目を覚ますと雑魚キャラになっていたけど、何故か最強なんです・・・

Seabolt

文字の大きさ
94 / 267
第2章 開拓篇

第94話 村人 ライム一武闘会に参加する

しおりを挟む
戦いには勝ったんだけど、当然、会場ではブーイングが鳴りび引いていた。

「急所を狙うなどとは卑怯だぞ!!」

「そうだ!!そうだ!!」

会場のかなりの数を敵に回してしまったようだな。これはまずかったかな?そう思いつつもとりあえず控室へ向かうと担架で運ばれていたハイドライドは既に元気になっていたが俺を見るなり怯えている。すつとそこへライム殿がかわいい女の子を二人連れてやってきた。一人はライカといって、この間の戦いでも小さなきのこ雲を作るような攻撃だできるくらいの戦闘力を持つ彼女は、確か、ライム殿の秘書もやっていたのを記憶している。もう一人は記憶がないがだれだろうか。そんなことを気にしながらも、ライム殿を見ると少しご機嫌斜めのようだ。

「ライム殿、どうでしたか?」

「村人殿、好きなようにやってはいいとは言いましが、あれは酷過ぎますよ」

「なにが?」

「なにが・・・って、普通武闘会で戦う場合は、急所を攻撃するのは反則でしょう」

「え?うそ!!じゃ?俺の負けなの?」

「本来であれば、反則負けです」

「そんな~!!そんな規則何も言ってくれなかったじゃないか!!わかった!!ハイドライドと再試合をするから、今度は、一切手抜きなしで、奴を倒すよ」

「あれで手を抜いていたのですか」

「はい・・・」

「とりあえずさっきハイドライドからは、本戦への参加を辞退する旨を受けた。だから、村人殿が本戦にでることになるから、今度は、あんな真似はやめてくれよ」

するとその横から、謎の美少女が

「いいわよ!!あんな攻撃、私は効かぬはず」

その言葉を聞いて、珍しくライム殿は慌てた。

「アーチャン様!!そんなこと言わないでください」

「アーチャン?」

「あ・・・私、魔王のアーチャンでーす!!君、強いね。君との対戦を楽しみにしているよ。よろしく」

「あ・・・どうも・・・村人です」

彼女の軽さの思わず素で返してしまった俺は、握手の意味で手を差し出すと、にっこりとほほ笑んで素直に握手をしてくれた。結構かわいい。AKBの敦ちゃんというよりはAKBにはいないような気もするが、とにかく美人だし胸もそれなりにありそうだ。そして、おれのムフムフ視線にきづいたのか

「どこを見ている?」

「あ・・そこ・・」

思わずおっぱいを指さすと、ぐっとにらんできたその顔もかわいいぞ・・・

「ほう・・・貴様・・・ここが好きなのか」

「はい・・・」

魔王様にそんな粗相をしていると慌てて

「村人!!魔王様に何やっている!!アーチャン様もここは冷静になってください。お願いですから」

「何を慌てておるのじゃ、わしはいたって冷静じゃぞ」

「これは、流石魔王様ですね」

「当然じゃ!!」

俺とアーチャンとの会話にあたふたしているライム殿が面白い。このまま、おちょくっていこうかなとおもっていると、アーチャンもどうやら面白がっているようだ。

「ですよね~」

「ふん!!」

「でしたら、さっきの規則もアーチャン様との戦いでは?」

「当然、規則などないわ。あのような魔法かけることができるのであれば、やってみればよかろう」

「あーちゃんさまぁああああ」

俺たちの会話をじっと聞いているライカの姿があった。

「それよりライム様、先ほど、トーマスから連絡がはいっています」

「お・・・そうだ」

何やら二人で話をしている。ライカも結構巨乳だ。しかも、服装がわざとであろう胸を強調している上に谷間まで見えるなんて、なんてラッキーなことだろう。

ツンツン

後ろからつつかれ、アーチャンの声が

「お前、本当におっぱいが好きなんだな~こっち向きな」

その声に振られて振り向くと

「ほれ!!」

ぺろ~ん

服をめくっておっぱいををボインボインと出してきた。

「うぉおおおお!!!」

感動した!!見事なおっぱいを天晴なまでに堂々とにっこりとした笑顔で見せつけているアーチャンの姿、きれいなおっぱいだ大きさの割に型崩れもしていない。されに透き通る白い肌、ピンクの乳首

