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青前さんと僕
青前さんと僕 その1
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四月に入って新座はますます暖かくなってきた。朝と夕はまだ少し寒いくらいだが、昼には上着が要らないほどになる。町にある桜のつぼみは日ごとぷくぷくと開き始め、そこら中に宴会を煽る空気を振りまいている。
これを楽しさ欠乏症の新座市民が放っておけるわけもなく、町のあちこちでは満開の時期を待たずして、桜抜きの花見が催されている。平林寺の鬱蒼とした竹林から狸が顔を出すようになるのもこの季節である。
私の通う大学は長すぎた春休みからようやく目覚め、大量の新入学生を迎え入れた。学校へ行くと、未知なる希望に瞳を輝かせた彼、彼女らへ一枚でも多く勧誘チラシを押し付けるべく、コスプレめいた格好をしたサークル員がぎゅうぎゅうになって道を作っている。そういう景色を見ていると、輝かしきキャンパスライフから一歩引いた位置にいる私は少し後ろめたくなってくる。もしや私は、あまり新座に構っている場合ではないのではないかとさえ思う。しかしそんな気持ちも、アンリのオムライスを食べるとどうでもよくなってくる。
満腹ゆえの多幸感のせいか、それともマスター手製のオムライスに薬が盛られているせいなのかは定かではない。
〇
私には三月の中旬以来、顔を合わせていない人物が三人いた。ひとりがアマメ。もうひとりが郡司氏。そして最後のひとりが茂川先生である。所在不明、正体不明のアマメと郡司氏はともかくとして、准教授である茂川先生までも大学が始まってからも顔を見る日が無いので少し心配である。彼の失踪はきっと新座に――ひいては佐和田さんに関係があるに違いないが、話を聞く機会も無いので詳細はわからない。
さてその日、授業を終えて学友と別れた私は新座に戻り平林寺に来ていた。
昔から、平林寺に咲く桜は新座市内のみならず県内でも有名であった。それは市が浮上した今でも変わらず、この時期になると近隣から多くの人が集まって市内は割と賑やかになる。アンリが少しだけ混むようになるのもこの季節である。私が寺に来ていたのは、そういういつもの新座と違う空気を味わうのが好きだからに他ならない。
季節限定の桜色の絨毯を踏みしめながら遊歩道を歩いていると様々な人とすれ違う。若い親子連れや、ブロンドヘアーにバックパックの外国人観光客。ゾウキリン効果もまだ多少は残っているのか、例年よりも人が多い気がしなくもない。
私以外に人がいるという当たり前のことに、どこか感動を覚えながら歩いていると、道の端のベンチに座って生気の感じられない顔で虚空を見つめる老人がいた。半分だけ口を開き、黙っていたらそのまま魂が抜けてしまいそうな表情である。腰は曲がり、手の甲はしわだらけで、相当年老いていることを感じさせる。
老人の体調が心配になった私は思わず声をかけていた。
「大丈夫ですか。体調が優れないようでしたら、人を呼びますが」
「放っておけ。今の俺は体調も悪ければ機嫌も悪い」
その声で私は、目の前に座る老人が郡司氏であることに気が付いた。活力が垂れ流しになっていたような筋骨隆々な身体も今や見る影もなく、水をやっていない朝顔のようにしなびている。人間、少し見ない間にここまで老け込むようなことがあってもいいのだろうか。
私は改めて彼の隣に座ると、「郡司さん」と声を掛けた。
「どうしたというのですか、その姿は。何かあったのですか」
「なんだ。誰かと思えばユキヒトか。久しいな、二年ぶりか」
「まだひと月も経っていません。郡司さん、本当に大丈夫ですか」
「そう心配するな。寝起きのせいで頭がぼんやりとしているだけのことだ。何せ、ずいぶん長いこと眠っていた。まったく長い夢だった」
郡司氏はよぼよぼと立ち上がると、曲がっていた腰をなんとか真っ直ぐにして私に顔を向けた。彼の瞳は年老いた亀のようにどこか達観していた。
彼は「少し歩くか」と言って、散歩道をよたよた歩きだす。支えも無しに歩けているのが不思議なくらい、彼の足取りはおぼつかなかった。
私は郡司氏がいつ転んでもいいように、彼の隣に寄り添って共に歩いた。
「時にユキヒト、あの子は元気か?」
「あの子とは?」
「いつぞやの夜、お前と一緒に歩いてだろう。和花に似ていたあの子だ」
郡司氏の言う〝あの子〟とは青前さんのことらしい。私はアマメから聞いた話を思い浮かべながら、「元気ですよ」と答えた。
「最近、成人式がありましてね。振袖もよく似合っていて素敵でした。よければ今度、写真をお見せします」
「ほう。それは楽しみだ」と郡司氏は笑う。平林寺の木立に降り注ぐ春の陽光によく似合う、穏やかな笑みであった。
「しかし、お前もなかなか隅に置けない男だな」
「どういう意味でしょうか」
「あの子と〝いい関係〟なのだろう。まったく、人畜無害そうな顔をして、やることはきちんとやっているとはな」
「待ってください。誤解ですよ、郡司さん。そのようなことは決して」
「よいよい、誤魔化すな。若い男と女のことだ。恥ずかしがることでもない」
「誤魔化しているわけではないのです、本当に」
「からかいがいのある男だな。ますます楽しくなってきた」
「お止めください。新座は広いようで狭い。このような話をしていたら、どこから青前さんの耳に入ってしまうか――」
「待て。ユキヒト、今お前は〝青前〟と言ったのか?」
そう言って話を遮った郡司氏は、私の顔を睨みつけた。怒りの中にどこか恐れが混じったような表情であった。
訳も分からぬまま私が「そうですが」と答えたのと、郡司氏が私の襟首に掴みかかってきたのはほとんど同時のことであった。
「お前に娘はやらん! 娘はやらんぞ!」と、郡司氏は唾をまき散らしながら叫んだ。これではまるで呆けた老人だ。
「お、お待ちください郡司さん。私は彼女とそういう関係になった覚えはない。そもそも青前さんは貴方の娘のなどではないはずです」
「ええい、このたわけめ! 俺が娘の名前を忘れるほど〝もうろく〟に見えるか!」
「わかっています。確かに貴方の娘の名前は〝青前姫〟だ。それは間違いありません。でも、だからって貴方の娘があの青前さんと同一人物というわけではありません。私があの歌人、在原業平となんの関わりもないのと同じように」
「わけのわからんことを! いいか? 俺を騙そうとしたってそうはいかん! お前のようなどこぞの優男に――」
郡司氏は突然大きくむせ返り、苦しそうに咳を吐いた。何度か咳き込んだ彼はついにその場に膝を突き、胸の辺りをぐっと抑えた。私が慌てて駆け寄ると、彼は「近づくな!」と言って私の伸ばした手を振り払った。
「お前の哀れみなど死んでもごめんだ!」
「そのようなことを言っている場合ではないはずです。本当に死んでも知りませんよ。さあ、手を取ってください」
私の言葉を「黙っていろ」の一言で一蹴した郡司氏は辛うじて立ち上がると、己の精神だけで震える足を少しずつ動かし、まるで壊れたブリキ人形のような速度で歩いていった。私のみならず、周囲を歩いていた人も何度か彼に手を貸そうとしたが、彼はそれらの助けを受け入れるのを頑なに拒んだ。
郡司氏のちっぽけな背中は、ここにある私との距離以上に遠くにあるように見えた。
これを楽しさ欠乏症の新座市民が放っておけるわけもなく、町のあちこちでは満開の時期を待たずして、桜抜きの花見が催されている。平林寺の鬱蒼とした竹林から狸が顔を出すようになるのもこの季節である。
私の通う大学は長すぎた春休みからようやく目覚め、大量の新入学生を迎え入れた。学校へ行くと、未知なる希望に瞳を輝かせた彼、彼女らへ一枚でも多く勧誘チラシを押し付けるべく、コスプレめいた格好をしたサークル員がぎゅうぎゅうになって道を作っている。そういう景色を見ていると、輝かしきキャンパスライフから一歩引いた位置にいる私は少し後ろめたくなってくる。もしや私は、あまり新座に構っている場合ではないのではないかとさえ思う。しかしそんな気持ちも、アンリのオムライスを食べるとどうでもよくなってくる。
満腹ゆえの多幸感のせいか、それともマスター手製のオムライスに薬が盛られているせいなのかは定かではない。
〇
私には三月の中旬以来、顔を合わせていない人物が三人いた。ひとりがアマメ。もうひとりが郡司氏。そして最後のひとりが茂川先生である。所在不明、正体不明のアマメと郡司氏はともかくとして、准教授である茂川先生までも大学が始まってからも顔を見る日が無いので少し心配である。彼の失踪はきっと新座に――ひいては佐和田さんに関係があるに違いないが、話を聞く機会も無いので詳細はわからない。
さてその日、授業を終えて学友と別れた私は新座に戻り平林寺に来ていた。
昔から、平林寺に咲く桜は新座市内のみならず県内でも有名であった。それは市が浮上した今でも変わらず、この時期になると近隣から多くの人が集まって市内は割と賑やかになる。アンリが少しだけ混むようになるのもこの季節である。私が寺に来ていたのは、そういういつもの新座と違う空気を味わうのが好きだからに他ならない。
季節限定の桜色の絨毯を踏みしめながら遊歩道を歩いていると様々な人とすれ違う。若い親子連れや、ブロンドヘアーにバックパックの外国人観光客。ゾウキリン効果もまだ多少は残っているのか、例年よりも人が多い気がしなくもない。
