私の大好きなドラゴン

どら娘

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謎のドラゴン

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私はオジさんにデコチューしてもらった時、
嬉しすぎて、頭がフリーズしちゃった。
何度も思い出しては、ニタニタしてる自分に
あー私って変態みたい...ダメダメ...
グダグダ考えてたら、あっという間に昼頃?になってきた。


あーそういえばピーの実を
朝チビに貰ってたんだ、
切ってもらえばよかったーと思ってコロコロ転がしたり、いじってたら、


(ねえー君、何者?)


洞窟の中にいると、
突然知らないドラゴンが気配もなく現れ、話しかけてきた。


(ここらへん、ゼガンの匂いが強いから寄ってみたけど
 君からもゼガンの匂いがするんだー
 相棒以外にゼガンの匂いが強い奴は、今までになかったんだよねー
 もしかしたら、ゼガンの相棒が最近拾ったってゆうガキ?
 僕のカミルがゼガンの相棒と何かずーっと話してたんだよねー
 僕のカミルがゼガンが珍しく気に入ってるって聞いて驚いてたんだー
 僕のカミルも会ってみたいって言ってたんだよー)


さっきから一方的に話してるドラゴンは誰だろう
ゼガンと相棒(オジさん?)と知り合いみたいだし....
僕のカミルって何回も言ってるから、その人も?



(僕のカミルがゼガンの相棒とばっかり話すから
 僕はカミルと一緒に遊ぶ約束を後にしたんだよー
 だから、僕こっそり君に会ってやると思って、
 どうせ、この洞窟だろうと思って来たのー僕って天才!!)


まだ話してるよ...
よくしゃべるなーお兄ちゃんと全然違うタイプのドラゴンだ...


【あなたこそ 誰なの?】


(............君の言葉!)


【?】

(ふ-ん やっぱり何者なの?
  君の名前は?)


【ライル オジさんに付けてもらったの】


(変なのーオスの名前?
 それにオジさん?ああ....ゼガンの相棒の事?
 ぷっ!!オジさん!
 人間たちから恐れられてるのに....君は怖くないの?
 君メスでしょー、可愛いいのに...)


【!!!!!...】

私はドラゴンに抱き着いた。


(何何何ーどうしたの?)



【女の子って分かってくれてうれしい!大好き!
 なんて良いドラゴンなのーありがとう!!】


(えーじゃゼガンの相棒ってライルの事、オスと思ってるわけー
 相変わらず単細胞だなー)


【オジさんを何でわざわざゼガンの相棒ってゆうの?】


(カミル以外の人間の名前なんて覚えても無駄だしー
 どうでもいいからーでも、ライルは違うかな....)


【?.......そういえば、お名前は】


(僕はルカ カミルが付けたんだ。
 僕にピッタリだと思わないー
 僕のカミルは、ゼガンの相棒と違って頭がとっても良いし
 カッコイイしー、優しいんだからー)


【オジさんも優しいし、お兄ちゃんも優しいよー】


(お兄ちゃん....ゼガンのこと?
 ハハハハハお兄ちゃん....笑えるーヒーッッ)


【なんで笑うの?】


(似合わないし、戦い以外ゼガンは役に立たないし
 僕より冷たい奴だよ!)

 
【そんな事ない!慰めてくれるし、優しいんだから】


(うそだろ!ライルおもしろい!
 僕と遊ぼーカミルはゼガンの相棒とばっかりだからさー
 そうだよ!そうしよう!良いところ知ってるよ!)

そう言ったかと思った瞬間、ルカが私を掴んで空を飛びだした。
その拍子に、片方の靴と、ピーの実が落ちてしまった。

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