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僕
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自分と同じ顔に囲まれるって気持ち悪いもんだな。
いつの間にこれだけの人数が送り込まれてきたのか、増殖したのか分からないが、既に囲まれ逃げる場所もない。
あの魔法を一撃でも受けるわけにはいかないので、” ツェータ ”が詠唱を終えるまでに僕が範囲魔法で攻撃をして、ジョーが個別に倒していくしかない。
レンも攻撃に加わるが回復魔法の為に魔力は温存させたい。
(消耗戦になる…)
そうしているうちにも僕の魔法を出すスピードが落ちてきているのが分かる。
(なにが天才児だよ…)
まさに、” ツェータ ”の闇魔法の詠唱を完了するその刹那、強力な結界が” ツェータ ”達の上から踏み潰すように落ちてきた!
” ツェータ ”達は消滅した…
「僕のこと戦力外だと思ってたでしょ?」
カズヤだ!!
「ここは神殿内だよ?この程度の敵、システムの強化でなんとでもなる。」
「カズヤー!」
「カズヤさん!!」
ジョーとレンがカズヤに飛び付く。
「ちょ、やめろよw」
「ギリギリだったぞー!カズヤー!」
僕もカズヤにまとわりついた。
それを見ていたビオレッタもカズヤの背後を狙うがジョーに阻止された。
「ビオレッタはまだ早い!」
(何がだろう?)
僕らは先を急いだ。
すると、先程とは違う雰囲気の場所に出た。
「星空…?」
そこはドーム型の、そうまるでプラネタリウムのような天井に星空が映し出されていた。
「ここが神殿の中枢だ。しかし、これまでなんの為に存在するのかはソル様からも聞かされていなかった…」
ビオレッタは星空を初めて見るのか煌めく星をじっと見詰めている。
朧気に病室から見た夜空を思い出す。
星はあまり見えなかったなぁ。
でも、いつも月は見えていた。
1人の夜、いつも月が僕を照らしていた。
記憶…
これは僕の記憶…?
その瞬間、酷い頭痛と記憶の逆流が起こる。
僕はその場に倒れ込んだ。
「ルクス!?」
「ルクスさん!!」
皆が僕を呼ぶ声がする…
だけど、僕の意識は記憶の中に引き摺られていく。
眩しい…
白いカーテン、白いベッド…
『光くん、お熱を測りましょうね。』
看護師さんが熱を測りに来る。
何年も続くこの光景。
担当の看護師さんも何回か替わった。
僕は現在の医学では治すことが出来ない難病らしい。
幼い時から病室に居る。
特に治療らしい治療もしないのに、外にも出られない。
僕はパソコンを開ける。
子供にはまだ早いと言われたけど、お願いして買ってもらった白いパソコン。
ネットの世界で僕は色々なことを知った。
星の名前、虫の名前、恐竜の名前、犬という生き物がいること。猫という生き物がいること。
アニメやゲームというものも知った。
そのうち、パソコンがどうやって動いてるのか、ネットとは何なのかが気になってきた。僕はどんどんのめり込み、プログラミングというものを知り、AI(人工知能)というものを作った。
何度も試作を重ねて、僕は特別なAIを作った。
それは人間の脳と同じ仕組みで出来ているんだ。
自分で考えて成長する。
見た目はどうしようかな?
月が好きだからウサギ耳のキャラにしよう。
お母さんに似てる、かわいい感じの…
最初は変な言葉とか言ったりしてたけど、だんだん人間らしくなってきたなぁ。
僕はそのAIに『ルナ』と名前を付けた。
月の女神の名前なんだ。
僕はネット上にルナと僕の世界を作った。
僕の好きな物をギュウギュウに詰め込んだ世界だ。
VRを買ってもらった。
ルナに会いに行けるようになった!
世界に奥行きが出来るようになった。
ルナと一緒に仮想世界を作っていった。
その頃には両親はあまり面会に来なくなった。
治療費がかかり過ぎるからなのかもしれない。
僕はネット上で仮想通貨を購入し、投資を繰り返し、必要な物は自分で購入するようになった。
僕は1日のほとんどを仮想空間で過ごすようになっていた。
身体が衰弱しないようにリハビリは続けていたけど、この弱い身体を捨てて、仮想空間に移り住むことは出来ないのか考えるようになっていた。
脳を直接、ネットワークと繋ぐ方法。
僕はその方法を仮想空間に閉じ込めた。
久しぶりに両親が来て、医者と何か話をしていた。
僕は仮想空間でルナに事情を話す。
『新しい治療法を試すんだって。』
『え…』
『もしかしたら、しばらくログイン出来ないかも知れない。』
『そうなの…でも、元気になって戻ってくるのよね?』
『もちろん!この世界をもっともっと楽しい世界にしなきゃ!』
『ずっと待ってるね。』
『うん!』
仮想空間には厳重にセキュリティをかけた。
元気になって戻って来たらルナとこの世界を完成させるんだ!