私以外に人がいるという当たり前のことに、どこか感動を覚えながら歩いていると、道の端のベンチに座って生気の感じられない顔で虚空を見つめる老人がいた。半分だけ口を開き、黙っていたらそのまま魂が抜けてしまいそうな表情である。腰は曲がり、手の甲はしわだらけで、相当年老いていることを感じさせる。
老人の体調が心配になった私は思わず声をかけていた。
「大丈夫ですか。体調が優れないようでしたら、人を呼びますが」
「放っておけ。今の俺は体調も悪ければ機嫌も悪い」
その声で私は、目の前に座る老人が郡司氏であることに気が付いた。活力が垂れ流しになっていたような筋骨隆々な身体も今や見る影もなく、水をやっていない朝顔のようにしなびている。人間、少し見ない間にここまで老け込むようなことがあってもいいのだろうか。
私は改めて彼の隣に座ると、「郡司さん」と声を掛けた。
「どうしたというのですか、その姿は。何かあったのですか」
「なんだ。誰かと思えばユキヒトか。久しいな、二年ぶりか」
「まだひと月も経っていません。郡司さん、本当に大丈夫ですか」
「そう心配するな。寝起きのせいで頭がぼんやりとしているだけのことだ。何せ、ずいぶん長いこと眠っていた。まったく長い夢だった」
郡司氏はよぼよぼと立ち上がると、曲がっていた腰をなんとか真っ直ぐにして私に顔を向けた。彼の瞳は年老いた亀のようにどこか達観していた。
彼は「少し歩くか」と言って、散歩道をよたよた歩きだす。支えも無しに歩けているのが不思議なくらい、彼の足取りはおぼつかなかった。
私は郡司氏がいつ転んでもいいように、彼の隣に寄り添って共に歩いた。
「時にユキヒト、あの子は元気か?」
「あの子とは?」
「いつぞやの夜、お前と一緒に歩いてだろう。和花に似ていたあの子だ」
郡司氏の言う〝あの子〟とは青前さんのことらしい。私はアマメから聞いた話を思い浮かべながら、「元気ですよ」と答えた。
「最近、成人式がありましてね。振袖もよく似合っていて素敵でした。よければ今度、写真をお見せします」
「ほう。それは楽しみだ」と郡司氏は笑う。平林寺の木立に降り注ぐ春の陽光によく似合う、穏やかな笑みであった。
「しかし、お前もなかなか隅に置けない男だな」
「どういう意味でしょうか」
「あの子と〝いい関係〟なのだろう。まったく、人畜無害そうな顔をして、やることはきちんとやっているとはな」
「待ってください。誤解ですよ、郡司さん。そのようなことは決して」
「よいよい、誤魔化すな。若い男と女のことだ。恥ずかしがることでもない」
「誤魔化しているわけではないのです、本当に」
「からかいがいのある男だな。ますます楽しくなってきた」
「お止めください。新座は広いようで狭い。このような話をしていたら、どこから青前さんの耳に入ってしまうか――」
「待て。ユキヒト、今お前は〝青前〟と言ったのか?」
そう言って話を遮った郡司氏は、私の顔を睨みつけた。怒りの中にどこか恐れが混じったような表情であった。
訳も分からぬまま私が「そうですが」と答えたのと、郡司氏が私の襟首に掴みかかってきたのはほとんど同時のことであった。
「お前に娘はやらん! 娘はやらんぞ!」と、郡司氏は唾をまき散らしながら叫んだ。これではまるで呆けた老人だ。
「お、お待ちください郡司さん。私は彼女とそういう関係になった覚えはない。そもそも青前さんは貴方の娘のなどではないはずです」
「ええい、このたわけめ! 俺が娘の名前を忘れるほど〝もうろく〟に見えるか!」
「わかっています。確かに貴方の娘の名前は〝青前姫〟だ。それは間違いありません。でも、だからって貴方の娘があの青前さんと同一人物というわけではありません。私があの歌人、在原業平となんの関わりもないのと同じように」
「わけのわからんことを! いいか? 俺を騙そうとしたってそうはいかん! お前のようなどこぞの優男に――」
郡司氏は突然大きくむせ返り、苦しそうに咳を吐いた。何度か咳き込んだ彼はついにその場に膝を突き、胸の辺りをぐっと抑えた。私が慌てて駆け寄ると、彼は「近づくな!」と言って私の伸ばした手を振り払った。
「お前の哀れみなど死んでもごめんだ!」
「そのようなことを言っている場合ではないはずです。本当に死んでも知りませんよ。さあ、手を取ってください」
私の言葉を「黙っていろ」の一言で一蹴した郡司氏は辛うじて立ち上がると、己の精神だけで震える足を少しずつ動かし、まるで壊れたブリキ人形のような速度で歩いていった。私のみならず、周囲を歩いていた人も何度か彼に手を貸そうとしたが、彼はそれらの助けを受け入れるのを頑なに拒んだ。
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