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intermission 1 ~観光大使の野望~
勧誘大作戦! ~デュエルの場合~
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Side-フランシス 1
ああ、実に長い戦いだった。多くの観光大使としのぎを削り、ボクにできうる最高のパフォーマンスを披露して客を酔わせ…そして、ボクはその中で勝利を収めることができたんだ! この前開催された観光大使冒険者を一堂に集めた一大イベントで大成功を収め、ボクは人気投票で上位を取ることができた 。
このイベントの発案者を聞いてかなり驚いたけれども、彼らにはどんなに感謝してもしきれないよ。いつか、ボクとともにこの業界にきてくれればって思うしね。
でも…こう見えて観光大使の仕事って、実は冒険者よりもハードな時があるんだ。
よし! 今日は、そんな観光大使の一日を紹介するとしようかな!
まず、朝起きれば完璧に身なりを整えなければならない。これは鉄則だ。
観光大使って、とにかく人気に何もかも左右されるからね。常に見られることを意識しなくちゃならないんだ。まあ、ボクの美貌なら黙ってても視線は集まるものなんだけどね。
今日も自慢の長い金の巻き毛を整えて、いつもの華麗な白銀の鎧と真紅のマントに身を固める。おっと、美麗な装飾付きの細身の剣…レイピアも忘れちゃいけない!
最後に大きな姿見で、全身をくまなくチェック。 よし、今日もボクは完璧に美しい!
部屋を出ると、朝まだ暗いうちから鍛錬を欠かせない大親友の一人、デュエルが部屋に戻ってくるところだった。朝からいい汗を流して、着替えに来たというところだろう。軽装に不釣り合いな大きな槍は、ボクと違って使い込まれた本格派だね。
「おはよう、デュエル! 朝から君に会えるなんて、ボクはなんて運がいいんだ!」
「お? お、おう…おはよう、フランシス…」
ボクの挨拶に彼はギョッとしたように左右を見回した。ああ、いけないいけない。ボクとしたことが、朝から少しばかり声が大きすぎたようだ。
しかしいつ見ても、いい体格をしているよね。こういうのって、毎日の積み重ねがモノをいうんだけど、最近のボクは仕事が忙しくて鍛錬なんてなかなかできないのが現状さ。いつか、手合わせして見たいんだけど…一撃でケリがつく未来しか想像できないのが悲しいところだね。
でももったい無いなあ…ボクと組んで観光大使になっちゃえば、いくらでもビッグになれそうなもんだけど。彼、一見無骨そうに見えるんだけど…実は精悍なタイプが好きな女子の間で密かに人気があるって聞いたことがあるよ?
でも、そのハネっぱなしの寝癖はいただけないなあ。観光大使でも冒険者でも、やっぱり基本の身だしなみは大事だよ!
「ちょっとごめんよ?」
切なくなるほどの身長差だよ。少し背伸びしながら懐から出した櫛で、直そうとするんだけど…悲しいかな、彼の硬い髪はちょっとやそっとじゃ直らない。
「何してるんだお前?」
「いや、寝癖がちょっとね…キミ、冒険者たるもの、もっと身だしなみに気をつけるべきだよ!」
「早朝の鍛錬でそこまで気を使うのか、お前?」
「甘い、甘いよキミ! ボクたち観光大使は、いついかなる時にも見られていることを前提として身だしなみを完璧に整え…!」
懐に数本常備している造花のバラを取り出して熱く語っている間に、デュエルはさっさと消えている。振り返れば、彼の部屋のドアが閉まったところだった。うーん、今日も観光大使への勧誘は失敗に終わったらしいな。いやいや、諦めないぞ! なんたって、こんなにも楽しくバラ色の日々が待ってるんだ! 親しく付き合っている友人としては、この楽しさと幸せを分けてあげたいからね! それに、彼らがボクと組めば…人気は急上昇間違いないんだから♪ ボクが保証する、間違いない!
そんなボクの前に、もう一人の大親友が現れたのはその時だった。
ああ、実に長い戦いだった。多くの観光大使としのぎを削り、ボクにできうる最高のパフォーマンスを披露して客を酔わせ…そして、ボクはその中で勝利を収めることができたんだ! この前開催された観光大使冒険者を一堂に集めた一大イベントで大成功を収め、ボクは人気投票で上位を取ることができた 。
このイベントの発案者を聞いてかなり驚いたけれども、彼らにはどんなに感謝してもしきれないよ。いつか、ボクとともにこの業界にきてくれればって思うしね。
でも…こう見えて観光大使の仕事って、実は冒険者よりもハードな時があるんだ。
よし! 今日は、そんな観光大使の一日を紹介するとしようかな!
まず、朝起きれば完璧に身なりを整えなければならない。これは鉄則だ。
観光大使って、とにかく人気に何もかも左右されるからね。常に見られることを意識しなくちゃならないんだ。まあ、ボクの美貌なら黙ってても視線は集まるものなんだけどね。
今日も自慢の長い金の巻き毛を整えて、いつもの華麗な白銀の鎧と真紅のマントに身を固める。おっと、美麗な装飾付きの細身の剣…レイピアも忘れちゃいけない!
最後に大きな姿見で、全身をくまなくチェック。 よし、今日もボクは完璧に美しい!
部屋を出ると、朝まだ暗いうちから鍛錬を欠かせない大親友の一人、デュエルが部屋に戻ってくるところだった。朝からいい汗を流して、着替えに来たというところだろう。軽装に不釣り合いな大きな槍は、ボクと違って使い込まれた本格派だね。
「おはよう、デュエル! 朝から君に会えるなんて、ボクはなんて運がいいんだ!」
「お? お、おう…おはよう、フランシス…」
ボクの挨拶に彼はギョッとしたように左右を見回した。ああ、いけないいけない。ボクとしたことが、朝から少しばかり声が大きすぎたようだ。
しかしいつ見ても、いい体格をしているよね。こういうのって、毎日の積み重ねがモノをいうんだけど、最近のボクは仕事が忙しくて鍛錬なんてなかなかできないのが現状さ。いつか、手合わせして見たいんだけど…一撃でケリがつく未来しか想像できないのが悲しいところだね。
でももったい無いなあ…ボクと組んで観光大使になっちゃえば、いくらでもビッグになれそうなもんだけど。彼、一見無骨そうに見えるんだけど…実は精悍なタイプが好きな女子の間で密かに人気があるって聞いたことがあるよ?
でも、そのハネっぱなしの寝癖はいただけないなあ。観光大使でも冒険者でも、やっぱり基本の身だしなみは大事だよ!
「ちょっとごめんよ?」
切なくなるほどの身長差だよ。少し背伸びしながら懐から出した櫛で、直そうとするんだけど…悲しいかな、彼の硬い髪はちょっとやそっとじゃ直らない。
「何してるんだお前?」
「いや、寝癖がちょっとね…キミ、冒険者たるもの、もっと身だしなみに気をつけるべきだよ!」
「早朝の鍛錬でそこまで気を使うのか、お前?」
「甘い、甘いよキミ! ボクたち観光大使は、いついかなる時にも見られていることを前提として身だしなみを完璧に整え…!」
懐に数本常備している造花のバラを取り出して熱く語っている間に、デュエルはさっさと消えている。振り返れば、彼の部屋のドアが閉まったところだった。うーん、今日も観光大使への勧誘は失敗に終わったらしいな。いやいや、諦めないぞ! なんたって、こんなにも楽しくバラ色の日々が待ってるんだ! 親しく付き合っている友人としては、この楽しさと幸せを分けてあげたいからね! それに、彼らがボクと組めば…人気は急上昇間違いないんだから♪ ボクが保証する、間違いない!
そんなボクの前に、もう一人の大親友が現れたのはその時だった。
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