復讐の芽***藤林長門守***

夢人

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秘密8

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 柘植の忍者が襲い奥方始め4人が殺された公表した。引き込みは平太がして姿をくらませた。この噂が伝わるのに時間はかからない。茉緒は翌日奥方の死体を運びだし、池の傍の姉の墓に埋め妹の遺骨を掘りだして、藤林の庭に奥方の墓として供養した。
 奥方の部屋から押し込まれた引き出しの奥に妹である母の遺品が出てきた。嫁入り道具の簪や母の覚書が入っていた。
『・・・始めての息子にはお頭が自らの幼少期の信一郎と名付けた・・・』
 これは茉緒が生まれた時に書かれたものだ。
『・・・実家に信一郎を始めて連れて帰った時、姉が戻ってきているので吃驚した。子供が産まれないので離縁されたことだった。私は姉が昔から苦手で不吉な予感が走った。姉はすべて自分のものとしないと治まらない性格だった。頭が迎えに来た時の目は異常に光っていた』
 母の覚書は茉緒が2歳になった時からしばらくして途絶えた。それが姉が池に入水自殺をした日と重なる。
『・・・姉が危篤だと兄から連絡があった。頭は六角の要請で一月も館を空けている。どううしてこんな時に・・・』
「姉さん、これからどうする?」
 凛がいつの間にか部屋に入って来て声かける。
「服部と軋轢のために百地と組むか」
 三好が後退したので百地とぶつかることもなくなった。双方攻められて利害が一致してしている。服部はすでに伊賀の半分を支配に治めている。
「一度百地に行ってくるか」



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