②女を忌み嫌い性欲が無い俺がハーレムパーティでなんだかんだする話

ルナ

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【11】絶望

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「…ふぇ?」
「隕石です」
「隕石!?」
「はい、この跡地。上空から大きな何かが落下してできた形です。恐らくアナタは隕石の下敷きになり、死んでここに転生した。という事になりますね」
「な~んだ、隕石だったのか。うむ。これで一件落着…」
「な・わ・け・あるかああああああああああ」

 俺は全力で叫び散らかした。何も一件落着してないぞ。レティナも周りの奴らも妙に納得しようとしているが、そんなの俺は許さん。

「受け入れろと!?ちょっと人が心地よく仮眠してる間に自宅に隕石落ちてきて生まれ変わりました~。って!受け入れろと!?」
「しょうがないでは無いか。もう既に起こってしまった事だ。にしても不運だったな」
「不運で済むかこんな話いいいいいいいい」
「日頃の行いが悪いからそうなるのさ。お前、生前何か悪い事したんじゃないか?」
「ぅ…まぁ、少し学校さぼってゴロゴロと…」
「なら天罰だ。受け入れるんだな」
「そんな…そんなぁ…「自宅でゴロゴロしてたら隕石落ちてきて異世界転生してた件について」なんてラノベができちまうよぉ…」

 俺はただひたすらにガックリと項垂れた。周囲の視線もどこか同情味を感じる。辛い。

「しかし分かったところでどうする…転生してきたこんな怪しい人間、いくら無害とはいえ、街に野放しにする訳にもなぁ…」
「お姉ちゃん、それなら…」
「む、どうしたスティナ。何か言い案があるのか?」

 俺の処遇に頭を抱えるレティナにスティナは耳打ちで何かを話し始めた。

「コショコショコショコショ」
「ほうほう」
「コショコショコショコショコーショコショ」
「ふむふむ、なるほどぉ…」
「…胡椒」
「うむ!分かった!」
「胡椒!?最後胡椒って言ったよな!?」

 明らかに最後調味料の名前が聞こえた気がした。

「ディス!あなたには今日からこの国のために働いてもらいます!」
「あ、嫌です。お疲れ様でした」
「…」

ドゴスッ

「…働いてもらいます」
「…はい」

 めり込んでいた。颯爽と逃げようとしたところ、レティナに壁ドン…いや、壁ドゴスされてしまった。俺の顔面のすぐ横にあった壁がレティナの拳によってめり込んでいた。
 パラパラと音を立てて床に落ちる壁の破片。ニッコニコのレティナ。どうやら選択肢は無いようだった。
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