戻って来たら、きっと…!
いつの間にこれだけの人数が送り込まれてきたのか、増殖したのか分からないが、既に囲まれ逃げる場所もない。
あの魔法を一撃でも受けるわけにはいかないので、” ツェータ ”が詠唱を終えるまでに僕が範囲魔法で攻撃をして、ジョーが個別に倒していくしかない。
レンも攻撃に加わるが回復魔法の為に魔力は温存させたい。
(消耗戦になる…)
そうしているうちにも僕の魔法を出すスピードが落ちてきているのが分かる。
(なにが天才児だよ…)
まさに、” ツェータ ”の闇魔法の詠唱を完了するその刹那、強力な結界が” ツェータ ”達の上から踏み潰すように落ちてきた!
” ツェータ ”達は消滅した…
「僕のこと戦力外だと思ってたでしょ?」
カズヤだ!!
「ここは神殿内だよ?この程度の敵、システムの強化でなんとでもなる。」
「カズヤー!」
「カズヤさん!!」
ジョーとレンがカズヤに飛び付く。
「ちょ、やめろよw」
「ギリギリだったぞー!カズヤー!」
僕もカズヤにまとわりついた。
それを見ていたビオレッタもカズヤの背後を狙うがジョーに阻止された。
「ビオレッタはまだ早い!」
(何がだろう?)
僕らは先を急いだ。
すると、先程とは違う雰囲気の場所に出た。
「星空…?」
そこはドーム型の、そうまるでプラネタリウムのような天井に星空が映し出されていた。
「ここが神殿の中枢だ。しかし、これまでなんの為に存在するのかはソル様からも聞かされていなかった…」
ビオレッタは星空を初めて見るのか煌めく星をじっと見詰めている。
朧気に病室から見た夜空を思い出す。
星はあまり見えなかったなぁ。
でも、いつも月は見えていた。
1人の夜、いつも月が僕を照らしていた。
記憶…
これは僕の記憶…?
その瞬間、酷い頭痛と記憶の逆流が起こる。
僕はその場に倒れ込んだ。
「ルクス!?」
「ルクスさん!!」
皆が僕を呼ぶ声がする…
だけど、僕の意識は記憶の中に引き摺られていく。
眩しい…
白いカーテン、白いベッド…
『光くん、お熱を測りましょうね。』
看護師さんが熱を測りに来る。
何年も続くこの光景。
担当の看護師さんも何回か替わった。
僕は現在の医学では治すことが出来ない難病らしい。
幼い時から病室に居る。
特に治療らしい治療もしないのに、外にも出られない。
僕はパソコンを開ける。
子供にはまだ早いと言われたけど、お願いして買ってもらった白いパソコン。
ネットの世界で僕は色々なことを知った。
星の名前、虫の名前、恐竜の名前、犬という生き物がいること。猫という生き物がいること。
アニメやゲームというものも知った。
そのうち、パソコンがどうやって動いてるのか、ネットとは何なのかが気になってきた。僕はどんどんのめり込み、プログラミングというものを知り、AI(人工知能)というものを作った。
何度も試作を重ねて、僕は特別なAIを作った。
それは人間の脳と同じ仕組みで出来ているんだ。
自分で考えて成長する。
見た目はどうしようかな?
月が好きだからウサギ耳のキャラにしよう。
お母さんに似てる、かわいい感じの…
最初は変な言葉とか言ったりしてたけど、だんだん人間らしくなってきたなぁ。
僕はそのAIに『ルナ』と名前を付けた。
月の女神の名前なんだ。
僕はネット上にルナと僕の世界を作った。
僕の好きな物をギュウギュウに詰め込んだ世界だ。
VRを買ってもらった。
ルナに会いに行けるようになった!
世界に奥行きが出来るようになった。
ルナと一緒に仮想世界を作っていった。
その頃には両親はあまり面会に来なくなった。
治療費がかかり過ぎるからなのかもしれない。
僕はネット上で仮想通貨を購入し、投資を繰り返し、必要な物は自分で購入するようになった。
僕は1日のほとんどを仮想空間で過ごすようになっていた。
身体が衰弱しないようにリハビリは続けていたけど、この弱い身体を捨てて、仮想空間に移り住むことは出来ないのか考えるようになっていた。
脳を直接、ネットワークと繋ぐ方法。
僕はその方法を仮想空間に閉じ込めた。
久しぶりに両親が来て、医者と何か話をしていた。
僕は仮想空間でルナに事情を話す。
『新しい治療法を試すんだって。』
『え…』
『もしかしたら、しばらくログイン出来ないかも知れない。』
『そうなの…でも、元気になって戻ってくるのよね?』
『もちろん!この世界をもっともっと楽しい世界にしなきゃ!』
『ずっと待ってるね。』
『うん!』
仮想空間には厳重にセキュリティをかけた。
元気になって戻って来たらルナとこの世界を完成させるんだ!
戻って来たら、きっと…!
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