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消えた指輪事件 8 閑話(お仕置き編 2)
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お風呂から出た私が目の前にあるものを見てビックリ、そ・・・そこには、置いていたはずの着替えは既になく、エプロンと靴下だけが置かれていた。ふと横を見ると腰にタオルを巻いた紫苑様が頭を拭いている。そして、私が戸惑っているのに気付いたのか声をかけてきた
「今日は、寝るまでその格好でいろよ」
「ええ!!」
驚きの声を揚げている私を見てにこやかに微笑んだかと思うと鋭い眼光が突き刺さってきた。
「昼休みに来なかった。お仕置きだ」
「でも・・・」
「恥ずかしい?」
紫苑様の言葉にこくんと頷くとやさしく頭を撫でてくれた。
「でも・・・今日はお仕置きの日だから我慢しなさい。あ・・・冷えるといけないから靴下は履いていいから」
それでも黙っていると私の前まで来た紫苑様は、エプロンを取り、そして、私に着せて、首元と腰周りの紐をむすんだ。そして、よしと呟いて、私の頭を撫でたかと思うと、耳元で功呟いた。
「リビングで待ってる」
ええ~!!と心の中で叫んでいるものの、結局、私は紫苑様に従うしかなく、ただ、残っていた靴下を履いて、ダイニングに向った。
リビングで待っていたのは、いつもとは違いバスローブ姿の紫苑様だった。いつも紫苑様はお風呂上りしばらくはバスローブを着ていて、汗が引いたら、パジャマに着替えるんだけど、今日は、私が遅くなったせいでこうなっている。すると 私を見つけた紫苑様は、組んでいた足を戻した。その瞬間、私は驚愕した。何も履いていなかったのだ。驚いて、突っ立っていると、
「何をしている?」
「あ・・ごめん」
慌てて、ダイニングへ行き、二人で食事をした。すると、紫苑様から予想だにしないことを言われた。
「明日から晩御飯は、家政婦さんに頼もう」
「えっ?」
食事は私の仕事と結婚の時に二人で決めたことだった。それをもうやめるなんて、私にはそれは許されないことだった。
「なぜ?」
「無理するな、忙しい時もあるだろう」
「が・・・がんばるから・・・」
そんなこと言わないで、約束の料理も出来ない自分が情けないけど、だけど、もう一度頑張りたい、そんな気持ちで一杯で、口走った言葉は、見事に玉砕してしまった。
「今日は無理だったろう。」
それを言われると、出来ない自分が情けなくなってきて、思わず箸をおいて俯いてしまった。すると、いつの間にか、紫苑様は私の後ろから抱きついて来て、耳元でこう呟いた。
「俺、和希と一緒にいる時間がもっとほしいんだ」
「し・・・紫苑さま」
一瞬、両目が飛び出るかと思うほど、目が見開いていたに違いない、でも、次に目を閉じた時には、じわりと涙が溢れてきた。思わず紫苑様の手をぐっと握ってしまった。
「何・・・泣いてるんだ・・」
「だ・・って・・・」
すると、ポンと頭を叩いてくれた紫苑様
「紫苑様・・・」
「さ・・早く食べようぜ」
こうして、私は、食事の後片付けをしています。時折、足を組み変える紫苑様の姿を気にしながらも、もう心はそこしかありませんでした。どうしよう・・・って既に洗い物も終わり、片付けも終っていた。そわそわしているのは、私だけ?リビングでくつろいでいる紫苑様、時折、私に刺さる視線は、判るんだけど、私からして下さいって、言える訳もない・・・いつもみたいにベットルームへ直行しそうにないし・・・あ・・この間は、ここでキスして・・・でもベットに入ったんだけど・・・どうしよう・・・
実は、これからが紫苑様のが言うお仕置きの本番だった。
私からお願いをすることを・・・そう・・・紫苑様を私に挿れて下さいと・・・
結局、どうしたら言いのか判らないまま、紫苑様の横に座って様子を伺っていると、くつろいで本を読まれていた。しかし、足を組みかえた瞬間だった。バスローブが完全にはぐれてしまった。紫苑様のお姿がしかも凛と勃ってらっしゃる・・・じっとそれをガン見してしまっていると、ガバッと私の肩を抱いてくれた。
「どうした?」
「あ・・・うん・・・」
何も言えない私、紫苑様の手は頭を撫でていた。
「何をしてほしいんだ?」
「え・・・あ・・・紫苑様!!」
気付いていたら紫苑様に抱きついていたんだけど、いつもならそれでそのまま紫苑様のなすがままなんだけど、抱き絞められていると私のおでこにおでこをくっつけてきた紫苑様、その目を見ている私に
