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第二章 アラベスク王国
アラベスクの宿屋と第5王子
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街を歩くレオンとダン。
トクラと比べると店よりも住居が多く見られる。
あとはアラベスク人以外の人や半魔族と言われる人々が少ない。
食べ歩くような店もなく、とりあえずは街に入るとまず探すのは宿。
というわけで、門から程近いところにそれほど大きくなく、できるだけ清潔そうな宿を探す。
メインストリートに面した所に、きれいな花が植わっている小綺麗な宿を見つけた。
特に寄り道する場所もなく、ポックも退屈し始めた様子なのでレオンはそこに決めた。
*****
「あんた、クルト王子にそっくりだね。」
宿屋に入るとカウンターにいた宿屋のおばさんはレオンを見るや否や開口一番にそう言ってまじまじとレオンを見た。
「クルト王子?」
この街に来たばかりのレオンは首をかしげる。
おばさんは、「知らないのかい? 」と言うと、聞いてもいなかったのだが、クルト王子の話をしはじめた。
「クルト王子はアラベスクの第5王子。まだお若いのにそりゃあ聡明で明るくいらっしゃってみんなの人気者さ。お兄様がたくさんいるのに次の王はクルト王子に、という声があるくらい。王様の器ってやつかね? 街にもよく下りていらっしゃっては民にも気軽く声をかけてくださってさ。民意に耳を傾けてくださる立派な方なんだよ。ご本人は王に即位する気は微塵もないんだけどね。残念なことだよぉ」
おばさんはそう言って心底残念そうな顔をする。
余程人気のある王子さまなのだろう。
レオンも「はぁ」と気のない返事をする。
おばさんはそんなレオンに気にすることなくおしゃべりを続ける。
「吸い込まれそうなディープブルーの目と鮮やかな金髪が特徴なんだけれど、あんた、それ以外は瓜二つよ。ホントに。色ちがいって感じ。最初入って来たときは王子がまた得意の変化術で変装して王宮を抜け出してきたのかと思ったよ」
おばさんはそういうと舐めまわすように再びレオンを見た。
「変化術」という耳慣れない言葉が飛び出したが、レオンは結局何を言われてもよくわからない。
ダンはレオンがおばさんに王子と言われるのを聞いて吹き出した。
「レオンが王子だって!?」
ニヤニヤ笑いながらレオンの肩を突っつく。
ポックを見るとポックも腹を抱えて笑っている。
レオンはムッとしながらも、いつも鏡で見る自分の顔を思い出してみる。
レオンは髪も目も明るい茶色。
大きな二重とサラサラの髪。
それ以外はごく平凡な容姿をしている。
同じ年代の中では小柄な体格。
本当に思い返してみるとレオンは平凡な見た目だった。
取り立てて美男子なわけでもなく、だからと言って好機の目にさらされるような見た目でもない。
ダンは身体が大きく筋肉質なのでそれだけで目立つが、レオンは全てにおいて平凡。
ただ童顔で小柄なレオンは実際の歳より幼く見えるのが特徴と言えば特徴である。。
強いて言うならコンプレックスというほどではないにしても、他人よりも背が小さいことを少し気にしている。
世界にはそっくりな人が三人いると古い言い伝えで聞いたことかあるが、あくまで言い伝えだと思っていた。
ただ、おばさんの口調から余程似ているんだろう。
レオンはまだ半信半疑だったが。
そんなに似ているなら会ってみたいな、まぁ王子に会うなんてことはないだろうけど。
とレオンはたかをくくっていた。
「ここにもたまに遊びにくるんだよ。王宮の中は暇だとか言ってさぁ。」
おばさんがそう言ったちょうどそのとき、背後で扉が開き、人が入ってくる気配がした。
新しい宿泊客だろうか?
