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【31:プラムたん】
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お姉さんが日和のことを、俺の彼女なのかと訊く横で、神凪は顔面蒼白で立ってる。体調でも悪いのか? 大丈夫かな?
「いや、コレは幼なじみで、家が隣の月影日和」
「あら? 単なる幼なじみさん?」
お姉さんは少し意外そうな顔をした。
本気で日和のことを、俺の彼女だと勘違いしたのか? どう見ても日和が、冴えない俺の彼女であるはずがないのに。
「そうでーす。天心君の幼なじみの、日和でぇす。お姉様、よろしくお願いしまする」
「そうなんだ、良かった。私さくらの姉の……です。よろしく」
ぺこりとお辞儀をする日和を見て、お姉さんは笑顔を浮かべてる。
──で、良かったって、なにが?
それに名前が聞き取れなかったんだけど。他の言葉はすごくハキハキしてるのに。なんていう名前なんだ?
「はい、よろしくです。でもお姉さん、お名前が聞き取れなかったですぅ」
「あ、さくらの姉の……です」
「あれ? 私の耳が悪くて申し訳ないです。また聞き取れなかったですぅ」
うん。俺も聞き取れない。日和の耳が悪いわけじゃないよ。なんか名前のところだけフィルターがかかってるみたいだ。なんて言ってるんだろ?
「う、め、こ。梅子よー」
急に横から神凪が口を挟んだ。さっきまで顔面蒼白だったのに、なぜかケロっとして元気だ。なんで?
「こら、さくら。おっきな声で言うな!」
お姉さんが怖い顔で睨んで、神凪の後頭部を手のひらでバシッと叩いた。神凪は顔をしかめて、後頭部をさすってる。なかなか怖いお姉ちゃんだな。いかにも神凪のお姉ちゃんという感じだ。似た者姉妹。逆らわないでおこう。
「いったぁ。なにすんの、お姉ちゃん」
「梅子なんて婆臭い名前は嫌いなんだって、いつも言ってるでしょ。初対面の人達に、強調して言うなって」
「あ、ごめん」
確かに梅子なんて、お婆ちゃんみたいな名前だ。神凪のご両親は、なんで娘にそんな名前をつけたんだ? ──って思ってたら、日和がにこにこして口を開いた。
「姉妹で梅と桜なんですねぇ! 素敵ですぅ」
「あ、日和ちゃんありがとね。私もそれは素敵だと思うんだけど、さすがに梅子はないっしょ、って思うわけ」
「そうですかぁ?」
「そう。だから私のことは、プラムちゃんって呼んでねっ!」
ぷ、プラムちゃん!?
大人っぽい美人のお姉さんなのに、プラムちゃん!?
「ほら、天心君! 私に向かって、プラムちゃんって呼んでみなさい」
「は?」
お姉さんは、にっこりドヤ顔で俺を見つめてる。
いやいや、さすがにそれは呼べんわ。勘弁してくれ。
どうしたものか困って固まってたら、横から日和の声が聞こえた。
「プラムたん!」
はっ? プラムちゃんのさらに上をいく、プラムたん? まあどっちが上でどっちが下かわからんけど。
思わず日和の顔を見ると、にこにこして首を少しかしげてる。
「おお~っ、日和ちゃん! その呼び方、めちゃめちゃ可愛いよ。背筋がぞくぞくして、鳥肌立ったわ。気に入った!」
「はい。これからお姉さまのことを、プラムたんって呼びますねぇ」
「ちょっと、月影さん。お姉ちゃんが図に乗るから、あんまりからかうのはやめてくれる?」
神凪が困った顔で日和に言うと、日和は真顔を左右にぶんぶん振って否定した。
「からかってなんか、ないですぅ。プラムたんって、可愛いと思ったのです」
「そうだそうだ、さくら。可愛いじゃんか、プラムたん。じゃあ天心君も、これから私のことはプラムたんって呼んでくれる?」
お姉さんはにこにこして俺を見るけど、その横で神凪は眉を八の字にして、顔を左右に振ってる。どう見ても、応じるなってジェスチャーだな。
「いや、神凪のお姉さん。プラムたんは、俺には呼べない。」
「じゃあ天心君は、プラムちゃんの方がお気に入り?」
いや、お気に入りって言うか……
『ちゃん』なのか『たん』なのかの問題じゃなくて、そもそもプラムって呼び名は俺には無理たん。──あっ、『たん』って言葉、使っちまった。
「あの……お姉さん。普通に『お姉さん』ではダメかな?」
「え~っ? そんなの距離があって、寂しいなぁ」
プラムたん……いや、神凪のお姉さんは、頬を膨らませて上目遣いで、拗ねた声を出してる。うわ、めっちゃ可愛い。ちょっと大人っぽい人なのに、ギャップでキュンときた。心臓の鼓動が高まって、顔が熱い。
「天心君、赤くなっちゃって、かーわいい!」
え? このシチュエーション。俺、神凪のお姉ちゃんにからかわれてるよな?