「どうしてほしいんだ?」
こんな質問ありますか?だって、ここまでやっているのに・・・
「あ・・・え・・・えっち・・・・」
「ん?」
「え・・・えっちしてください」
これが私が言える限界だった。Hはいつもしているんだけど、自分から求めるのは、はじめてだったのだ。すると紫苑様は意地悪にも私をまだいじめる一言を言ってきた。
「何をどうしてほしいんだ?」
これ以上、何を言えって言うの?そんな・・・驚いていると、紫苑様は、両手で私の頭を支え、ある方向へと顔を向けた。その先には、凛とした紫苑様のあれが目に入って来た。しかも、それをじっと見つめてしまっている私がそこにいる。そこへ、再び紫苑様は、意地悪な言葉を囁かれた。
「これをどうしてほしいんだ?」
「あ・・」
顔中が熱い・・・だって、もう言う言葉は一つしかなく、それが不意にもこぼれだした。
「い・・・挿れて・・・」
更に意地悪な紫苑様、私が限界の言葉をわざとかすめて、
「どこへ?」
「え・・・あ・・・・」
既にパンク寸前の頭なんだけど、私の意思と言うものは既になく、そこには、一人の女として暴走している私がいた。紫苑様のほうを振り向いた瞬間、言葉がほとばしった。
「し・・紫苑様を私の中に挿れてください。」
そう言った瞬間、私は紫苑様に自らキスをしてしまった。
気が付くともう朝・・・昨日のことを思い出し、顔が真っ赤になっていた。キスをした後、リビングでそのままやってしまったのだった。しかも、エプロンをつけたまま、紫苑様の上に乗って、いつの間にかエプロンはなくなっていたけど、リビングでしている途中、そのまま、紫苑様に抱きかかえられて、ベットルームに・・って、今何時?と時計を見て、私は驚いた。
はぁちじ~!?
遅刻だ~!!!
慌てて起き上がった私の手をしっかりと掴む手があった。
「待て!!」
「し・・・紫苑様?」
振り向くと紫苑様が私の手をしっかりと掴んでいた。そして、
「きゃ!!」
あっという間にベットに引き戻された。
「し・・・紫苑様・・・が・・・学校が・・・」
そこまで言った私の唇を紫苑様の人差し指が押さえた。
「このまま休もう・・」
その一言に驚いている唇は、紫苑様の唇で塞がれた・・・
その頃、冷泉学園の校門では、約3名の女子が私を待っていた。そう三条様と敦子と恭子だった。正確には、私のことにアンテナを張っているお嬢様達が彼女達の横に群がっていたらしい。
「和希さん、遅いわね」
「逃げたのかしら」
「たぶん・・・」
「今日は、寝るまでその格好でいろよ」
「ええ!!」
驚きの声を揚げている私を見てにこやかに微笑んだかと思うと鋭い眼光が突き刺さってきた。
「昼休みに来なかった。お仕置きだ」
「でも・・・」
「恥ずかしい?」
紫苑様の言葉にこくんと頷くとやさしく頭を撫でてくれた。
「でも・・・今日はお仕置きの日だから我慢しなさい。あ・・・冷えるといけないから靴下は履いていいから」
それでも黙っていると私の前まで来た紫苑様は、エプロンを取り、そして、私に着せて、首元と腰周りの紐をむすんだ。そして、よしと呟いて、私の頭を撫でたかと思うと、耳元で功呟いた。
「リビングで待ってる」
ええ~!!と心の中で叫んでいるものの、結局、私は紫苑様に従うしかなく、ただ、残っていた靴下を履いて、ダイニングに向った。
リビングで待っていたのは、いつもとは違いバスローブ姿の紫苑様だった。いつも紫苑様はお風呂上りしばらくはバスローブを着ていて、汗が引いたら、パジャマに着替えるんだけど、今日は、私が遅くなったせいでこうなっている。すると 私を見つけた紫苑様は、組んでいた足を戻した。その瞬間、私は驚愕した。何も履いていなかったのだ。驚いて、突っ立っていると、
「何をしている?」
「あ・・ごめん」
慌てて、ダイニングへ行き、二人で食事をした。すると、紫苑様から予想だにしないことを言われた。
「明日から晩御飯は、家政婦さんに頼もう」
「えっ?」
食事は私の仕事と結婚の時に二人で決めたことだった。それをもうやめるなんて、私にはそれは許されないことだった。
「なぜ?」
「無理するな、忙しい時もあるだろう」
「が・・・がんばるから・・・」
そんなこと言わないで、約束の料理も出来ない自分が情けないけど、だけど、もう一度頑張りたい、そんな気持ちで一杯で、口走った言葉は、見事に玉砕してしまった。
「今日は無理だったろう。」
それを言われると、出来ない自分が情けなくなってきて、思わず箸をおいて俯いてしまった。すると、いつの間にか、紫苑様は私の後ろから抱きついて来て、耳元でこう呟いた。