「誰が暇だって?」
レオンは声に驚き、思わず振り返る。
自分の声と間違えるような声にレオンは飛び上がりそうになった。
レオンの背後には見た目はもちろん、声までそっくりな噂の王子さまの姿が。
王子がそんなに来やすくこの宿屋にやって来るのか?!
レオンは口をあんぐりと開けて入って来た王子を見る。
大きな二重の瞳、小柄なレオンと同じくらいの背格好。
顔のパーツまでレオンそっくり。
童顔で小柄な、歳はあまり変わらないようだが、まるで少年のような噂のクルト王子がレオンの背後に立っていた。
違うのは確かに髪と瞳の色だけ。
背格好や体格、声。
目を疑って思わず笑ってしまいそうなほど瓜二つの少年王子。
さっきまでレオンをからかって笑っていたダンも呆気にとられて声も出ない。
「レオンが二人?」
やっとそれだけ言うのにかなりの時間を要した。
ポックは。
やはり口をポカンと開けたまま固まっている。
「クルト王子…」
おばさんはというと、突然の王子登場に驚いた様子ではあったが、こうして王子がやって来るのはよくあることなのか、王族が目の前にいても気後れはしていなかった。
深々と頭を下げて敬意を示した。
レオンたちはどうして良いかわからない。
頭を下げた方がいいのか、跪いた方がいいのか。
田舎から出てきたばかりのレオンは無様にボサッと突っ立ったまま、固まってしまった。
そんなレオンに気を悪くするわけでもなく、気安い口調で宿屋のおばさんに話しかける。
「まぁ、あながち間違いじゃないけどな。王宮にいてもなにもないし。ところで彼は…。」
レオンに気づいたクルトはおばさんに聞いた。
「旅の方ですよ王子。ちょうど今、王子にそっくりだって話をしていたところで。」
おばさんが軽い調子でレオンを紹介する。
いやいやいや…。
クルトのオーラというのか、存在感は異様だった。
さすが王族というべきか。
口調も砕けた感じではあったが、上品で何のなまりもなく、雲の上の人という言葉がしっくり来る。
視線も優雅で自信に満ちた感じが王子の風格というものなのだろうか?
確かに顔はどことなくいつも鏡で見る自分の顔に似ている気もしなくもない。
ただ、オーラと言えばいいのかわからないが、発する雰囲気が明らかに違う。
神々しいというのはこういう時に言うんだろうか、とレオンは思った。
それくらいに美しいという表現しか思い付かない。
ただただ見とれてしまうほどの好青年の王子は、そんなレオンの緊張も気にすることなくレオンを見た。
そしておもむろににっこりと笑った。
目尻にできるシワまでそっくりだ。
「君の名前は…?」
クルトは真っ直ぐな視線でレオンを見る。
レオンはキラキラした眩しい笑顔に恐縮してしまってしどろもどろだ。
「は…はじめまして。レオンと申します。」
大都会に出てきて突然の大物登場にレオンの頭はもはや飽和状態だ。
とりあえずその場に跪く。
変な汗がさっきから止まらない。
そんなレオンにクルトはフッと笑うと優しく手をとって立たせるとそのまま握手をしてくれた。
「変にかしこまらなくていいよ。レオンというのか…」
肉体労働なんて無縁の柔らかく暖かい手。
ブロンドのさらさらの髪がフワッと動く度に何やら香水の良い匂いがする。
「ホントに、そっくりだ。」
手を取ったまま、まじまじとレオンを見る。
「俺はクルト、アラベスク王国のお気楽第5王子だ。」
簡単すぎる自己紹介。
情報が少なすぎるが、レオンも緊張のあまり二の句が継げない。
「分からないことがあったら何でも聞いてくれ。俺、生まれも育ちもこの街だ。まぁこの街からほとんど出たこともないから街の外のことはあまりわからないが、ここのことなら何でも知ってるつもりだ。うまい店からかわいい女まで!」
