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筆おろし
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急いで帰ってきてと言われたが 、ホワイトドームの前に着いた時には9時半を回っていた。店のドアを開けたら目玉さん達が4名並んで飲んでいて、周平の顔を見ると一斉に立ち上がってお金を瓶に投げ入れて出てゆく。
「カオルは眠ったよ」
と揺り籠を指す。それから冷蔵庫からハムの盛り合わせを出して小瓶を2本抜く。どうやらいつの間にか団長も小瓶党になってしまったようだ。それに今日はスカートをはいている。
「気の重い話は先に済ませるよ」
「やはりケイ君の報告だな?」
黙って瓶を上げて乾杯する。
「狐、いえ周平はもう自分ではすでに気づいていることだけど」
周平は黙って頷く。
「ショウちゃんから伯母さんとの筆おろしの話を聞いたって。中学卒業の時にお祝いに伯母さんが」
「そうだ」
「ケイ君が動物園の近くの映画館のお釜に会った。1年ほど映画館に顔を見せていて時々一緒に飲んだって。やはりアンちゃんと仲間内に呼ばれていた。伯母さん、周平の大学に入った頃の写真を見せて自慢していたそうよ」
アンちゃんが赤ちゃんを産んで帰ってきたのだ。
「アンちゃんは自分の子供だっと言ってた」
周平が何か言おうとすると口を塞ぐ。
「私、母親に抱かれたのって素晴らしいと思うわ。私と周平の間では誇らしいこと。私も狐も裏の社会に生きている者同士なのよ。でもケイ君には口止めしたのよ。もしこの話が漏れたら縁を切るって」
「ありがとう。団長の籍を入れたいのだが?」
「それはいいのよ。でも周平の女にしてね」
「ああ」
「ケイ君は折り返しで大阪に行ってもらっている。最後救急車で運ばれたところまで分かっているの。この調査費は私に出させて。それから今夜は腰が抜けるくらい抱いて」
「カオルは眠ったよ」
と揺り籠を指す。それから冷蔵庫からハムの盛り合わせを出して小瓶を2本抜く。どうやらいつの間にか団長も小瓶党になってしまったようだ。それに今日はスカートをはいている。
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「やはりケイ君の報告だな?」
黙って瓶を上げて乾杯する。
「狐、いえ周平はもう自分ではすでに気づいていることだけど」
周平は黙って頷く。
「ショウちゃんから伯母さんとの筆おろしの話を聞いたって。中学卒業の時にお祝いに伯母さんが」
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「ありがとう。団長の籍を入れたいのだが?」
「それはいいのよ。でも周平の女にしてね」
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