26 / 56
【26:姉の恋愛指南】
しおりを挟む
下の居間に下りていくと、ロングソファにふんぞり返ってテレビを見てた姉が私の方を向いた。
「お、着替えたね」
「うん」
「まあ座りなよ」
姉がソファの隣をぱんぱんと手のひらで叩くから、素直にそこに座る。
「で、天心君ってどんな子?」
お姉ちゃん。興味ないとか言いながら、完全に興味津々なんですけどー?
「どんな子って……」
「今までほとんど男の子に興味を持たなかったさくらのハートを射止めるなんて、どんな子かなぁって思ってね。あんた、男の子からはめちゃくちゃ人気あるのに」
「いや、あの、だから……私が好きなわけじゃなくて……」
またお姉ちゃんはにやにやしてる。ああ、もう腹立つ!
「わかった、わかった。じゃあいいよ。相手がさくらのことを好きなんだったら、男の子の心をガッチリつかむ秘訣なんて必要ないもんね~」
「あ……」
またやっちゃった。本音は喉から手が出るくらい、その話を聞きたいのにー!
「いや、まあ。一般論なら聞きたい……かな?」
「一般論? 何それ?」
お姉ちゃんはぽかんとしてる。
わざとらしかったかな?
「一般論は、一般論よ」
「ああ、一般論ね。その『て、ん、し、ん君』の話じゃなくてね」
「そ、そうよ」
名前を強調するなー!
余計に恥ずかしいじゃないの。
お姉ちゃんは相変わらずにやにやしてるけど、教えてくれるのかな?
あー、お願い! 四の五の言わないで教えろ! いや、教えてください!
口に出してお姉ちゃんにお願いはしたくないけど。
「わかった。かわいい妹のためだ。一般論を教えてしんぜよう」
「よっしゃ!」
「アンタ、なに小さくガッツポーズしてんの?」
「え? いや、あの……お姉ちゃんの気のせいよ~ おほほほほ」
無意識のうちにガッツポーズが出てたわ。危ない危ない。
「まあいいや。じゃあ一般論で教えるから、耳の穴をかっぽじってよく聞きなさいよ」
あ、耳の穴をかっぽじってなんて表現。リアルで使う人がいるんだー!
いやいや、今はそんなことはどうでもいいのよ。
さあ姉よ。私にその秘訣を教えたまえ。
私はソファで横に座る姉のほうに上半身を向けて、『ひと言も聞き漏らさないわよ姿勢』を取る。
「まずは前提条件として、絶対にこっちから告白なんかしちゃだめよ」
「え? なんで?」
恥ずかしくって告白なんかできないとは思うけど、しちゃいけないってどういうこと?
「男なんて浮気性なんだから、女が自分に惚れてるって思ったら、安心したり、偉そうに思って、後々浮気するリスクが高くなる」
そ、そうなの?
もしかしてお姉ちゃん、それで浮気されて泣いた経験があるとか?
「だから例え自分が好きな男の子だとしても、必ず相手から告白させるのだよ、さくら君!」
いや『ワトスン君』みたいに言われても。シャーロックホームズか、あんたは?
「で、どうやって相手から告白させるか? どうやって相手の心をガッチリつかむかって話だけど……」
「う、うん」
あー緊張する。どんな話なんだろ?
思わず唾をごくりと飲み込んだ。
「続きはWEBで! はい!」
ってお姉ちゃんのスマホを手渡された。
おーいっ! 自分で調べろってか!?
「いや、あの、お姉ちゃん?」
「あははーっ、冗談よ。そんなに悲壮な顔をしないの! さくらってホントにからかい甲斐があるねぇ。うんうん、かわいい妹よ」
「へっ?」
またバカにされたーっ!
もう、お願いしますよお姉さま。いたいけな妹をこれ以上からかわないでください。
「はい、じゃあスマホは返してね。じゃあ続きだけど……」
私の手からスマホを取り上げて、お姉ちゃんはまた話し始めた。
「自分に気がない女の子にぐいぐい来る男子は、高校生くらいなら少数派だから、やっぱり気があるってことをちゃんと男の子に気づかせないといけないわけね」
うん、まあそれはわかる。
「それに人は自分に好意を持つ相手に、好意を持ちやすくなるっていう心理法則があるんだ。心理学で『好意の返報性の法則』と言うんだけど、特に男子はそういう傾向が強いのよ」
おおっ、大学で心理学を学んでるってお姉ちゃんは言ってたけど、さすが!
