13 / 57
第一章 旅の始まり
大立ち回り
しおりを挟む
黒ずくめの集団に追い付いたのは町の外れの馬車小屋近くだった。
ダンがドスの利いた声で呼び止める。
「おい、待てよ! お前ら、奴隷商人だな。そいつらをどうする気だ!?」
男たちは人気の少ないところまで逃げてきたので安心したのか、走る速度を緩めていた。
ダンの怒気を含んだ声に奴隷商人の一人が悪びれることとなく答えた。
「愚問だな。こいつらはカルバン帝国で高く売れる。今からこいつらを帝都ジャトゥーリまで運ぶのさ。」
奴隷商人はそういうとニヤニヤと笑う。
それが尚一層ダンを怒らせた。
「人身売買はアラベスクの法律で禁止されているには分かっているだろう!」
ダンが叫ぶ。
ビリビリと圧が来るような声だ。
しかし奴隷商人たちは動じない。
「そう。だからお前たちを生かしては帰せない。」
そう言うと、黒いマントの中から短めの皮の鞭を取り出した。
他の奴隷商人たちも同じようににやにやしながら鞭を片手にレオンたちを取り囲むような形でジリジリと近づいてきた。
「やっちまえ!」
初めの奴隷商人がそう言うと、6人の奴隷商人が一斉にレオンたちに襲いかかってきた。
レオンとダンはさっと目配せをする。
相手は6人。
相手は多いが動きは隙だらけに見える。
そういう演技なのかもしれないが、もはやこの状況、考えても仕方がないしやるしかない。
さっと背中合わせになると、ダンが小声で「行くぞ!」とレオンに声をかけると次の瞬間、目にも止まらぬ早さで回し蹴りを放った。
3人の奴隷商人がみぞおちの辺りにダンの蹴りを受け、そのまま泡をふいて倒れた。
レオンはおもいっきりブーメランを投げつけると他の2人の鼻先とアゴにガツンと大きな音がして当たると、しゅるしゅるとレオンのもとに返ってきた。
さすがに人相手。
さっき買った双剣は使いたくなかった。
あと1人。
レオンが振り返ったのと残りの1人が鞭を振るったのがほぼ同時だった。
鞭はレオンの左肩から左腕の辺りを掠めていった。
かすっただけなのに視界が二重になるくらいの痛みが走った。
思わずうずくまりそうになる。
相手を睨んではみたが、痛くて涙目なのでたいして迫力は無いだろう。
そこをもう一発、鞭が飛んできた。
「危ない!」
ポックが顔に飛び付いて思いっきり引っ掻いた。
怯んだ隙にダンが買ったばかりのバックルでアゴの辺りに一発。
おかげで鞭の被害は受けずに済んだ。
あれはきっとアゴの骨が折れたな…そう思った時、ダンの回し蹴りを受けた三人がふらふらと立ち上がるとこちらに向かってきた。
「やるしかないか」
レオンは独り言を呟いて背中の双剣を抜く。
姿勢を低く取ると、目にも止まらぬ早さで三人の足や腕を切り裂いた。
初めて人を切る感触にレオンは全身に鳥肌が立った。
だが油断はできない。
倒れかかった二人に双剣の柄でごちんと一発ずつ、もう一人のみぞおちにかかとで蹴りを放つと三人は無惨に転がって延びてしまった。
後二人。
振り返るとダンがその二人の首根っこをつかむと軽々と持ち上げ、そのまま放り投げた。
投げられた二人はというと倒れている仲間たちの上にダイブ。
「痛そ…」
レオンが小さくそう呟いたときだ。
「えらく派手に立ち回ってくれたな。」
全く気配を感じることなく、背後から声がしたのでレオンもダンも弾かれたように振り返った。
背後には真っ白な髭を生やした老人が立っていた。
背はずんぐりと低い。
シワは深く、目線は鋭かった。
仲間を倒されても余裕綽々。
落ち着き払った老人の姿は異様だった。
「お前たちはまだ若い。身の振り方には気を付けないと身を滅ぼしますぞ」
ホッホッホと笑うと老人とは思えない身のこなしでレオンたちと距離を詰める。
身構えるレオンたちの前でその老人は、おもむろに帽子を取ると左手で髭をつかむんだ。
そして力一杯引っ張った。
呆気にとられるレオン。
まるで紙が破けるような音がして、中から現れたのは…。
全く別人の初老の男だった。
変装?
