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【17:一緒に食べようかと待ってた】
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神凪に何かが取り憑いて、そのせいで彼女のキャラが変わってる可能性がある。
トイレに座ってそんなことを長々と考えてたら、結構な時間が経ってしまった。もう『陰かわ眺め会』のやつらは学食に行ったかな?
教室に帰ると、期待通り高木たちはもういなかった。日和もどこに行ったのかいない。ホッとした。
席まで戻ると、神凪が俺の席に向かって自分の席にちょこんと横座りしてる。
「あ、天心君お帰り。大丈夫?」
心配そうな顔で、神凪が声をかけてくれた。やっぱり変だ。ごく普通の女の子って感じ。
今までならきっと、「戻って来たの? 何か変なものでも拾い食いしたんでしょ? あはははーアホね」とか言うに決まってる。
もしくは清楚を装って「柴崎君、大丈夫かしら? おほほほほアホね」と言うか。
あ、清楚バージョンでは『アホか』は言わないか。どうも俺の中では、勉強ができないコンプレックスで卑屈になってるな。いかんいかん。
いずれにしても、神凪のキャラがいつもと違うことは確かだ。いったいどんな邪神が神凪に取り憑いてるのか?
「あ、うん大丈夫だ。あれ? 神凪は昼メシはまだ食べてないの?」
「天心君と一緒に食べようかと思って、待ってた」
神凪はこくりと小首をかしげて、可愛らしく言った。
二重の美しい目。通った鼻筋。しゅっとした小顔。さらさらの黒髪ロング。
改めて見ても、やっぱりかなり整った顔だ。そんな美少女が、はにかんだような表情で、可愛らしく『待ってた』なんて……俺に言うはずがない。
しかもコイツの本性は、超攻撃的なヤツだ。神凪に何かが取り憑いてるっていう仮説は、きっとほぼほぼ正解だな。
となると、この手作り弁当を食べていいものか? 何か、毒でも入ってやしないか?
そんなことを考えてると、神凪は机の上の自分の弁当を持って、蓋を開いた。量は少なめだけど、俺の弁当とまったく同じおかずだ。
神凪は「いただきまーす」と手を合わせて、弁当を食べ始めた。
その姿をぼんやり見てると、弁当を食べようとしない俺に気づいて「ん?」と声を出した。
「天心君、何を見とれてるのかな?」
「あ、いや……」
警戒して弁当に箸をつけられないなんて言えない。
「食べないなら、もらい!」
神凪はいきなり俺の前の弁当に箸を伸ばし、ベーコンを箸でつかんだ。
え? 自分の弁当にも入ってるのに、なんで?
「嘘よ。はいっ」
呆然と口をぽかんと開けてたら、神凪が素早く箸を動かして、俺の口の中にベーコンを突っ込む。
口の中にジュワッと広がる香ばしいベーコンの香りとクレージーソルトの味。
「美味い!」
思わず言葉が口に出て、ベーコンを飲み込んだ。めっちゃ美味いじゃないか。
「でしょー!」
神凪は満足そうに微笑んでる。
あ、やべ。
これではまるで、恋人同士がやる『あーんして』だ。
し、しかも神凪が口をつけた箸を、俺の口の中に……
これってこの世のどこかに存在すると噂されている『間接キス』というヤツでは?
こ、これはヤバすぎだろ。
心臓が爆発しそうだ。
これが神凪に取り憑いてる邪神の攻撃方法か? しかもこんなのを周りに見られたら、俺はリンチに合う!
慌てて教室を見回したけど、みんな自分達の会話や食事に熱心で、誰もこちらには気づいてない。
『陰かわ眺め会』メンバーもまだ帰ってきてないし、俺の命は助かった。
──いや、このままじゃまずい。
「おい、神凪。ちょっと来てくれ」
小声で言って、外に出るように廊下を指差す。
「なに? お弁当食べてからじゃダメ?」
「ダメ。それじゃあ遅いんだよ」
神凪は渋々立ち上がって、俺の後をついてきた。
階段の踊り場に行って、神凪と向き合う。
「なあ神凪。弁当はありがたいんだけど、あの……」
「なに?」
神凪は不思議そうな顔をして、こくんと小首を傾げる。
──あ、可愛い。
って、そうじゃなくて。
「お前、何かに取り憑かれてないか?」
「何かってなに?」
「いや、わからないけど……」
神凪はキョロキョロと自分の身体を見回した。
「何も見えないけど、天心君には何か見えてる?」
「そうじゃない。俺にも何も見えないけど……神凪のキャラがずいぶん変わってるから、きっと何かが取り憑いてるんだよ」
神凪は一瞬きょとんとして、それから妙に納得顔になった。
「ああ、それね。私、清楚を装うのをやめた。特に天心君の前では」
「へっ? なんで?」
「なんでって……もう少し素直に自分を出した方がいいかなって。それだけ」
素直に自分を出すって……時にはあの攻撃的な姿も素直に出すってことか?
