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第一章 旅の始まり
黒ずくめの老人
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マヌーフ族のメルヴィンは、辺りをキョロキョロと見回した。
町に来るのはもちろんはじめてではない。
それでも田舎生まれのメルヴィンにとってこのトクラの喧騒は慣れるものではなかった。
仲間と共に魚を売りに来ているが、売っているときはまだいいのだ。
大きな声を出すと心がスーっとする。
しかし、それ以外の時は何となくこの町の喧騒が落ち着かなかった。
なんだかいつでも人にみられているような…そんな気がした。
考えすぎかとも思ったが、ほらっ、今も木陰にいる男がチラッとこっちを見た!…気がする。
自意識過剰なのだろうか?
「どうしたんだメルヴィン?」
仲間のホヤンが聞く。
「いや…さっきから誰かに見られてる気がして…」
そう言いながらメルヴィンはやはりキョロキョロとして挙動不審だ。
「相変わらず怖がりだなぁ。大丈夫だって。」
ホヤンは笑う。
「もしもの時はあたいがあんたらを守るから安心しな。」
背後から女の声。
そういったのは女用心棒のジライヤだ。
大きな剣に手をかけ、フッとニヒルに笑う。
細身の身体に似合わず、大剣を振り回すパワーファイターだ。
彼女が暴れているのを一度見たら、喧嘩を売るやつもいなくなるだろう。
「でも…」
メルヴィンはそれでも不安そうだ。
「お前はホントに心配性だなぁ。愛する強い彼女がお前を守ってくれるさ。」
ホヤンはそう言ってニヤニヤした。
「こらっ、からかったら承知しないよ!」
ジライヤはそう言ってホヤンをにらむとホヤンは、おー怖い怖いと首をすくめる。
「さぁ、風の谷を越えて行くぞ。東の町でもう一儲けして帰るんだから。」
リーダーのホヤンはメルヴィンと周りの仲間たちに声をかけると、移動を開始した。
メルヴィンたちマヌーフ族の一団は彼らの集落、カカールの町からやって来た。
カカールはエスカのさらに南側。
迷いの森の南の端に位置し、トクラからも程近い。
直線距離で言えばアラベラよりも近くにある。
漁業を営む民族で、ケペックを編んだ篭に半分腐った魚の死骸を入れ、海に沈める。
魚は丁寧に処理されて日干しされ、トクラやマクベスにも出荷される。
リーダーはホヤン。
行商団の若きリーダーだ。
小柄で細身が多いマヌーフ族だが、背が高く、腕っぷしも強い。
メルヴィンはホヤンの幼馴染みでよく一緒に行商に来る仲間だ。
そこに護衛として女用心棒のジライヤ他、数人の仲間と共にトクラにやって来た。
仲間内でも臆病なので有名なメルヴィン。
周りといつものこととして特に気にする様子もなかった。
*****
「すみません。あなたたちは旅の行商人ですかな?」
腰の辺りまで髭を生やした老人がメルヴィンに話しかけた。
全身黒ずくめで髭は真っ白。
側にいた用心棒のジライヤは長年の勘で、この男を素直に受け入れることができなかった。
右手の人差し指の内側から手の甲にかけて変わったアザがあった。
ニコニコしているが、目は笑っていない。
肌の色が白いのでマヌーフ族ではなさそうだが、とても流暢なマヌファイ(マヌーフ族の使用する方言)を操っている。
食えない男。
ジライヤの女の勘はそう判断した。
男はそんなジライヤの視線を知ってか知らずか、か細い声で続ける。
「わたくし、東西を行き来して商売をしているものです。いつもトンネルを抜けていくんですがね。最近物騒でしょう。先ほどモンスターに襲われて命からがら逃げてきたんです。私は幸いかすり傷ですみましたが、仲間たちは深手をおってしまいまして。」
悲しそうな目で男は話した。
チラッと潤んだ目でメルヴィンを見る。
その目がいかにも胡散臭い。
旅の商人に扮した盗賊はよく聞く話だ。
ジライヤは周囲にこの男の仲間がいないかをチラチラと横目に見ながら探った。
ただこの人ごみの中だ。
仲間がいても分からない。
周りに注意を払っているジライヤの傍らで男が続けた。
「ただ、いつまでもここにいても埒があかないので、強そうな商人の一団がいれば、そこに同行させていただきたいと思いましてね。そこの女用心棒のお嬢さんはかなり腕がたちそうだし、あなたたちも屈強な若者ばかり。私としてはキャラバンに入れていただいて、マクベスまで連れていっていただきたいのです。」
男は哀れな声を出すとメルヴィンは心底かわいそうだという表情で、「そうですか。お気の毒に…」と同情した。
メルヴィンは人がいいから、とジライヤは内心舌打ちしながら男をじっと観察していた。
肌の色はアラベスク人のようだが、歳のわりに大柄だ。
世界を旅する商人なら、何ヵ国語も使いこなすのは珍しくないが、マヌファイを使いこなす異国の商人など見たことがない。
こいつは何者なんだ。
ジライヤがそんなことを考えているうちに、メルヴィンや他の仲間たちが、その男を旅の仲間として受け入れるという話をしていた。
「よろしければ、一緒に行きましょう。困ったときはお互い様ですから」
メルヴィンがそう言い、ホヤンがそれに頷く。
ジライヤは心の中で舌打ちを繰り返す。
「怪しすぎる」
そう思ったが、そんなジライヤの心配をよそに男は涙を流さんばかりに喜び、仲間に報告がてら、みんなを引き合わせたいという。
「よーし。みんなで今から彼の仲間に会いに行こうぜ!」
ホヤンがそう言うと、一行はその男の案内する方向へ歩き始めた。
「大丈夫なのか?」
ジライヤはいよいよ心配になる。
メルヴィンを止めた方がいいんじゃないか?
そう思って声を掛けようと一歩踏み出したそのときだった。
ドスッ。
腹に衝撃を受けた。
背後から近づいた何者かに攻撃を受けた。
「くっ!」
しまった!
油断しているつもりはなかったが、背後から人の気配は全くなかった。
人混みの喧騒に紛れ、音もなく近づき、ジライヤのみぞおちの辺りに短剣の柄か何かのかたいもので突き上げたのだろう。
かなりのやり手だ。
ジライヤが体をくの字にして息が詰まった瞬間、大柄な男の腕がジライヤを受け止めた。
それと同時に大きな男の手によって鼻と口に白い布があてられた。
柑橘系の甘酸っぱい匂い。
精神安定剤に使われるルコルという果物の絞り汁が含まされているようだ。
ジライヤは次第に身体の力が抜けていくのを感じた。
強烈な倦怠感。
ルコルは少量だと薬だが、匂いを嗅ぎすぎると強烈な眠気に教われる。
ジライヤは甘いルコルの匂いに意識が朦朧とした。
ジライヤがなけなしの意識を手放し、視線が歪んで遠ざかる中で、縄で捕獲される仲間たちが映った。
そしてこの日初めて見る、目まで笑った先程の男の勝ち誇ったような笑顔をジライヤは見た。
*****
武器屋を出たレオンたちが見たのは、人混みに紛れて実に速やかにマヌーフ族の男たちを捕獲する黒マントの集団だった。
二人一組でマヌーフ族の男を襲い、白い布を鼻と口にあて、意識を失わせると二人で担いでいく。
時間にして数秒。
あっという間の出来事だろう。
道行く人々もほとんどの人が気づいてはいない。
「あれはなんだ?」
ポックが聞く。
「あれは?」
レオンも目の前の光景がよく分からない。
「奴隷商人だな。やられてるのはマヌーフ族。ここより南の方に住む少数民族だ。にしてもまだあんな奴等が彷徨いてるのか。」
ダンは小さく舌打ちする。
奴隷商人は先代のアラベスク王グランベスの時代まで幅を効かせていた。
当時は奴隷制度が蔓延り、マヌーフ族のような少数民族の若者が誘拐されるという事件が多発していた。
ただ、今の王の御代になり、奴隷制度は廃止され、厳しく管理されている。
それでも法の隙間を掻い潜ってこのような誘拐を続ける集団がいるというのをレオンも聞いたことがある。
ただ、法を犯してでも奴隷を捕獲するということは、逆にいうとどこかに需要があるのだろうか。
「見た感じ、ルコルの実の絞り汁か何かを嗅がせてるみたい。あんなことされたら一発で気を失っちゃうね。」
レオンもさすがに植物の効能には詳しい。
「あの白い布か?」
ダンは視線をレオンに戻すことなく聞いた。
「うん。たぶんあの白い布にはなにか薬が混ぜてあるみたい。あの感じだと精神安定効果のあるルコルの実を絞って水気を飛ばして濃度を濃くしたものを染み込ませてあるんだと思う。身体の力が抜けて意識を失ったところを回収。それにしても慣れた手つきだね。同じ手口でかなりやり込んでる感じ」
冷静に状況を読むレオンにダンは驚く。
「ま…まぁ、見ちゃった以上、ほっとけねーよな。」
ダンはそう言うと、黒ずくめの集団を追いかけ始めた。
レオンも慌てて後を追う。
町に来るのはもちろんはじめてではない。
それでも田舎生まれのメルヴィンにとってこのトクラの喧騒は慣れるものではなかった。
仲間と共に魚を売りに来ているが、売っているときはまだいいのだ。
大きな声を出すと心がスーっとする。
しかし、それ以外の時は何となくこの町の喧騒が落ち着かなかった。
なんだかいつでも人にみられているような…そんな気がした。
考えすぎかとも思ったが、ほらっ、今も木陰にいる男がチラッとこっちを見た!…気がする。
自意識過剰なのだろうか?
「どうしたんだメルヴィン?」
仲間のホヤンが聞く。
「いや…さっきから誰かに見られてる気がして…」
そう言いながらメルヴィンはやはりキョロキョロとして挙動不審だ。
「相変わらず怖がりだなぁ。大丈夫だって。」
ホヤンは笑う。
「もしもの時はあたいがあんたらを守るから安心しな。」
背後から女の声。
そういったのは女用心棒のジライヤだ。
大きな剣に手をかけ、フッとニヒルに笑う。
細身の身体に似合わず、大剣を振り回すパワーファイターだ。
彼女が暴れているのを一度見たら、喧嘩を売るやつもいなくなるだろう。
「でも…」
メルヴィンはそれでも不安そうだ。
「お前はホントに心配性だなぁ。愛する強い彼女がお前を守ってくれるさ。」
ホヤンはそう言ってニヤニヤした。
「こらっ、からかったら承知しないよ!」
ジライヤはそう言ってホヤンをにらむとホヤンは、おー怖い怖いと首をすくめる。
「さぁ、風の谷を越えて行くぞ。東の町でもう一儲けして帰るんだから。」
リーダーのホヤンはメルヴィンと周りの仲間たちに声をかけると、移動を開始した。
メルヴィンたちマヌーフ族の一団は彼らの集落、カカールの町からやって来た。
カカールはエスカのさらに南側。
迷いの森の南の端に位置し、トクラからも程近い。
直線距離で言えばアラベラよりも近くにある。
漁業を営む民族で、ケペックを編んだ篭に半分腐った魚の死骸を入れ、海に沈める。
魚は丁寧に処理されて日干しされ、トクラやマクベスにも出荷される。
リーダーはホヤン。
行商団の若きリーダーだ。
小柄で細身が多いマヌーフ族だが、背が高く、腕っぷしも強い。
メルヴィンはホヤンの幼馴染みでよく一緒に行商に来る仲間だ。
そこに護衛として女用心棒のジライヤ他、数人の仲間と共にトクラにやって来た。
仲間内でも臆病なので有名なメルヴィン。
周りといつものこととして特に気にする様子もなかった。
*****
「すみません。あなたたちは旅の行商人ですかな?」
腰の辺りまで髭を生やした老人がメルヴィンに話しかけた。
全身黒ずくめで髭は真っ白。
側にいた用心棒のジライヤは長年の勘で、この男を素直に受け入れることができなかった。
右手の人差し指の内側から手の甲にかけて変わったアザがあった。
ニコニコしているが、目は笑っていない。
肌の色が白いのでマヌーフ族ではなさそうだが、とても流暢なマヌファイ(マヌーフ族の使用する方言)を操っている。
食えない男。
ジライヤの女の勘はそう判断した。
男はそんなジライヤの視線を知ってか知らずか、か細い声で続ける。
「わたくし、東西を行き来して商売をしているものです。いつもトンネルを抜けていくんですがね。最近物騒でしょう。先ほどモンスターに襲われて命からがら逃げてきたんです。私は幸いかすり傷ですみましたが、仲間たちは深手をおってしまいまして。」
悲しそうな目で男は話した。
チラッと潤んだ目でメルヴィンを見る。
その目がいかにも胡散臭い。
旅の商人に扮した盗賊はよく聞く話だ。
ジライヤは周囲にこの男の仲間がいないかをチラチラと横目に見ながら探った。
ただこの人ごみの中だ。
仲間がいても分からない。
周りに注意を払っているジライヤの傍らで男が続けた。
「ただ、いつまでもここにいても埒があかないので、強そうな商人の一団がいれば、そこに同行させていただきたいと思いましてね。そこの女用心棒のお嬢さんはかなり腕がたちそうだし、あなたたちも屈強な若者ばかり。私としてはキャラバンに入れていただいて、マクベスまで連れていっていただきたいのです。」
男は哀れな声を出すとメルヴィンは心底かわいそうだという表情で、「そうですか。お気の毒に…」と同情した。
メルヴィンは人がいいから、とジライヤは内心舌打ちしながら男をじっと観察していた。
肌の色はアラベスク人のようだが、歳のわりに大柄だ。
世界を旅する商人なら、何ヵ国語も使いこなすのは珍しくないが、マヌファイを使いこなす異国の商人など見たことがない。
こいつは何者なんだ。
ジライヤがそんなことを考えているうちに、メルヴィンや他の仲間たちが、その男を旅の仲間として受け入れるという話をしていた。
「よろしければ、一緒に行きましょう。困ったときはお互い様ですから」
メルヴィンがそう言い、ホヤンがそれに頷く。
ジライヤは心の中で舌打ちを繰り返す。
「怪しすぎる」
そう思ったが、そんなジライヤの心配をよそに男は涙を流さんばかりに喜び、仲間に報告がてら、みんなを引き合わせたいという。
「よーし。みんなで今から彼の仲間に会いに行こうぜ!」
ホヤンがそう言うと、一行はその男の案内する方向へ歩き始めた。
「大丈夫なのか?」
ジライヤはいよいよ心配になる。
メルヴィンを止めた方がいいんじゃないか?