尊敬の眼差しだわ。
「だけどさっき言ったみたいに、あからさまに『あなたが好きです』って伝えちゃダメなの。さりげなく伝えるっていうか、伝わるようにするべきなんだよ」
「じゃあどうしたらいいの? それって難しくない?」
「まあそんなのは、いくらだって方法があるよ。それともう一つ大事なのは、やっぱり自分の魅力を男の子に伝えることね」
あ、その『あからさまじゃなく、好意を伝える方法』を聞きたいんですけどー
「相手に好きになってもらうために、自分の魅力を存分にアピールするわけだけど……さくらがやったエロい格好は、ここぞという時に使わなきゃだめだよ。一回目のデートで使うなんて失敗」
「ええーっ? エロいとか、そんなの考えてないし」
「何言ってんの? エロいでしょ」
「そっかなぁ」
まあ確かに、天心君をドキドキさせてやろうという気持ちはあったけど。
それよりも、可愛いって思ってほしいっていう期待が大きかったんだよね。
「まずは男の子に愛情を持ってもらわないといけないのに、いきなり欲情を持たせてどうすんの?」
「愛情と欲情?」
「そう。男の子は欲情を持った相手を好きだと感じることはあるけど、そんなので付き合ったら身体に飽きたらポイ、だよ」
こ、これも……もしかしてお姉ちゃんの体験談かな?
もしやもしや、わが姉は結構男に泣かされてるとか?
いや、そうじゃないって信じよう。
こんなに自信満々に、恋愛指南を語ってるんだから。あはは。
「でも欲情させるのも大切だから、これはポイントポイントで、小出しにした方がいいわけ」
「そ、そうなの? 例えば?」
「例えば、急に少しだけ無防備な姿を晒すとか、足を見せるんでも普通丈のスカートからチラ見せするとか、たまたま屈《かが》んだふりをして胸の谷間をチラ見せするとか」
「いや、あの……お姉ちゃん?」
「なにかな、妹よ?」
「女子高生にそこまでさせる?」
「何を言ってるんだね、さくら君。長《た》けてる子はやってるって!」
確かに。そんな子も、いるにはいる。
だけど普通の女子高生は、そこまで狙ってやらないよね?
呆然としてる私を見て、お姉ちゃんはあははと笑った。
「まあいきなりそこまでしなくていいけどさ。とにかく初デートで天心君を欲情させる作戦はだめだってことよ」
なるほど、そうだったのねー!
私ったら、あほだわ。
──って、欲情させる作戦なんかじゃないっつーの!
「で、天心君は、さくらの姿に欲情したの?」
「え?」
それは……どうなんだろ?
彼は自分のことをスケベだって認めてたけど。
その時、お姉ちゃんが私の肩をポンと叩いた。
「大丈夫だよ。さくらは可愛いんだから、さっきみたいなカッコを見て、きっと天心君だってぐっと惹きつけられたに決まってる」
あ……お姉ちゃんは、にこりと笑ってる。なんだかお姉ちゃんが凄く優しい。ありがとう、お姉ちゃん。
「そ、そうかな?」
「うん、間違いない。健康な男子なら、そういうことも必要だしね」
あれ? なんかさっき言ってることと、ちょっと違うようにも思うけど……
「うん。ありがとうお姉ちゃん。良かった。ちょっとホッとした」
姉が急に、にやりと笑った。なに?
「ほらーっ! やっぱりさくらは、天心君のハートをわしづかみにしようとしてたんじゃーん!」
あ、やられた。
この、くそ姉貴め。
「お、着替えたね」
「うん」
「まあ座りなよ」
姉がソファの隣をぱんぱんと手のひらで叩くから、素直にそこに座る。
「で、天心君ってどんな子?」
お姉ちゃん。興味ないとか言いながら、完全に興味津々なんですけどー?
「どんな子って……」
「今までほとんど男の子に興味を持たなかったさくらのハートを射止めるなんて、どんな子かなぁって思ってね。あんた、男の子からはめちゃくちゃ人気あるのに」
「いや、あの、だから……私が好きなわけじゃなくて……」
またお姉ちゃんはにやにやしてる。ああ、もう腹立つ!
「わかった、わかった。じゃあいいよ。相手がさくらのことを好きなんだったら、男の子の心をガッチリつかむ秘訣なんて必要ないもんね~」
「あ……」
またやっちゃった。本音は喉から手が出るくらい、その話を聞きたいのにー!
「いや、まあ。一般論なら聞きたい……かな?」
「一般論? 何それ?」
お姉ちゃんはぽかんとしてる。
わざとらしかったかな?
「一般論は、一般論よ」
「ああ、一般論ね。その『て、ん、し、ん君』の話じゃなくてね」
「そ、そうよ」
名前を強調するなー!
余計に恥ずかしいじゃないの。
お姉ちゃんは相変わらずにやにやしてるけど、教えてくれるのかな?
あー、お願い! 四の五の言わないで教えろ! いや、教えてください!
口に出してお姉ちゃんにお願いはしたくないけど。
「わかった。かわいい妹のためだ。一般論を教えてしんぜよう」
「よっしゃ!」
「アンタ、なに小さくガッツポーズしてんの?」
「え? いや、あの……お姉ちゃんの気のせいよ~ おほほほほ」
無意識のうちにガッツポーズが出てたわ。危ない危ない。
「まあいいや。じゃあ一般論で教えるから、耳の穴をかっぽじってよく聞きなさいよ」
あ、耳の穴をかっぽじってなんて表現。リアルで使う人がいるんだー!
いやいや、今はそんなことはどうでもいいのよ。
さあ姉よ。私にその秘訣を教えたまえ。
私はソファで横に座る姉のほうに上半身を向けて、『ひと言も聞き漏らさないわよ姿勢』を取る。
「まずは前提条件として、絶対にこっちから告白なんかしちゃだめよ」
「え? なんで?」
恥ずかしくって告白なんかできないとは思うけど、しちゃいけないってどういうこと?
「男なんて浮気性なんだから、女が自分に惚れてるって思ったら、安心したり、偉そうに思って、後々浮気するリスクが高くなる」
そ、そうなの?
もしかしてお姉ちゃん、それで浮気されて泣いた経験があるとか?
「だから例え自分が好きな男の子だとしても、必ず相手から告白させるのだよ、さくら君!」
いや『ワトスン君』みたいに言われても。シャーロックホームズか、あんたは?
「で、どうやって相手から告白させるか? どうやって相手の心をガッチリつかむかって話だけど……」
「う、うん」
あー緊張する。どんな話なんだろ?
思わず唾をごくりと飲み込んだ。
「続きはWEBで! はい!」
ってお姉ちゃんのスマホを手渡された。
おーいっ! 自分で調べろってか!?
「いや、あの、お姉ちゃん?」
「あははーっ、冗談よ。そんなに悲壮な顔をしないの! さくらってホントにからかい甲斐があるねぇ。うんうん、かわいい妹よ」
「へっ?」
またバカにされたーっ!
もう、お願いしますよお姉さま。いたいけな妹をこれ以上からかわないでください。
「はい、じゃあスマホは返してね。じゃあ続きだけど……」
私の手からスマホを取り上げて、お姉ちゃんはまた話し始めた。
「自分に気がない女の子にぐいぐい来る男子は、高校生くらいなら少数派だから、やっぱり気があるってことをちゃんと男の子に気づかせないといけないわけね」
うん、まあそれはわかる。
「それに人は自分に好意を持つ相手に、好意を持ちやすくなるっていう心理法則があるんだ。心理学で『好意の返報性の法則』と言うんだけど、特に男子はそういう傾向が強いのよ」
おおっ、大学で心理学を学んでるってお姉ちゃんは言ってたけど、さすが!
