復讐の芽***藤林長門守***

夢人

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騒乱8

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 岐阜の町も想像通り活気があった。信長は町作りに長けている。だが戦闘状態にあるのか町には兵が溢れている。検問も厳しいが今井宗久の名を出すと城内に入れられた。今回は鉄砲の名手を同行していない。どうも彼は本命の本願寺に行ったようだ。それほど宗久の目算が外れたんだろう。
 鉄砲の確認まで半分は岐阜の探索に出した。しばらくして茉緒だけが信長の部屋に通された。
「宗久が慌てて寄越したようだな。魔王でなければ切り捨てていたかもしれぬ」
 宗久の胸の内を読んでいる。
「今回は忍者も本願寺に廻ったようだな」
 何もかも見透かされてる。
「浅井に入ろうとした一隊を撃ち取った」
 先頭に入った百地のことだろう。慎吾がいたかもしれない。
「信長さまは忍者を使わないのですか?」
「忠誠心がない奴はいらない。だが部下はこそこそ使っておるわ」
と言うと珍しく信長の手が茉緒を抱きかかえている。抵抗することなく自分から信長を迎え入れている。
「いい持ち物をしている。女子にしては」
 信長のものは細い。肌は吸い付くようだ。
「小姓にならんか?」
「いえ、こうしてたまに寄せてただきます」 
 茉緒は下がると一隊ををまとめ伊賀に急ぐ。




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