そう思って声を掛けようと一歩踏み出したそのときだった。
ドスッ。
腹に衝撃を受けた。
背後から近づいた何者かに攻撃を受けた。
「くっ!」
しまった!
油断しているつもりはなかったが、背後から人の気配は全くなかった。
人混みの喧騒に紛れ、音もなく近づき、ジライヤのみぞおちの辺りに短剣の柄か何かのかたいもので突き上げたのだろう。
かなりのやり手だ。
ジライヤが体をくの字にして息が詰まった瞬間、大柄な男の腕がジライヤを受け止めた。
それと同時に大きな男の手によって鼻と口に白い布があてられた。
柑橘系の甘酸っぱい匂い。
精神安定剤に使われるルコルという果物の絞り汁が含まされているようだ。
ジライヤは次第に身体の力が抜けていくのを感じた。
強烈な倦怠感。
ルコルは少量だと薬だが、匂いを嗅ぎすぎると強烈な眠気に教われる。
ジライヤは甘いルコルの匂いに意識が朦朧とした。
ジライヤがなけなしの意識を手放し、視線が歪んで遠ざかる中で、縄で捕獲される仲間たちが映った。
そしてこの日初めて見る、目まで笑った先程の男の勝ち誇ったような笑顔をジライヤは見た。
*****
武器屋を出たレオンたちが見たのは、人混みに紛れて実に速やかにマヌーフ族の男たちを捕獲する黒マントの集団だった。
二人一組でマヌーフ族の男を襲い、白い布を鼻と口にあて、意識を失わせると二人で担いでいく。
時間にして数秒。
あっという間の出来事だろう。
道行く人々もほとんどの人が気づいてはいない。
「あれはなんだ?」
ポックが聞く。
「あれは?」
レオンも目の前の光景がよく分からない。
「奴隷商人だな。やられてるのはマヌーフ族。ここより南の方に住む少数民族だ。にしてもまだあんな奴等が彷徨いてるのか。」
ダンは小さく舌打ちする。
奴隷商人は先代のアラベスク王グランベスの時代まで幅を効かせていた。
当時は奴隷制度が蔓延り、マヌーフ族のような少数民族の若者が誘拐されるという事件が多発していた。
ただ、今の王の御代になり、奴隷制度は廃止され、厳しく管理されている。
それでも法の隙間を掻い潜ってこのような誘拐を続ける集団がいるというのをレオンも聞いたことがある。
ただ、法を犯してでも奴隷を捕獲するということは、逆にいうとどこかに需要があるのだろうか。
「見た感じ、ルコルの実の絞り汁か何かを嗅がせてるみたい。あんなことされたら一発で気を失っちゃうね。」
レオンもさすがに植物の効能には詳しい。
「あの白い布か?」
ダンは視線をレオンに戻すことなく聞いた。
「うん。たぶんあの白い布にはなにか薬が混ぜてあるみたい。あの感じだと精神安定効果のあるルコルの実を絞って水気を飛ばして濃度を濃くしたものを染み込ませてあるんだと思う。身体の力が抜けて意識を失ったところを回収。それにしても慣れた手つきだね。同じ手口でかなりやり込んでる感じ」
冷静に状況を読むレオンにダンは驚く。
「ま…まぁ、見ちゃった以上、ほっとけねーよな。」
ダンはそう言うと、黒ずくめの集団を追いかけ始めた。
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