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プロローグ
寝起き
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「あなた…面白そうね」
…なんだ?誰だ?知らない女の声だ。
「良いわ。あの人が尽きてからずっと退屈だったの」
あの人?尽きた?何の話だ?
「ーーなのね、ーーはーーーからー」
急に頭が痛い。音がノイズみたいになって聞き取れない。
「だから…よろしくね♪」
何を…よろしくなのだろう。大事な部分をまるで聞き取れなかった。
「…きろ…」
また声だ…。今度は男の。
「…きろ…せい…お…」
…畜生。男かよ。男には興味ねぇんだよ。
どうせなら…
☆●◇■△▼*▽▲□◆○★
「…さっきの美少女風な女の子の声と代われ~」
「おい起きろ!誠司!」
「うわっ!?先生!?」
目の前に現れたのは一人の男教師。
そして教師という名のフィールド。周りの生徒達は俺と先生を熱心に見つめている。
「まったく…また居眠りか」
「あはは…すみません先生」
「…それじゃ、続きから読むぞー。おじいさんは山へ…」
先生は俺から目を離し、授業を始めた。いや、再開したと言うのが正しいのだろう。周りのクラスメイト達も授業に再び集中するのだが、ただ一人だけ、未だに俺に執着する者が一人。
「ぷひゅ…誠司怒られてやんの。恥~ずかし」
「あのな…」
隣の席の女子…女子?生徒だ。
確かにこの女子生徒の言う通り、授業中に居眠りして、皆からの視線を集中砲火。怒られて、変な寝言まで言って恥ずかしい限りだ。
だが、コイツだけには言われたくない。
そう、なぜならコイツは…
「二回留年して未だに卒業できない二十歳のお前には言われたくねーわ」
「…てへぺろ?」
「いや、てへぺろじゃねーんだわ」
なんと俺の隣の席の女子生徒は"高校三年生"という肩書きを持っているが、中を覗けば"二回留年した二十歳ウーマン"という実態が顕になるのだ。
更にそれだけでは無い。何を隠そうこの女子生徒…
「おい誠司、奈緒うるさいぞ。姉弟喧嘩なら休み時間にやれ」
俺の実の姉である。
「は~い、すみません先生」
「奈緒…お前分かってんだろうな?次留年したら…」
「わ、分かってますって…」
「ん、なら良い」
松谷 奈緒。
俺、松谷 誠司の実の姉。運動はかなりできるが、勉強が壊滅的。俺も他人にどうこう言えるほど頭が良い訳では無いが、そんな俺でもどうこう言えてしまうほどに成績が悪い。それは何故か。簡単だ。
「姉貴…」
「ん?」
「さっきまで寝てたろ」
「…寝てない」
「本当は?」
「寝てないったら寝てない」
「…先生!」
「今度はなんだ誠司」
俺は隣の席を指さしながら言った。
「…寝てましたよね?」
「…寝てたな」
「…ありがとうございます」
俺は先生の答えを聞き、先生に一例してから隣をさしていた指を下ろした。
「…なぁおい」
「…はい」
「…寝てたじゃねぇか」
「…ごめんなさい」
「…なんで嘘ついたん?」
「…」
「…」
「…姉としての…威厳を…」
「今更ねぇよ、んなもん」
俺と同様…いや、俺以上に適当で不真面目寄りな性格なのだ。気が抜けていると言うか何と言うか。
それから授業は何事も無く進行し、あっという間に昼休みになった。
…なんだ?誰だ?知らない女の声だ。
「良いわ。あの人が尽きてからずっと退屈だったの」
あの人?尽きた?何の話だ?
「ーーなのね、ーーはーーーからー」
急に頭が痛い。音がノイズみたいになって聞き取れない。
「だから…よろしくね♪」
何を…よろしくなのだろう。大事な部分をまるで聞き取れなかった。
「…きろ…」
また声だ…。今度は男の。
「…きろ…せい…お…」
…畜生。男かよ。男には興味ねぇんだよ。
どうせなら…
☆●◇■△▼*▽▲□◆○★
「…さっきの美少女風な女の子の声と代われ~」
「おい起きろ!誠司!」
「うわっ!?先生!?」
目の前に現れたのは一人の男教師。
そして教師という名のフィールド。周りの生徒達は俺と先生を熱心に見つめている。
「まったく…また居眠りか」
「あはは…すみません先生」
「…それじゃ、続きから読むぞー。おじいさんは山へ…」
先生は俺から目を離し、授業を始めた。いや、再開したと言うのが正しいのだろう。周りのクラスメイト達も授業に再び集中するのだが、ただ一人だけ、未だに俺に執着する者が一人。
「ぷひゅ…誠司怒られてやんの。恥~ずかし」
「あのな…」
隣の席の女子…女子?生徒だ。
確かにこの女子生徒の言う通り、授業中に居眠りして、皆からの視線を集中砲火。怒られて、変な寝言まで言って恥ずかしい限りだ。
だが、コイツだけには言われたくない。
そう、なぜならコイツは…
「二回留年して未だに卒業できない二十歳のお前には言われたくねーわ」
「…てへぺろ?」
「いや、てへぺろじゃねーんだわ」
なんと俺の隣の席の女子生徒は"高校三年生"という肩書きを持っているが、中を覗けば"二回留年した二十歳ウーマン"という実態が顕になるのだ。
更にそれだけでは無い。何を隠そうこの女子生徒…
「おい誠司、奈緒うるさいぞ。姉弟喧嘩なら休み時間にやれ」
俺の実の姉である。
「は~い、すみません先生」
「奈緒…お前分かってんだろうな?次留年したら…」
「わ、分かってますって…」
「ん、なら良い」
松谷 奈緒。
俺、松谷 誠司の実の姉。運動はかなりできるが、勉強が壊滅的。俺も他人にどうこう言えるほど頭が良い訳では無いが、そんな俺でもどうこう言えてしまうほどに成績が悪い。それは何故か。簡単だ。
「姉貴…」
「ん?」
「さっきまで寝てたろ」
「…寝てない」
「本当は?」
「寝てないったら寝てない」
「…先生!」
「今度はなんだ誠司」
俺は隣の席を指さしながら言った。
「…寝てましたよね?」
「…寝てたな」
「…ありがとうございます」
俺は先生の答えを聞き、先生に一例してから隣をさしていた指を下ろした。
「…なぁおい」
「…はい」
「…寝てたじゃねぇか」
「…ごめんなさい」
「…なんで嘘ついたん?」
「…」
「…」
「…姉としての…威厳を…」
「今更ねぇよ、んなもん」
俺と同様…いや、俺以上に適当で不真面目寄りな性格なのだ。気が抜けていると言うか何と言うか。
それから授業は何事も無く進行し、あっという間に昼休みになった。
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