小柄な老人は突然大柄な男になった。
「我々も急がねばならん。申し訳ないがお遊びはここまでだ。」
男は目深に被った帽子を少しずらすと、左目からゾッとするような紫の光を放った。
すると、2人は凍りついたように動けなくなった。
何やら呪術のようなものを使ったのだろうか。
何が起こったのかわからず、ダンを見ようとするが、レオンは首はおろか目すら動かすことができない。
「それでは、ごきげんよう。」
男はそう言ってマントを翻すと、動けるものに手早く指示をだし馬に乗せるとそのまま走り去ってしまった。
*****
二人の身体が動くようになるまで、少し時間がかかった。
男たちがいなくなってしばらくして、術が解けたのかやっと身体が動くようになると、レオンは糸が切れた操り人形のようにその場に座り込んだ。
「あれは、いったい…」
まだレオンの声は震えていた。
例えようのない恐怖。
男の目線はそうとしか言いようがなかった。
何を使ったのか? 魔法やその類いの知識のないレオンにはさっぱり分からなかった。
「とりあえず、怪我はないか?」
しゃがみこむレオンの傍らでダンが肩を回している。
「うん。平気。ありがとう。」
ダンを見上げたレオンはまだ悪い夢から覚めたような顔をしている。
指先の痺れはまだ少し残っていた。
「そういえばあいつら、カルバン帝国がなんとかって言ってたな。」
ダンがそう言ったのにレオンは服をはたきながら頷く。
カルバン帝国は、アラベスク王国の南の海の向こうの大陸にある巨大な帝国だ。
元々オーガの国だったが、人間が侵略して始まった国と言われている。
そのため、人間とオーガの混血が進み、肌は赤黒く、身体はアラベスク人の1.5倍ほどあるのが特徴だ。
戦によって領土を広げていること、魔法使いが多くすんでいる土地であること、また、モンスターたちを統べると言われる魔族とも繋がりがあると噂される悪名高い帝国だ。
もちろん噂のレベルを出ないが、少なくともレオンはそう認識している。
ダンの認識も似たようなものだろう。
カルバン帝国のやることなら奴隷狩りも、合点が行った。
「うん。おそらくあの呪術的な魔法みたいなやつもカルバン特有の技なんだろうね。」
レオンはまだ手を開いたり閉じたりしている。
「カルバン帝国の奴らが何でこんなところで奴隷狩りを?」
ダンは顎に手を当てて考えるが、もちろん答えは出ない。
「まぁとりあえず今回は助かったけど、これからは気を付けないとね。作戦もなく飛び出すと危ない」
レオンは軽く腕を回して呟くように言う。
「まぁレオンの双剣、見事だったぜ。動きを封じるのを目的に足や腕を切り裂いたんだろ?ダメージは大したことないだろうがあれは痛い」
ダンは手放しで誉めてくれたが、あの人を切った感覚はまだレオンの手にじんわり残っていて気分が悪くなった。
「いや、そこまで考えてないよ。必死だったし」
レオンはそう言って自分の手を見つめた。
身体が勝手に動く感覚。
あんなのは初めてだった。
「これからあんな奴らも相手にしなけりゃならない時があるだろうから、気を引き締めないとな。」
ダンは呟くようにそう言った。
レオンも無言で頷く。
確かに、本当にどんな相手がいるかわからない。
レオンも双剣の柄をギュッと握りしめた。
「さぁ、気を取り直して屋台で飯でも食うか」
ダンはレオンを誘って街の喧騒に向かって歩き始めた。
「逞しいな」
腕っぷしがというよりも精神が。
レオンはもちろん食欲なんてなかったが、「無理矢理でも食え!」と言われて屋台でウルファンコスの焼き鳥と野菜の焼き物を押し込み、再び温泉に入ると少し気分が落ち着いた。
明日は風の谷を越え大トンネルへ。
今日は酒も飲むことなくに早めに休んだ。
ダンがドスの利いた声で呼び止める。