尊敬の眼差しだわ。
「だけどさっき言ったみたいに、あからさまに『あなたが好きです』って伝えちゃダメなの。さりげなく伝えるっていうか、伝わるようにするべきなんだよ」
「じゃあどうしたらいいの? それって難しくない?」
「まあそんなのは、いくらだって方法があるよ。それともう一つ大事なのは、やっぱり自分の魅力を男の子に伝えることね」
あ、その『あからさまじゃなく、好意を伝える方法』を聞きたいんですけどー
「相手に好きになってもらうために、自分の魅力を存分にアピールするわけだけど……さくらがやったエロい格好は、ここぞという時に使わなきゃだめだよ。一回目のデートで使うなんて失敗」
「ええーっ? エロいとか、そんなの考えてないし」
「何言ってんの? エロいでしょ」
「そっかなぁ」
まあ確かに、天心君をドキドキさせてやろうという気持ちはあったけど。
それよりも、可愛いって思ってほしいっていう期待が大きかったんだよね。
「まずは男の子に愛情を持ってもらわないといけないのに、いきなり欲情を持たせてどうすんの?」
「愛情と欲情?」
「そう。男の子は欲情を持った相手を好きだと感じることはあるけど、そんなので付き合ったら身体に飽きたらポイ、だよ」
こ、これも……もしかしてお姉ちゃんの体験談かな?
もしやもしや、わが姉は結構男に泣かされてるとか?
いや、そうじゃないって信じよう。
こんなに自信満々に、恋愛指南を語ってるんだから。あはは。
「でも欲情させるのも大切だから、これはポイントポイントで、小出しにした方がいいわけ」
「そ、そうなの? 例えば?」
「例えば、急に少しだけ無防備な姿を晒すとか、足を見せるんでも普通丈のスカートからチラ見せするとか、たまたま屈《かが》んだふりをして胸の谷間をチラ見せするとか」
「いや、あの……お姉ちゃん?」
「なにかな、妹よ?」
「女子高生にそこまでさせる?」
「何を言ってるんだね、さくら君。長《た》けてる子はやってるって!」
確かに。そんな子も、いるにはいる。
だけど普通の女子高生は、そこまで狙ってやらないよね?
呆然としてる私を見て、お姉ちゃんはあははと笑った。
「まあいきなりそこまでしなくていいけどさ。とにかく初デートで天心君を欲情させる作戦はだめだってことよ」
なるほど、そうだったのねー!
私ったら、あほだわ。
──って、欲情させる作戦なんかじゃないっつーの!
「で、天心君は、さくらの姿に欲情したの?」
「え?」
それは……どうなんだろ?
彼は自分のことをスケベだって認めてたけど。
その時、お姉ちゃんが私の肩をポンと叩いた。
「大丈夫だよ。さくらは可愛いんだから、さっきみたいなカッコを見て、きっと天心君だってぐっと惹きつけられたに決まってる」
あ……お姉ちゃんは、にこりと笑ってる。なんだかお姉ちゃんが凄く優しい。ありがとう、お姉ちゃん。
「そ、そうかな?」
「うん、間違いない。健康な男子なら、そういうことも必要だしね」
あれ? なんかさっき言ってることと、ちょっと違うようにも思うけど……
「うん。ありがとうお姉ちゃん。良かった。ちょっとホッとした」
姉が急に、にやりと笑った。なに?
「ほらーっ! やっぱりさくらは、天心君のハートをわしづかみにしようとしてたんじゃーん!」
あ、やられた。
この、くそ姉貴め。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
陰キャの俺が学園のアイドルがびしょびしょに濡れているのを見てしまった件
暁ノ鳥
キャラ文芸
陰キャの俺は見てしまった。雨の日、校舎裏で制服を濡らし恍惚とする学園アイドルの姿を。「見ちゃったのね」――その日から俺は彼女の“秘密の共犯者”に!? 特殊な性癖を持つ彼女の無茶な「実験」に振り回され、身も心も支配される日々の始まり。二人の禁断の関係の行方は?。二人の禁断の関係が今、始まる!
キャバ嬢(ハイスペック)との同棲が、僕の高校生活を色々と変えていく。
たかなしポン太
青春
僕のアパートの前で、巨乳美人のお姉さんが倒れていた。
助けたそのお姉さんは一流大卒だが内定取り消しとなり、就職浪人中のキャバ嬢だった。
でもまさかそのお姉さんと、同棲することになるとは…。
「今日のパンツってどんなんだっけ? ああ、これか。」
「ちょっと、確認しなくていいですから!」
「これ、可愛いでしょ? 色違いでピンクもあるんだけどね。綿なんだけど生地がサラサラで、この上の部分のリボンが」
「もういいです! いいですから、パンツの説明は!」
天然高学歴キャバ嬢と、心優しいDT高校生。
異色の2人が繰り広げる、水色パンツから始まる日常系ラブコメディー!
※小説家になろうとカクヨムにも同時掲載中です。
※本作品はフィクションであり、実在の人物や団体、製品とは一切関係ありません。
久々に幼なじみの家に遊びに行ったら、寝ている間に…
しゅうじつ
BL
俺の隣の家に住んでいる有沢は幼なじみだ。
高校に入ってからは、学校で話したり遊んだりするくらいの仲だったが、今日数人の友達と彼の家に遊びに行くことになった。
数年ぶりの幼なじみの家を懐かしんでいる中、いつの間にか友人たちは帰っており、幼なじみと2人きりに。
そこで俺は彼の部屋であるものを見つけてしまい、部屋に来た有沢に咄嗟に寝たフリをするが…
天才天然天使様こと『三天美女』の汐崎真凜に勝手に婚姻届を出され、いつの間にか天使の旦那になったのだが...。【動画投稿】
田中又雄
恋愛
18の誕生日を迎えたその翌日のこと。
俺は分籍届を出すべく役所に来ていた...のだが。
「えっと...結論から申し上げますと...こちらの手続きは不要ですね」「...え?どういうことですか?」「昨日、婚姻届を出されているので親御様とは別の戸籍が作られていますので...」「...はい?」
そうやら俺は知らないうちに結婚していたようだった。
「あの...相手の人の名前は?」
「...汐崎真凛様...という方ですね」
その名前には心当たりがあった。
天才的な頭脳、マイペースで天然な性格、天使のような見た目から『三天美女』なんて呼ばれているうちの高校のアイドル的存在。
こうして俺は天使との-1日婚がスタートしたのだった。
自称未来の妻なヤンデレ転校生に振り回された挙句、最終的に責任を取らされる話
水島紗鳥
青春
成績優秀でスポーツ万能な男子高校生の黒月拓馬は、学校では常に1人だった。
そんなハイスペックぼっちな拓馬の前に未来の妻を自称する日英ハーフの美少女転校生、十六夜アリスが現れた事で平穏だった日常生活が激変する。
凄まじくヤンデレなアリスは拓馬を自分だけの物にするためにありとあらゆる手段を取り、どんどん外堀を埋めていく。
「なあ、サインと判子欲しいって渡された紙が記入済婚姻届なのは気のせいか?」
「気にしない気にしない」
「いや、気にするに決まってるだろ」
ヤンデレなアリスから完全にロックオンされてしまった拓馬の運命はいかに……?(なお、もう一生逃げられない模様)
表紙はイラストレーターの谷川犬兎様に描いていただきました。
小説投稿サイトでの利用許可を頂いております。
フラレたばかりのダメヒロインを応援したら修羅場が発生してしまった件
遊馬友仁
青春
校内ぼっちの立花宗重は、クラス委員の上坂部葉月が幼馴染にフラれる場面を目撃してしまう。さらに、葉月の恋敵である転校生・名和リッカの思惑を知った宗重は、葉月に想いを諦めるな、と助言し、叔母のワカ姉やクラスメートの大島睦月たちの協力を得ながら、葉月と幼馴染との仲を取りもつべく行動しはじめる。
一方、宗重と葉月の行動に気付いたリッカは、「私から彼を奪えるもの奪ってみれば?」と、挑発してきた!
宗重の前では、態度を豹変させる転校生の真意は、はたして―――!?
※本作は、2024年に投稿した『負けヒロインに花束を』を大幅にリニューアルした作品です。
幼馴染に告白したら、交際契約書にサインを求められた件。クーリングオフは可能らしいけど、そんなつもりはない。
久野真一
青春
羽多野幸久(はたのゆきひさ)は成績そこそこだけど、運動などそれ以外全般が優秀な高校二年生。
そんな彼が最近考えるのは想い人の、湯川雅(ゆかわみやび)。異常な頭の良さで「博士」のあだ名で呼ばれる才媛。
彼はある日、勇気を出して雅に告白したのだが―
「交際してくれるなら、この契約書にサインして欲しいの」とずれた返事がかえってきたのだった。
幸久は呆れつつも契約書を読むのだが、そこに書かれていたのは予想と少し違った、想いの籠もった、
ある意味ラブレターのような代物で―
彼女を想い続けた男の子と頭がいいけどどこかずれた思考を持つ彼女の、ちょっと変な、でもほっとする恋模様をお届けします。
全三話構成です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる