復讐の芽***藤林長門守***

夢人

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騒乱12

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「ご無沙汰しております」
 茉緒は将軍の蒲団の横に座る。覆面を外している。両手で弾正の手紙を渡す。将軍は胡坐をかいて目を通す。
「確かに三好と赤松から別々に書状が届いておる。だがこの連携は難しいとみている」
「どうしてですか?」
「三好は京では2千5百を置いているが、赤松は六角との争いで兵は出せないわ。それに三好も一族がまとまっておらぬ。それに弾正の軍が京屋敷に5百を配置した」
「将軍はどう動かれます?」
「畿内の豪族で無理かと思う」
「たとえば?」
「東では武田、上杉、北条、今川、西には毛利と強豪揃いだ」
 茉緒は畿内しか見ていなかった。これからもっと広い目で見て行かないと生きていけない。弾正はこれらとどう立ち向かうのか。
「どちらが?」
「今川が位置的に一番早いかと思う。だが堺を制したものも強い。ちょっと相手して帰れ」
と将軍は蒲団の中に茉緒を誘う。茉緒は上半身を露わにして将軍を跨ぐ。
 事が済むと弾正にあてた手紙を渡す。






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