「俺、和希と一緒にいる時間がもっとほしいんだ」
「し・・・紫苑さま」
一瞬、両目が飛び出るかと思うほど、目が見開いていたに違いない、でも、次に目を閉じた時には、じわりと涙が溢れてきた。思わず紫苑様の手をぐっと握ってしまった。
「何・・・泣いてるんだ・・」
「だ・・って・・・」
すると、ポンと頭を叩いてくれた紫苑様
「紫苑様・・・」
「さ・・早く食べようぜ」
こうして、私は、食事の後片付けをしています。時折、足を組み変える紫苑様の姿を気にしながらも、もう心はそこしかありませんでした。どうしよう・・・って既に洗い物も終わり、片付けも終っていた。そわそわしているのは、私だけ?リビングでくつろいでいる紫苑様、時折、私に刺さる視線は、判るんだけど、私からして下さいって、言える訳もない・・・いつもみたいにベットルームへ直行しそうにないし・・・あ・・この間は、ここでキスして・・・でもベットに入ったんだけど・・・どうしよう・・・
実は、これからが紫苑様のが言うお仕置きの本番だった。
私からお願いをすることを・・・そう・・・紫苑様を私に挿れて下さいと・・・
結局、どうしたら言いのか判らないまま、紫苑様の横に座って様子を伺っていると、くつろいで本を読まれていた。しかし、足を組みかえた瞬間だった。バスローブが完全にはぐれてしまった。紫苑様のお姿がしかも凛と勃ってらっしゃる・・・じっとそれをガン見してしまっていると、ガバッと私の肩を抱いてくれた。
「どうした?」
「あ・・・うん・・・」
何も言えない私、紫苑様の手は頭を撫でていた。
「何をしてほしいんだ?」
「え・・・あ・・・紫苑様!!」
気付いていたら紫苑様に抱きついていたんだけど、いつもならそれでそのまま紫苑様のなすがままなんだけど、抱き絞められていると私のおでこにおでこをくっつけてきた紫苑様、その目を見ている私に
「どうしてほしいんだ?」
こんな質問ありますか?だって、ここまでやっているのに・・・
「あ・・・え・・・えっち・・・・」
「ん?」
「え・・・えっちしてください」
これが私が言える限界だった。Hはいつもしているんだけど、自分から求めるのは、はじめてだったのだ。すると紫苑様は意地悪にも私をまだいじめる一言を言ってきた。
「何をどうしてほしいんだ?」
これ以上、何を言えって言うの?そんな・・・驚いていると、紫苑様は、両手で私の頭を支え、ある方向へと顔を向けた。その先には、凛とした紫苑様のあれが目に入って来た。しかも、それをじっと見つめてしまっている私がそこにいる。そこへ、再び紫苑様は、意地悪な言葉を囁かれた。
「これをどうしてほしいんだ?」
「あ・・」
顔中が熱い・・・だって、もう言う言葉は一つしかなく、それが不意にもこぼれだした。
「い・・・挿れて・・・」
更に意地悪な紫苑様、私が限界の言葉をわざとかすめて、
「どこへ?」
「え・・・あ・・・・」
既にパンク寸前の頭なんだけど、私の意思と言うものは既になく、そこには、一人の女として暴走している私がいた。紫苑様のほうを振り向いた瞬間、言葉がほとばしった。
「し・・紫苑様を私の中に挿れてください。」
そう言った瞬間、私は紫苑様に自らキスをしてしまった。
気が付くともう朝・・・昨日のことを思い出し、顔が真っ赤になっていた。キスをした後、リビングでそのままやってしまったのだった。しかも、エプロンをつけたまま、紫苑様の上に乗って、いつの間にかエプロンはなくなっていたけど、リビングでしている途中、そのまま、紫苑様に抱きかかえられて、ベットルームに・・って、今何時?と時計を見て、私は驚いた。
はぁちじ~!?
遅刻だ~!!!
慌てて起き上がった私の手をしっかりと掴む手があった。
「待て!!」
「し・・・紫苑様?」
振り向くと紫苑様が私の手をしっかりと掴んでいた。そして、
「きゃ!!」
あっという間にベットに引き戻された。
「し・・・紫苑様・・・が・・・学校が・・・」
そこまで言った私の唇を紫苑様の人差し指が押さえた。
「このまま休もう・・」
その一言に驚いている唇は、紫苑様の唇で塞がれた・・・
その頃、冷泉学園の校門では、約3名の女子が私を待っていた。そう三条様と敦子と恭子だった。正確には、私のことにアンテナを張っているお嬢様達が彼女達の横に群がっていたらしい。
「和希さん、遅いわね」
「逃げたのかしら」
「たぶん・・・」
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