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第二章 アラベスク王国
レオンの能力
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「こちらへ。」
そう言って通されたのは会議などで使うと思しき小部屋だった。
外を見回して周囲の誰も見ていないことを確認してからベスは扉をしっかりと閉めた。
中にはテーブルと椅子が四脚。
「どうぞ。」
とベスはレオンに椅子をすすめた。
レオンはおずおずと腰を据える。
レオンが落ち着くとベスは声をひそめて話始めた。
「あのね。あなたに知っておいてほしいことがあるの」
ベスはレオンを見るとおもむろに口を開いた。
「クルトのことよ。実はね…あの子、魔法使いなの」
ベスの言葉にレオンは全く驚かなかったわけではなかった。
それでもほとんど表情を変えることなく冷静に聞いていた。
魔法使いとは、文字通り魔法が使える人間のこと。
今、世界で100人に1人か2人は魔法使いと言われている。
魔法使いにはいくつかの定義がある。
そもそも魔法は誰でも使えるというわけではない。
魔法を使うためには身体を流れる血液中の「魔素」と呼ばれる物質が関係してくる。
魔素は人間を含むいくつかの特定の種族であれば誰でも持っているものだが、量や質は個人差が大きい。
そして、その魔素の量が一定基準値を越える人が魔法を使うことができ、質の高さが魔素を「魔力」に変換する力の差となる。
魔素には様々な種類があり、人によってタイプが違う。
一番分かりやすいのが「火」や「水」といったタイプ。
単純に「火の魔素」を持つ人はその質によって「火の魔法」が使える可能性がある。
質の悪い魔素は、それを魔法に転換することができない。
だからみんなが魔法を使えるというわけではないのだ。
絵本なんかで見る魔法使いのイメージは、箒にまたがる長い鼻の老婆のイメージが強い。
だが、それはかなり局所的な見方で、箒にまたがる魔法使いなんて実際にはほぼいない。
ごくたまに「風の魔素」を持つものが箒に魔法をかけて空を飛ぶ者がいるが、それはあくまでイメージの体現。
魔力のコスパとしても良くないため、実際はそんな魔法使いはいない。
むしろ普通の人間と同じように生活していることの方が多い。
その生活の中に少しだけ、魔法が使われるという程度だ。
アラベラにも少ないが魔法使いがいた。
ただ、アラベラの魔法使いは坂の途中に住む90歳のおばあさん魔女と、町の外れに住んでいる5歳の男の子だった。
この事からもわかるように、魔法使いは世間ではマイノリティで、目立たない存在なのが一般的だ。
クルトが魔法使いと聞いて、今まで同年代の魔法使いに出会ったことがなかったレオンは、むしろ少し嬉しかった。
「まぁ私もそうなんだけどね。」
おもむろに立ち上がったベスはそう言うと、レオンの鼻先で右手の親指と人差し指を擦り合わせた。
するとベスは、華奢な人差し指から蝋燭ほどの火を出して見せた。
レオンは驚いて思わずのけぞる。
ベスは黙って左手をかざすとその火はみるみると拳ほどの大きさになって、次の瞬間消えた。
驚くレオンにフッと笑うベス。
「これが魔法よ」
そう言ってベスは椅子に座って話を続けた。
「兄弟は13人いるけれど、魔法使いは私とクルトだけよ。」
ただ13分の2ってかなりの確率なんじゃ…とレオンは思った。
「魔法使いはね、人と顔を見合わせるとその人が魔法使いかどうか分かるの。あなたの身が心配だったのは…。」
そこでベスが少し言葉を切り目を伏せる。
そしてもう一度真っ直ぐにレオンを見た。
「あなたは気づいていないみたいだけれど、あなたも魔法使いだから。」
そう言ってベスはまた視線を落とした。
「な?!」
レオンはおかしな声をあげた。
「おっしゃる意味が…」
よくわからなかった。
そんなレオンを見て、一瞬躊躇した様子を見せるベス。
しかし、ベスはここまで話した以上仕方がないと腹をくくったような表情になってため息をついた。
「やっぱり。あなたは気づいていなかったのね。」
そう言って窓の外にチラッと目をやる。
外はなんとも呆れ返るくらいのんびりとした日差しが差し込む良い天気だ。
小鳥が絡まり会うように飛びすぎていった。
ベスは立ち上がると窓辺に手を掛けた。
「ここ数日、それとなくあなたを見てたわ。」
振り替えると、逆光になって表情はよくわからない。
「魔法使いはね。魔法使い同士だけが見える特別なそうがあるの。知ってる?」
レオンはもちろん知らない。
黙って首を横に振る。
「魔法使いを表す相、魔相っていうんだけれど、私にはレオンから魔相がはっきりと見えたの。こうして話している間にもあなたからは強い魔力を感じる。」
一言一言を噛み締めるようにベスは落ち着いて諭すようにレオンに話しかけた。
「でも、あなたの様子を見ているとその事に気づいていないんじゃないかと思ったの。」
レオンは気が遠くなりそうなのを必死で堪えた。
自分が魔法使い?