怖ぇ~!
やっぱできるだけ、コイツとは距離を置こう。
「ホントに大丈夫か? その心境の変化も、邪神とかが取り憑いてるせいでは?」
「安心して。何も見えないし、なによりウチは神社よ。毎日神様の元に帰ってるんだし、毎週一回はご祈祷してる。だから大丈夫」
そうか。何も取り憑いてないなら、それは良かった。だけど、高木達や他のクラスメイトの目を考えると、はいそうですかとは言えない。
「それはわかった。でも教室内で親しげにするのはやめてくれ」
「あ……」
神凪は、急に顔を曇らせた。
「やっぱり迷惑なんだ。天心君は、私のこと、嫌いだもんね。今までも迷惑そうにしてたし」
「いや、そうじゃない」
確かに攻撃的な時は怖いけど、嫌いってわけじゃない。そんな悲しい顔をされたら、なんだか俺が悪いことしてるみたいじゃないか。いや、悪いことしてるな。せっかく俺のために弁当を作ってきてくれた神凪をじゃけんにしてるし。
「そうじゃないなんて、嘘でしょ?」
「違うって。嫌いなら、わざわざ心配して助けに行ったりしないし」
「そっか」
神凪は、少しホッとした表情をしてる。
まあ時々見せる攻撃的な姿は怖くもあるんだけど。でも色々俺に構ってくれることには、ホントは感謝してる。こんな美少女が俺に普通に話しかけてくれるなんて、普通に考えたら奇跡だ。しかも今みたいに素直な感じなら、見た目は凄く可愛いんだし、もっといいんだけどなぁ。
でもやっぱり俺が人気女子と仲良くするのを快く思わないヤツもいるし、特に『陰かわ眺め会』のやつらなんて、ストレートに嫉妬をぶつけてくるからめんどくさい。
「でも教室では同級生の目もあるし。あんまり親しげにするのは良くないと思う」
神凪は真顔で俺を見て、ぽつんと呟く。
「だね。付き合ってるわけじゃないし」
「そ、そだよな」
できるだけ冷静に答えたけど、付き合うって言葉にドキッとした。
心臓が口から飛び出るかと思った。
それは二つの意味で。
一つは、こんな可愛い子と付き合うってことと……
もう一つは、こんな攻撃的な女子と付き合うなんて恐ろしいってこと。
いや、よく考えたら、別に神凪から付き合ってくれって言われたわけじゃないし、そんなことを言われるはずもない。
勝手に俺が想像を膨らませて、勝手にドキドキしてるだけだ。アホらし。
「だから誰かがいる所では、できるだけさりげなく接しような」
「うん、わかった」
「あ、弁当はホントに美味しいし、ありがたく思ってるから」
そう言うと、神凪はニコッと笑った。
やっぱ可愛い。
「じゃあ俺、先に戻って残りを食べるから」
神凪の顔をこれ以上見てると、さらにドキドキするし、一緒に戻るのは周りの目を考えると良くないと考えて、早足で教室に戻った。
席に戻って、急いで弁当を食べる。
確かに美味い!
しかもこれだけの種類のおかずを作るなんて、ホントに手間がかかったろうなぁ。神凪様、ありがとう。ぺこり。
面と向かってはなかなか言えないから、心の中で礼を言った。
夢中で食ってる最中に神凪が帰ってきた。俺の食いっぷりを満足そうに眺めて、彼女は何も言わずに席に着いた。
弁当を食べ終わり、さりげなく弁当箱を返して、小さな声で「ごちそうさま」と礼を言った。
「どういたしまして。美味しかった?」
「ああ、そりゃとっても」
「そう。よかった」
「あ、ありがとな」
ぎごちないけど、なんとか礼を言えたよ。
俺の返事に満足そうな笑顔を浮かべた神凪は、その後は何も言わずにいつものように、清楚でクールな雰囲気で一日を過ごした。
トイレに座ってそんなことを長々と考えてたら、結構な時間が経ってしまった。もう『陰かわ眺め会』のやつらは学食に行ったかな?
