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第二章 アラベスク王国
レオンに迫る影
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ベスはレオンに哀れみの混じった笑顔で見つめた。
「あなたはクルトの従者になった。その事によってあなたはかなり厄介な人たちの中に顔を突っ込んでしまったの。」
そう言うとベスは再び窓の外を見た。
「この城の中にはたくさんの魔法使いがいる。例えば私たちの従者のなかにもね。クルトは王位継承権のほぼ無いに等しい王子よ。本人も王になりたいような野心はないしね。でも、クルトには魔法がある。それだけで大きな権力になりうる力を持っているの。王位の継承順をひっくり返すほどのね。」
ベスは長いため息を吐くと続けた。
「長男のヘンリー兄さんは魔力を持たない普通の人間よ。そりゃぁ、賢く武術も堪能、父の血を受け継いで容姿も端麗。非の打ち所の無い王子だけれど、クルトはそれをひっくり返す力があるの。対抗するのはかなり難しい。」
レオンはヘンリー王子を思い浮かべる。
確かに男のレオンですらはっとするような美男子。
物腰も穏やかでレオンにも優しい眼差しで接してくれる。
本当に次期王にふさわしい器に感じた。
いったい何が問題なのだろう。
クルトはというと、こんなこというのもなんだがずぼらで、明るいだけが取り柄という感じがする。
年若いからと言えばそれまでだが、まだ王様の器になるまで大成しているとはどうしても思えなかった。
もちろんクルトがとてつもなく頭が切れるのはレオンも感じている。
山奥の町から出てきたレオンなんかよりもよっぽど教養もあるし博識だろう。
ただ、彼の発言の端々からは、失礼だが「王さま」という感じはしない。
親しみやすいと言うと聞こえは良いけれど。
ベスは色々と考えているレオンから目を離すことなく話を続けた。
「そこで起こるのが従者同士の確執。ヘンリー兄さんの従者の中には魔法を使える者もいる。数年前からヘンリー兄さんの従者たちとクルトの従者たちの間で、確執ができはじめたの。本人同士は仲の良い兄弟だけれど、母親が違うことによって周囲からは様々な圧力がかかっているわ。そこにあなたが現れた。何が言いたいかわかる?」
レオンは思案を巡らせる。
問題になること問題になること問題になること…。
色々思考を巡らせてみるがなかなか思い当たる節はない。
お手上げ、というレオンの表情を読み取ったベスは、
「そっくりな顔立ち、しかも魔相を持っている。」
状況を整理するべく呟く。
何となく面白がっているようにも見えるベスの表情だが、目の奥は笑っていない。
形の良い唇をクイッと片方だけあげる。
その顔を見たレオンの頭のなかに電流が柱ように恐ろしい仮定が頭をよぎった
だが、その仮定はにわかには信じがたかった。
ハッとしたレオンの顔を見たベスは、
「あなたは秘密裏に従者に迎え入れられた。そこはクルトの至らないところだけれどね。あなたの危険を省みない軽率な行動だと思う。まぁ何はともあれ、あなたはここに丸腰で入ってきたわけ。特に他意はないし決してこのアラベスクを混沌に陥れようなんて考えはこれっぽっちもない。でも、ヘンリー兄さんの従者側からしたらどうかしら?」
そこであえて一度言葉を切ってレオンの瞳の奥をジーッお見るような表情で見たベスの顔にレオンは小さな震えを感じた。
そして、
「あなたはクルトが見つけてきた刺客としか考えないでしょうね。」
と続けた。
「そ…そんな…。」
レオンは背中が寒くなるのを感じた。
なんて危ないところに来てしまったんだろうと思ったが後の祭りだ。
絶望の縁に立っているレオンにさらにベスは追い討ちをかける。
「ついでに、間の悪いことにあなた、この前アンナにも会ったでしょう。あの子にも魔相があるの。もちろんアンナは幼い頃から魔法の教育を受けているわ。でも、タイミング悪くもあなたとアンナとクルトが顔をあわせているところを誰かに見られたとしたら。」
「アンナさんが危ないってことですか?」
レオンが覆い被せるように言う。
自分のせいでアンナまで危険な目にあわせているかもしれないのにレオンは我慢ならなかった。
「そうね…。…いえ…、おそらくもう秘密裏に城の地下に幽閉されているわ。魔法陣か何かで隠されているみたいで、居場所はわからないけれど…。」
アンナが捕まっているかもしれない?!
