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intermission 3 〜ブラインドデート〜
おしゃれは危険?
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Side-ラグ 1
それは、いつものランチタイム。
何気ないコギーさんの一言から始まりました。
「ラグって、素材はいいのにあまりオシャレしないよね」
その言葉で皆さんの目が一斉に私に注がれます。気恥ずかしさに目をそらした先にはアーシェさんがニンマリとした笑みを浮かべていました。
「言われてみればそうだよねー。ラグちゃん、いっつもこんな地味な神官装束だし。たまにはドレスアップしてみたらいいんじゃないの? こないだの依頼の時のドレスみたいに、すっごい変身しそうだしね!」
「うんうん! ちょうどあたしのお姉ちゃんの服がサイズ合いそうだし、うちに来てみてよ!」
「え…その…!コギーさん、いきなりお邪魔してしまっては…!」
なんだか、だんだんお話がまとまってしまっています!
「ラグさんには、淡い色合いが似合いそう」
「セーラさんまで!」
慌てるわたくしをよそに、意味ありげにコギーさんは耳打ちをして来ました。
「ラグのお師匠さんにも、見せてみたいと思わない?」
「っ…!」
えっと…確かに、あの時のパーティーは…師匠にエスコートしてもらって、とてもとても夢のようでしたけれど…。
「「「き・ま・り・ね♪」」」
そして…その後すぐにコギーさんのお宅に連れていかれてしまいました…。
「これとかいいんじゃない?」
「えー、こっちの方がいいって!」
どうしましょう…。やっぱりちょっと後悔です。
目の前には色とりどりな服を取っ替え引っ替えで大喜びの皆さんが、歓声を上げています。そしてわたくしも着替えるのは何度目でしょう?
いえ、おしゃれが嫌いというわけじゃないんです。ですが、なんだか自分じゃないみたいで落ち着きません。
「うん、やっぱりコレ似合う!」
「じゃあ、これも合わせちゃおうよ!」
「あ…あの…。コレ、短過ぎませんか?」
わたくしは、丈が短いスカートにもじもじしてしまいます。
「えー、似合うよラグちゃん! 足きれいだし、これくらい出さなきゃもったいないよ?」
「その分、ニーソでカバーよ♪ 髪も、こうやって…」
鏡を見て、びっくりしました! これはほぼ、変装の域ではないでしょうか?! 普段のわたくしとは似ても似つかない、今時のおしゃれ学生がそこにいました。
丈の短いワンピースに髪はポニーテール、そしてふんわりした素材の上着に長い靴下…。多分、街を歩いたとしても誰も気づくことはないでしょうね。
「ふふ、なんだかちょっとだけワクワクして来ました」
「あ、でもちょっと待って」
コギーさんがわたくしの眼鏡を取りました。
「せっかくのコーデも、メガネは合わないわー。なんか、ヤボったくなっちゃう」
「え、その…あの…!」
慌てるわたくしをよそに、皆さんは盛り上がりました。
「あーそっか、なんか違うって思ってたら!」
「その方が似合うね」
ど、どうしましょう? だって、わたくし…!
「うん、カンペキ! ちょっと師匠さんに見せといでよ! 可愛さにびっくりすること請け合いだからさ!」
「え、その、ちょっと…!」
「大丈夫大丈夫、すっごい可愛いもん! アーちんだってイチコロじゃない? 変なとこなんてないよ!」
うろたえるわたくしを、皆さんは表に引っ張って行きますが、ひとつ大変な問題があるんです…!
「はいはい、行ってらっしゃい! たぶんアーちん、白銀亭で給仕してるとこだと思うし! いそがないと、ナンパに繰り出しちゃうよ?」
アーシェさんは、そう言ってわたくしを引っ張ります。その言葉に、わたくしは先日の依頼の時のことを思い出しました。とても大人っぽいお姉さんが、師匠と…その…。あれ以来胸の奥がちりちりしてしまって、どうしたらいいのかわからないのです。できれば忘れてしまいたいのに、思い出してしまったら、頭から離れないのです!
気づけばわたくし、表の通りに出ていました。
そう、一番大きな問題が目の前にぶら下がってしまってたんです。
どうしましょう、わたくし…眼鏡がないとまともに歩けないくらい何も見えないんですのに!
それは、いつものランチタイム。
何気ないコギーさんの一言から始まりました。
「ラグって、素材はいいのにあまりオシャレしないよね」
その言葉で皆さんの目が一斉に私に注がれます。気恥ずかしさに目をそらした先にはアーシェさんがニンマリとした笑みを浮かべていました。
「言われてみればそうだよねー。ラグちゃん、いっつもこんな地味な神官装束だし。たまにはドレスアップしてみたらいいんじゃないの? こないだの依頼の時のドレスみたいに、すっごい変身しそうだしね!」
「うんうん! ちょうどあたしのお姉ちゃんの服がサイズ合いそうだし、うちに来てみてよ!」
「え…その…!コギーさん、いきなりお邪魔してしまっては…!」
なんだか、だんだんお話がまとまってしまっています!
「ラグさんには、淡い色合いが似合いそう」
「セーラさんまで!」
慌てるわたくしをよそに、意味ありげにコギーさんは耳打ちをして来ました。
「ラグのお師匠さんにも、見せてみたいと思わない?」
「っ…!」
えっと…確かに、あの時のパーティーは…師匠にエスコートしてもらって、とてもとても夢のようでしたけれど…。
「「「き・ま・り・ね♪」」」
そして…その後すぐにコギーさんのお宅に連れていかれてしまいました…。
「これとかいいんじゃない?」
「えー、こっちの方がいいって!」
どうしましょう…。やっぱりちょっと後悔です。
目の前には色とりどりな服を取っ替え引っ替えで大喜びの皆さんが、歓声を上げています。そしてわたくしも着替えるのは何度目でしょう?
いえ、おしゃれが嫌いというわけじゃないんです。ですが、なんだか自分じゃないみたいで落ち着きません。
「うん、やっぱりコレ似合う!」
「じゃあ、これも合わせちゃおうよ!」
「あ…あの…。コレ、短過ぎませんか?」
わたくしは、丈が短いスカートにもじもじしてしまいます。
「えー、似合うよラグちゃん! 足きれいだし、これくらい出さなきゃもったいないよ?」
「その分、ニーソでカバーよ♪ 髪も、こうやって…」
鏡を見て、びっくりしました! これはほぼ、変装の域ではないでしょうか?! 普段のわたくしとは似ても似つかない、今時のおしゃれ学生がそこにいました。
丈の短いワンピースに髪はポニーテール、そしてふんわりした素材の上着に長い靴下…。多分、街を歩いたとしても誰も気づくことはないでしょうね。
「ふふ、なんだかちょっとだけワクワクして来ました」
「あ、でもちょっと待って」
コギーさんがわたくしの眼鏡を取りました。
「せっかくのコーデも、メガネは合わないわー。なんか、ヤボったくなっちゃう」
「え、その…あの…!」
慌てるわたくしをよそに、皆さんは盛り上がりました。
「あーそっか、なんか違うって思ってたら!」
「その方が似合うね」
ど、どうしましょう? だって、わたくし…!
「うん、カンペキ! ちょっと師匠さんに見せといでよ! 可愛さにびっくりすること請け合いだからさ!」
「え、その、ちょっと…!」
「大丈夫大丈夫、すっごい可愛いもん! アーちんだってイチコロじゃない? 変なとこなんてないよ!」
うろたえるわたくしを、皆さんは表に引っ張って行きますが、ひとつ大変な問題があるんです…!
「はいはい、行ってらっしゃい! たぶんアーちん、白銀亭で給仕してるとこだと思うし! いそがないと、ナンパに繰り出しちゃうよ?」
アーシェさんは、そう言ってわたくしを引っ張ります。その言葉に、わたくしは先日の依頼の時のことを思い出しました。とても大人っぽいお姉さんが、師匠と…その…。あれ以来胸の奥がちりちりしてしまって、どうしたらいいのかわからないのです。できれば忘れてしまいたいのに、思い出してしまったら、頭から離れないのです!
気づけばわたくし、表の通りに出ていました。
そう、一番大きな問題が目の前にぶら下がってしまってたんです。
どうしましょう、わたくし…眼鏡がないとまともに歩けないくらい何も見えないんですのに!
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