教室に帰ると、期待通り高木たちはもういなかった。日和もどこに行ったのかいない。ホッとした。
席まで戻ると、神凪が俺の席に向かって自分の席にちょこんと横座りしてる。
「あ、天心君お帰り。大丈夫?」
心配そうな顔で、神凪が声をかけてくれた。やっぱり変だ。ごく普通の女の子って感じ。
今までならきっと、「戻って来たの? 何か変なものでも拾い食いしたんでしょ? あはははーアホね」とか言うに決まってる。
もしくは清楚を装って「柴崎君、大丈夫かしら? おほほほほアホね」と言うか。
あ、清楚バージョンでは『アホか』は言わないか。どうも俺の中では、勉強ができないコンプレックスで卑屈になってるな。いかんいかん。
いずれにしても、神凪のキャラがいつもと違うことは確かだ。いったいどんな邪神が神凪に取り憑いてるのか?
「あ、うん大丈夫だ。あれ? 神凪は昼メシはまだ食べてないの?」
「天心君と一緒に食べようかと思って、待ってた」
神凪はこくりと小首をかしげて、可愛らしく言った。
二重の美しい目。通った鼻筋。しゅっとした小顔。さらさらの黒髪ロング。
改めて見ても、やっぱりかなり整った顔だ。そんな美少女が、はにかんだような表情で、可愛らしく『待ってた』なんて……俺に言うはずがない。
しかもコイツの本性は、超攻撃的なヤツだ。神凪に何かが取り憑いてるっていう仮説は、きっとほぼほぼ正解だな。
となると、この手作り弁当を食べていいものか? 何か、毒でも入ってやしないか?
そんなことを考えてると、神凪は机の上の自分の弁当を持って、蓋を開いた。量は少なめだけど、俺の弁当とまったく同じおかずだ。
神凪は「いただきまーす」と手を合わせて、弁当を食べ始めた。
その姿をぼんやり見てると、弁当を食べようとしない俺に気づいて「ん?」と声を出した。
「天心君、何を見とれてるのかな?」
「あ、いや……」
警戒して弁当に箸をつけられないなんて言えない。
「食べないなら、もらい!」
神凪はいきなり俺の前の弁当に箸を伸ばし、ベーコンを箸でつかんだ。
え? 自分の弁当にも入ってるのに、なんで?
「嘘よ。はいっ」
呆然と口をぽかんと開けてたら、神凪が素早く箸を動かして、俺の口の中にベーコンを突っ込む。
口の中にジュワッと広がる香ばしいベーコンの香りとクレージーソルトの味。
「美味い!」
思わず言葉が口に出て、ベーコンを飲み込んだ。めっちゃ美味いじゃないか。
「でしょー!」
神凪は満足そうに微笑んでる。
あ、やべ。
これではまるで、恋人同士がやる『あーんして』だ。
し、しかも神凪が口をつけた箸を、俺の口の中に……
これってこの世のどこかに存在すると噂されている『間接キス』というヤツでは?
こ、これはヤバすぎだろ。
心臓が爆発しそうだ。
これが神凪に取り憑いてる邪神の攻撃方法か? しかもこんなのを周りに見られたら、俺はリンチに合う!
慌てて教室を見回したけど、みんな自分達の会話や食事に熱心で、誰もこちらには気づいてない。
『陰かわ眺め会』メンバーもまだ帰ってきてないし、俺の命は助かった。
──いや、このままじゃまずい。
「おい、神凪。ちょっと来てくれ」
小声で言って、外に出るように廊下を指差す。
「なに? お弁当食べてからじゃダメ?」
「ダメ。それじゃあ遅いんだよ」
神凪は渋々立ち上がって、俺の後をついてきた。
階段の踊り場に行って、神凪と向き合う。
「なあ神凪。弁当はありがたいんだけど、あの……」
「なに?」
神凪は不思議そうな顔をして、こくんと小首を傾げる。
──あ、可愛い。
って、そうじゃなくて。
「お前、何かに取り憑かれてないか?」
「何かってなに?」
「いや、わからないけど……」
神凪はキョロキョロと自分の身体を見回した。
「何も見えないけど、天心君には何か見えてる?」
「そうじゃない。俺にも何も見えないけど……神凪のキャラがずいぶん変わってるから、きっと何かが取り憑いてるんだよ」
神凪は一瞬きょとんとして、それから妙に納得顔になった。
「ああ、それね。私、清楚を装うのをやめた。特に天心君の前では」
「へっ? なんで?」
「なんでって……もう少し素直に自分を出した方がいいかなって。それだけ」
素直に自分を出すって……時にはあの攻撃的な姿も素直に出すってことか?