「おい、待てよ! お前ら、奴隷商人だな。そいつらをどうする気だ!?」
男たちは人気の少ないところまで逃げてきたので安心したのか、走る速度を緩めていた。
ダンの怒気を含んだ声に奴隷商人の一人が悪びれることとなく答えた。
「愚問だな。こいつらはカルバン帝国で高く売れる。今からこいつらを帝都ジャトゥーリまで運ぶのさ。」
奴隷商人はそういうとニヤニヤと笑う。
それが尚一層ダンを怒らせた。
「人身売買はアラベスクの法律で禁止されているには分かっているだろう!」
ダンが叫ぶ。
ビリビリと圧が来るような声だ。
しかし奴隷商人たちは動じない。
「そう。だからお前たちを生かしては帰せない。」
そう言うと、黒いマントの中から短めの皮の鞭を取り出した。
他の奴隷商人たちも同じようににやにやしながら鞭を片手にレオンたちを取り囲むような形でジリジリと近づいてきた。
「やっちまえ!」
初めの奴隷商人がそう言うと、6人の奴隷商人が一斉にレオンたちに襲いかかってきた。
レオンとダンはさっと目配せをする。
相手は6人。
相手は多いが動きは隙だらけに見える。
そういう演技なのかもしれないが、もはやこの状況、考えても仕方がないしやるしかない。
さっと背中合わせになると、ダンが小声で「行くぞ!」とレオンに声をかけると次の瞬間、目にも止まらぬ早さで回し蹴りを放った。
3人の奴隷商人がみぞおちの辺りにダンの蹴りを受け、そのまま泡をふいて倒れた。
レオンはおもいっきりブーメランを投げつけると他の2人の鼻先とアゴにガツンと大きな音がして当たると、しゅるしゅるとレオンのもとに返ってきた。
さすがに人相手。
さっき買った双剣は使いたくなかった。
あと1人。
レオンが振り返ったのと残りの1人が鞭を振るったのがほぼ同時だった。
鞭はレオンの左肩から左腕の辺りを掠めていった。
かすっただけなのに視界が二重になるくらいの痛みが走った。
思わずうずくまりそうになる。
相手を睨んではみたが、痛くて涙目なのでたいして迫力は無いだろう。
そこをもう一発、鞭が飛んできた。
「危ない!」
ポックが顔に飛び付いて思いっきり引っ掻いた。
怯んだ隙にダンが買ったばかりのバックルでアゴの辺りに一発。
おかげで鞭の被害は受けずに済んだ。
あれはきっとアゴの骨が折れたな…そう思った時、ダンの回し蹴りを受けた三人がふらふらと立ち上がるとこちらに向かってきた。
「やるしかないか」
レオンは独り言を呟いて背中の双剣を抜く。
姿勢を低く取ると、目にも止まらぬ早さで三人の足や腕を切り裂いた。
初めて人を切る感触にレオンは全身に鳥肌が立った。
だが油断はできない。
倒れかかった二人に双剣の柄でごちんと一発ずつ、もう一人のみぞおちにかかとで蹴りを放つと三人は無惨に転がって延びてしまった。
後二人。
振り返るとダンがその二人の首根っこをつかむと軽々と持ち上げ、そのまま放り投げた。
投げられた二人はというと倒れている仲間たちの上にダイブ。
「痛そ…」
レオンが小さくそう呟いたときだ。
「えらく派手に立ち回ってくれたな。」
全く気配を感じることなく、背後から声がしたのでレオンもダンも弾かれたように振り返った。
背後には真っ白な髭を生やした老人が立っていた。
背はずんぐりと低い。
シワは深く、目線は鋭かった。
仲間を倒されても余裕綽々。
落ち着き払った老人の姿は異様だった。
「お前たちはまだ若い。身の振り方には気を付けないと身を滅ぼしますぞ」
ホッホッホと笑うと老人とは思えない身のこなしでレオンたちと距離を詰める。
身構えるレオンたちの前でその老人は、おもむろに帽子を取ると左手で髭をつかむんだ。
そして力一杯引っ張った。
呆気にとられるレオン。
まるで紙が破けるような音がして、中から現れたのは…。
全く別人の初老の男だった。
変装?