「ちょっと待って、お姉ちゃん! コッチ来て!」
あれ? 神凪がお姉さんの腕をつかんで、引っ張って店の外に出て行った。ロリ神様もくっついて行っちゃったよ。いったい何をしてるんだろ?
まあいいや。日和の買い物に付き合ってるのをすっかり忘れてたけど、これで買い物に集中できる。
「おい日和。とんだ邪魔が入ったけど、今の隙に買う服を選ぼうぜ」
「うん、そうですね。いくつか気に入ったのがあるから、天心君も見てくださぁい」
「ああ、わかった」
◆◇◆
私は天心君たちに話が聞こえないように、お姉ちゃんの腕を引っ張って店の外の通路まで出た。
「ちょっとお姉ちゃん、いったいどういうつもり? 天心君を誘惑しようとしてない?」
「うん、ちょっとしてる」
「はぁっ!?」
どういうこと?
昨日相談したばかりの妹の相手を、いきなり誘惑する姉ってこの世に存在する?
「冗談よ、さくら。誘惑なんかしてないって。天心君が思ったよりも可愛かったから、ついついからかっただけ。それにさくらの勉強のために、男子との距離の縮め方を目の前で見せてあげようと思ってね」
いやいや、そんな実践はいらんわ!
天心君は真っ赤になってたし、もしも、もしも天心君がお姉ちゃんを好きになっちゃったらどうするの? 姉妹で血みどろの戦いをするつもり?
「お姉ちゃん。純真な高校生の心を弄ぶのはやめてくれる?」
「は、はい」
私が真剣に睨みつけてドスを効かせて言ったもんだから、お姉ちゃんは引きつった笑顔で、素直に答えてくれてよかった。これ以上お姉ちゃんがふざけるなら、いくら実の姉といえども殴ってたところだわ。
「それにしてもさくら。天心君と一緒にいる子が、彼女じゃなくてよかったね。私もドキッとして、思わず確かめてしまったよ」
「あ、ありがと」
最初に店の中で二人を見かけた時には、頭をがつーんって殴られたかと思うくらい、ショックだった。でもお姉ちゃんが速攻で確認してくれて、天心君も月影さんも単なる幼なじみって言ったからホッとした。
だけど休みの日に二人で買い物に来るくらいだから、単なる幼なじみ以上に仲がいいことは確かだよね。よく二人で出かけてるのかなぁ。そんなことを考えると、胸の奥がきゅっと痛くなる。
「負けるな、さくら」
「えっ?」
「私は、あなたを全力で応援するから」
「あ、ありがとうお姉ちゃん」
お姉ちゃんは両手で私の両手を握り締めて、顔を近づけてそう語りかけてくれる。優しい、いい姉だな。
「プラムたんは、神凪さくらの公式応援団長です!」
「いや、そういうおふざけは、もういいから。せっかくお姉ちゃんの言葉に、ジーンときてたのに」
「あはは、すまんすまん。じゃあお店の中に戻ろっか。今お店の中には、天心君と日和ちゃんと二人っきりの、極めて危険な状態であるぞ」
「そ、そうね、戻りましょうか」
「いざ、出陣!」
お姉ちゃんはワケのわからないノリで、店内に向けて腕を伸ばして、指差した。
ロリ神様も横で「よかったな巫女よ」って微笑んでくれてる。小声で「ありがとう」と返事した。
「ワシもよかった。天心に彼女がおったなら、ワシはショックじゃ」
いや、いったい何を言いだすの? この神様、ちょっとマジなんじゃないの?
そう思って顔を見たら、ロリ神様はにやりと笑ってる。どこまで真剣でどこまで冗談なのか、よくわからない。
でもまあ、たまたまだけど、ここで天心君に会えたのはよかった。そう思って、今日は買い物を楽しむことにしよう。
──そう。この時はまだ、今日は一日楽しいショッピングで過ごせるものだと私は思っていた。あんなできごとが起こるなんて、知る由もなく。
なーんて、よくドラマとかにあるような、ハプニングが起きないことを祈るわ。
「いや、コレは幼なじみで、家が隣の月影日和」
「あら? 単なる幼なじみさん?」
お姉さんは少し意外そうな顔をした。
本気で日和のことを、俺の彼女だと勘違いしたのか? どう見ても日和が、冴えない俺の彼女であるはずがないのに。
「そうでーす。天心君の幼なじみの、日和でぇす。お姉様、よろしくお願いしまする」
「そうなんだ、良かった。私さくらの姉の……です。よろしく」
ぺこりとお辞儀をする日和を見て、お姉さんは笑顔を浮かべてる。
──で、良かったって、なにが?
それに名前が聞き取れなかったんだけど。他の言葉はすごくハキハキしてるのに。なんていう名前なんだ?
「はい、よろしくです。でもお姉さん、お名前が聞き取れなかったですぅ」
「あ、さくらの姉の……です」
「あれ? 私の耳が悪くて申し訳ないです。また聞き取れなかったですぅ」
うん。俺も聞き取れない。日和の耳が悪いわけじゃないよ。なんか名前のところだけフィルターがかかってるみたいだ。なんて言ってるんだろ?
「う、め、こ。梅子よー」
急に横から神凪が口を挟んだ。さっきまで顔面蒼白だったのに、なぜかケロっとして元気だ。なんで?
「こら、さくら。おっきな声で言うな!」
お姉さんが怖い顔で睨んで、神凪の後頭部を手のひらでバシッと叩いた。神凪は顔をしかめて、後頭部をさすってる。なかなか怖いお姉ちゃんだな。いかにも神凪のお姉ちゃんという感じだ。似た者姉妹。逆らわないでおこう。
「いったぁ。なにすんの、お姉ちゃん」
「梅子なんて婆臭い名前は嫌いなんだって、いつも言ってるでしょ。初対面の人達に、強調して言うなって」
「あ、ごめん」
確かに梅子なんて、お婆ちゃんみたいな名前だ。神凪のご両親は、なんで娘にそんな名前をつけたんだ? ──って思ってたら、日和がにこにこして口を開いた。
「姉妹で梅と桜なんですねぇ! 素敵ですぅ」
「あ、日和ちゃんありがとね。私もそれは素敵だと思うんだけど、さすがに梅子はないっしょ、って思うわけ」
「そうですかぁ?」
「そう。だから私のことは、プラムちゃんって呼んでねっ!」
ぷ、プラムちゃん!?
大人っぽい美人のお姉さんなのに、プラムちゃん!?
「ほら、天心君! 私に向かって、プラムちゃんって呼んでみなさい」
「は?」
お姉さんは、にっこりドヤ顔で俺を見つめてる。
いやいや、さすがにそれは呼べんわ。勘弁してくれ。
どうしたものか困って固まってたら、横から日和の声が聞こえた。
「プラムたん!」
はっ? プラムちゃんのさらに上をいく、プラムたん? まあどっちが上でどっちが下かわからんけど。
思わず日和の顔を見ると、にこにこして首を少しかしげてる。
「おお~っ、日和ちゃん! その呼び方、めちゃめちゃ可愛いよ。背筋がぞくぞくして、鳥肌立ったわ。気に入った!」
「はい。これからお姉さまのことを、プラムたんって呼びますねぇ」
「ちょっと、月影さん。お姉ちゃんが図に乗るから、あんまりからかうのはやめてくれる?」
神凪が困った顔で日和に言うと、日和は真顔を左右にぶんぶん振って否定した。
「からかってなんか、ないですぅ。プラムたんって、可愛いと思ったのです」
「そうだそうだ、さくら。可愛いじゃんか、プラムたん。じゃあ天心君も、これから私のことはプラムたんって呼んでくれる?」
お姉さんはにこにこして俺を見るけど、その横で神凪は眉を八の字にして、顔を左右に振ってる。どう見ても、応じるなってジェスチャーだな。
「いや、神凪のお姉さん。プラムたんは、俺には呼べない。」
「じゃあ天心君は、プラムちゃんの方がお気に入り?」
いや、お気に入りって言うか……
『ちゃん』なのか『たん』なのかの問題じゃなくて、そもそもプラムって呼び名は俺には無理たん。──あっ、『たん』って言葉、使っちまった。
「あの……お姉さん。普通に『お姉さん』ではダメかな?」
「え~っ? そんなの距離があって、寂しいなぁ」
プラムたん……いや、神凪のお姉さんは、頬を膨らませて上目遣いで、拗ねた声を出してる。うわ、めっちゃ可愛い。ちょっと大人っぽい人なのに、ギャップでキュンときた。心臓の鼓動が高まって、顔が熱い。
「天心君、赤くなっちゃって、かーわいい!」
え? このシチュエーション。俺、神凪のお姉ちゃんにからかわれてるよな?
