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罪023
しおりを挟むこんちは、甘い砂糖の様な佐藤です。つまり、シュガーです。人は1つの物や、者に執着し過ぎてしまうと、我を失うこともありますよね。
そういう時は、その目線を他に、そう、別の何かに向けさせてあげれば、その内、「あれ?俺は何故、あんなにも必死になっていたのだろう。」などと、一旦、冷静になり、少し物の見方も変わって来るものです。
俺は女の姿になって、姫様の罪を被る事にした。
そして、街の民に向かって、魔王の娘だと嘘をついたのだった。
『愚かな人間達よ!まんまと騙されたわね。
その吸血鬼は私が騙して利用していただけ、彼女は幹部でも何でもないわよ!ほんと馬鹿な人間供。クスクスクス。笑っちゃう。黒幕は私なんですけど!』
皆、注目しているが、女の子の俺に威厳など無く、少し変な奴が現れたぐらいにしか思って居ない者も居る。もっと憎まれ口を叩かないと…人間を否定する様な。…憎まれ役ってのは気分の良い物では無い。
『あんた達、人間は同じ種であるにも関わらず、平気で人を苦しめ、死に追いやったりする奴が居る。
しかも、生きる事に絶望し、自ら命を投げ捨てる者もいるわよね?ねぇ、他の生物を見てみてごらんなさい!生きる事に必至で自分を信じて生きているでしょ?あんた達、人間は自らの手で人間の命の価値を下げているのよ!遅かれ早かれ滅びゆく種族よ。それを私達、魔族が少し早めているだけのことよ!それの何がいけないのかしら?』
街人達は口々にこうべを垂れているが…。
「何だ嬢ちゃん?気でも狂ったか?」
「魔王の娘って…本当かしら?」
「あんな可愛い子が魔族なのかい?」
「魔族は変身できるんだよ。姫様の様にな。」
「聖夜、あの子はあれだねん。姫様の仲間かな。」
「あぁ、あいつからは魔族独特の殺気が感じられない。」
どうせ注目を浴びるなら、もっとこう、勇者的な…栄誉ある何かで脚光を浴びたいものだ。
ん?…街人達の顔つきや目付きが変わっては来たが…
後ひと押しって所だろうか。
『あなた達の中に1人でも、魔王軍に反旗を翻し、命を懸け、必死に何かを成し、立ち向かおうとした者がいるの?やれ、勇者様、やれ、姫様と、この女に頼り切って居たのは何処のどいつなのよ!
そんな自分1人で何も出来ない屑共が、寄って集って、1人で何かをしようと一生懸命に生きて居た者を嘲笑い、罰を与え、その上、殺すですって?クスクスクス。傑作ね。腹がよじれて笑い死にしそうだわ。』
それを見て、2人の妻が語り合う。
「もしやあれは、自分を窮地に落とし、自らを戒めるMプレイなのか?旦那様はドMだったのか?」
「あれは正しく、ドMプレイではありますが、ただ自分の為ではなく、他人の為にしていますね。きっと主人様は…身代りになるつもりです。」
姫様は幹部だったが、それは仕方なくやっていた事だ。じゃないと、勇者を呼び寄せたりなんてしない。
俺の言っている事に真実味を持たせなければならない。口で言っても伝わっていないようだ。
仕方ないけど、皆には恐怖を身体で味わってもらおうか…。
震度3振動拳!
俺は屋根から飛び降り、皆が怪我をしない程度に、広場の真ん中を振動拳で殴りつけた!
