復讐の芽***藤林長門守***

夢人

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激動6

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 毛利の水軍に織田水軍が完敗して相当の荷が本願寺に流れた。大砲はまだ間に合ってない。この中で信長派の納屋衆が襲われた。とくに宗久が大けがをした。それで紅屋の別荘に茉緒が下忍を配置した。ここに堺の私兵の頭がいるという情報が入った。堺の私兵についてはすでに秀吉の手で解体されている。
「紅屋はすでに船で四国へ出ています。中には私兵の頭と20人ほどの部下がたむろしています」
「その他の兵は?」
「それぞれ反信長派の納屋衆に80人ほど潜っていますが、主だったものはここにいます」
「ここを壊滅すればいいのだな」
 茉緒は10人の下忍を二つに分けて表と裏から突入させる。私兵の頭だけを倒せばと考えている。秀吉は遠巻きに3百の兵で屋敷を取り囲んでいる。
 部屋に飛び込むと酒盛りの最中だ。堺の私兵は実戦の経験はない。私兵の頭は外人で特殊な剣を使う。茉緒は広間に駆け込むと2人の足を切り払う。
「お前が魔王か?」
 頭が下忍の切り込みを躱し脇腹を鮮やかに突き刺す。
「手を出すな」
「女か?」
 その言葉と同時に素早く鋭い突きが繰り出される。茉緒は上段から切り込むと見せて右に滑り込み足を払う。今は殺す必要はない。足を切り飛ばした。
「引き上げる!」
 合図とともに秀吉の兵が雪崩れ込んでくる。







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