小柄な老人は突然大柄な男になった。
「我々も急がねばならん。申し訳ないがお遊びはここまでだ。」
男は目深に被った帽子を少しずらすと、左目からゾッとするような紫の光を放った。
すると、2人は凍りついたように動けなくなった。
何やら呪術のようなものを使ったのだろうか。
何が起こったのかわからず、ダンを見ようとするが、レオンは首はおろか目すら動かすことができない。
「それでは、ごきげんよう。」
男はそう言ってマントを翻すと、動けるものに手早く指示をだし馬に乗せるとそのまま走り去ってしまった。
*****
二人の身体が動くようになるまで、少し時間がかかった。
男たちがいなくなってしばらくして、術が解けたのかやっと身体が動くようになると、レオンは糸が切れた操り人形のようにその場に座り込んだ。
「あれは、いったい…」
まだレオンの声は震えていた。
例えようのない恐怖。
男の目線はそうとしか言いようがなかった。
何を使ったのか? 魔法やその類いの知識のないレオンにはさっぱり分からなかった。
「とりあえず、怪我はないか?」
しゃがみこむレオンの傍らでダンが肩を回している。
「うん。平気。ありがとう。」
ダンを見上げたレオンはまだ悪い夢から覚めたような顔をしている。
指先の痺れはまだ少し残っていた。
「そういえばあいつら、カルバン帝国がなんとかって言ってたな。」
ダンがそう言ったのにレオンは服をはたきながら頷く。
カルバン帝国は、アラベスク王国の南の海の向こうの大陸にある巨大な帝国だ。
元々オーガの国だったが、人間が侵略して始まった国と言われている。
そのため、人間とオーガの混血が進み、肌は赤黒く、身体はアラベスク人の1.5倍ほどあるのが特徴だ。
戦によって領土を広げていること、魔法使いが多くすんでいる土地であること、また、モンスターたちを統べると言われる魔族とも繋がりがあると噂される悪名高い帝国だ。
もちろん噂のレベルを出ないが、少なくともレオンはそう認識している。
ダンの認識も似たようなものだろう。
カルバン帝国のやることなら奴隷狩りも、合点が行った。
「うん。おそらくあの呪術的な魔法みたいなやつもカルバン特有の技なんだろうね。」
レオンはまだ手を開いたり閉じたりしている。
「カルバン帝国の奴らが何でこんなところで奴隷狩りを?」
ダンは顎に手を当てて考えるが、もちろん答えは出ない。
「まぁとりあえず今回は助かったけど、これからは気を付けないとね。作戦もなく飛び出すと危ない」
レオンは軽く腕を回して呟くように言う。
「まぁレオンの双剣、見事だったぜ。動きを封じるのを目的に足や腕を切り裂いたんだろ?ダメージは大したことないだろうがあれは痛い」
ダンは手放しで誉めてくれたが、あの人を切った感覚はまだレオンの手にじんわり残っていて気分が悪くなった。
「いや、そこまで考えてないよ。必死だったし」
レオンはそう言って自分の手を見つめた。
身体が勝手に動く感覚。
あんなのは初めてだった。
「これからあんな奴らも相手にしなけりゃならない時があるだろうから、気を引き締めないとな。」
ダンは呟くようにそう言った。
レオンも無言で頷く。
確かに、本当にどんな相手がいるかわからない。
レオンも双剣の柄をギュッと握りしめた。
「さぁ、気を取り直して屋台で飯でも食うか」
ダンはレオンを誘って街の喧騒に向かって歩き始めた。
「逞しいな」
腕っぷしがというよりも精神が。
レオンはもちろん食欲なんてなかったが、「無理矢理でも食え!」と言われて屋台でウルファンコスの焼き鳥と野菜の焼き物を押し込み、再び温泉に入ると少し気分が落ち着いた。
明日は風の谷を越え大トンネルへ。
今日は酒も飲むことなくに早めに休んだ。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
春の雨はあたたかいー家出JKがオッサンの嫁になって女子大生になるまでのお話
登夢
恋愛