「ちょっと待って、お姉ちゃん! コッチ来て!」
あれ? 神凪がお姉さんの腕をつかんで、引っ張って店の外に出て行った。ロリ神様もくっついて行っちゃったよ。いったい何をしてるんだろ?
まあいいや。日和の買い物に付き合ってるのをすっかり忘れてたけど、これで買い物に集中できる。
「おい日和。とんだ邪魔が入ったけど、今の隙に買う服を選ぼうぜ」
「うん、そうですね。いくつか気に入ったのがあるから、天心君も見てくださぁい」
「ああ、わかった」
◆◇◆
私は天心君たちに話が聞こえないように、お姉ちゃんの腕を引っ張って店の外の通路まで出た。
「ちょっとお姉ちゃん、いったいどういうつもり? 天心君を誘惑しようとしてない?」
「うん、ちょっとしてる」
「はぁっ!?」
どういうこと?
昨日相談したばかりの妹の相手を、いきなり誘惑する姉ってこの世に存在する?
「冗談よ、さくら。誘惑なんかしてないって。天心君が思ったよりも可愛かったから、ついついからかっただけ。それにさくらの勉強のために、男子との距離の縮め方を目の前で見せてあげようと思ってね」
いやいや、そんな実践はいらんわ!
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「お姉ちゃん。純真な高校生の心を弄ぶのはやめてくれる?」
「は、はい」
私が真剣に睨みつけてドスを効かせて言ったもんだから、お姉ちゃんは引きつった笑顔で、素直に答えてくれてよかった。これ以上お姉ちゃんがふざけるなら、いくら実の姉といえども殴ってたところだわ。
「それにしてもさくら。天心君と一緒にいる子が、彼女じゃなくてよかったね。私もドキッとして、思わず確かめてしまったよ」
「あ、ありがと」
最初に店の中で二人を見かけた時には、頭をがつーんって殴られたかと思うくらい、ショックだった。でもお姉ちゃんが速攻で確認してくれて、天心君も月影さんも単なる幼なじみって言ったからホッとした。
だけど休みの日に二人で買い物に来るくらいだから、単なる幼なじみ以上に仲がいいことは確かだよね。よく二人で出かけてるのかなぁ。そんなことを考えると、胸の奥がきゅっと痛くなる。
「負けるな、さくら」
「えっ?」
「私は、あなたを全力で応援するから」
「あ、ありがとうお姉ちゃん」
お姉ちゃんは両手で私の両手を握り締めて、顔を近づけてそう語りかけてくれる。優しい、いい姉だな。
「プラムたんは、神凪さくらの公式応援団長です!」
「いや、そういうおふざけは、もういいから。せっかくお姉ちゃんの言葉に、ジーンときてたのに」
「あはは、すまんすまん。じゃあお店の中に戻ろっか。今お店の中には、天心君と日和ちゃんと二人っきりの、極めて危険な状態であるぞ」
「そ、そうね、戻りましょうか」
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お姉ちゃんはワケのわからないノリで、店内に向けて腕を伸ばして、指差した。
ロリ神様も横で「よかったな巫女よ」って微笑んでくれてる。小声で「ありがとう」と返事した。
「ワシもよかった。天心に彼女がおったなら、ワシはショックじゃ」
いや、いったい何を言いだすの? この神様、ちょっとマジなんじゃないの?
そう思って顔を見たら、ロリ神様はにやりと笑ってる。どこまで真剣でどこまで冗談なのか、よくわからない。
でもまあ、たまたまだけど、ここで天心君に会えたのはよかった。そう思って、今日は買い物を楽しむことにしよう。
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