よくわからなかった。
「たまにいるのよね。自分が魔法使いだと気づくことなく生活をしている人が…」
そう言いながらも、ベスは本当に信じられない、といった表情でレオンを見る。
「あなたがそうだとはね?今までに一度もなかったの?魔法使いだと自覚するようなこととか」
やっぱり黙って首を振るレオン。
「他の人から何か言われたこととかは?」
首を振ることしかできないレオン。
首降り人形のように椅子に座って呆然とするレオンを見て、ベスはため息をついて話を続けた。
「あなたが魔法使いとして生まれてきたことに気づかないことによって危ないことが二つ。」
ベスはレオンの鼻先で二本指をたてる。
「1つ目は、あなたが魔法使いということを知らずに起こる魔力の暴走ね。」
どんなことなのだろう?
レオンは首をかしげた。
「どんなに優秀な魔法使いでも、大きな感情の変化で魔力が暴走することがあるの。怒り、悲しみなんかが多いけれど、これらが強くなると、私たち魔法使いは特に気を付けるようにと教育されるの。ちょっとした拍子に大惨事になることもあるから。でもあなたはそんな教育を受けてもいなければ、魔法使いであるということ自体も知らなかった。今まで何もなかった?」
ベスはそう言ってレオンの顔を覗きこむ。
「いえ…特には…」
レオンも記憶を辿ってみるが、基本的に穏やかな性格なので激しい怒りや悲しみに我を忘れるようなことは今までなかった。
確かに、お前の感情は伝染しやすいと周囲からは言われていた。
楽しそうにしていれば周りは楽しくなるし、悲しそうにしていると太陽が沈んだように物悲しくなる。
れおんの幼馴染みたちはみな異口同音にそう言った。
感受性の強さがそのわけだと思っていたけれど、レオン自身、特に気にしていなかった。
そういう人もいるよね?
位の認識だった。
「そう…。クルトなんてあんなに周りから言われてるのに出ちゃうのに…。」
不思議なものを見るような目でレオンを見るベス。
不思議といえば…。
レオンの不思議な能力としてはもうひとつ。
ポックたちと話ができるのもよくよく考えれば不思議な能力と言えるかもしれない。
今の話と直接関係があるのはかわからないが、根元が同じところで何かがあるのかもしれない。
「変わってる」と言われることも無くはない。
いつでも穏やかで感情の起伏が少ない。
そういえばルーナの日記にもそんなことが書いてあったっけ…。
両親がおらず、様々な場面で苦労をしなかったわけではない。
悲しくなかったわけではないのだ。
それでも何事もなく生きてきた。
そしてこれからも。
そう漠然と思っていた。
「そして二つ目が問題なのよ。」
ベスはレオンをじっと見てそう言った。
そう言って通されたのは会議などで使うと思しき小部屋だった。
外を見回して周囲の誰も見ていないことを確認してからベスは扉をしっかりと閉めた。
中にはテーブルと椅子が四脚。
「どうぞ。」
とベスはレオンに椅子をすすめた。
レオンはおずおずと腰を据える。
レオンが落ち着くとベスは声をひそめて話始めた。
「あのね。あなたに知っておいてほしいことがあるの」
ベスはレオンを見るとおもむろに口を開いた。
「クルトのことよ。実はね…あの子、魔法使いなの」
ベスの言葉にレオンは全く驚かなかったわけではなかった。
それでもほとんど表情を変えることなく冷静に聞いていた。
魔法使いとは、文字通り魔法が使える人間のこと。
今、世界で100人に1人か2人は魔法使いと言われている。
魔法使いにはいくつかの定義がある。
そもそも魔法は誰でも使えるというわけではない。
魔法を使うためには身体を流れる血液中の「魔素」と呼ばれる物質が関係してくる。
魔素は人間を含むいくつかの特定の種族であれば誰でも持っているものだが、量や質は個人差が大きい。
そして、その魔素の量が一定基準値を越える人が魔法を使うことができ、質の高さが魔素を「魔力」に変換する力の差となる。
魔素には様々な種類があり、人によってタイプが違う。
一番分かりやすいのが「火」や「水」といったタイプ。
単純に「火の魔素」を持つ人はその質によって「火の魔法」が使える可能性がある。
質の悪い魔素は、それを魔法に転換することができない。
だからみんなが魔法を使えるというわけではないのだ。
絵本なんかで見る魔法使いのイメージは、箒にまたがる長い鼻の老婆のイメージが強い。
だが、それはかなり局所的な見方で、箒にまたがる魔法使いなんて実際にはほぼいない。
ごくたまに「風の魔素」を持つものが箒に魔法をかけて空を飛ぶ者がいるが、それはあくまでイメージの体現。
魔力のコスパとしても良くないため、実際はそんな魔法使いはいない。
むしろ普通の人間と同じように生活していることの方が多い。
その生活の中に少しだけ、魔法が使われるという程度だ。
アラベラにも少ないが魔法使いがいた。
ただ、アラベラの魔法使いは坂の途中に住む90歳のおばあさん魔女と、町の外れに住んでいる5歳の男の子だった。
この事からもわかるように、魔法使いは世間ではマイノリティで、目立たない存在なのが一般的だ。