「どうだ!!」

「すーーすごいーーーっす!!」

「ほう・・・」

「完璧です」

まじまじと観察しているとアーチャンの頬が徐々に赤くなっていている

「おお・・そうか・・」

「触っていもいいですか?」

「え?さ・・・触るとな?」

「はい・・・」

ごくりと生唾を飲んだのアーチャンと俺

「おお・・・触ってもいいぞ」

あーちゃんの体を少し震えている気がした。そのせいか微妙に震えるおっぱい

そこへ手を伸ばそうとしたら

「何やっているんですか!!」

ライム殿が慌ててやってきた。俺たちはかなり白けた雰囲気になってしまった。

「村人殿も!!」

「まぁまぁ・・・」

かんかんに起こっているライム殿をなだめるのであった。

こうして、次の戦いが俺にまっていたのだった。


しおりを挟む
感想 7

あなたにおすすめの小説

妻からの手紙~18年の後悔を添えて~

Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。 妻が死んで18年目の今日。 息子の誕生日。 「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」 息子は…17年前に死んだ。 手紙はもう一通あった。 俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。 ------------------------------

つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました

蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈ 絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。 絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!! 聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ! ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!! +++++ ・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)

貧乏奨学生の子爵令嬢は、特許で稼ぐ夢を見る 〜レイシアは、今日も我が道つき進む!~

みちのあかり
ファンタジー
同じゼミに通う王子から、ありえないプロポーズを受ける貧乏奨学生のレイシア。 何でこんなことに? レイシアは今までの生き方を振り返り始めた。 第一部(領地でスローライフ) 5歳の誕生日。お父様とお母様にお祝いされ、教会で祝福を受ける。教会で孤児と一緒に勉強をはじめるレイシアは、その才能が開花し非常に優秀に育っていく。お母様が里帰り出産。生まれてくる弟のために、料理やメイド仕事を覚えようと必死に頑張るレイシア。 お母様も戻り、家族で幸せな生活を送るレイシア。 しかし、未曽有の災害が起こり、領地は借金を負うことに。 貧乏でも明るく生きるレイシアの、ハートフルコメディ。 第二部(学園無双) 貧乏なため、奨学生として貴族が通う学園に入学したレイシア。 貴族としての進学は奨学生では無理? 平民に落ちても生きていけるコースを選ぶ。 だが、様々な思惑により貴族のコースも受けなければいけないレイシア。お金持ちの貴族の女子には嫌われ相手にされない。 そんなことは気にもせず、お金儲け、特許取得を目指すレイシア。 ところが、いきなり王子からプロポーズを受け・・・ 学園無双の痛快コメディ カクヨムで240万PV頂いています。

転生したら脳筋魔法使い男爵の子供だった。見渡す限り荒野の領地でスローライフを目指します。

克全
ファンタジー
「第3回次世代ファンタジーカップ」参加作。面白いと感じましたらお気に入り登録と感想をくださると作者の励みになります! 辺境も辺境、水一滴手に入れるのも大変なマクネイア男爵家生まれた待望の男子には、誰にも言えない秘密があった。それは前世の記憶がある事だった。姉四人に続いてようやく生まれた嫡男フェルディナンドは、この世界の常識だった『魔法の才能は遺伝しない』を覆す存在だった。だが、五〇年戦争で大活躍したマクネイア男爵インマヌエルは、敵対していた旧教徒から怨敵扱いされ、味方だった新教徒達からも畏れられ、炎竜が砂漠にしてしまったと言う伝説がある地に押し込められたいた。そんな父親達を救うべく、前世の知識と魔法を駆使するのだった。

私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。

MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。

貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。

黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。 この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。

悪役令息、前世の記憶により悪評が嵩んで死ぬことを悟り教会に出家しに行った結果、最強の聖騎士になり伝説になる

竜頭蛇
ファンタジー
ある日、前世の記憶を思い出したシド・カマッセイはこの世界がギャルゲー「ヒロイックキングダム」の世界であり、自分がギャルゲの悪役令息であると理解する。 評判が悪すぎて破滅する運命にあるが父親が毒親でシドの悪評を広げたり、関係を作ったものには危害を加えるので現状では何をやっても悪評に繋がるを悟り、家との関係を断って出家をすることを決意する。 身を寄せた教会で働くうちに評判が上がりすぎて、聖女や信者から崇められたり、女神から一目置かれ、やがて最強の聖騎士となり、伝説となる物語。

(完結)醜くなった花嫁の末路「どうぞ、お笑いください。元旦那様」

音爽(ネソウ)
ファンタジー
容姿が気に入らないと白い結婚を強いられた妻。 本邸から追い出されはしなかったが、夫は離れに愛人を囲い顔さえ見せない。 しかし、3年と待たず離縁が決定する事態に。そして元夫の家は……。 *6月18日HOTランキング入りしました、ありがとうございます。

処理中です...