レオンはどう反応していいのか困り、居心地の悪さにモジモジする。
そんなレオンを面白そうに見たクルトは、突然とんでもないことを言い出した。
「君、俺の従者兼、影武者にならないか?」
トクラと比べると店よりも住居が多く見られる。
あとはアラベスク人以外の人や半魔族と言われる人々が少ない。
食べ歩くような店もなく、とりあえずは街に入るとまず探すのは宿。
というわけで、門から程近いところにそれほど大きくなく、できるだけ清潔そうな宿を探す。
メインストリートに面した所に、きれいな花が植わっている小綺麗な宿を見つけた。
特に寄り道する場所もなく、ポックも退屈し始めた様子なのでレオンはそこに決めた。
*****
「あんた、クルト王子にそっくりだね。」
宿屋に入るとカウンターにいた宿屋のおばさんはレオンを見るや否や開口一番にそう言ってまじまじとレオンを見た。
「クルト王子?」
この街に来たばかりのレオンは首をかしげる。
おばさんは、「知らないのかい? 」と言うと、聞いてもいなかったのだが、クルト王子の話をしはじめた。
「クルト王子はアラベスクの第5王子。まだお若いのにそりゃあ聡明で明るくいらっしゃってみんなの人気者さ。お兄様がたくさんいるのに次の王はクルト王子に、という声があるくらい。王様の器ってやつかね? 街にもよく下りていらっしゃっては民にも気軽く声をかけてくださってさ。民意に耳を傾けてくださる立派な方なんだよ。ご本人は王に即位する気は微塵もないんだけどね。残念なことだよぉ」
おばさんはそう言って心底残念そうな顔をする。
余程人気のある王子さまなのだろう。
レオンも「はぁ」と気のない返事をする。
おばさんはそんなレオンに気にすることなくおしゃべりを続ける。
「吸い込まれそうなディープブルーの目と鮮やかな金髪が特徴なんだけれど、あんた、それ以外は瓜二つよ。ホントに。色ちがいって感じ。最初入って来たときは王子がまた得意の変化術で変装して王宮を抜け出してきたのかと思ったよ」
おばさんはそういうと舐めまわすように再びレオンを見た。
「変化術」という耳慣れない言葉が飛び出したが、レオンは結局何を言われてもよくわからない。
ダンはレオンがおばさんに王子と言われるのを聞いて吹き出した。
「レオンが王子だって!?」
ニヤニヤ笑いながらレオンの肩を突っつく。
ポックを見るとポックも腹を抱えて笑っている。
レオンはムッとしながらも、いつも鏡で見る自分の顔を思い出してみる。
レオンは髪も目も明るい茶色。
大きな二重とサラサラの髪。
それ以外はごく平凡な容姿をしている。
同じ年代の中では小柄な体格。
本当に思い返してみるとレオンは平凡な見た目だった。
取り立てて美男子なわけでもなく、だからと言って好機の目にさらされるような見た目でもない。
ダンは身体が大きく筋肉質なのでそれだけで目立つが、レオンは全てにおいて平凡。
ただ童顔で小柄なレオンは実際の歳より幼く見えるのが特徴と言えば特徴である。。
強いて言うならコンプレックスというほどではないにしても、他人よりも背が小さいことを少し気にしている。
世界にはそっくりな人が三人いると古い言い伝えで聞いたことかあるが、あくまで言い伝えだと思っていた。
ただ、おばさんの口調から余程似ているんだろう。
レオンはまだ半信半疑だったが。
そんなに似ているなら会ってみたいな、まぁ王子に会うなんてことはないだろうけど。
とレオンはたかをくくっていた。
「ここにもたまに遊びにくるんだよ。王宮の中は暇だとか言ってさぁ。」
おばさんがそう言ったちょうどそのとき、背後で扉が開き、人が入ってくる気配がした。
新しい宿泊客だろうか?
