雨で隠した涙は心を締め付ける

非魔神の架空日記

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暗い帰宅時間

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僕は雨が嫌いだ、、

雨はそもそもイメージが悪い、、

湿気も嫌い、靴下も濡れる、雨の匂いも嫌い、

雨はいつだって不快感を撒き散らす

転びやすいし、視界も悪い、

全てが嫌いだった、、


そして僕は雨を心の中で文句を言い続けながら学校の下駄箱に入った靴を取る

「ねぇ、私迎え来るんだけど、ついでだし送ってあげても良いよ?」

後ろから偉そうに話しかけて来る女は幼馴染の紅彩葉だった

彩葉「そのまま歩いて帰るよりは安心な帰りが出来ると思うよ?桜?」

桜「その名前では呼ぶなっていつも言ってるだろ」

彩葉「それは素直に私に甘えないカズくんが悪いって」

桜「カズくんもやめろ」

彩葉「私に下の名前で呼ばれて喜ばぬ男は居なかった!!」

桜「そのネタ、、もう古いよ」

彩葉「別に桜にだけ伝われば良いよ」

桜「その考えしてると俺以外と喋る時に、他の人が笑える話が出来なくなるよ」

彩葉「桜以外には別に私と喋って笑顔になって欲しく無いし、私は桜だけを笑わせたいの、、」

桜「次は何のアニメネタ?」

彩葉「バレた?」

彩葉「たまには可愛い反応私に見せても良いんじゃない?」

桜「イロハは黙って僕を家に送れば役目終了だよ」

彩葉「なんて酷いことを!!この美少女に向かって!!」

桜「面は良くても中身は怪獣だろうが」

彩葉「口から火を出して桜くんを燃やし尽くそうかな」

桜「すいませんでした、送って下さい」

彩葉「それから?」

桜「ん、うぐ、、」

桜「イロハちゃん、、」

彩葉「余は満足じゃ、、」

彩葉「じゃ、行こうか!」

桜「はぁ、、彩葉と喋ると何故いつもこう疲労感が、、」



僕は基本的に誰にも下の名前で呼ばない様にして貰ってる

呼ばれない様にして貰ってる理由は簡単、桜って名前が余りにも男っぽく無くて昔イジられてからは、

全員に苗字の葛葉で読んで貰ってる

でもそれに唯一反抗し、下の名前で呼び続けるのこそがこの紅彩葉だった


それから迎えの車まで移動し、2人で乗り込む

彩葉「2人っきりだね♡」

彩葉の父親「俺は居ない判定か、、」

桜「反応するべきはそっちじゃ無いと思います」

彩葉の父「別に彩葉は桜君になら上げていいんだけど、」

桜「良くないと思います」

彩葉「今なら私の父公認の父になれるよ?」
「」
桜「彩葉暴走しすぎ」

彩葉「いやー!久しぶりの一緒の帰宅だからね!」

彩葉の父「桜くん、もし、本当にいつか私達を信じられる様になったら、また私達の家に来ないか?」

彩葉「、、、」

桜「信用は今でもしてますよ、信頼もしてます」

彩葉父「済まない、たまにしか会えないからどうしても伝えたくてな、、」

桜「紅さんには感謝してます、でもまだ僕の準備がまだ何です、、」

彩葉父「済まない、今まで言わない様にはしてたが、今の君の顔を見ると、、」


桜「もう、着きましたね、、」

彩葉父「そう、だな」

桜「今日は、、ありがとうございました」

彩葉父「君の部屋、まだ空けてあるからね」

桜「、、、」

僕は顔を逸らし、返答も思いつかず、逃げる様にドアを閉めた

僕は目の前から去る車をぼーっと見つめる

体に雨を受け、髪が固まり、皮膚がふやけるまで

そして、数分後気がつき、振り向き、自分の家の鍵を開ける

そして手が痛くなる位冷たく、雨で濡れて滑りやすくなったドアノブを撚り、開ける

そして1人くらい家に向かって呟く

桜「ただいま、、、」

そして当然誰からも返答は無い、、

(今日はなんか、、駄目だ、、体が動かん)

(雨、、やっぱり最低な天気だ)

そんな事を考えながら持ってた鞄を適当に投げ、ベッドに倒れ込む

(着替えるのも面倒くさい、タオルで頭を拭くのも面倒、)

自身の体から滴り落ちる水滴がベッドに染み込み、濡れた靴下からは未だに水滴が垂れ、毛布の色を変えていく

そしてそのまま雨が地面に当たる音を聴き続ける

落ちる水滴が水溜りに落ち、ポチャンと音がなり、

水滴が地面に叩きつけられ、ザーッと音がなる

そしてその音を聴きながら眠りに落ちる


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