目を覚ますと雑魚キャラになっていたけど、何故か最強なんです・・・

大魔大戦

このはしをわたるべからず 作戦４

翌日、ご想像の通り勇者リン達の作戦は見事に失敗して、彼らは次から次へとトンボリへ放り込まれたのだった。

状況はこうだ。言われた通り俺は、はしをわたって行くと２匹の虎が現れた。するとギザエフがその虎を退治すると例の怪しい連中が現れた。それをギザエフ・スターシャ・マーリンが食い止めているうちに勇者リンがその立て看板を攻撃しようとしたら、何故か、勇者リンの周りにも怪しい連中が取り囲んで必死に抵抗も虚しく

「バンザーイ！！バンザーイ！！バンザーイ！！」

万歳三唱を続ける怪しい連中に抱えられそのままトンボリへ放り込まれただった。

そして、再び勇者リンは叫んだ

「なぜだー！！なぜだー！！なぜだー！！」

このあと勇者リンたちは、３回も同じことを繰り返したのだった。そして、俺だけがトンボリへ放り込まれないことに言いがかかりをつけてきた。

「村人！！貴様は何もしないで！！よくものうのうとしていられるな」

「そうよ！！あんた！！あのはしわたってみなさいよ」

「おれ？」

「そうだ！！貴様が解決しろ！！」

無茶苦茶だ。しかし、いつまでもここにいるわけにいかない。

「わかった。明日、俺があの橋を渡るから、俺の真似をしてくれ」

「なによ！！偉そうに！！」

「そうよ！！ポーターのくせに」

なんなんだこの連中は？本当に・・・

おれは橋を渡ることにした。とっても、ただ単に、歩いて渡るだけなのだが。

翌日、俺は橋をわたることになった。

といあえず、何もしないでわかっていくと目の前に虎が現れ、威嚇しまくってくる。それを無視して、虎をすり抜けそのまま歩いていく、虎からかなり離れたところまで来たら後ろでバンザーイという声が聞こえたので

なぜ？

と振り返ると勇者リンたちはあの怪しい連中によってトンボリへ連れて行かれていたのだった。そういえば、虎がいない‥‥

しかたなく、俺は戻っていき、様子を見ていた人に聞くと虎の横を通るときに虎の威嚇に反応して切り捨ててしまったらしい・・・

なにやっているんだが・・・

後日、勇者リンたちも橋をわたることができたのだった。

こうして、インダス帝国に入ることができたのだった。