「誰が暇だって?」
レオンは声に驚き、思わず振り返る。
自分の声と間違えるような声にレオンは飛び上がりそうになった。
レオンの背後には見た目はもちろん、声までそっくりな噂の王子さまの姿が。
王子がそんなに来やすくこの宿屋にやって来るのか?!
レオンは口をあんぐりと開けて入って来た王子を見る。
大きな二重の瞳、小柄なレオンと同じくらいの背格好。
顔のパーツまでレオンそっくり。
童顔で小柄な、歳はあまり変わらないようだが、まるで少年のような噂のクルト王子がレオンの背後に立っていた。
違うのは確かに髪と瞳の色だけ。
背格好や体格、声。
目を疑って思わず笑ってしまいそうなほど瓜二つの少年王子。
さっきまでレオンをからかって笑っていたダンも呆気にとられて声も出ない。
「レオンが二人?」
やっとそれだけ言うのにかなりの時間を要した。
ポックは。
やはり口をポカンと開けたまま固まっている。
「クルト王子…」
おばさんはというと、突然の王子登場に驚いた様子ではあったが、こうして王子がやって来るのはよくあることなのか、王族が目の前にいても気後れはしていなかった。
深々と頭を下げて敬意を示した。
レオンたちはどうして良いかわからない。
頭を下げた方がいいのか、跪いた方がいいのか。
田舎から出てきたばかりのレオンは無様にボサッと突っ立ったまま、固まってしまった。
そんなレオンに気を悪くするわけでもなく、気安い口調で宿屋のおばさんに話しかける。
「まぁ、あながち間違いじゃないけどな。王宮にいてもなにもないし。ところで彼は…。」
レオンに気づいたクルトはおばさんに聞いた。
「旅の方ですよ王子。ちょうど今、王子にそっくりだって話をしていたところで。」
おばさんが軽い調子でレオンを紹介する。
いやいやいや…。
クルトのオーラというのか、存在感は異様だった。
さすが王族というべきか。
口調も砕けた感じではあったが、上品で何のなまりもなく、雲の上の人という言葉がしっくり来る。
視線も優雅で自信に満ちた感じが王子の風格というものなのだろうか?
確かに顔はどことなくいつも鏡で見る自分の顔に似ている気もしなくもない。
ただ、オーラと言えばいいのかわからないが、発する雰囲気が明らかに違う。
神々しいというのはこういう時に言うんだろうか、とレオンは思った。
それくらいに美しいという表現しか思い付かない。
ただただ見とれてしまうほどの好青年の王子は、そんなレオンの緊張も気にすることなくレオンを見た。
そしておもむろににっこりと笑った。
目尻にできるシワまでそっくりだ。
「君の名前は…?」
クルトは真っ直ぐな視線でレオンを見る。
レオンはキラキラした眩しい笑顔に恐縮してしまってしどろもどろだ。
「は…はじめまして。レオンと申します。」
大都会に出てきて突然の大物登場にレオンの頭はもはや飽和状態だ。
とりあえずその場に跪く。
変な汗がさっきから止まらない。
そんなレオンにクルトはフッと笑うと優しく手をとって立たせるとそのまま握手をしてくれた。
「変にかしこまらなくていいよ。レオンというのか…」
肉体労働なんて無縁の柔らかく暖かい手。
ブロンドのさらさらの髪がフワッと動く度に何やら香水の良い匂いがする。
「ホントに、そっくりだ。」
手を取ったまま、まじまじとレオンを見る。
「俺はクルト、アラベスク王国のお気楽第5王子だ。」
簡単すぎる自己紹介。
情報が少なすぎるが、レオンも緊張のあまり二の句が継げない。
「分からないことがあったら何でも聞いてくれ。俺、生まれも育ちもこの街だ。まぁこの街からほとんど出たこともないから街の外のことはあまりわからないが、ここのことなら何でも知ってるつもりだ。うまい店からかわいい女まで!」
レオンはどう反応していいのか困り、居心地の悪さにモジモジする。
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