②女を忌み嫌い性欲が無い俺がハーレムパーティでなんだかんだする話

ルナ

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【12】司法制度

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「判決…死刑」
「おい…どういう事だよ!レティナ!」
「仕方ない。これがこの国の司法制度なのだ」

 城の法廷にて簡易的に執り行われた裁判。足枷を付けられた少年は静かに泣いていた。





☆●◇■△▼*▽▲□◆○★





 翌日。俺は城の客室で一泊し、無事に朝を迎える事ができた。

「起きたか、ディス」

 寝室から出ると部屋の台所にレティナとスティナが立っていた。

「おはようございます!お兄さん!」
「ぅ…お、おはよう。何やってんだ?二人して」
「何って…見たら分かるだろう。貴様の朝食をこしらえていたのだ」

 ふむ。よく見たら確かに二人ともエプロンのような布を身につけていた。飯を作ってくれるのはありがたいのだが、果たして大丈夫だろうか…この姉妹。
 席に着いて待つこと十分後。

「できたぞ」

 差し出された皿には黒紫色のヘドロが乗っていた。

「ぅ…ぐぁ…しゃっ…バァッ…」

 しかも何か喋ってる。ちょっと動いてる。

「レティナさん…何だこれは」
「パンケーキ」
「ふざけるなああああああああああ」

 俺は勢いよく皿をひっくり返した。パンケーキと豪語されたダークマターは床に着地し、その床はゆっくりジュワァと音を立てながら溶けているようにも見える。

「ひいぃ!?」
「お兄さん、お姉ちゃんの料理は基本壊滅的ですから気をつけてください」
「うぅ…面目無い」

 その後、気を取り直して俺達三人は城の外で食事を取る事にした。オシャレなレストランで美味しそうなよく分からない料理を堪能し、それからはしばらく街の中を散歩する事になった。「せっかく城から出たのでお兄さんにこの国を少し紹介しましょう」というスティナの提案であった。

「お兄さん、あそこが銀行で、あっちがいつもお姉ちゃんと買い物に行くお店です」
「へー、なんか銀行とか店とか、日本とあんま変わんないんだな。建物の感じは日本じゃねーけど」

 高層ビルのような大きな建造物は城くらいで、あとはこじんまりとしたテントの商店。石造り、レンガ造りのレストランに、ザ・木造建築って感じの建物もちらほら見えた。
 二人の後を着いて行きながら辺りを見渡すと、少し離れた場所にある大きな建物が目に入った。赤レンガ造りの大きな城だ。

「おいスティナ。あれって…」
「あぁ、あれは裁判所です」
「あれ?俺この前城の中で裁判やったけど。あそこはまた違うのか?」
「この国の裁判所はあの建物と場内裁判所の二つあります」
「城内の揉め事や、国家転覆罪のように国そのものが揺らぐような事件は城で。それ以外は全てあっちの裁判所で、と決まっているんだ」

 二人の説明を聞きながら裁判所を眺める。そして裁判なんて二度と受けねぇぞと念じながら睨みつけた。

「なんだ、気になるのか?」
「いや、別に」
「まぁ、そう言うな。ディスも近い将来行く羽目になるかもしれないし、少し覗きに行ってみようじゃないか」
「どういう意味だゴラァ!」
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