ダンボールの中身は捨て幼女でした

ルナ

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日常

初めての回転する生魚【順番待ち編①】

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「さて、と…」

 寿司屋の順番待ちの間、暇を持て余したので俺と心美は近くのコンビニに向かう事になり只今到着。
 うーむ。コンビニに着いたのは良いがどうしよう。"買い食い"を除いてできる事と言えば…

①雑誌の立ち読み
②トイレ休憩
③オモチャ…?

 さて…また選択肢か。

①はなぁ…普通の少年マンガや少女マンガだけが売っているならまだしも、ちょっとトイレ近くに並んでいる雑誌がアウトな気がするのでとりあえずは無しの方向で。
②は別にしなくても良いかな今のところ。
んで、また消極的に行くと③が残るのか。
 自分で案を出しといて言うのもアレだが、何だ"オモチャ"って。心美と二人で遊べる玩具でも見つけて買えってか?

(…ここは心美に委ねるか)

「心美」
「うん?」
「何か欲しいのあるか?やりたい事でも良いぞ。買ってあげるからな~」
「ん~えっとね…」

 突然要望の話を振られた心美はコンビニの商品棚に並んでいる多数の商品を見定めながらウロウロし始める。
 やがて何かを見つけたのか、小走りで俺の元へ戻って来た。

「おっ?何かあったか?」
「これっ!」

 缶ビール

「戻して来なさい」
「なんでぇ!?」
「お酒は二十歳になってから!」
「うぅぅ…。なんでもかってくれるっていったのにぃ…おにーちゃんのウソツキ」

 最終的に俺が悪者にされてしまった。
 すまんな心美。ソレはさすがに買ってあげられないよ。買わないし、買えないんだ。俺まだ高校生だし。ってか、"何でも"買ってあげるなんて言った覚えは無いぞ。そしてなぜ初手から缶ビールをチョイスした…。

「…テレビで知らないおじさんがおいしそーにゴクゴクのんでたから」
「知らないおじさんの真似をしてはいけません」
「は~い」

 腑抜けた声で返された…。お兄ちゃん少し心配です。

「あ~ほら、もっと何かあるだろ?もうちょっと探してごらん」
「むぅ~…じゃあコレっ」

 そう言って心美が俺に突きつけた物は。

 ナイフ

「かねをだせーっ!」
「ぎゃああああああああああぁぁぁ」

 心美がグレた。
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