怖ぇ~!
やっぱできるだけ、コイツとは距離を置こう。
「ホントに大丈夫か? その心境の変化も、邪神とかが取り憑いてるせいでは?」
「安心して。何も見えないし、なによりウチは神社よ。毎日神様の元に帰ってるんだし、毎週一回はご祈祷してる。だから大丈夫」
そうか。何も取り憑いてないなら、それは良かった。だけど、高木達や他のクラスメイトの目を考えると、はいそうですかとは言えない。
「それはわかった。でも教室内で親しげにするのはやめてくれ」
「あ……」
神凪は、急に顔を曇らせた。
「やっぱり迷惑なんだ。天心君は、私のこと、嫌いだもんね。今までも迷惑そうにしてたし」
「いや、そうじゃない」
確かに攻撃的な時は怖いけど、嫌いってわけじゃない。そんな悲しい顔をされたら、なんだか俺が悪いことしてるみたいじゃないか。いや、悪いことしてるな。せっかく俺のために弁当を作ってきてくれた神凪をじゃけんにしてるし。
「そうじゃないなんて、嘘でしょ?」
「違うって。嫌いなら、わざわざ心配して助けに行ったりしないし」
「そっか」
神凪は、少しホッとした表情をしてる。
まあ時々見せる攻撃的な姿は怖くもあるんだけど。でも色々俺に構ってくれることには、ホントは感謝してる。こんな美少女が俺に普通に話しかけてくれるなんて、普通に考えたら奇跡だ。しかも今みたいに素直な感じなら、見た目は凄く可愛いんだし、もっといいんだけどなぁ。
でもやっぱり俺が人気女子と仲良くするのを快く思わないヤツもいるし、特に『陰かわ眺め会』のやつらなんて、ストレートに嫉妬をぶつけてくるからめんどくさい。
「でも教室では同級生の目もあるし。あんまり親しげにするのは良くないと思う」
神凪は真顔で俺を見て、ぽつんと呟く。
「だね。付き合ってるわけじゃないし」
「そ、そだよな」
できるだけ冷静に答えたけど、付き合うって言葉にドキッとした。
心臓が口から飛び出るかと思った。
それは二つの意味で。
一つは、こんな可愛い子と付き合うってことと……
もう一つは、こんな攻撃的な女子と付き合うなんて恐ろしいってこと。
いや、よく考えたら、別に神凪から付き合ってくれって言われたわけじゃないし、そんなことを言われるはずもない。
勝手に俺が想像を膨らませて、勝手にドキドキしてるだけだ。アホらし。
「だから誰かがいる所では、できるだけさりげなく接しような」
「うん、わかった」
「あ、弁当はホントに美味しいし、ありがたく思ってるから」
そう言うと、神凪はニコッと笑った。
やっぱ可愛い。
「じゃあ俺、先に戻って残りを食べるから」
神凪の顔をこれ以上見てると、さらにドキドキするし、一緒に戻るのは周りの目を考えると良くないと考えて、早足で教室に戻った。
席に戻って、急いで弁当を食べる。
確かに美味い!
しかもこれだけの種類のおかずを作るなんて、ホントに手間がかかったろうなぁ。神凪様、ありがとう。ぺこり。
面と向かってはなかなか言えないから、心の中で礼を言った。
夢中で食ってる最中に神凪が帰ってきた。俺の食いっぷりを満足そうに眺めて、彼女は何も言わずに席に着いた。
弁当を食べ終わり、さりげなく弁当箱を返して、小さな声で「ごちそうさま」と礼を言った。
「どういたしまして。美味しかった?」
「ああ、そりゃとっても」
「そう。よかった」
「あ、ありがとな」
ぎごちないけど、なんとか礼を言えたよ。
俺の返事に満足そうな笑顔を浮かべた神凪は、その後は何も言わずにいつものように、清楚でクールな雰囲気で一日を過ごした。
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