真っ赤な血はアイの色

非魔神の架空日記

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20 出来損ないで、ワルい姉

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なるべく音を立てない様、静かにドアノブを回し、足音を立てない様に家に入る、、

そして玄関から家を見渡して

カナンが見えない事を確認してイリアは安心し、息を吐く、、

イリア「ふぅ、、」

「どうしたの?」

イリアの肩を後ろからつついて不思議そうに尋ねるのはカナンだった、、

イリア「え!?いつからそこに!?」

イリアは勢いよく振り返って質問する

カナン「いや、普通に今でしょ、普通に考えて」

イリア「あぁ、そうよね!そりゃそうだ!」

カナン「何、、変なの、、」

そしてカナンはイリアが抱き抱えた如月と、如月の首筋の傷を見て驚き、質問する

カナン「何これ!?何かに襲われたの!?大丈夫!?」

カナンは急いでイリアの背中を押して部屋まで運び、二人で如月をベッドに寝かせて休ませる

カナン「こんな傷、、何があったの?」

カナン「、、、?」

カナン「なんか、、如月の体、、べとべと、、」

カナン「なんこれ、、」

イリア「治療は私がするから!カナン苦手でしょ!?こういうの!」

カナン「まぁね、じゃあ任せる」

カナン(にしても何か今日声でかいな、、ちょっとうるさい、、)

カナンには包帯と消毒液を持ってきて貰って、イリアは持ってきて貰った道具を使って、それなりに綺麗に包帯を巻いた

カナン「やっぱこういう事は器用なとこあるよね」

イリア「まぁね~」

カナン「でも何でこんな派手に吸血したの?」

イリア「何で分かったの!?」

カナン「いや、首筋に2本の牙が刺さった跡見れば大体分かるって、、」

カナン「まぁ、最初は吸血にしては怪我し過ぎだから焦ったけど、、」

イリア「お腹空いて、、吸血下手で、、」

カナン「そんな下手な事あるんだ、、、」

カナン「まぁ良いけど、この数日でちゃんと出来る様になってね?」

カナン「ご飯禁止中にこの傷で帰って来られると困る、、」

イリア「あ、、ごめん、、」

カナン「いや、まぁ、スマホ壊した私が悪いんだけどさ~、、にしても血の匂いヤバいよ、」

カナン「何かいつもより美味しそうな匂いする気がするし、、」

カナン「飲めないって認識するだけでここまで匂いの感じ方変わるとは、、、」

イリア「そ、それは大変ね、、」

カナンのいつもより美味しそうな匂いのする血というのは空腹で勘違いしてる訳では無かった

本当に今日の血は味、匂いが共に上がっていた

理由は当然、イリアが限界まで心拍数を上げたり、如月自身の感情の昂りによって血液の中にオキシトシンや、ドーパミンが過度に出る事によって血液の味が極上の味に変化していた、、

カナン「あ~、、無理、ごめん寝て気を紛らわせるから起こさないで、、無理、、お腹空いた、」

イリア「ご、ごめん、、」

カナン「別にお姉ちゃんは悪くないでしょ、、まぁおやすみ、、」

カナンは押入れにこもって、空腹を耐え忍ぶ為の睡眠についた、、

イリア(やっぱり、、興奮してる時の血、、美味しかったな、、)

イリアはそんな事を考えながら、吸血後の満足感で眠くなり、そのまま如月のベッドで寝た、


そして、後日月が空に登り始めた頃、、

如月「痛い、、肩痛い、、凄い痛い、、」

イリア「ごめん、あの時は、、」

如月「いちいち、掘り返すなよ、、思い出すだろ、、」

イリア「それと、あと一つ謝らないといけない、、」

如月「?」

イリア「血、吸った時に返事じゃなくて、如月が何を怖がってるか知っちゃった、、」

如月「教えたんだよ」

如月「これが俺の答え、お前は俺の弱さを知った、、」

イリア「良かった、、安心した、、」

イリア「ありがとう、私を貴方の特別にしてくれて」

如月「勝手になったんだろ、、派手にやりやがって」

イリア「いや、、まぁ、、\\」

如月「途中から、やっぱり辞める、なんて許さんからな」

イリア「同然、、その為のその傷だから、、」

イリアは自分がつけた噛み跡を愛おしそうに撫でる

如月「はぁ、、やっぱ、重いなお前、、」

イリア「軽い女よりいいでしょ、、、」

如月「まぁ、、それもそうか、、」

イリア(結構ヤバいかな、妹が狙ってる好きな子を狙う、悪いお姉ちゃんって、、)

イリア(出来損ないな姉で、、良かったな、、)

イリア(もっと、お姉ちゃんとしてしっかりしてたら、あんな事できなかったな、、)

イリア(本当、、不完全な私で良かった、、)

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