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第三章 ラプラドル島 前編
ジョバンニ先生
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フィエロたちを撒いたレオンとダン。
次はジョバンニによる魔物学。
あの不気味な部屋の授業だ。
部屋の前でアンナと合流する。
簡単にさっきの出来事をかいつまんで話した。
「何それ?!」
アンナは呆れた表情でそう言った。
「でもね、そんな人たち。他にもいっぱいいるみたいよ。マリアが言ってた。まぁ気を付けましょう。変な人に目をつけられたら面倒で仕方ないわ」
ため息混じりにそう言うと、部屋の方に向き直るアンナ。
「さっ、行くわよ」
自分自身を鼓舞するように呟くと、アンナは不気味な部屋への扉に手を掛けた。
*****
サイクロプスの生首が睨む中で、レオンだけではなく他の生徒たちも首を亀のようにして周りを見回している。
遮光カーテンになっているので、カーテンの隙間から光が何ヵ所か差している以外は真っ暗なこの部屋は昼間なのにかなり不気味だ。
そこに先生が現れた。
ライモンダは砂が舞い散ってその中から現れたが、その先生は青い炎から突然現れた。
ジョバンニ先生はヒョロッと背の高い初老の男性で垂れ下がるような鼻が特徴的な先生だった。
ボソボソと話すジョバンニ。
ダンやアンナと並んで教室の真ん中辺りに座るが、もう少し前に座ればよかったかも、少し後悔した。(この気味の悪い教室の前に座る勇気はなかったが…)
「これから魔物学の授業を始めます。私はジョバンニ。ここでは世に蔓延る魔物について学びます」
そう言うと、ジョバンニは一定のロートーンで魔物の定義などについて話始めた。
魔物には様々な種類があるが、魔獣系やドラゴン系、植物系、虫系、物質系等のいくつかの系統に分けることができる。
人間も魔獣系の生き物からの派生と考える学者も多い。
同じ種類の魔物にも亜種や属性があり、その属性は魔法の属性とよく似ている。
などなど。
知っていると言えば何となく知ってはいるが、系統立てて説明されるとなるほどと頷ける話が続いた。
ダンも勉強は嫌いだ、とかなんとか言っていたが興味津々でジョバンニの黒板の文字を板書している。
チラッと見たダンの文字は流れるように美しい。
いつのまに練習したのだろう?とレオンは密かに思った。
まさかマリアに個人的に手解きを受けたとか?
そう考えていたレオンだったが、次の瞬間凍りつくことになる。
「では次に、『召喚』というものについて話そうと思う」
そう言うと、ジョバンニは何も言わずに頭上に手をかざした。
するとそこから信じられないことに小さなドラゴンが飛び出したのだ。
「!?」
レオンだけではなく一同唖然とする。
何もないまさに空気中から魔物が飛び出したのだから。
「驚くのも無理はない。だがこれが『召喚』というものだ」
そう言うと、ジョバンニは話を続ける。
「魔物とは心を通わせることができ、そしてなおかつある程度の信頼関係を結ぶことによって魔物側から召喚を申し出てくる」
そう話ながらジョバンニは黒板に要点をまとめていく。
レオンたちは慌ててそれを書き写した。
「申し出を受けることで、その魔物は召喚獣となり、召喚獣を従えるものを召喚士、もしくは魔物マスターとなる。召喚士は誰でもなれるものではなく、魔物との相性もあるのでなりたいと思ってなれるものは極めて少ない」
そう言うと、生徒たちを見回した。
「君たちの中にも何人いるかな?」
ジョバンニはそう言うと、レオンとバチッと音がするくらいの勢いで目があった。
ジョバンニは目の奥に入り込んでくるような視線をレオンに送ったが、何も言うことなく話を続けた。
「それでは召喚について話をしよう」
そう言うと、黒板に几帳面な字で召喚のメカニズムについて書き始めた。
今の一瞬の間。
何だったのだろう?
レオンは怪訝に思ったが、次の瞬間、すごい勢いで板書が進んでいることに気づく。
レオンは慌ててペンを走らせた。
レオンもダンもマリアのカルバン語で慣れていたのできちんと板書の内容も理解できた。
「モンスターたちにはそれぞれ属性がある」
ジョバンニはそう言って更に黒板にいくつかの単語を書いた。
「水、火、風、雷、氷、草、土、光、闇など。魔法にそれぞれの属性があるように、魔物たちにも属性が存在する。細かく分けると複合形もあるのでもっとあるが、基本はこの9種類」
そう言ってジョバンニはさらに板書を続ける。
「子どものうちはそれほど強くないが、次第に大人になると強い属性に変わるのが一般的だ」
ジョバンニはギョロリとした目を忙しく動かしながら興奮ぎみに説明する。
「じゃあいずれは別の属性になるってことですか?」
ダンは首をかしげて尋ねる。
「そういうことになる。だが、魔物は君たちが思っている以上に長生き。私も途中で属性が変わるところは滅多に見ることはない。そして、召喚するのにこの属性が関係してくる」
そう言ってジョバンニは黒板からこちらに振り返った。
「相性ということですか?」
レオンが尋ねると、ジョバンニはゆっくりと頷く。
「主人である人間の属性が魔物と同じか優位な属性。例えば人間が水だと火の魔物に強くなるため従属しやすいということがある」
なるほど。
「まぁレオンは全ての属性の上に立つ光属性だからそれほど関係はないがな」
ジョバンニの付け足しにレオンは吹き出しそうになる。
「何でそんなこと知っておられるんですか?」
慌てて聞く。
ジョバンニは、なんのことか分からないような表情でレオンを見た。
「そりゃあ、この島始まって以来の秀才とあっという間に先生方の噂の的だからな」
ジョバンニは何事でもないようにそう言った。
ダンも呆れたような笑いを浮かべながら「すごいな。レオンは」と呟いた。
レオンはというとそんな自覚もなければ実感もないので困ったように笑うしかない。
「話がそれてしまったが、今日は召喚の仕方を教えるんだったな」
そう言うと、ジョバンニは黒板にその手順を書き出した。
用は心を通わせ、魔物の方が召喚獣になることを認めると名前をつけてやるといいのだそうだ。
「名前…」
そう言われ、不意にレオンはポックを思い出す。
決して忘れているわけではない。
ここに来て数日。
ポックやマーフィーは今ごろどうしているのだろう?
こんなに離れて過ごしたのは出会ってから初めてだ。
この島に来て、何があったのかもわからず数日を過ごしている。
窓の外を眺めるのは、脱走のためだけではない。
目の前に広がる大密林。
その中にもしかしたらポックたちがいるかもしれない。
「ポック…」
思わず呟いたレオンにダンも反応する。
もしかしたら同じことを考えていたのかもしれない。
ダンもマーフィをとても可愛がっていたし、ポックのことを心配している。
探しにいきたい気持ちは同じだ。
「ポックどうしてるかなぁ?」
談話室で話をしたのは昨日の夜のことだ。
ちょっとだけ間を置いて、ダンはそっとレオンの背中に手を回すと2回、軽く叩いた。
「大丈夫」とか「安心しろ」とでも言いたげなダンの優しさを感じた。
ポックやマーフィ。
彼らなら大丈夫。
いつか必ず会える!
そう信じることしか今はできないし、どうすればいいのかわからないのは不安だが、今は我慢。
この状況で会いに行くことや探しに行くことは極めて困難だ。
会いに来てくれないかなぁ…。
淡い期待を抱くがそれも難しいだろう。
どうしたものか…。
そう思った陰鬱なレオンにとって、その後のジョバンニの言葉はまさに神の声に聞こえた。
「次の時間、実際に召喚を体験してもらう。この建物を出て森の中に入ってもらう。実地研修だ!」
相変わらずのロートーンだが、そのときのジョバンニの声だけは、レオンを光の中へ引きずり出すような異様なパワーがあった。
思わずレオンは自分の時間割りを確認する。
「明日の1時間目!!!」
小声だが、興奮したレオンの声にダンも嬉しそうにニコニコしながら眺めた。
ダンにしてもポックやマーフィに会えるかもしれないチャンスなのだから。
その時、授業の終わりを告げる鐘が鳴った。
「明日の持ち物を書いておくから板書するように!」
そう言って消えたジョバンニ。
レオンは呆けていた自分に気づくと、再びペンを走らせた。
次はジョバンニによる魔物学。
あの不気味な部屋の授業だ。
部屋の前でアンナと合流する。
簡単にさっきの出来事をかいつまんで話した。
「何それ?!」
アンナは呆れた表情でそう言った。
「でもね、そんな人たち。他にもいっぱいいるみたいよ。マリアが言ってた。まぁ気を付けましょう。変な人に目をつけられたら面倒で仕方ないわ」
ため息混じりにそう言うと、部屋の方に向き直るアンナ。
「さっ、行くわよ」
自分自身を鼓舞するように呟くと、アンナは不気味な部屋への扉に手を掛けた。
*****
サイクロプスの生首が睨む中で、レオンだけではなく他の生徒たちも首を亀のようにして周りを見回している。
遮光カーテンになっているので、カーテンの隙間から光が何ヵ所か差している以外は真っ暗なこの部屋は昼間なのにかなり不気味だ。
そこに先生が現れた。
ライモンダは砂が舞い散ってその中から現れたが、その先生は青い炎から突然現れた。
ジョバンニ先生はヒョロッと背の高い初老の男性で垂れ下がるような鼻が特徴的な先生だった。
ボソボソと話すジョバンニ。
ダンやアンナと並んで教室の真ん中辺りに座るが、もう少し前に座ればよかったかも、少し後悔した。(この気味の悪い教室の前に座る勇気はなかったが…)
「これから魔物学の授業を始めます。私はジョバンニ。ここでは世に蔓延る魔物について学びます」
そう言うと、ジョバンニは一定のロートーンで魔物の定義などについて話始めた。
魔物には様々な種類があるが、魔獣系やドラゴン系、植物系、虫系、物質系等のいくつかの系統に分けることができる。
人間も魔獣系の生き物からの派生と考える学者も多い。
同じ種類の魔物にも亜種や属性があり、その属性は魔法の属性とよく似ている。
などなど。
知っていると言えば何となく知ってはいるが、系統立てて説明されるとなるほどと頷ける話が続いた。
ダンも勉強は嫌いだ、とかなんとか言っていたが興味津々でジョバンニの黒板の文字を板書している。
チラッと見たダンの文字は流れるように美しい。
いつのまに練習したのだろう?とレオンは密かに思った。
まさかマリアに個人的に手解きを受けたとか?
そう考えていたレオンだったが、次の瞬間凍りつくことになる。
「では次に、『召喚』というものについて話そうと思う」
そう言うと、ジョバンニは何も言わずに頭上に手をかざした。
するとそこから信じられないことに小さなドラゴンが飛び出したのだ。
「!?」
レオンだけではなく一同唖然とする。
何もないまさに空気中から魔物が飛び出したのだから。
「驚くのも無理はない。だがこれが『召喚』というものだ」
そう言うと、ジョバンニは話を続ける。
「魔物とは心を通わせることができ、そしてなおかつある程度の信頼関係を結ぶことによって魔物側から召喚を申し出てくる」
そう話ながらジョバンニは黒板に要点をまとめていく。
レオンたちは慌ててそれを書き写した。
「申し出を受けることで、その魔物は召喚獣となり、召喚獣を従えるものを召喚士、もしくは魔物マスターとなる。召喚士は誰でもなれるものではなく、魔物との相性もあるのでなりたいと思ってなれるものは極めて少ない」
そう言うと、生徒たちを見回した。
「君たちの中にも何人いるかな?」
ジョバンニはそう言うと、レオンとバチッと音がするくらいの勢いで目があった。
ジョバンニは目の奥に入り込んでくるような視線をレオンに送ったが、何も言うことなく話を続けた。
「それでは召喚について話をしよう」
そう言うと、黒板に几帳面な字で召喚のメカニズムについて書き始めた。
今の一瞬の間。
何だったのだろう?
レオンは怪訝に思ったが、次の瞬間、すごい勢いで板書が進んでいることに気づく。
レオンは慌ててペンを走らせた。
レオンもダンもマリアのカルバン語で慣れていたのできちんと板書の内容も理解できた。
「モンスターたちにはそれぞれ属性がある」
ジョバンニはそう言って更に黒板にいくつかの単語を書いた。
「水、火、風、雷、氷、草、土、光、闇など。魔法にそれぞれの属性があるように、魔物たちにも属性が存在する。細かく分けると複合形もあるのでもっとあるが、基本はこの9種類」
そう言ってジョバンニはさらに板書を続ける。
「子どものうちはそれほど強くないが、次第に大人になると強い属性に変わるのが一般的だ」
ジョバンニはギョロリとした目を忙しく動かしながら興奮ぎみに説明する。
「じゃあいずれは別の属性になるってことですか?」
ダンは首をかしげて尋ねる。
「そういうことになる。だが、魔物は君たちが思っている以上に長生き。私も途中で属性が変わるところは滅多に見ることはない。そして、召喚するのにこの属性が関係してくる」
そう言ってジョバンニは黒板からこちらに振り返った。
「相性ということですか?」
レオンが尋ねると、ジョバンニはゆっくりと頷く。
「主人である人間の属性が魔物と同じか優位な属性。例えば人間が水だと火の魔物に強くなるため従属しやすいということがある」
なるほど。
「まぁレオンは全ての属性の上に立つ光属性だからそれほど関係はないがな」
ジョバンニの付け足しにレオンは吹き出しそうになる。
「何でそんなこと知っておられるんですか?」
慌てて聞く。
ジョバンニは、なんのことか分からないような表情でレオンを見た。
「そりゃあ、この島始まって以来の秀才とあっという間に先生方の噂の的だからな」
ジョバンニは何事でもないようにそう言った。
ダンも呆れたような笑いを浮かべながら「すごいな。レオンは」と呟いた。
レオンはというとそんな自覚もなければ実感もないので困ったように笑うしかない。
「話がそれてしまったが、今日は召喚の仕方を教えるんだったな」
そう言うと、ジョバンニは黒板にその手順を書き出した。
用は心を通わせ、魔物の方が召喚獣になることを認めると名前をつけてやるといいのだそうだ。
「名前…」
そう言われ、不意にレオンはポックを思い出す。
決して忘れているわけではない。
ここに来て数日。
ポックやマーフィーは今ごろどうしているのだろう?
こんなに離れて過ごしたのは出会ってから初めてだ。
この島に来て、何があったのかもわからず数日を過ごしている。
窓の外を眺めるのは、脱走のためだけではない。
目の前に広がる大密林。
その中にもしかしたらポックたちがいるかもしれない。
「ポック…」
思わず呟いたレオンにダンも反応する。
もしかしたら同じことを考えていたのかもしれない。
ダンもマーフィをとても可愛がっていたし、ポックのことを心配している。
探しにいきたい気持ちは同じだ。
「ポックどうしてるかなぁ?」
談話室で話をしたのは昨日の夜のことだ。
ちょっとだけ間を置いて、ダンはそっとレオンの背中に手を回すと2回、軽く叩いた。
「大丈夫」とか「安心しろ」とでも言いたげなダンの優しさを感じた。
ポックやマーフィ。
彼らなら大丈夫。
いつか必ず会える!
そう信じることしか今はできないし、どうすればいいのかわからないのは不安だが、今は我慢。
この状況で会いに行くことや探しに行くことは極めて困難だ。
会いに来てくれないかなぁ…。
淡い期待を抱くがそれも難しいだろう。
どうしたものか…。
そう思った陰鬱なレオンにとって、その後のジョバンニの言葉はまさに神の声に聞こえた。
「次の時間、実際に召喚を体験してもらう。この建物を出て森の中に入ってもらう。実地研修だ!」
相変わらずのロートーンだが、そのときのジョバンニの声だけは、レオンを光の中へ引きずり出すような異様なパワーがあった。
思わずレオンは自分の時間割りを確認する。
「明日の1時間目!!!」
小声だが、興奮したレオンの声にダンも嬉しそうにニコニコしながら眺めた。
ダンにしてもポックやマーフィに会えるかもしれないチャンスなのだから。
その時、授業の終わりを告げる鐘が鳴った。
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