居ても立ってもいれなくなったレオンは、
「え?! じゃあ今すぐにでも助けにいかないと!」
と立ち上がりかけたが、それよりも先にベスの手がそれを制した。
「どこにいるかわからない。あなたは魔法が使えない。今はね。相手も誰だかわからない。どこへ行くって言うの?」
ベスは背筋がピンとするほど冷たい視線をレオンに送った。
「それに、ベスを含めて私たちは大丈夫。武道のたしなみもあるし、アンナの魔法は強力よこういうの、正直慣れっ子だから。」
命の危険にさらされるのに慣れっ子って…と、レオンは思ったが、確かに人の心配をしている場合ではないらしい。
「今危ないのは間違いなくアンナよりもあなたよ」
そう言って、重たい沈黙。
レオンはやっと浮いた尻を椅子に戻した。
「これからどうするか考えないとね」
ベスが焦るレオンをなだめるようにそう言ったまさにその時、ハッとしたような顔をしたベスは短く叫ぶ。
「危ない!」
そう言ってベスは素早くレオンの腕をつかんで引っ張る。
次の瞬間、突然ガシャーンというけたたましい音を立てて突然窓が割れた。
刃物では無い何かが窓を窓枠ごと吹き飛ばしたのだ。
レオンのすぐ傍らでガラスの破片が飛び散る。
ベスに手を引かれ、すんでのところでかわした形だったが、レオンの居た場所はガラスの破片まみれ。
あと少し遅ければ、全身にガラスを浴びるところだった。
いや、ガラスを浴びるだけならまだましだったかもしれない。
得たいの知れない何かに切り裂かれたかもしれないのだ。
魔法?!
レオンは何が何だか分からずその場に凍りついた。
刃物もなにもなく窓枠ごと吹っ飛ぶなんてこと、この世であり得るだろうか?
そう思っていると、突然ベスが何もない窓の外をキッと睨む。
そして何のモーションもなく突然、窓の外の木に火球を放った。
ドォーンというとてつもない音と共に放たれた火の玉をさっとかわす影をレオンは確かに見た。
影はそのまま枝づたいに遠くへきえていった。
「どう? あなたがどれ程危ない状況か分かった?」
ベスはドレスにかぶったガラスの破片を払いながら苦笑した。
レオンはもはや笑う余裕なんて無い。
カクカクと頷くのがやっとだった。
今までも何度か危ない目には遭ってきたが、レオン自身に向けて明確な殺意を感じたことはなかった。
危ないところに首を突っ込みがちな自覚はあるが、自分が恨みを買ったり殺意を持たれる経験はちょっと思い返してもまだ無い。
が、今は確実に命が危ないと感じた。
「作戦を練りましょう。このままじゃ本当に危ない。」
ベスは半ばこのスリルを楽しんでいるようにいうと、呆然とするレオンを立たせた。
「大丈夫よ。この城にいたらこんなもんじゃないから」
いたずらっぽくウインクをする。
え…。
全っ然笑えないんですけど…。
レオンの声にならない恐怖は、無かったことのように華麗にスルーされ、ベスは半ば強引にレオンの手をとると、次の部屋へ案内された。
「作戦会議よ!あなたのお友だちも呼んで!」
ベスは獰猛な笑顔でそういうと、クルトとダンとカールを呼び出すと、また別の部屋へと移動した。
こんなに心臓に悪い生活、できればそろそろ終わりにしたいレオンだったが、残念ながらそうはいかないらしい。
この後、レオンに待ち受ける災難を、このときはまだ誰も想像だにしていなかった。
「あなたはクルトの従者になった。その事によってあなたはかなり厄介な人たちの中に顔を突っ込んでしまったの。」
そう言うとベスは再び窓の外を見た。
「この城の中にはたくさんの魔法使いがいる。例えば私たちの従者のなかにもね。クルトは王位継承権のほぼ無いに等しい王子よ。本人も王になりたいような野心はないしね。でも、クルトには魔法がある。それだけで大きな権力になりうる力を持っているの。王位の継承順をひっくり返すほどのね。」
ベスは長いため息を吐くと続けた。
「長男のヘンリー兄さんは魔力を持たない普通の人間よ。そりゃぁ、賢く武術も堪能、父の血を受け継いで容姿も端麗。非の打ち所の無い王子だけれど、クルトはそれをひっくり返す力があるの。対抗するのはかなり難しい。」
レオンはヘンリー王子を思い浮かべる。
確かに男のレオンですらはっとするような美男子。
物腰も穏やかでレオンにも優しい眼差しで接してくれる。
本当に次期王にふさわしい器に感じた。
いったい何が問題なのだろう。
クルトはというと、こんなこというのもなんだがずぼらで、明るいだけが取り柄という感じがする。
年若いからと言えばそれまでだが、まだ王様の器になるまで大成しているとはどうしても思えなかった。
もちろんクルトがとてつもなく頭が切れるのはレオンも感じている。
山奥の町から出てきたレオンなんかよりもよっぽど教養もあるし博識だろう。
ただ、彼の発言の端々からは、失礼だが「王さま」という感じはしない。
親しみやすいと言うと聞こえは良いけれど。
ベスは色々と考えているレオンから目を離すことなく話を続けた。
「そこで起こるのが従者同士の確執。ヘンリー兄さんの従者の中には魔法を使える者もいる。数年前からヘンリー兄さんの従者たちとクルトの従者たちの間で、確執ができはじめたの。本人同士は仲の良い兄弟だけれど、母親が違うことによって周囲からは様々な圧力がかかっているわ。そこにあなたが現れた。何が言いたいかわかる?」
レオンは思案を巡らせる。
問題になること問題になること問題になること…。
色々思考を巡らせてみるがなかなか思い当たる節はない。
お手上げ、というレオンの表情を読み取ったベスは、
「そっくりな顔立ち、しかも魔相を持っている。」
状況を整理するべく呟く。
何となく面白がっているようにも見えるベスの表情だが、目の奥は笑っていない。
形の良い唇をクイッと片方だけあげる。
その顔を見たレオンの頭のなかに電流が柱ように恐ろしい仮定が頭をよぎった
だが、その仮定はにわかには信じがたかった。
ハッとしたレオンの顔を見たベスは、
「あなたは秘密裏に従者に迎え入れられた。そこはクルトの至らないところだけれどね。あなたの危険を省みない軽率な行動だと思う。まぁ何はともあれ、あなたはここに丸腰で入ってきたわけ。特に他意はないし決してこのアラベスクを混沌に陥れようなんて考えはこれっぽっちもない。でも、ヘンリー兄さんの従者側からしたらどうかしら?」
そこであえて一度言葉を切ってレオンの瞳の奥をジーッお見るような表情で見たベスの顔にレオンは小さな震えを感じた。
そして、
「あなたはクルトが見つけてきた刺客としか考えないでしょうね。」
と続けた。
「そ…そんな…。」
レオンは背中が寒くなるのを感じた。
なんて危ないところに来てしまったんだろうと思ったが後の祭りだ。
絶望の縁に立っているレオンにさらにベスは追い討ちをかける。
「ついでに、間の悪いことにあなた、この前アンナにも会ったでしょう。あの子にも魔相があるの。もちろんアンナは幼い頃から魔法の教育を受けているわ。でも、タイミング悪くもあなたとアンナとクルトが顔をあわせているところを誰かに見られたとしたら。」
「アンナさんが危ないってことですか?」
レオンが覆い被せるように言う。
自分のせいでアンナまで危険な目にあわせているかもしれないのにレオンは我慢ならなかった。
「そうね…。…いえ…、おそらくもう秘密裏に城の地下に幽閉されているわ。魔法陣か何かで隠されているみたいで、居場所はわからないけれど…。」
アンナが捕まっているかもしれない?!
居ても立ってもいれなくなったレオンは、
「え?! じゃあ今すぐにでも助けにいかないと!」
と立ち上がりかけたが、それよりも先にベスの手がそれを制した。
「どこにいるかわからない。あなたは魔法が使えない。今はね。相手も誰だかわからない。どこへ行くって言うの?」
ベスは背筋がピンとするほど冷たい視線をレオンに送った。
「それに、ベスを含めて私たちは大丈夫。武道のたしなみもあるし、アンナの魔法は強力よこういうの、正直慣れっ子だから。」
命の危険にさらされるのに慣れっ子って…と、レオンは思ったが、確かに人の心配をしている場合ではないらしい。
「今危ないのは間違いなくアンナよりもあなたよ」
そう言って、重たい沈黙。
レオンはやっと浮いた尻を椅子に戻した。
「これからどうするか考えないとね」
ベスが焦るレオンをなだめるようにそう言ったまさにその時、ハッとしたような顔をしたベスは短く叫ぶ。
「危ない!」
そう言ってベスは素早くレオンの腕をつかんで引っ張る。
次の瞬間、突然ガシャーンというけたたましい音を立てて突然窓が割れた。
刃物では無い何かが窓を窓枠ごと吹き飛ばしたのだ。
レオンのすぐ傍らでガラスの破片が飛び散る。
ベスに手を引かれ、すんでのところでかわした形だったが、レオンの居た場所はガラスの破片まみれ。
あと少し遅ければ、全身にガラスを浴びるところだった。
いや、ガラスを浴びるだけならまだましだったかもしれない。
得たいの知れない何かに切り裂かれたかもしれないのだ。
魔法?!
レオンは何が何だか分からずその場に凍りついた。
刃物もなにもなく窓枠ごと吹っ飛ぶなんてこと、この世であり得るだろうか?
そう思っていると、突然ベスが何もない窓の外をキッと睨む。
そして何のモーションもなく突然、窓の外の木に火球を放った。
ドォーンというとてつもない音と共に放たれた火の玉をさっとかわす影をレオンは確かに見た。
影はそのまま枝づたいに遠くへきえていった。
「どう? あなたがどれ程危ない状況か分かった?」
ベスはドレスにかぶったガラスの破片を払いながら苦笑した。
レオンはもはや笑う余裕なんて無い。
カクカクと頷くのがやっとだった。
今までも何度か危ない目には遭ってきたが、レオン自身に向けて明確な殺意を感じたことはなかった。
危ないところに首を突っ込みがちな自覚はあるが、自分が恨みを買ったり殺意を持たれる経験はちょっと思い返してもまだ無い。
が、今は確実に命が危ないと感じた。
「作戦を練りましょう。このままじゃ本当に危ない。」
ベスは半ばこのスリルを楽しんでいるようにいうと、呆然とするレオンを立たせた。
「大丈夫よ。この城にいたらこんなもんじゃないから」
いたずらっぽくウインクをする。
え…。
全っ然笑えないんですけど…。
レオンの声にならない恐怖は、無かったことのように華麗にスルーされ、ベスは半ば強引にレオンの手をとると、次の部屋へ案内された。
「作戦会議よ!あなたのお友だちも呼んで!」
ベスは獰猛な笑顔でそういうと、クルトとダンとカールを呼び出すと、また別の部屋へと移動した。
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