目を覚ますと雑魚キャラになっていたけど、何故か最強なんです・・・

WW-I

束の間の休息

村人はサントス王国の駐留艦隊の戦艦ヤマト艦内指令室で本国のミケえもん、銭玄人と話をしていた。

「現在、サントス王国はこの戦争でかなり疲弊しきっている。多分、現存兵力では到底太刀打ちがいかない状態だ・それは皆の共通認識であるのは確かだと思う。しかし、いつラプラス・ジーメン・エンドウが攻めてくるかわからない状況だ。今度、あの防護艦隊で攻め来られたら、ヤマト一隻では対応できない」

するとミケえもんが話し出した。

「村人様！！実はナガトとコンゴウには口径41センチレールガンを搭載しております。多分、これで敵の防護艦隊へ対応は可能かと思います」

「しかし、攻撃時にどうやって防御するかが問題だな」

村人が考え込んでいると銭玄人が

「村人様、こちらも防護艦を作ればいいことです」

「しかし、防護艦をどうやって作るのだ？」

「それは、タカミナ級護衛艦の艦首に防護盾をつけるのです」

「そんなことはできるのか？」

「それは可能かと」

「それとスーパーリング∞からの連絡で、実権過程でマジカル粒子からマジカルスキーα粒子という物質を発見したとのことです。この粒子は、魔導式レーダの性能を低下できるようです」

「そうか、しかし、それではこちらも魔導式レーダが使えないのでは」

「確かにその通りですが、どうやら戦艦は映るようです」

「それでは意味がないのでは？」

「それがPCぐらいの大きさの物体は映らないようです。ですから、煙幕を一緒に張った状態で、PC部隊を投入すれば勝機は十分にでてきます」

「そうかわかった。しかし、前の戦闘でかなりの部隊を消耗しているが」

「大丈夫です。ダイバーシティー部隊を移動すればいいかと思います」

すると銭玄人が

「村人様に申し上げます。村人本国としては、２０万の兵を準備できております。この軍を駐留させてはいかがかと」

「わかったそれは、義勇兵ということで進言してみよう。ミケえもん。艦隊整備にどのくらいかかる」

「２か月は必要かと」

「わかった。マジカルスキーα粒子の方は？」

「これは、既に宇宙航空事業部のザキヤマ部長がロケット弾として、開発完了しております。すぐにでも搭載可能です」

「わかった。連合艦隊へ搭載を進めろ」

「了解！！」

こうして村人たちは軍備を整えていったのであった。
更に、諜報活動とスパイ衛星を使用し、敵の動静を確認していた。そして、ラプラスだけでなく、エンドウ、ジーメンの基地にそれぞれ防護艦隊の姿を見つけていたのだった。一方で、連合艦隊を再編し、第１機動艦隊をコンゴウを中心に改タカミナ級防衛艦７隻、空母ホーネットとして、ジーメンとの国境付近へ配備、第２機動部隊を戦艦ナガトを中心に、改タカミナ級防衛艦7隻、空母ニミッツをエンドウとの国境付近、そして、ラプラス国境付近はヤマトを配備した。ヤマトにはサァーが同情するデスナイトX、ヤスムロが搭乗するバイソンマークⅢのPC部隊を乗せていたのだった。


一方、ラプラス、ジーメン、エンドウのユニオン連合は防護艦の整備に余念がなかった。しかも、防護艦、艦首盾にはミスリル鋼を使用していたのだった。

「これであの徹甲弾も防げる」

「今度こそサントス王国を占領するぞ」

「そうだな。やはり、サントスも国力が落ちているようです。ミレーヌ地方はあの戦艦一隻しかいないようです」



こうして、収穫も終わった神聖歴1301年11月、束の間の休息は終わりを迎えるのであった。