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め・・召使って・・・
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突然言い渡された一言に驚いているんだけど、それは、私だけでなくサロンにいた、みんな、正確には九条を除いた全員が驚いていたに違いない。神5の方々も流石に驚きの表情を隠せないでいるようだった。そんな中、強烈な視線を浴びせ続けるのは、指宿さんだった。今にも私を捕まえて、八つ裂きにしそうな視線で、体がわなわなと震えているようだった。すると、九条が私に声をかけてきた。
「行くぞ」
もちろん、私自身もこの急な展開についていけないでいる。だから、ただ、呆然と立っているしかなかった。すると、再び九条が声をかけてきた。、
「松本!!何をしている。行くぞ。」
「あっ!!はい!!」
声が少し大きくなったのにつられ、私は、九条のあとを追って、サロンを後にした。そして、九条の後ろを歩いているうちに、徐々に、召使と言うことに、怒りを覚えていた。そして、特別室に入って扉が閉まった時、その怒りは頂点に達した。
「どういうこと?」
「なにが?」
すると、扉を閉めていた九条が、私の方を振り向いた。そこには、何故か笑みがこぼれているんだけど、私自身にとっては、重大な問題だ。
「な・・・何がじゃないでしょう?私は、何時からあなたの召使になったのよ。」
「さっきから・・」
「さ・・・さっき?」
多分、大きく目を見開いて驚いている私を見て、笑みを浮かべたまま、九条は私の方へやって来た。
「何か不満でも?」
「不満も何も!!全部不満よ!!大体、何故、私が召使なのよ!!」
そう叫んだんだけど、九条は、相変わらず笑みを浮かべている。そして、私の言葉を聞いてかどうだか、徐々に私に近づいてきた。
「何が不満だ。お前の望みをかなえてやったのに」
「の・・・のぞみって・・」
私の目の前までやって来た。その距離は目視で、既に約30センチ。だけど、ここで引き下がるわけにいかない。このままだと、召使にされてしまう。私は、九条を睨み返した。
「松本の安全を確保しただろ」
安全を確保しただと~!!私は、怒りのあまり少し震えていた。その震えを抑えようとして、冷静に言ったつもりだけど、結果的には叫んでいた。
「安全と召使と何の関係があるのよ!!わかったわ!!さっきのことみんなに言いふらすから!!」
そう言った瞬間、九条が更に近づいてきた。その距離10センチ、思わず後ろに下がるんだけど、それにあわせて、九条は近づいてくる。
「そんなことできるかな?」
「ど・・・どういう意味よ!」
そこまで言って気が付いた。もう後ろに下がれない・・・私の後ろには、九条がいつも使っているデスクがあった。それでも、距離をつめる九条、その距離再び10センチ、両手をデスクについて、私は九条を睨んだ。
「だったら、俺は今すぐさっきの言動を取り消すまで。ただ、良く考えろよ。お前がこの学校で安全に暮らせる方法は、これしかないんだぞ。」
九条が言っている意味が良く分からない。だいたい、何故、召使なのか?それがどうして安全なのか?本当に理解できない。と思っていると九条は、話を続けた。
「お前が、俺の召使と言うことは、学校の全員がお前に手を出せない。それは、俺がさっき、手を出すなと宣言したからだ」
「だったら・・・普通に言ってくれれば」
そう言った途端、私の頬をつねってきた。
「にゃ・・にゃににょ・・・」
「それだと、勘違いされるだろう・・・俺達に何かあったと。それに、今度は、うるさい女子が反発するのも明白だ。だから、召使と言うことが手っ取り早いんだ。」
そこまで言った瞬間だった。特別室のドアが開いて、指宿さんを先頭に神ファイブが入ってこられた。
「九条様!!い゛っ!!」
そこまで言って指宿さんは、卒倒した。
「行くぞ」
もちろん、私自身もこの急な展開についていけないでいる。だから、ただ、呆然と立っているしかなかった。すると、再び九条が声をかけてきた。、
「松本!!何をしている。行くぞ。」
「あっ!!はい!!」
声が少し大きくなったのにつられ、私は、九条のあとを追って、サロンを後にした。そして、九条の後ろを歩いているうちに、徐々に、召使と言うことに、怒りを覚えていた。そして、特別室に入って扉が閉まった時、その怒りは頂点に達した。
「どういうこと?」
「なにが?」
すると、扉を閉めていた九条が、私の方を振り向いた。そこには、何故か笑みがこぼれているんだけど、私自身にとっては、重大な問題だ。
「な・・・何がじゃないでしょう?私は、何時からあなたの召使になったのよ。」
「さっきから・・」
「さ・・・さっき?」
多分、大きく目を見開いて驚いている私を見て、笑みを浮かべたまま、九条は私の方へやって来た。
「何か不満でも?」
「不満も何も!!全部不満よ!!大体、何故、私が召使なのよ!!」
そう叫んだんだけど、九条は、相変わらず笑みを浮かべている。そして、私の言葉を聞いてかどうだか、徐々に私に近づいてきた。
「何が不満だ。お前の望みをかなえてやったのに」
「の・・・のぞみって・・」
私の目の前までやって来た。その距離は目視で、既に約30センチ。だけど、ここで引き下がるわけにいかない。このままだと、召使にされてしまう。私は、九条を睨み返した。
「松本の安全を確保しただろ」
安全を確保しただと~!!私は、怒りのあまり少し震えていた。その震えを抑えようとして、冷静に言ったつもりだけど、結果的には叫んでいた。
「安全と召使と何の関係があるのよ!!わかったわ!!さっきのことみんなに言いふらすから!!」
そう言った瞬間、九条が更に近づいてきた。その距離10センチ、思わず後ろに下がるんだけど、それにあわせて、九条は近づいてくる。
「そんなことできるかな?」
「ど・・・どういう意味よ!」
そこまで言って気が付いた。もう後ろに下がれない・・・私の後ろには、九条がいつも使っているデスクがあった。それでも、距離をつめる九条、その距離再び10センチ、両手をデスクについて、私は九条を睨んだ。
「だったら、俺は今すぐさっきの言動を取り消すまで。ただ、良く考えろよ。お前がこの学校で安全に暮らせる方法は、これしかないんだぞ。」
九条が言っている意味が良く分からない。だいたい、何故、召使なのか?それがどうして安全なのか?本当に理解できない。と思っていると九条は、話を続けた。
「お前が、俺の召使と言うことは、学校の全員がお前に手を出せない。それは、俺がさっき、手を出すなと宣言したからだ」
「だったら・・・普通に言ってくれれば」
そう言った途端、私の頬をつねってきた。
「にゃ・・にゃににょ・・・」
「それだと、勘違いされるだろう・・・俺達に何かあったと。それに、今度は、うるさい女子が反発するのも明白だ。だから、召使と言うことが手っ取り早いんだ。」
そこまで言った瞬間だった。特別室のドアが開いて、指宿さんを先頭に神ファイブが入ってこられた。
「九条様!!い゛っ!!」
そこまで言って指宿さんは、卒倒した。
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