているラーク・・・取りあえず俺が部屋を開けるとそこには、ベルファーストが立っていた。
「御用は何ですか?」
「実は、もう一度勝負がしたい」
「どういうことですか?」
「昨日の試合、胴着が外れてその隙に負けてしまった。どうも納得がいかぬのだ。だから、こうして、再試合を申し込みに来た。先ほどは失礼をした」
するとベルファーストは頭を下げてきたのだった。
「では、胴着さえ外れなければ勝てたというのですね」
「はい・・・しかし、そのことはゴーン様へは申し立てできぬこと、先日の試合は、あれでいいとして、私自身、胴着のせいだと後悔している」
「わかりました。それでは、ルールはこうしましょう。もちろん胴着はきないのですよね」
「はい・・」
俺は両手を目の前に出しておっぱいを揉む仕草をしながら
「俺が君のおっぱいをこうやってモミモミ出来たら。君の負けだ」
ゴン!!
間髪入れずに俺の頭にげんこつが飛んできた。するとラークが真っ赤な顔をして怒っているベルファーストを止めた
「村人様、おイタはダメですよ」
「オッケー」
俺は頭から血をダラダラト流しながらグッジョブをしていた。こうして、彼女と裏庭で対戦することになった。もっとも、審判はラークがやることになっている。ラークが声をかけた
「はじめ!!」
次の瞬間、勝負が決まった。
「きゃー!!」
もみもみもみもみ~
「やめてー!!」
もみもみもみもみ~
「や・・やめ・・あ・・・降参・・します・・・」
ちくびみーっけ・・
クリクリクリクリ~
「あ・・それ・・はん・・そく・・・あ・・あ・」
クリクリクリクリ~
「あ・・・だめ・・・」
するとラークに後ろから頭を殴られた
ごーん!!
「いつまでやってんですか?」
「いや~?だって、ベルファーストが抵抗しないから」
その言葉に顔を真っ赤にしていた。そして、
「ひょっとして、感じてた?」
どか!!
思いっきり蹴りを入れられてしまった。そして、ラークが
「ふぉろーできませんよ」
「はい・・」
こうして、ベルファーストとの対戦は終わったんだけど、同も俺に来客があるらしい
決勝戦もベルファーストの胸当てが外れなければあんな簡単に負けているはずもなく、実質は彼女が優勝ということになっていたはずだった。しかし、妙なのはミネルバとサマンサだ。あの二人は、驚くどころか呆れていた感じだった。
あのやっぱりと言った感じは一体何なのだ?気になる。しかし、彼女たちがくれた村人についての情報は全ての偏差値が30以下のFランクで、数合わせの為しかたなくDランクでいれたというだけだった。
確かに人手不足なのは事実、今はFランクであろうと人はいる状態だ。
継母(ははうえ)の動向も気になる。街道筋の山賊バスクへも根回しをしているが所詮山賊、いつ裏切るかわからない。あれこれ問題だらけだ。とりあえず、編成は予定通りで行くしかない。
***
一方、継母アントニアの前には黒の騎士がいた。
「アントニア様、これでゴーン様の作戦も失敗いたします」
その作戦とは、簡単なことだった。南の杜の古代神殿へは南街道をからセントポール山へ向かう道へ行くしかないのだが、そこは、山賊の巣窟だという特にバスクは有名だ。
「バスクとは連絡はとれたのか?」
「御意」
「ならよい。あいつらに兵糧を襲わせればいいことだ」
アントニアは、不敵な笑みを浮かべた。黒騎士が更にある仕掛けをしていたのだった。これで、ゴーンが失敗すれば、我が息子、ジャッカルに領主への道が開ける。ふふふ・・・
***
山賊のバスク達は困っていた。
「お頭!!両方から依頼が来たぞ。どうする?」
「両方とも領主様絡みか~厄介だな~」
「お頭!!新入りにやらしてみては?」
バスクはぼりぼりと股間を掻きながら、思い出したかのようにいった。
「ああ・・そうだな・・・失敗したら、奴らが勝手にやったことにすればいいしな・・」
***
一方、俺はというと、寄宿舎の自分の部屋でちょうど目を覚ましたところだった。そして、なんだかんだあったが、横ではスヤスヤとラークが寝たている。ちょっとちょっかいをしてみようかなと思っている朝のラブラブタイムを切り裂き、部屋をノックする音が鳴り響いた。
「村人!!起きろ!!」
俺の横でどうしたのと寝ぼけているラーク・・・取りあえず俺が部屋を開けるとそこには、ベルファーストが立っていた。
「御用は何ですか?」
「実は、もう一度勝負がしたい」
「どういうことですか?」
「昨日の試合、胴着が外れてその隙に負けてしまった。どうも納得がいかぬのだ。だから、こうして、再試合を申し込みに来た。先ほどは失礼をした」
するとベルファーストは頭を下げてきたのだった。
「では、胴着さえ外れなければ勝てたというのですね」
「はい・・・しかし、そのことはゴーン様へは申し立てできぬこと、先日の試合は、あれでいいとして、私自身、胴着のせいだと後悔している」
「わかりました。それでは、ルールはこうしましょう。もちろん胴着はきないのですよね」
「はい・・」
俺は両手を目の前に出しておっぱいを揉む仕草をしながら
「俺が君のおっぱいをこうやってモミモミ出来たら。君の負けだ」
ゴン!!
間髪入れずに俺の頭にげんこつが飛んできた。するとラークが真っ赤な顔をして怒っているベルファーストを止めた
「村人様、おイタはダメですよ」
「オッケー」
俺は頭から血をダラダラト流しながらグッジョブをしていた。こうして、彼女と裏庭で対戦することになった。もっとも、審判はラークがやることになっている。ラークが声をかけた
「はじめ!!」
次の瞬間、勝負が決まった。
「きゃー!!」
もみもみもみもみ~
「やめてー!!」
もみもみもみもみ~
「や・・やめ・・あ・・・降参・・します・・・」
ちくびみーっけ・・
クリクリクリクリ~
「あ・・それ・・はん・・そく・・・あ・・あ・」
クリクリクリクリ~
「あ・・・だめ・・・」
するとラークに後ろから頭を殴られた
ごーん!!
「いつまでやってんですか?」
「いや~?だって、ベルファーストが抵抗しないから」
その言葉に顔を真っ赤にしていた。そして、
「ひょっとして、感じてた?」
どか!!
思いっきり蹴りを入れられてしまった。そして、ラークが
「ふぉろーできませんよ」
「はい・・」
こうして、ベルファーストとの対戦は終わったんだけど、同も俺に来客があるらしい
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