地面は激しく揺れ、軽い地震を起こした。
地面にへばり付きながら、騒ぎ出す街の民達。
「あの女がやったのか?」
「きゃー、バケモノよ!」
「あいつ地震を起こした、皆逃げて!」
「なんてやつなの、魔王の娘。シュガー!」
「きゃああー、このままだとシュガーに殺されるわ。」
「おのれ!魔王の娘!」
「攻撃用意!民を障壁魔法、攻撃魔法の準備、各々、持ち場につけ!」
2人の勇者は少し笑みを浮かべ語り合う。
「聖夜、あの子をどうする?私は、このまま様子を見ても良いかなって思うんだけど。」
「そうだね。誰だか知らないが、彼女は姫様を救う気で居るようだ。とんだ道化師だね。」
やっちまった。皆、済まない。怪我は無いと思うが…。後はもう逃げるだけだ!だが、もう1度だけ、念には念を入れておこうか。
『あなた達は重大なミスを犯しているわよ。
その姫様は魔族の敵なの!我々は、その女に幾度と無く世界征服の邪魔をされてきたの。
生きていられると迷惑、好都合、逆に大助かりよ。
自分の味方である者を殺し、自分達を更に窮地に立たせているとも知らずに…本当に馬鹿な人間達ね。
次、会った時は、こんなに生易しくないわよ!覚悟しておくことね。』
俺は家の路地に走り込み、変態を解除、コートを着て騒ぎの中へ平然と入って行った。
街の兵士達は魔王の娘シュガーを捕まえる為、一丸となって探し、彷徨っていた。不思議な事に、こういう時って皆、団結力あるんだよな。
街の民は単純で、巧く流れが変わったようだ。
恨みの元が彼女から、シュガーに完全に移った。
ただ、それだけの事で、そんな気分の問題で、命が1つ救われたのであった。
街人達は「彼女は別にもう、どうでもいい。」そんな気分になったのだろうか?それとも、誤解が解かれたのか、やる気を削がれたのか、頼り切っていた自分にも罪は有ると知ったのか、それは分からないけれど、姫様の罰は国外追放だけで済んだのだった。
その後、姫様はティン国を去った。
姫様の存在は無くなってしまったが、勇者召喚の義は、この国の為に、魔導書として書き記された様だ。
これで、姫様が居なくとも、最上級魔法使いなら、勇者を召喚する事は可能かもしれない。
ティン国で巻き起った事件は、瞬く間に世界中に轟いて行った。次いでに、シュガーの名前も同じく…。
何故なら、シュガーには懸賞金がかけられ、全国指名手配となったからである。
その懸賞金額は魔王や海王、竜王には遠く及ばないが、結構な金額が付いてしまったのである。
懸賞金額600,000,000ルピー。生死は問わないと言う事だった。
その代わりと言っては何だが、男の俺は助かったのである。詰まる所、佐藤 真白の指名手配は消えた!
この街を救った者として、俺は勇者側だと民達に判断されたのである。
これは良い事なのか…、悪い事なのか…。
思ったよりも、魔王の娘と言う大ボラは効力が有り過ぎたようで、これでは人前で容易にシュガーに変態する事はできなくなってしまった。
聖夜と満里奈さんと少し話しをしながら、俺達は、陽毬ちゃんの元へ行き、全ての経緯を話したのだった。
彼女は何も覚えてはいなかった。
聖夜は俺を認めてくれたようだ。これでいがみ合う事も無くなり、俺は肩を撫で下ろした。
「真白くん、いや、真白!色々済まなかった。君が居なければ僕は勇者の威厳を失うどころか、命まで失っていただろうからね。キミは僕より勇者をしていたよ。でも、次は負けないからね。僕ももっと強くなってみせるよ!」
「真白くん、お姉さん、あの事は忘れないからねん。約束したでしょ。縄を解いたら何度でもいかせてくれるって…。お姉さん、楽しみにしてるよん。」
満里奈さんが耳元でボソリと呟き、俺はドキリと心臓の鼓動を高めるのであった。
「聖夜も満里奈さんも、陽毬ちゃんも、じゃあ、また!今度は一緒に闘える事を楽しみにしているよ。」
こうして、俺達はケンタウロス国へ戻ったのだった。
それから数日後…。
結局、リンゼ姫こと、吸血鬼アビリルは、人間の法が無いケンタウロス国に移り住んでいたのだった。
偶然にも買い物をしているアビリルを見つけた俺は、彼女に話しかけたのだった。
彼女も照れ臭そうに、俺に言葉を投げかけてきた。
彼女は結構な金を貯めていたらしく、ケンタウロス国で大きな洋館を買って優雅に暮らし始めようとしていたのである。
城の中だと落ち着かない俺は、毎日と言って良いほど、アビリルの洋館で寝泊まりをしていた。
それに釣られて、クルルもパルメも、ここで寝泊まりするようになったのである。
アビリルも、何だかんだ言って、俺達を住まわせている。少し煩いけどね。
そして、俺達の平穏な日々が始まったのである。
やっとだ!やっと平和な日々が過ごせるんだ!
と、思っていたのは一瞬であった…。
シュガーの手配書は全国に広がった。
それはこの世界のありとあらゆる場所へ。
この世界には、元々、陸の魔王、海の海王、空の竜王、森の獣王と4人の王により、支配されていた国である。
そして、獣王が敗れ、海王も敗れ、最後に残った竜王も敗れ、魔王が猛威を振るっている世界である。
◆◇◆
魔王城
何やら黒い炎の様な人影が、メラメラと燃え、シュガーの手配書を見つめながら、何かを呟いている。
ほぉ、私に娘だと?私は子供など産んでおらんが?だが、この女…面白いでは無いか……。
「メフィスト!メフィストはおるか?」
「ハッ!何でしょうか魔王様!」
「このシュガーという女、是非、魔王軍に迎え入れたい。お前が行って話をつけて来い。」
「ハッ!仰せのままに!」
◇◆◇
ズートピア王国。
この国を仕切っているのは獣王、タイガ・ジェットバーム。世界屈指の猛者や賞金稼ぎ達が集まり、強い者が上へ上がり、獣王に勝てば獣王になれるという、とても恐ろしい武力国家である。
あの魔王ですら、この国には無闇に手を出さない程、相手にすると厄介な国である。
ここに未来の獣王を目指す、1人の獣人がいる。
白髪に白く長い三角の耳を生やし、白くて太い尻尾を生やした狼の獣人である。
彼の名前はボルグ・ファング。賞金稼ぎの中では、皆に一目置かれ、次の獣王に最も近いと噂される程の男である。
「おい!ボルグ!見たかこれ!こんな少女が6億だぜ?」
「バーカ、人を見かけで判断すんじゃねーよ。それで何度痛い目を見た?特に億越えの懸賞金が付く奴は普通じゃねーよ。獣王様には遠く及ばねーが、油断ならねー相手だろうぜ。でもまぁ、ポッと出の女が6億とは面白れーじゃねーか。ちょっと顔だけでも拝んでみるかな。」
「何だよボルグ!お前、独り占めする気かよ!」
「馬鹿だなお前ら。1億の賞金首も狩れないお前らに、6億の首を獲るなんて到底、無理だってば。なーに、少し顔を見るだけだからよ。おい!行くぞクロネ!」
黒い耳に、黒くて細い尻尾を生やした幼女。
彼女は黒猫獣人、名前はクロネ・ネイリス。
ガルフの良き、相棒であり、幼女ではあるが、立派な賞金稼ぎである。
「なになに?何なのです?ボルグどこか行くなのですか?」
「面白い奴を見つけたぜクロネ。今からそいつに会いに行こうか。」
「お出かけなのですね。そいつそんなに強いのですか?わーい!わーい!お外に行ける!」
小さな黒猫の獣人幼女を引き連れ。
狼の獣人ボルグは、街を出る準備を始めたのであった。
◇◇◇
武器屋ピーチヒップ
「あやつめ、私の事をスッカリ忘れているね。
折角、人が良いものを渡そうと思っていたのに、全く信じられん奴だよ。ラインバードで文句を言ってやろう。」
◇◆◇
アビリル邸
そんな事とはつゆ知らず、真白は妻達とラブラブイチャイチャしているのであった。
…………………媚薬!からの変態!
そして バイブ!
シュガーの姿になり、バイブで2人を攻める百合プレイを楽しむ彼女達…。振動する指を使い、巧みに2人に奉仕をするシュガー。
「今日は私が気持ち良くイカせてあげるょ。」
「ぁぁん、だんなさまぁ、ダメェ。しゅごい、しんどうう。すごぉいえっち//ひゃん。」
「んんんーっ。らめぇ、ブルブルがすごぉいのです。主人さまぁ、そこはらめぇ、おかしくなっちゃいますぅ。」
…………バタン!
すると、物凄い勢いで扉が開いた。
「あなた達!いい加減にしてくださらないかしら?真白!あなた何故、女の姿に?人の館で朝から晩まで、卑猥な声を上げ続け、本当に迷惑ですわよ!3人共、この館から出ていおゆきなさああああああい!」
「げっ、アビリル…。いゃあ、偶にはこう言うプレイも良いかなって…。いや、本当にごめんなさぃ!だから、癇癪を起こさないでくれ。声を抑えるからさ…。」
「私が言っているのは声じゃ無くてよ!その卑猥な行為の事を言ってますの!」
卑猥な喘ぎ声を一晩中、聞かされ、1人寂しく眠るアビリル。以前は、自分も城で似た様な事をしていただけに、我慢、我慢と堪えてはいたものの、遂に彼女の怒りは頂点へと上り詰めたのであった。
「次は有りませんわよ?やるなら、自分の城の中でやりなさい!今度ここ卑猥な行為をしたら、早急に出て行って貰いますわよ!」
「「「は、はい。御免なさい。」」」
アビリルは凄い剣幕で扉を閉めて部屋を出て行ったのであった。
それはそうと、俺は最近、ずっと胸が痞えて、何やらモヤモヤした気持ちが込み上げるのだが、何か、何か大事な事を忘れているような気がしてならない。
あっ…。すっかり忘れていたけれど…。
スノウは…、あいつは?一体、全体、どうなったんだろうか……?
それと、ゴルゴンも…もしや、あいつ、まだスノウを待っているのだろうか?
◇◆◇
ケンタウロス国、国境付近、洞窟前。
「ヘックショん!キラーン。」
あぁ、少し冷えるな。
兄様から託けられた任に就いて、もう2日か…。
兄様や姉様方は我らの代わりに、見事にティン国を救って下さった。
僕も滅いらず、任務を全うせねばならん。
岩で閉ざされていた洞窟の入り口も間もなく開く。ピンク髪の少女とやらは無事なのだろうか?
真白達に忘れ去られていたとも知らずに、凍える雪の中、テントを張り、ずっとスノウを待ち続けている、イケメンイケボのゴルゴン王子と兵士達。
彼はドが付くほどの真面目なケンタウロスであった。
「ヘックシュン…キラーン。あれ、誰か僕の噂でもしているのだろうか…。」
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