46 / 267
第1章 立身篇
第46話 村人 魔王復活に愕然とする
しおりを挟む
「おらおらおらおら!!!」
ようやく目を覚ました勇者達とジャッカル電撃隊は神殿の中を侵攻、既に目的の神殿中枢部の大神殿まで到達していた。その建物の入口両側には”あ象”、”ン象”という筋骨隆々な体格に何故か顔が象という物体がちらを睨みつけている。年数がたっているのであろう。神殿内部はラピュタを彷彿させるような草が生い茂っていて、その陰にモンスターが潜んでいる。そいつらを倒しながら、彼らは、目的の大神殿に向かって行った。
時折、淫獣も潜んでいたりするので、結構、苦労をしているようだ。ゴーンの時とは違い結構時間がかかっている。それを俺は、ポータとして勇者の横まで行き、色々な物資の補給作業をしている。
「おせぇんだよ!!村人!!」
少し遅いと怒鳴りつけられた。今度は、早く行くと戦っている最中
「何しに来たんだ!!」
またしても怒られてしまった。しばらく、千里眼で戦闘が終わる頃にテレポーテーションで荷物を持って行く。しかし、
「おせぇんだよ!!」
だぜ…やってられるか…ダメだ…こいつだけは…俺にも感情というものがあり精神衛生上非常に悪いぞ。勇者特権さえなければ、こんな奴は無視するのだが、しかたがない。
大神殿入って2日目には、大神殿内部の大広間まで到達、勇者の力が大きいのだろうか?と思っていると何故か魔電話がなった。
「もしもし・・」
「もしもし、サマンサです。村人さんですよね」
「はい・・そうですが」
「今から伯爵の命令を言います」
「はい?」
「ジャッカル様の帰還命令が出ていますので、ジャッカル様を領都まで連れて来してください」
「え?」
「もう一度言います。今すぐ、ジャッカル様を領都へ連れて来て」
「戦闘中だよ。どうすんだよ。これ」
「ジャッカル様と連絡が取れないそうです。無理矢理でもいいから連れて帰って来て」
「いいけど…そんなことしても大丈夫か?」
「撤退命令書は出ているから」
「そうなのか?」
「はい…今、ジャッカル様に死なれるわけにはいかないので」
「どういうことだ?」
「ゴーン様が失脚されました」
「は?」
俺にはその意味がどういうことなのか全く分からなかった。しかし、ゴーン様が失脚されるとは、後継者はマライヤは病弱なのでマライヤは後継者ではなく、ジャッカル様が後を継ぐことになる。
「とりあえず、撤退命令書を取りにきて」
「わかった」
俺は、サマンサの後ろへテレポーテーションした。そして、おっぱいをもみっと揉んだ
「きゃん!!」
慌てて振り向いたサマンサは、腕を組んでふくれている。
「もー」
ぷーと膨らました頬がかわいらしい。そことツンとつつくと一枚の命令書を差し出した。
「これを」
「わかった」
「頼みましたよ。ジャッカル様を助けてください」
「わかった。続きは戻ってからな」
「はい♡」
サマンサは頬を赤く染めて、まんざらでもない表情を浮かべていた。軽くキスをして俺はテレポーテーションをした。
大神殿中枢部、そこは魔物の巣窟。勇者を先頭にジャッカル電撃隊は、神殿の中心部といわれるところまで達していた。そして、勇者リンはホーリークロスがかかった石棺を発見したのだった。
「なんだここは?」
「たぶん、神殿の中心部だろう」
「あの石棺が中枢ってことか」
「何だこの汚いクロスは」
勇者リンは、そのクロスをはがしてしまったのだった。
ゴゴゴゴゴゴ…
「な…なんだこの地鳴りは?ん?石棺が…」
石棺が光輝き崩壊し始めた。
ゴゴゴゴゴゴ…
「来るぞ!!」
勇者達は身構えるとそ
ゴゴゴゴゴゴ…
崩壊した石棺から魔王が出現したのであった。その強大な魔力は遠く役仙人にまで届いたのだった。
「ロクテン魔王が復活したか…」
そして勇者の前に立つ魔王、その容姿はまさにドラゴンだった。そのドラゴンが叫んだ。
「我が名はロクテン…今こそ悪しき力よ。目覚めよ!!」
すると、それまで優勢だったジャッカル電撃隊が魔物たちに押され始めたのだった。
「いかん!!引けー!!」
「ジャッカル様も早くキャンプまで逃げてください」
魔王の強大な魔力によって、パワーアップした魔物たちの攻撃になすすべなく、倒されていくジャッカル電撃隊のその様子はまさに地獄絵図だった。
俺がベースキャンプに着いた時、その状況を見て愕然とした。みんなはメイヴのラビリアントで無事だったが、魔獣に襲われたベースキャンプは壊滅状態だった。
ようやく目を覚ました勇者達とジャッカル電撃隊は神殿の中を侵攻、既に目的の神殿中枢部の大神殿まで到達していた。その建物の入口両側には”あ象”、”ン象”という筋骨隆々な体格に何故か顔が象という物体がちらを睨みつけている。年数がたっているのであろう。神殿内部はラピュタを彷彿させるような草が生い茂っていて、その陰にモンスターが潜んでいる。そいつらを倒しながら、彼らは、目的の大神殿に向かって行った。
時折、淫獣も潜んでいたりするので、結構、苦労をしているようだ。ゴーンの時とは違い結構時間がかかっている。それを俺は、ポータとして勇者の横まで行き、色々な物資の補給作業をしている。
「おせぇんだよ!!村人!!」
少し遅いと怒鳴りつけられた。今度は、早く行くと戦っている最中
「何しに来たんだ!!」
またしても怒られてしまった。しばらく、千里眼で戦闘が終わる頃にテレポーテーションで荷物を持って行く。しかし、
「おせぇんだよ!!」
だぜ…やってられるか…ダメだ…こいつだけは…俺にも感情というものがあり精神衛生上非常に悪いぞ。勇者特権さえなければ、こんな奴は無視するのだが、しかたがない。
大神殿入って2日目には、大神殿内部の大広間まで到達、勇者の力が大きいのだろうか?と思っていると何故か魔電話がなった。
「もしもし・・」
「もしもし、サマンサです。村人さんですよね」
「はい・・そうですが」
「今から伯爵の命令を言います」
「はい?」
「ジャッカル様の帰還命令が出ていますので、ジャッカル様を領都まで連れて来してください」
「え?」
「もう一度言います。今すぐ、ジャッカル様を領都へ連れて来て」
「戦闘中だよ。どうすんだよ。これ」
「ジャッカル様と連絡が取れないそうです。無理矢理でもいいから連れて帰って来て」
「いいけど…そんなことしても大丈夫か?」
「撤退命令書は出ているから」
「そうなのか?」
「はい…今、ジャッカル様に死なれるわけにはいかないので」
「どういうことだ?」
「ゴーン様が失脚されました」
「は?」
俺にはその意味がどういうことなのか全く分からなかった。しかし、ゴーン様が失脚されるとは、後継者はマライヤは病弱なのでマライヤは後継者ではなく、ジャッカル様が後を継ぐことになる。
「とりあえず、撤退命令書を取りにきて」
「わかった」
俺は、サマンサの後ろへテレポーテーションした。そして、おっぱいをもみっと揉んだ
「きゃん!!」
慌てて振り向いたサマンサは、腕を組んでふくれている。
「もー」
ぷーと膨らました頬がかわいらしい。そことツンとつつくと一枚の命令書を差し出した。
「これを」
「わかった」
「頼みましたよ。ジャッカル様を助けてください」
「わかった。続きは戻ってからな」
「はい♡」
サマンサは頬を赤く染めて、まんざらでもない表情を浮かべていた。軽くキスをして俺はテレポーテーションをした。
大神殿中枢部、そこは魔物の巣窟。勇者を先頭にジャッカル電撃隊は、神殿の中心部といわれるところまで達していた。そして、勇者リンはホーリークロスがかかった石棺を発見したのだった。
「なんだここは?」
「たぶん、神殿の中心部だろう」
「あの石棺が中枢ってことか」
「何だこの汚いクロスは」
勇者リンは、そのクロスをはがしてしまったのだった。
ゴゴゴゴゴゴ…
「な…なんだこの地鳴りは?ん?石棺が…」
石棺が光輝き崩壊し始めた。
ゴゴゴゴゴゴ…
「来るぞ!!」
勇者達は身構えるとそ
ゴゴゴゴゴゴ…
崩壊した石棺から魔王が出現したのであった。その強大な魔力は遠く役仙人にまで届いたのだった。
「ロクテン魔王が復活したか…」
そして勇者の前に立つ魔王、その容姿はまさにドラゴンだった。そのドラゴンが叫んだ。
「我が名はロクテン…今こそ悪しき力よ。目覚めよ!!」
すると、それまで優勢だったジャッカル電撃隊が魔物たちに押され始めたのだった。
「いかん!!引けー!!」
「ジャッカル様も早くキャンプまで逃げてください」
魔王の強大な魔力によって、パワーアップした魔物たちの攻撃になすすべなく、倒されていくジャッカル電撃隊のその様子はまさに地獄絵図だった。
俺がベースキャンプに着いた時、その状況を見て愕然とした。みんなはメイヴのラビリアントで無事だったが、魔獣に襲われたベースキャンプは壊滅状態だった。
0
あなたにおすすめの小説
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました
蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈
絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。
絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!!
聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ!
ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!!
+++++
・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
貧乏奨学生の子爵令嬢は、特許で稼ぐ夢を見る 〜レイシアは、今日も我が道つき進む!~
みちのあかり
ファンタジー
同じゼミに通う王子から、ありえないプロポーズを受ける貧乏奨学生のレイシア。
何でこんなことに? レイシアは今までの生き方を振り返り始めた。
第一部(領地でスローライフ)
5歳の誕生日。お父様とお母様にお祝いされ、教会で祝福を受ける。教会で孤児と一緒に勉強をはじめるレイシアは、その才能が開花し非常に優秀に育っていく。お母様が里帰り出産。生まれてくる弟のために、料理やメイド仕事を覚えようと必死に頑張るレイシア。
お母様も戻り、家族で幸せな生活を送るレイシア。
しかし、未曽有の災害が起こり、領地は借金を負うことに。
貧乏でも明るく生きるレイシアの、ハートフルコメディ。
第二部(学園無双)
貧乏なため、奨学生として貴族が通う学園に入学したレイシア。
貴族としての進学は奨学生では無理? 平民に落ちても生きていけるコースを選ぶ。
だが、様々な思惑により貴族のコースも受けなければいけないレイシア。お金持ちの貴族の女子には嫌われ相手にされない。
そんなことは気にもせず、お金儲け、特許取得を目指すレイシア。
ところが、いきなり王子からプロポーズを受け・・・
学園無双の痛快コメディ
カクヨムで240万PV頂いています。
転生したら脳筋魔法使い男爵の子供だった。見渡す限り荒野の領地でスローライフを目指します。
克全
ファンタジー
「第3回次世代ファンタジーカップ」参加作。面白いと感じましたらお気に入り登録と感想をくださると作者の励みになります!
辺境も辺境、水一滴手に入れるのも大変なマクネイア男爵家生まれた待望の男子には、誰にも言えない秘密があった。それは前世の記憶がある事だった。姉四人に続いてようやく生まれた嫡男フェルディナンドは、この世界の常識だった『魔法の才能は遺伝しない』を覆す存在だった。だが、五〇年戦争で大活躍したマクネイア男爵インマヌエルは、敵対していた旧教徒から怨敵扱いされ、味方だった新教徒達からも畏れられ、炎竜が砂漠にしてしまったと言う伝説がある地に押し込められたいた。そんな父親達を救うべく、前世の知識と魔法を駆使するのだった。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
悪役令息、前世の記憶により悪評が嵩んで死ぬことを悟り教会に出家しに行った結果、最強の聖騎士になり伝説になる
竜頭蛇
ファンタジー
ある日、前世の記憶を思い出したシド・カマッセイはこの世界がギャルゲー「ヒロイックキングダム」の世界であり、自分がギャルゲの悪役令息であると理解する。
評判が悪すぎて破滅する運命にあるが父親が毒親でシドの悪評を広げたり、関係を作ったものには危害を加えるので現状では何をやっても悪評に繋がるを悟り、家との関係を断って出家をすることを決意する。
身を寄せた教会で働くうちに評判が上がりすぎて、聖女や信者から崇められたり、女神から一目置かれ、やがて最強の聖騎士となり、伝説となる物語。
(完結)醜くなった花嫁の末路「どうぞ、お笑いください。元旦那様」
音爽(ネソウ)
ファンタジー
容姿が気に入らないと白い結婚を強いられた妻。
本邸から追い出されはしなかったが、夫は離れに愛人を囲い顔さえ見せない。
しかし、3年と待たず離縁が決定する事態に。そして元夫の家は……。
*6月18日HOTランキング入りしました、ありがとうございます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる