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第3話 初公務
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早朝三時に起きるつもりでいたのよ。
だから夕食後のお父様の公務に対する心構えを聴き終えるや否や自室に戻ったのよ。
そして公務の概要書の概要書を読み直した後、ベッドに入ってちゃんと圧縮睡眠魔法も掛けたはずだったのに…。
「お嬢様、お嬢様! 大変でございます!」
寝室の扉をドンドンドンと扉を叩く音とシルフィアの声が私を夢の世界から引き戻した。
失礼しますという彼女の声で、扉が開いた。
一気に冷気が部屋に流れ込んできて、少しはシャンとする。
時計を見ると朝の四時、一時間の寝坊だと気が付く。
「ごめんなさい、シルフィア」
そう言ってふらふら立ち上がる私を彼女が抱き抱える。
シルフィアの身体が柔らかくて暖かくてとても心地良かった。
その心地よさに私は抗うことができずに再び睡魔の手に堕ちた。
次に目を覚ましたのは、規則的な揺れと、車輪が地面を転がる微かな音の中だった。
目の前には、侍女と馬車の内装。どうやら、私はすでに公務の目的地へ向かう途中らしい。
「……シルフィア?」
掠れた声で名を呼ぶと、横に座って私に肩を貸していたシルフィアが、無表情な顔で私を見つめて言った。
「予定には、問題ありません」
このままいけば、予定通り昼前には到着するらしい。
「着いたら起こして、公務はちゃんとするから」
私は再び目を閉じて、シルフィアに身体を預けた。
馬車の揺れが止まる気配がして私は眼を覚ました。
嘘、シルフィアが私の頬を指の腹でつんつんして起こしたのだ。
そして私が目覚めたのを確認して扉を開いた。
まばゆい陽光と、人々のざわめきが耳に飛び込んできた。
やっと豊穣祭が行われる地方都市ヴェルデリアに到着したと実感した。
「予定通りで良かったわ」
私たちが降り立ったのは、「金色の穀倉」と称される地方都市、ヴェルデリア。その名の通り、周囲には豊かな緑の畑が広がり、収穫を終えたばかりの穀物の香りが、どこか懐かしい。
馬車から降り立つと、すぐに歓迎のセレモニーが始まった。市長を筆頭に、都市の重鎮たちがずらりと並び、私を迎え入れてくれる。
ヴェルデリア市長は、グラム・トーンという名前の、恰幅の良い中年男性だった。日焼けした顔には深い皺が刻まれた農家のおじさんって風貌、自らを終身市長を宣言し、市長以上の野心はないと資料には書いてあったっけ。
そんな事より私は暗記したばかりの豊穣祭開催の祝辞を、淀みなく口にした。
「ヴェルデリアの皆様、そしてこの豊かな実りを育んでくださった大地の恵みに、心からの感謝を捧げます。この豊穣祭が、皆様の暮らしにさらなる繁栄と幸福をもたらすことを、心より願っております」
歓迎セレモニーを終えると、私たちは広場の中央に設けられた大きなテントへと案内された。テントの中央に据えられた長テーブルを囲み、私はヴェルデリア市長と関係者たちと共に席に着いた。そこに運ばれてくる料理は、どれも飾り気よりは素材の味を活かした素朴な味わいで美味しい。近くの村々から自慢の料理がテントに入ってくる。しかし朝食を抜いた私でも、さすがにこれは多すぎるわ。好意からのものだからこそ、残すわけにもいかず、少しばかりつらい。別テーブルにいるシルフィアを含む侍女3名にも少し頑張ってもらおう。御者にもお願いしようかしら。
会話は、主にヴェルデリアの今年の収穫状況や、豊穣祭にまつわる伝統についてだった。グラハム市長は、その実直な人柄がにじみ出るような穏やかな口調で、この都市の歴史や人々の暮らしについて語ってくれた。
その間も、私たちの目の前では、村の子供たちが楽しそうに踊ったり、歌を歌ってくれている。彼らの無邪気な笑顔と歌声は、純粋に嬉しい。肩の力を抜いて食事を楽しむことができた。
今のところ私、ちゃんと公務をこなしていると思う。
寝坊の件は、公務前の話だから無しと言うことでいいわよね。
後はなんだっけ、そうだ思い出した。
「初穂捧げの儀は、たしかこの後でしたね」
私は、満腹なお腹をさすりたいのを我慢して市長に尋ねた。
それさえ終われば、一つ目の公務が完了だもの。
市長は私の言葉に相好を崩して頷いた。
「気になりますか、王女様」
「神聖な儀式に参加できるなんて、これからの人生において素晴らしい経験になると思います」
市長は、一瞬驚いたみたいだけど、より嬉しそうに言った。
「さすが我らが王女様、仰る通りでございます」
どうやら、初穂捧げの儀の会場はここから少し歩くらしい。
私が市長に続いてテントを出るとシルフィアと二人の侍女が慌てて私に近づいてくる。
シルフィアの顔色が少し冴えない一方、二人の侍女はなにやらソワソワしていうのが分かる。
「どうしたの?」
私は三人に尋ねたけど、三人とも一瞬驚いた顔をしただけで少し歯切れが悪い。
3人とも私より年上だし公務の経験豊富だから問題はないと思う。
だから、私は自分の公務に専念するの事が最善だわ。
市長の後を追って細い路地に入った途端、その景色は一変する。目の前に現れたのは、同じ木造建築でありながら異質な文化の町並みだった。
(結界!)
違う、普通の土地だわ、それにしてもこんな所がお父様の領地にあるなんて知らなかった。
軒を連ねる家々は、独特の黒い瓦屋根。壁は土壁のように見える。ただ、そこを歩く市民の服装は私達と何も変わりはない。そうか、かつてこの地にあった失われた土着文化の名残りなのだろう。私の戸惑いとは裏腹に市長の足取りに迷いはなかった。彼は慣れた様子で、この異質な町並みの奥へと進んでいく。
不意に市長がぴたりと立ち止まったので、私は危うくぶつかりそうになった。
「ここが、初穂捧げの儀の会場ですよ、お嬢様」
市長が指を差した先を見ると、鮮やかな朱色の木材で囲われた入り口が見えた。
「これは鳥居と言います」
市長は、私の戸惑いを見透かしたかのように教えてくれた。その独特な形と色に、私は改めて強い異質感を覚える。宗教施設だとは察しは付くけど。
市長に続いてその鳥居をくぐった瞬間、私は、眼の前に広がる光景に完全に奪われていた。
そこには、小さな広場があった。その真ん中に神輿が置かれていた。
私が知っている山車と同じ物だろう。ならばその上にある物は神具で間違いないと思う。
(しかし…)
「どうです、立派でしょう」
市長が誇らしげに声を掛けて来たけど、市長の顔は見れない。
だって、どう見ても男の人のシンボルにしか見えないもの。
だから夕食後のお父様の公務に対する心構えを聴き終えるや否や自室に戻ったのよ。
そして公務の概要書の概要書を読み直した後、ベッドに入ってちゃんと圧縮睡眠魔法も掛けたはずだったのに…。
「お嬢様、お嬢様! 大変でございます!」
寝室の扉をドンドンドンと扉を叩く音とシルフィアの声が私を夢の世界から引き戻した。
失礼しますという彼女の声で、扉が開いた。
一気に冷気が部屋に流れ込んできて、少しはシャンとする。
時計を見ると朝の四時、一時間の寝坊だと気が付く。
「ごめんなさい、シルフィア」
そう言ってふらふら立ち上がる私を彼女が抱き抱える。
シルフィアの身体が柔らかくて暖かくてとても心地良かった。
その心地よさに私は抗うことができずに再び睡魔の手に堕ちた。
次に目を覚ましたのは、規則的な揺れと、車輪が地面を転がる微かな音の中だった。
目の前には、侍女と馬車の内装。どうやら、私はすでに公務の目的地へ向かう途中らしい。
「……シルフィア?」
掠れた声で名を呼ぶと、横に座って私に肩を貸していたシルフィアが、無表情な顔で私を見つめて言った。
「予定には、問題ありません」
このままいけば、予定通り昼前には到着するらしい。
「着いたら起こして、公務はちゃんとするから」
私は再び目を閉じて、シルフィアに身体を預けた。
馬車の揺れが止まる気配がして私は眼を覚ました。
嘘、シルフィアが私の頬を指の腹でつんつんして起こしたのだ。
そして私が目覚めたのを確認して扉を開いた。
まばゆい陽光と、人々のざわめきが耳に飛び込んできた。
やっと豊穣祭が行われる地方都市ヴェルデリアに到着したと実感した。
「予定通りで良かったわ」
私たちが降り立ったのは、「金色の穀倉」と称される地方都市、ヴェルデリア。その名の通り、周囲には豊かな緑の畑が広がり、収穫を終えたばかりの穀物の香りが、どこか懐かしい。
馬車から降り立つと、すぐに歓迎のセレモニーが始まった。市長を筆頭に、都市の重鎮たちがずらりと並び、私を迎え入れてくれる。
ヴェルデリア市長は、グラム・トーンという名前の、恰幅の良い中年男性だった。日焼けした顔には深い皺が刻まれた農家のおじさんって風貌、自らを終身市長を宣言し、市長以上の野心はないと資料には書いてあったっけ。
そんな事より私は暗記したばかりの豊穣祭開催の祝辞を、淀みなく口にした。
「ヴェルデリアの皆様、そしてこの豊かな実りを育んでくださった大地の恵みに、心からの感謝を捧げます。この豊穣祭が、皆様の暮らしにさらなる繁栄と幸福をもたらすことを、心より願っております」
歓迎セレモニーを終えると、私たちは広場の中央に設けられた大きなテントへと案内された。テントの中央に据えられた長テーブルを囲み、私はヴェルデリア市長と関係者たちと共に席に着いた。そこに運ばれてくる料理は、どれも飾り気よりは素材の味を活かした素朴な味わいで美味しい。近くの村々から自慢の料理がテントに入ってくる。しかし朝食を抜いた私でも、さすがにこれは多すぎるわ。好意からのものだからこそ、残すわけにもいかず、少しばかりつらい。別テーブルにいるシルフィアを含む侍女3名にも少し頑張ってもらおう。御者にもお願いしようかしら。
会話は、主にヴェルデリアの今年の収穫状況や、豊穣祭にまつわる伝統についてだった。グラハム市長は、その実直な人柄がにじみ出るような穏やかな口調で、この都市の歴史や人々の暮らしについて語ってくれた。
その間も、私たちの目の前では、村の子供たちが楽しそうに踊ったり、歌を歌ってくれている。彼らの無邪気な笑顔と歌声は、純粋に嬉しい。肩の力を抜いて食事を楽しむことができた。
今のところ私、ちゃんと公務をこなしていると思う。
寝坊の件は、公務前の話だから無しと言うことでいいわよね。
後はなんだっけ、そうだ思い出した。
「初穂捧げの儀は、たしかこの後でしたね」
私は、満腹なお腹をさすりたいのを我慢して市長に尋ねた。
それさえ終われば、一つ目の公務が完了だもの。
市長は私の言葉に相好を崩して頷いた。
「気になりますか、王女様」
「神聖な儀式に参加できるなんて、これからの人生において素晴らしい経験になると思います」
市長は、一瞬驚いたみたいだけど、より嬉しそうに言った。
「さすが我らが王女様、仰る通りでございます」
どうやら、初穂捧げの儀の会場はここから少し歩くらしい。
私が市長に続いてテントを出るとシルフィアと二人の侍女が慌てて私に近づいてくる。
シルフィアの顔色が少し冴えない一方、二人の侍女はなにやらソワソワしていうのが分かる。
「どうしたの?」
私は三人に尋ねたけど、三人とも一瞬驚いた顔をしただけで少し歯切れが悪い。
3人とも私より年上だし公務の経験豊富だから問題はないと思う。
だから、私は自分の公務に専念するの事が最善だわ。
市長の後を追って細い路地に入った途端、その景色は一変する。目の前に現れたのは、同じ木造建築でありながら異質な文化の町並みだった。
(結界!)
違う、普通の土地だわ、それにしてもこんな所がお父様の領地にあるなんて知らなかった。
軒を連ねる家々は、独特の黒い瓦屋根。壁は土壁のように見える。ただ、そこを歩く市民の服装は私達と何も変わりはない。そうか、かつてこの地にあった失われた土着文化の名残りなのだろう。私の戸惑いとは裏腹に市長の足取りに迷いはなかった。彼は慣れた様子で、この異質な町並みの奥へと進んでいく。
不意に市長がぴたりと立ち止まったので、私は危うくぶつかりそうになった。
「ここが、初穂捧げの儀の会場ですよ、お嬢様」
市長が指を差した先を見ると、鮮やかな朱色の木材で囲われた入り口が見えた。
「これは鳥居と言います」
市長は、私の戸惑いを見透かしたかのように教えてくれた。その独特な形と色に、私は改めて強い異質感を覚える。宗教施設だとは察しは付くけど。
市長に続いてその鳥居をくぐった瞬間、私は、眼の前に広がる光景に完全に奪われていた。
そこには、小さな広場があった。その真ん中に神輿が置かれていた。
私が知っている山車と同じ物だろう。ならばその上にある物は神具で間違いないと思う。
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「どうです、立派でしょう」
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