春の雨の夜に出会った訳あり家出JKと真面目な独身サラリーマンの1年間の同居生活を綴ったラブストーリーです。私は家出JKで春の雨の日の夜に駅前にいたところオッサンに拾われて家に連れ帰ってもらった。家出の訳を聞いたオッサンは、自分と同じに境遇に同情して私を同居させてくれた。同居の代わりに私は家事を引き受けることにしたが、真面目なオッサンは私を抱こうとしなかった。18歳になったときオッサンにプロポーズされる。
断罪まであと10分、私は処刑台の上で「ライブ配信」を開始した〜前世インフルエンサーの悪役令嬢、支持率100%でクズ王子を逆処刑する〜
深渡 ケイ
ファンタジー
断罪まで、あと10分。
処刑台の上で跪く悪役令嬢スカーレットは、笑っていた。
なぜなら彼女は――
前世で“トップインフルエンサー”だったから。
処刑の瞬間、彼女が起動したのは禁忌の精霊石。
空に展開された巨大モニターが、全世界同時ライブ配信を開始する。
タイトルは――
『断罪なう』。
王子の不貞、聖女の偽善、王家の腐敗。
すべてを“証拠付き・リアルタイム”で暴露する配信に、
国民の「いいね(=精霊力)」が集まり始める。
そして宣言される、前代未聞のルール。
支持率が上がるほど、処刑は不可能になる。
処刑台は舞台へ。
断罪はエンタメへ。
悪役令嬢は、世界をひっくり返す配信者となった。
これは、
処刑されるはずだった悪役令嬢が、
“ライブ配信”で王子と王国を公開処刑する物語。
支持率100%の先に待つのは、復讐か、革命か、
それとも――自由か。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
敗戦国の姫は、敵国将軍に掠奪される
clayclay
恋愛
架空の国アルバ国は、ブリタニア国に侵略され、国は壊滅状態となる。
状況を打破するため、アルバ国王は娘のソフィアに、ブリタニア国使者への「接待」を命じたが……。
企業再生のプロ、倒産寸前の貧乏伯爵に転生する
namisan
ファンタジー
数々の倒産寸前の企業を立て直してきた敏腕コンサルタントの男は、過労の末に命を落とし、異世界で目を覚ます。
転生先は、帝国北部の辺境にあるアインハルト伯爵家の若き当主、アレク。
しかし、そこは「帝国の重荷」と蔑まれる、借金まみれで領民が飢える極貧領地だった。
凍える屋敷、迫りくる借金取り、絶望する家臣たち。
詰みかけた状況の中で、アレクは独自のユニーク魔法【構造解析(アナライズ)】に目覚める。
それは、物体の構造のみならず、組織の欠陥や魔法術式の不備さえも見抜き、再構築(クラフト)するチート能力だった。
「問題ない。この程度の赤字、前世の案件に比べれば可愛いものだ」
前世の経営知識と規格外の魔法で、アレクは領地の大改革に乗り出す。
痩せた土地を改良し、特産品を生み出し、隣国の経済さえも掌握していくアレク。
そんな彼の手腕に惹かれ、集まってくるのは一癖も二癖もある高貴な美女たち。
これは、底辺から這い上がった若き伯爵が、最強の布陣で自領を帝国一の都市へと発展させ、栄華を極める物語。
つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました
蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈
絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。
絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!!
聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ!
ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!!
+++++
・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる