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明日の夢7
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平さんから集金の依頼があり3時に原付で駆けつけた。女将が私を2階に上げた。
「今日は頼母子の日じゃないですね?」
「ああ、そうだ。尋ねたいことがあってな?」
最近の平さんの目は銀行時代と違って鋭い目になっている。
「お父さんが今度頼母子を落としたいと言ってきたんだが?」
「まだ積立して浅いから利子が高くなるのじゃあ?」
「100万だが今のお父さんでは重たい返済になるよ。何かあった?」
「いえ、母が帰ってきたのです。どうせその金は焦げ付くのです。妹の出産で送るのですよ」
「ともこさんは貸してあげてくださいと。保証人になると」
「ともこが?」
彼女は母に遠慮している。
「ともこさんの話は聞いている?」
「ええ、桔梗で働くと」
「弟としてはどうなんだ?」
「複雑ですが姉さんが選択したのなら仕方がないと」
「今も桔梗に行ってかえでさんも入れて話し合っているよ」
1階に降りるとかえでとともこがコーヒーを飲んでいる。
「あれ、集金?」
「そうだ。かえでは歩き回って大丈夫か?」
「私も一人くらいこなして帰ろうかと」
と笑う。
父が自転車を止めて鞄を肩から下げて入ってきた。
「今日は頼母子の日じゃないですね?」
「ああ、そうだ。尋ねたいことがあってな?」
最近の平さんの目は銀行時代と違って鋭い目になっている。
「お父さんが今度頼母子を落としたいと言ってきたんだが?」
「まだ積立して浅いから利子が高くなるのじゃあ?」
「100万だが今のお父さんでは重たい返済になるよ。何かあった?」
「いえ、母が帰ってきたのです。どうせその金は焦げ付くのです。妹の出産で送るのですよ」
「ともこさんは貸してあげてくださいと。保証人になると」
「ともこが?」
彼女は母に遠慮している。
「ともこさんの話は聞いている?」
「ええ、桔梗で働くと」
「弟としてはどうなんだ?」
「複雑ですが姉さんが選択したのなら仕方がないと」
「今も桔梗に行ってかえでさんも入れて話し合っているよ」
1階に降りるとかえでとともこがコーヒーを飲んでいる。
「あれ、集金?」
「そうだ。かえでは歩き回って大丈夫か?」
「私も一人くらいこなして帰ろうかと」
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父が自転車を止めて鞄を肩から下げて入ってきた。
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