クルトが魔法使いと聞いて、今まで同年代の魔法使いに出会ったことがなかったレオンは、むしろ少し嬉しかった。
「まぁ私もそうなんだけどね。」
おもむろに立ち上がったベスはそう言うと、レオンの鼻先で右手の親指と人差し指を擦り合わせた。
するとベスは、華奢な人差し指から蝋燭ほどの火を出して見せた。
レオンは驚いて思わずのけぞる。
ベスは黙って左手をかざすとその火はみるみると拳ほどの大きさになって、次の瞬間消えた。
驚くレオンにフッと笑うベス。
「これが魔法よ」
そう言ってベスは椅子に座って話を続けた。
「兄弟は13人いるけれど、魔法使いは私とクルトだけよ。」
ただ13分の2ってかなりの確率なんじゃ…とレオンは思った。
「魔法使いはね、人と顔を見合わせるとその人が魔法使いかどうか分かるの。あなたの身が心配だったのは…。」
そこでベスが少し言葉を切り目を伏せる。
そしてもう一度真っ直ぐにレオンを見た。
「あなたは気づいていないみたいだけれど、あなたも魔法使いだから。」
そう言ってベスはまた視線を落とした。
「な?!」
レオンはおかしな声をあげた。
「おっしゃる意味が…」
よくわからなかった。
そんなレオンを見て、一瞬躊躇した様子を見せるベス。
しかし、ベスはここまで話した以上仕方がないと腹をくくったような表情になってため息をついた。
「やっぱり。あなたは気づいていなかったのね。」
そう言って窓の外にチラッと目をやる。
外はなんとも呆れ返るくらいのんびりとした日差しが差し込む良い天気だ。
小鳥が絡まり会うように飛びすぎていった。
ベスは立ち上がると窓辺に手を掛けた。
「ここ数日、それとなくあなたを見てたわ。」
振り替えると、逆光になって表情はよくわからない。
「魔法使いはね。魔法使い同士だけが見える特別なそうがあるの。知ってる?」
レオンはもちろん知らない。
黙って首を横に振る。
「魔法使いを表す相、魔相っていうんだけれど、私にはレオンから魔相がはっきりと見えたの。こうして話している間にもあなたからは強い魔力を感じる。」
一言一言を噛み締めるようにベスは落ち着いて諭すようにレオンに話しかけた。
「でも、あなたの様子を見ているとその事に気づいていないんじゃないかと思ったの。」
レオンは気が遠くなりそうなのを必死で堪えた。
自分が魔法使い?
よくわからなかった。
「たまにいるのよね。自分が魔法使いだと気づくことなく生活をしている人が…」
そう言いながらも、ベスは本当に信じられない、といった表情でレオンを見る。
「あなたがそうだとはね?今までに一度もなかったの?魔法使いだと自覚するようなこととか」
やっぱり黙って首を振るレオン。
「他の人から何か言われたこととかは?」
首を振ることしかできないレオン。
首降り人形のように椅子に座って呆然とするレオンを見て、ベスはため息をついて話を続けた。
「あなたが魔法使いとして生まれてきたことに気づかないことによって危ないことが二つ。」
ベスはレオンの鼻先で二本指をたてる。
「1つ目は、あなたが魔法使いということを知らずに起こる魔力の暴走ね。」
どんなことなのだろう?
レオンは首をかしげた。
「どんなに優秀な魔法使いでも、大きな感情の変化で魔力が暴走することがあるの。怒り、悲しみなんかが多いけれど、これらが強くなると、私たち魔法使いは特に気を付けるようにと教育されるの。ちょっとした拍子に大惨事になることもあるから。でもあなたはそんな教育を受けてもいなければ、魔法使いであるということ自体も知らなかった。今まで何もなかった?」
ベスはそう言ってレオンの顔を覗きこむ。
「いえ…特には…」
レオンも記憶を辿ってみるが、基本的に穏やかな性格なので激しい怒りや悲しみに我を忘れるようなことは今までなかった。
確かに、お前の感情は伝染しやすいと周囲からは言われていた。
楽しそうにしていれば周りは楽しくなるし、悲しそうにしていると太陽が沈んだように物悲しくなる。
れおんの幼馴染みたちはみな異口同音にそう言った。
感受性の強さがそのわけだと思っていたけれど、レオン自身、特に気にしていなかった。
そういう人もいるよね?
位の認識だった。
「そう…。クルトなんてあんなに周りから言われてるのに出ちゃうのに…。」
不思議なものを見るような目でレオンを見るベス。
不思議といえば…。
レオンの不思議な能力としてはもうひとつ。
ポックたちと話ができるのもよくよく考えれば不思議な能力と言えるかもしれない。
今の話と直接関係があるのはかわからないが、根元が同じところで何かがあるのかもしれない。
「変わってる」と言われることも無くはない。
いつでも穏やかで感情の起伏が少ない。
そういえばルーナの日記にもそんなことが書いてあったっけ…。
両親がおらず、様々な場面で苦労をしなかったわけではない。
悲しくなかったわけではないのだ。
それでも何事もなく生きてきた。
そしてこれからも。
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